Concert Tour 2024 40th Anniversary Year Final
2024年8月18日(日)@昭和女子大学人見記念講堂
まさかの40周年記念ツアーもう一丁
昨年、ザ・グッバイは40周年を迎え、近年ファンになった僕は、タイミング良く40周年記念ツアーを観ることができました。
それで充分満足していたのですが。
今年の5月後半になって、なんとグッバイが40周年記念のファイナル・ツアーをやるとの発表があったのです!
40周年の1年間が終わる前にもう一丁。
まさか、でした。
音楽ニュース・サイトでは記事になってなかったので、たまたまヤッチンのX (Twitter)を見なかったら、うっかり逃すところでした。
これはラッキーだったと感謝しつつ、即座に抽選に申し込み、無事にチケットを確保。
会場は昨年と同じ場所です。
また、あの楽しい時間を味わえるのか。
ワクワクしてきました。
ライヴ当日。会場へ
チケットの確保からライヴ当日まで約2ヶ月。
これはあっという間でした。
早すぎて、なんだかんだで、あまりライヴの予習が出来ませんでした。
僕はまだグッバイ初心者なので、馴染みの薄い曲も多いし、曲名を憶えてないものなんてたくさんあるし。
いつもだったら、全オリジナル・アルバムを何度も聴いて、気持ちを高めていくところなのですが、時間がなくて。
しかも、東京公演はツアー初日だから、セットリストもまったくわかりえない状態。
どうすればいいんだ!と焦りましたが、仕方ないので、ベスト盤『READY! STEADY!! THE GOOD-BYE!!!』を聴けるだけ聴いて、臨むことにしました。
ライヴの2日前には、関東に台風が接近してきて焦りましたが、当日はなんとか無事に開催の運びに。
僕がグッバイを聴くようになったきっかけは、本秀康先生の漫画『レコスケくん』です。
レコード大好き・ビートルズ大好き・ジョージ・ハリスン大好きの主人公・レコスケくんが、ニール・ヤングの日本武道館公演よりも、グッバイのライヴを選んだという話が好きで。
グッバイって、そんなにいいのか?と。
そしたら、グッバイもビートルズ・フリークで、いや、ビートルズに限らず、たくさんの洋楽をオマージュしたサウンドが魅力だということに気付いていって、ハマったのです。
そんなきっかけでしたから、本先生も、たぶんグッバイのライヴ観に来るだろうなと思っていて、昨年のライヴで期待通りにお会いすることが出来、サインをいただけたということがありました。
それから1年。
また同じ会場なら、また本先生も来るだろうと、再びサインをもらう作戦を決行。
昨年は終演後にお会いすることが出来たのですが、今回は、開演前になんとか、と。
それで、16時に会場に到着しました。
本先生はおそらく関係者受付から入られるでしょうから、そこがよく見える場所で待機してました。
しかし、16時15分の開場から時間を過ぎても、なかなか本先生は現れません。
17時には開演です。
入場して、トイレへ行って...と考えると、あまり長くは待てません。
開演20分前になっちゃったら、諦めて会場へ入ろう、と思ってました。
今回は来ないのかな?
そう思ってたら、16時40分近くになって、本先生が歩いてくるのが見えました。
来た!
急いで近づいていくと、レコスケくんTシャツを着ている僕に気付いてくださったのか、本先生もニッコリ。
「本先生、大ファンです!サインいただけますか?」
「もちろんもちろん」
「レコスケくんが、ニール・ヤングよりもグッバイのライヴを選んだって話が大好きなんですよ」
「あれ?もしかして、去年もいらしてた方ですか?」
「そうです!去年もここで」
「憶えてます。Twitter見ましたよ」
「ありがとうございます!」
昨年のライヴの後、本先生は僕のTwitterを見つけてくれて、リツイートしてくださったのです。
そのことを憶えててくださったのだから、とても嬉しかったです。
なんか、2年連続で、ちょっとストーカー的な感じになってしまったかもしれませんが、ファンなので許していただきたいです。グッバイのお祭りの日という意味でも。
今回は、サインにレコガールのイラストを描いていただきました。
また宝物が増えました。
貴重なお時間、ありがとうございます。
というわけで、ミッション成功でした。
それから急いで会場入り。
トイレを済ませて客席へ。
僕の席は、1階6列24番。
6列といっても、実質、前から3列目でした。
マジかよ!
