THE GOOD-BYE Live@Zepp Haneda 2026.6.26 感想

LIVE TOUR 2026 – HELLO GOOD-BYE ROAD –

2026年6月26日(金)@Zepp Haneda

グッバイ!今年もツアー!

3年前に、40周年記念のライヴを観た時は、良いタイミングでグッバイのファンになれたなと思ったのですが、その時限りでなく、まさかそれから毎年ライヴを開催してくれるとは。
今まで8~9月辺りの夏にツアーだったので、今年もその辺りと思って期待してたのですが、何気なくヤッチンのブログを見たら、今年は6月からグッバイのツアーがあると知って。
うおっ、油断して危うく見逃がすところだった、と。
そのことを知った直後に丁度良いタイミングでチケットの抽選受け付けがあり、無事に申し込むことが出来て、見事に当選。
今年も、グッバイのライヴを観ることが出来ることになりました。

それにしても、今年のツアー。
期間が長くなって、開催会場も増えて、規模が大きくなってる感じです。
ここに来て、グッバイ人気が上がってきてるのかもしれません。

そして、6月6日に福岡から始まった今年のツアー。
その後、広島、京都、香川を周ったはずですが、ネットでどれだけ調べても、どこにもセットリスト情報が見つかりません。
僕はライヴ前にセットリストを調べて、そのプレイリストを聴いて予習をするのが常なのですが、今回は、まったく情報を得ることが出来ませんでした。
グッバイのファンになってから、まだ年数も浅いので、曲をすべて憶えてるわけではなく、聴いても曲名がわからないものがいっぱいあるのです。
こんな状態だと、ライヴに行って、この曲はなんだっけ?と、あたふたしてしまうのが見えているので、セットリストを押さえた上で予習したいところだったのですが、仕方ありません。
今回はどうにもなりませんでした。
ベスト盤を聴いて、それから、オリジナル・アルバムのレコードをひととおり聴き直して。
とりあえずグッバイの曲にザッと耳を通すくらいしか出来ませんでした。
これでは、どんな曲が来てもOKだ、なんて状態にはなれるはずもなく。
いささか不安が募ります。

ライヴ当日。会場へ

ライヴ当日は雨模様。
関東にも台風が近づいて来ているのです。
でも、心配してたほどの土砂降りにはならず、会場に着いた頃も、小雨パラパラという程度でした。
どこにも途中下車はせず、余裕を持ってまっすぐ会場に向かったので、17時頃到着してしまいました。
開場時間は17時45分です。
雨が凌げる近くの建物のトイレ前で時間潰しです。

17時35分頃、入場待機列に並びましたが、まだ思ったほど長い列にはなっておらず、開場してからすんなりと中に入れました。
ここからまた開演まで時間を潰さなきゃならないのですが、まあ、雨に濡れながら待つわけではないので良しとしましょう。

開演時間15分前にトイレを済ませ、自分の席へ。
僕の席は1階H列16番。
前から8列目です。しかも、ほぼ真正面のエリア。
ステージは近くて、これならかなり良く観えそうです。

ライヴのスタート

開演時間になると、舞台袖から「オーッ!」と気合いの声が聞こえてきました。
おお、始まるぞと拍手をしていたら、18時31分、客電が落ちました。
続々と登場してくるメンバーたち。

01. Non-No Baby
02. 涙のティーンエイジ・ブルース
03. にくめないのがニクイのサ
04. YOU惑-MAY惑
05. 昨日まではFunny Boy
06. 想い出のLONG VACATION
07. 愛 See Tight
08. Lady
09. CRY
10. のぞいてFeel Me, Touch Me
11. 花のお江戸は華盛り
12. P.S. LOVE ME DO
13. オアシス パラダイス
14. PROPHETIC DREAM -予言夢-
15. OUT OF THE TIME
16. ちょっと待って
17. SHOUT
18. YES! YES!! YES!!!
19. Hong Kong Blues
20. 赤いポルシェ (TAKE OFF)
(Encore)
21. CHECK it Out
22. 「LOVE」

「Non-No Baby」
うおっ。1曲目だというのに、いきなり馴染みの薄い曲です。
ほとんど聴いた憶えがない。
ヨッちゃんはラメ入りの黒シャツにグレーのネクタイ姿。ギターはテレキャスター。
ヤッチンは白のTシャツに白のロングコート風トップスを羽織って、ギターは緑色のレスポール風です。
サウンドはポップな感じのロック・チューンで、華々しいです。
なんという曲だろう...。
早速盛り上がりたいんだけれど、よくわからない曲で、頭の中はモヤモヤしてノリ切れずにいました。
それで、聴き取れた歌詞「♪ 本番前の暗いステージ」というのと、サビは「♪ Non Stop Baby Now」というリフレインだったことをメモして。
帰宅してから、調べました。
今回、グッバイのライヴの予習として、オリジナル・アルバムのレコードは全部聴き直したのですが、唯一レコードが出てなくて、CDのみ発売の『Revolution No.9』は聴かなかったんですね。
もしかしたら、それに入ってる可能性があるなと思ったら、ビンゴ。
歌詞カードで確認して、「Non-No Baby」だとわかったわけです。

ヨッちゃんが低い声で、
「子供たちには夢を。男性諸君には勇気を。そして年季の入ったお嬢さんたちを少女に戻すためにやって来ました...ザ・グッバイです!」
と、恒例の挨拶。
そしてヤッチンが、
「今日はとことんグッバイ・サウンドを楽しんでってください」

「涙のティーンエイジ・ブルース」
イントロからヨッちゃんとヤッチンが向かい合わせでギターを弾きあって胸アツ。
早速ファンを喜ばせてくれます。
子供のやんちゃ心を忘れない歌い方。
「♪ 感激ROCK」のところでは、パ・パンと手拍子。
エンディングで再びヨッちゃんとヤッチンが向かい合わせにギター弾いてる姿を観て、涙が滲みました。

「にくめないのがニクイのサ」
スピード感と派手なサウンドが、80年代を象徴しています。
ヤッチンが切なく歌う「♪ 願いごと叶うなら」のパートでは、パン・パ・パンと手拍子を打って。
間奏ではヤッチンとヨッちゃんがワンフレーズずつ交互にギター・ソロ。
これも名場面のひとつでした。
ラストの「♪ Woo~」という涼しげなコーラスがビートルズっぽく、綺麗でした。

「YOU惑-MAY惑」
これまた、やんちゃな歌。
若さに溢れて元気いっぱいという感じで、もう、還暦過ぎた大人たちが、悪ガキにしか見えないです(笑)。
これも間奏は、ヨッちゃんとヤッチンが交互にギター・ソロ。
グッバイはヨッちゃんがワイルド担当、ヤッチンがマイルド担当だと思ってましたが、ヨッちゃん、意外と甘い声なんだなあと思いました。

MC。
ヤ「あらためまして、ザ・グッバイです!」
ヤ「今日はね、この雨の中、たどり着いていただきありがとうございます」
ヤ「今回のツアー、11公演中、今夜が5公演目です」
ヤ「ようやく東京に戻って来ました」
ヤ「4公演終わって、脂が乗りきってます!」
ヨ「なんか、台風が来てるんだって?」
ヨ「W台風の進路図見たら、人と人が支え合ってるみたいな形でさ」
ヨ「そんなこと言ってる場合じゃない、って言われちゃいました」
ヤ「明日じゃなくて、まだ良かったですよね」
ヤ「グッバイ、40周年から4年続けてツアーをやってますので、レアな曲もやりたいと思ってます」
ヤ「でも、そのレアな曲の前に、グッバイが1番ピュアだった頃」
ヤ「1stアルバムの中から、何曲かやろうと思います」

「昨日まではFunny Boy」
慌ただしいシャッフル・ビートで爽やかさもあり。
ヨッちゃんとヤッチン、2人ともギターは赤のストラトを弾いてました。
途中、ヨッちゃんが歌詞があやふやになって、おどけてました。
ラストは、ヨッちゃんが観客を促して「♪ 風だけが知ってる」を合唱。

「想い出のLONG VACATION」
大滝詠一リスペクトのこの曲は大好きでしたが、まさかライヴで聴けるとは!
願いがひとつ叶いましたね。
「サマー・デイズ」とか「雨」とか、この季節、この日にピッタリなワードがハマって。
この大滝さんのフォール・オブ・サウンド、バイオリン効果がバッチリと感じられました。
コーちゃんのドラムにもスポットが当たる瞬間があって、カッコ良かったですね。

「愛 See Tight」
ほのぼのとした曲が始まり、コーちゃんがリード・ヴォーカル。
「♪ 不思議なくらいに」と歌ってるコーちゃん、思ってたよりずっと若々しい声で、喋りと全然印象が違うなあとビックリしました。
ヤッチンがギター・ソロで華を添えて。
甘いカントリーみたいな曲だなと。

MC。
ヤ「1stアルバムから3曲続けて聴いていただきました」
ヤ「ちなみに、グッバイのライヴ、今日が初めてという方、いらっしゃいますか?」
ヤ「あ、結構いらっしゃいますね」
ヤ「ようこそ!」
ヨ「前の方の人、手を挙げてる人少ないから、2階の人と代わってあげて!」
客席から「エ~ッ」の声。
ヨ「もう何回も観てるんだったらいいじゃん!!」
ヨ「じゃあ、俺たちが後ろに下がろうか?」
ヤ「でも、80年代にはグッバイのライヴを観れなかったという人もいると思います」
ヨ「83年より後に生まれたって人、いる?」
ヤ「83年生まれでも43歳ですからね」
ヤ「親に連れて来られたって人もいるんじゃないですかね」
ヨ「男子はどれくらいいる?」
客席から薄い反応。
ヨ「なんか元気ないなあ」
ヨ「男子、いる?」
客席から「ウオ~ッ!」の声。
ヨ「うるさいっ!」
ヤ「昔は、グッバイが好きと言えなかった方もいると思いますが、今はグッバイが好きと言ったら、通だねとなりますから」
ヤ「ここまでは、誰もが知ってるグッバイの曲をやってきましたが...誰もは知らないな(笑)」
ヤ「ここからは、マニアな曲を」
ヨ「曲紹介担当の野村です」
ヨ「それでは、2枚組の大人グッバイな曲を」

「Lady」
2枚組『ALBUM』に入ってた曲です。
イントロから、ヨッちゃんの泣きのギター。
渋いです。
ヨッちゃんのギターはべっこう色で面白い形をしてましたね。初めて見ました。
大人の色気を感じさせるこの曲、間奏のギター・ソロも泣き節で。
リリース当時は少し背伸びをしてたのかもしれませんが、今は説得力がありますね。

「CRY」
今度はヤッチンによる、泣き節というか、切ないメロディの曲。
『ALL YOU NEED IS...グッバイに夢中!』に入ってた曲ですね。
この曲も大好きですが、地味目だからライヴで聴けるなんて思ってなかった。
間奏はヤッチンとヨッちゃんのツイン・ギターに痺れました。
力強く、息もピッタリで、めちゃくちゃカッコ良かったです。

「のぞいてFeel Me, Touch Me」
泣きメロが続いてから一転、大人グッバイと言っても、今度は優しく見守る、包容力のある大人を感じさせる曲です。
穏やかで爽やかだし、ハモりとかヴォーカル・ワークが凝ってて良いんです。
サビに入る前のドラム・フィルに心踊ります。
そして、サビの「♪ の・ぞい・て・みたーい」では、手を交互に額にかざす振り付けを、ヨッちゃんの真似をしながらやりました。

MC。
ヨ「楽しんでいただけてますか?」
ヨ「2人の後は、後ろのドラムの人の出番です」
ヨ「大人グッバイと言ってもね」
ヤ「還暦超えましたからね」
ヤ「コーイチくん、今日はまだ静かなんじゃないですか?」
ヤ「ツアー中、63歳になりましたからね」
コ「なんとか生きながらえまして、すいません」
ヤ「次はね」
コ「ええ、ええ」
ヤ「これを歌わないと、衛藤浩一ではない、というね」
コ「ええ、ええ」
ヨ「何、そんなに相槌打って」
ヨ「仲間に入りたいの?」
コ「そりゃそうよ」
ヨ「今まで仲間じゃなかったの?」

「花のお江戸は華盛り」
コーちゃんの曲といえば、僕もやっぱりこれが1番好きですかね。
華やかだし、楽しい。
コーちゃんが江戸っ子のように、矢継ぎ早にしゃべり倒します。
「♪ よいしょっと!」とか「♪ あらよっと!」とか、合いの手のように入るのも楽しい。
それに、よく聴くと、ただのおふざけソングではなくて、コーラスとかはやっぱりビートルズ風でもあり、凝ってるんだなと感じました。
ここでのギター・ソロはヨッちゃん。
ラストのコーちゃんの、歌舞伎のような決め文句「風流だ...ねえ~」は、今回も溜めに溜めてました。
「サンキュー!」
「グラッチェ!」
「シェーシェー!」
「メルシー、ボク!」
「ウレシー、ボク!」
今日もコーちゃん、絶好調です。

ここで、ステージ上はヨッちゃんとコーちゃんの2人に。
前方に陣取り、ウクレレを抱えていました。

MC。
ヨ「ここからはね、座っていただいて」
ヨ「お弁当ある人は広げてもいいよ」
ヨ「この度、グッバイの中に、ウクレレ部を作りました」
ヨ「そこであたふたしてるのが部長です」
コ「部員はまだ1人です」
コ「部員募集中です」
コ「年会費5万円!」
ヨ「そんなに取るの?」
ヨ「俺も払わなくちゃいけない?」
コ「あなたは特別会員だから!」
ヨ「特別とかって、差別する人だったんだ!」
コ「ウクレレは、前々回くらいのツアーの時に、子供チャレンジをやりまして」
コ「ウクレレと言えば、しまじろう?」
コ「しまじろ~っ!」
ヨ「そろジロー!みたいに言わないで!」
ヨ「漫才するために出て来たんじゃないんだから!」
ヨ「ウクレレ始めてどれくらいなんですか?」
コ「4年!」
コ「3年?」
コ「2年?」
ヨ「減ってくんだ(笑)」
コ「触ってたのは正味1ヶ月」
コ「昔、歯に穴が空いた時に爪楊枝を指してて」
ヨ「虫歯でしょ。ピアス開けたみたいに言わないで」
コ「爪楊枝って、妻に用事があるって意味なんですよ」
コ「知らんけど」
ヨ「楊枝に線が入ってるのは工程の話ね」
コ「次の曲をお披露目、オギノメ」
ヨッちゃんが荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」を弾き始めます。
コ「活舌が悪いのよ」
ヨ「カツレツ?」
ヨ「肉の話?」
コ「カツゼツ!!」
ヨ「じゃあ、そんな歌を...」
ヨ「そんな歌!?」
コ「私が初めて歌詞を書いた曲なのよ」
ヨ「じゃあ、合図ください」
コーちゃんが口パクで1・2・3...と。
ヨ「ええっ!声に出さないカウント!?」
ヨ「なんでアイコンタクトでやらなきゃいけないのよ!」
コ「わかった、わかった」
コ「1、2、3、4!」

「P.S. LOVE ME DO」
「♪ ハロー、マイガール」...ウクレレの軽い音が、心を和ませます。
40周年ツアーの時も、コーちゃんはウクレレ披露してましたが、緊張してライヴが楽しめなかったと言ってました。
なのに、今回また挑戦という心意気に感動です。
ヨッちゃんのサポートも心強い。
一生懸命ウクレレを弾きながら歌ってるコーちゃんが愛おしいです。
終盤は、ウクレレのコード・チェンジが見せ場でした。
客席から大きな拍手です。
よく出来ました、コーちゃん。

MC。
コ「みなさまのお蔭で、最後までたどり着きました」
ヨ「部員は増やさないんですか?」
ヨ「弦楽器が得意な人、知ってるんですけど」
ヤッチンがゆっくりと登場します。
ヤ「かなりグダグダだったね」
ヤ「スタッフとも、初日が1番良かったねって」
コ「そう?」
コ「意外と...もっと頑張るわ」
ヤ「ウクレレ部、入りませんから」
ヨ「でもね、この中で1番高いウクレレ持ってるのは、たぶんこの人!」
ヤ「はいはい...義男も抜けたがってるよ?」
コ「死ぬまで離さない!」
コ「この2人、私を差し置いて、オンオフをやってまして」
コ「そのオンオフをお招きしまして」
ヨ「招かれてたんだ!」
コ「オンオフをバックにもう1曲」

「オアシス パラダイス」
ヤッチンはウクレレ部ではないので、アコギで参加。
コーちゃんが、小鳥のさえずりのようにキュルキュルと鳴る、バードコールという楽器を効果的に使いながら歌います。
観客は手拍子をしながら、温かく見守る感じ。
間奏では、コーちゃんが口でトロンボーンの音色を出して、これがまた上手くて良い感じでした。
エアでアクションもあって、ホントにトロンボーン吹いてるみたいでしたよ。

MC。
ヨ「やっぱり二人ぼっちにはしないで!」
ヨ「あの人、グダグダって言われたの、演奏のことだと思ってるよ」
ヨ「グダグダなのは喋りだから!」
ヤ「変なテンションでしたよね」
ヨ「かなりアゲアゲでしたよ」
ヤ「目を見たら、すごい方向に向いてました」
ヤ「顔も真っ赤で」
コ「最近、すぐ顔が赤くなるのよ」
コ「基礎代謝がいいのかしらね」
ヤ「こういうアコースティック・コーナーはレアですから」
ヨ「ダークだよね」
ヨ「裏グッバイ」
ヤ「それでは、気を取り直して」

「PROPHETIC DREAM -予言夢-」
ヨッちゃんのキレのいいギターのカッティングから始まります。
『ALBUM』収録曲。
また大人グッバイが続く?
これも、曲名が出て来なかったので、「♪ 螺旋の階段 上りだす」という歌詞をメモしときました。
ギターのカッティングが命というか、リズム主体の曲だし、間奏のドラムが迫力あってカッコ良かったですね。
ラストは、ヨッちゃんがテルミンを操作して、サイケな雰囲気を作り出していました。

「OUT OF THE TIME」
今度はヤッチンのギターのカッティングからスタート。
「♪ 3年前 ある日のことだった」
ポリスみたいにクール。
「♪ ミスティ!」
痺れます。
ヤッチンのギター、終始エッジが効いてました。
対して、ヨッちゃんのギターは遠くまで轟いてる感じ。
こういうサウンドを聴くと、当時からグッバイは本格派のロック・バンドだったじゃないかと実感します。

「ちょっと待って」
序盤はヨッちゃんがブルージーに弾き語りで歌います。
途中からバンド・サウンドになって、原曲のコミカルさが出て来ました。
サビの「♪ ちょっと待って」の振り付けが楽しい。
それまでステージ上にいなかったバイオリンの2人も、サビの時だけ登場して、振り付けで盛り上げます。
間奏はヤッチンのギター・ソロ。
ラストはヨッちゃんのギター・ソロ。

「SHOUT」
イントロ無しで歌い始めたのは、カヴァー曲中心のアルバム『SHOUT!!』のタイトル曲。
まさか、カヴァー曲をやるとは思ってもみませんでしたが、これがまた興奮しましたね。
畳み掛けるヴォーカル、途中でささやくようなシャウトになるパート。
ヨッちゃんがヒゲダンスのような振り付けで、ヤッチンの方に近づいていきます。
「♪ エーエー、エーエー!」というコール&レスポンスもあったりで。
想像以上に盛り上がりました。
グッバイは元々、こういうオールディーズが大好きだから、それをステージでやると楽しさが滲み出てくるんですね。

「YES! YES!! YES!!!」
おっ。この曲が始まりました。
周りの人が何人か、カバンからタオルを取り出しています。
もちろん僕も、忘れずに持ってきました。
タオルの準備です。
はしゃいで騒いで、とことんポップなサウンドの曲です。
YESの連呼なので、ポジティブな高揚感。
サビの最後の「♪ ナイス!」で、一斉に頭上にタオル投げ。
この曲でも、ヨッちゃんとヤッチンが向かい合わせになってギターを弾きあう場面があり、やっぱり絵になるなあ、と。

「Hong Kong Blues」
曲調的にはブルースではなくて、楽しくて波乱の旅が見えてくる明るい曲。
ぶっきらぼうに歌う感じも素敵。
サビのドンドコドンドコというドラムのリズムが心を騒がせます。
よく聴くと、ビートルズの「Back In The U.S.S.R.」みたいなコーラスがあって、そうか、ソ連じゃなくて香港にしてのオマージュか、と。
グッバイのとぼけた珍道中はまだまだ続きそうです。

コーちゃんの刻むリズムに乗ってのMC。
ヨ「今日はどうもありがとうございました」
ヨ「ただいま入った情報によりますと、台風で帰れません!」
ヨ「普通はこういう時は、朝まで行くぞ!とか言うんでしょうが」
ヨ「僕らは帰りたいんです」
ヨ「だから最後に」
ヨ「俺サマの自慢の赤いポルシェで、月経由で」
ヨ「すぐそこの天空橋駅から1分の焼肉屋、ノムラヤまで」
ヨ「カウントはみなさんで」
ヨ「はいっ!」
いきなりの「はいっ」に戸惑う観客。
ヤ「いや、それはムリだろ(笑)」
ヨ「ワーン、ツー!」
客「1、2、3、4!」

「赤いポルシェ (TAKE OFF)」
シングルではないけれど、グッバイのテーマ曲とも言えるこの曲。
今回もダイナミックな演奏です。
おお~っ、来たなあ!グッバイのライヴだなあと実感します。
このキラキラとして分厚いサウンド、あらためて、E.L.O.みたいだなと。
ヨッちゃんが俺について来いとばかりに前半を気持ち良さそうに歌い、「♪ カモーン!」のコール&レスポンスを超えた後のサビは、ヤッチンが丁寧に歌います。
間奏は、ヨッちゃんとヤッチンがステージ前方に出て来てのツイン・ギターで胸アツ。
コーちゃんがイントロ、間奏、エンディングでドンドコドンドコと叩くドラムにも圧倒されっぱなしです。

これにて本編終了。
観客に手を振りながら、メンバーは一旦退場。

アンコールの声援に応えて、程なくしてツアーTシャツを着たグッバイの3人が現れました。

ヤ「熱い声援、応援、ありがとうございます」
ヨ「今日が最終日でもいいんじゃない?」
ヨ「最終日にしとこうよ」
ヤ「このツアーも、ちょっと間を開けて、後半戦がありますが」
ヤ「セットリストは変わりませんよ」
ヨ「違うなというのは、ウクレレ部」
ヤ「どれだけ進化するか」
ヨ「進化はしません!」
ヤ「後半戦、また関東は横浜に戻ってきますが、良かったら、またいらしてください」
ヨ「東京、サイコー!」
ヨ「来週、仙台でも同じこと言います」
ヤ「グッバイは3人ですが、僕らだけではこのライヴは成立しません」
ヨ「3人だけで出来る曲って言ったら、ウクレレ部の2曲だけだよね」
ヤ「ここで、グッバイ・サウンドを一緒に作ってくれたメンバーを招き入れたいと思います」
ヤ「キーボード、野津永恒!」
ヤ「それから、グッバイをアカデミックなサウンドで彩ってくれた2人です」
ヤ「バイオリン、日高隼人!」
ヤ「バイオリン、加賀谷綾太郎!」
ヤ「ベース、和佐田達彦!」
ヤ「和佐田さんは、8月に爆風スランプで、武道館公演をやります」
ヨ「じゃあ、もう少し遊びますか!」
ヨ「こんな曲は、好きかしら?」

「CHECK it Out」
『#6 DREAM』に収録の、ヨッちゃんによるワイルドなナンバー。
「♪ チェチェ、チェキッアウッ」の後にヤッチンたちが「チェック!」と合いの手のコーラスを入れるところは、ポール・マッカートニー&ウイングスの「Jet」みたいだなあということを発見して嬉しくなりました。

ヨ「本日は来てくれてありがとう」
ヨ「気を付けて帰ってください!」

「LOVE」
「♪ 君にだけ教えてあげるよ」と優しく語りかける、甘い甘いバラード。
ふと見たら、ヨッちゃんとヤッチンのギターはオープニング曲と同じ組み合わせでしたね。
ヤッチンの優しい歌声に、ヨッちゃんの爪弾くギターのフレーズが被さるところが良いです。
文字通りラヴソングですが、ファンに向けたものでもあることが明白。
ヨッちゃんがギター・ソロを弾く頃には胸がいっぱいになります。
エンディングは、美しいメロディをピアノが厳かに響かせて、余韻を残して終了。

最後は、メンバー全員がステージ前方に集まり、繋いだ手を掲げて声援に応え、深々とお辞儀をしました。
名残惜しい挨拶はあまりせず、グッバイたちは帰っていきました。

ライヴ終了は20時33分でした。
会場内には「Good-Byeのテーマ」が鳴り響き、観客がそれに合わせて口ずさんでいて、僕もギリギリまで歌いながら粘っていましたが、帰りの電車の時間もあり、観客の渋滞に巻き込まれるとマズいので、最後まで聴き終える前に会場を後にしました。

きっとこれからも続くグッバイの旅に期待

今回のライヴも充実してましたね。
振り返ってみると、ライヴ定番曲と思われていたアレとかコレとか、やらなくて驚いた曲もいくつかありましたが。
40周年記念ツアー以降、毎年ツアーを組めているので、定番曲だけでなく、いろんな曲を聴いてもらいたいというグッバイの思い、そしてそれが可能になってきているんだなと思えました。
今回のライヴは、ブロックごとにテーマが設けられたようなセットリストに感じましたね。
ツアーをHELLO GOOD-BYE ROADと、1stアルバムを想起させるものに名付けた通りの内容でもあり、ツアー・タイトルに偽りなしというところ。

3年前、40周年記念でグッバイのライヴが観れた時は、これが最初で最後のチャンスだったのかなと思ってましたが、それから、まさかの4年連続でグッバイが観れる幸せ。
にわかファンだった僕も、少しは年季の入ったお嬢様方の仲間に入れたような気がしてきました。

グッバイのライヴ。
大爆笑のMC、素晴らしいメロディの曲、ダイナミックな演奏に今回も大満足。
ヨッちゃん、ヤッチン、コーちゃんのバランスの取れた関係がとても良い。
メンバーの絆を感じると胸が熱くなるし、結束力があって、みなさんカッコいいわ!
これはきっと、これからも毎年ツアーを行っていくと考えてよろしいんですよね?
期待してます!

帰宅してから、曲名がわからなかった1曲目をネットで調べてみよう、と。
「♪ 本番前の暗いステージ」という歌詞があるグッバイの曲は何?とAIに訊いてみたら、
「ロックンロール・ダンサー」だと回答がありました。
なんだそれ?
そんな曲あった?
どのアルバムに入ってるんだ?と、さらに訊いてみたら、
カヴァー曲中心の『OLDIES BUT GOOD-BUY!』に入ってると言う。
え?
そもそも、そのアルバムはベスト盤であって、カヴァー曲中心じゃないんですけど。
一気に信憑性が無くなり、再度、その歌詞を含んだ曲名を教えてくれと訊いたら、今度は、
「そのような曲は存在しません」と返ってきました。
ダメだこりゃ!
結局、CDの歌詞カードを調べて、自力で答えを見つけたのですが、AIもまだまだ信用できないなあと実感したのでした。

※ MCの内容は、ライヴ中にメモしたことと記憶を基に、このような主旨のことを言っていたなという感じで構成したものなので、語尾はもちろん表現の仕方など、必ずしも発言した通りのものではないということをご了承ください。

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