これは、ファンクラブ枠でしか手に入らないレベルの席なのでは?
なんで、こんなに良い席なの??
去年は2階席だったのに。
しかも24番て、ほとんどド真ん中。
前方の真ん中なんて、こんなに良い席は初めてかもしれません。
あまりに良い席すぎて緊張します。
しかし。
問題だったのは体調でした。
1ヶ月くらい前から、持病の症状が出て、ちょっと体調不良が続きました。
それでも、ここ1週間くらいは普通だったので、これは治ったなあと安心してたのですが。
この暑い中、遠出してきて、人の波に飲まれると、悪くなるようです。
ちょっとマズイなあとなりました。
ライヴが始まれば、客席は総立ちだと思います。
この体調で、立ってライヴを観るのは、きっと辛い。
まずい。
どうしよう。
ライヴのスタート
開演時間の17時を5分過ぎ、客電が落ち、メンバーがステージ上に登場。
グッバイのメンバー3人以外は、キーボード2人、バイオリン2人、ベースというサポート・メンバーのバンドです。
しかし、やはり具合が悪い僕。
どうやら、立って観ることは不可能のようです。
座ったままで、前の人たちの隙間からチラチラ見えるメンバーを観ながらの鑑賞です。
01. 赤いポルシェ(TAKE OFF)
02. 気まぐれOne Way Boy
03. 涙のティーンエイジ・ブルース
04. モダンボーイ狂想曲
05. YOU惑-MAY惑
06. にくめないのがニクイのサ
07. DANCE×3
08. 二人だけのクリスマス
09. 浮気なロンリーガール
10. LOVE AGAIN
11. Don’t Make Me Blue
12. ペパーミント・パティTelephone
13. TWO NIGHTS (トゥナイト)
14. 花のお江戸は華盛り
15. 笑顔がICHIBAN
16. 僕らの祈り
17. OUT OF THE TIME
18. 白夜のREVOLUTION
19. ANOTHER WORLD
20. Mass-Communication
21. ちょっと待って
22. アカンBe Love
23. REAL ME
24. YES! YES!! YES!!!
25. 祭り気分でTAKE A CHANCE
26. 「LOVE」
(Encore)
27. 25ans (ヴァンサンカン)
28. Hong Kong Blues
29. 悲しきRadio Girl
「赤いポルシェ(TAKE OFF)」。
よし来た!
ライヴの幕開けには、華々しいこの曲がピッタリ。
2人のバイオリンの音色がゾクゾクするほど盛り上げる。
歌詞的に、「TAKE OFF」じゃなくて「赤いポルシェ」の方でしたね。
サビ前の「♪ カモーン カモーン」はテンション上がりますね。
間奏では、早速ヤッチンとヨッちゃんが背中合わせになってギターを弾いてましたね。ここがいつも胸アツ。
ヨッちゃんが低い声で、
「子供たちには夢を 男性諸君には勇気を そして年季の入った女性たちを少女に戻す...ザ・グッバイです」
と挨拶。
この言葉は恒例になってるのかな?
客席は大歓声です。
「気まぐれOne Way Boy」。
おおっ、もう来ましたか、コレ。昨年のツアーではアンコールの曲だったのに。
イントロからグッときますね。
グッバイが自分たちで作った曲ではないですが、グッバイのイメージに合った歌詞と、焦燥感溢れるサウンドなので大好きです。
ヤッチンがギター・ソロを弾きました。
と思ったら、あれ?終わるの早い!
ショート・ヴァージョンのようです。
「涙のティーンエイジ・ブルース」。
どこかほのぼのとしているロックンロール。
ツイン・ギターが分厚い音。
「♪ 感激Rock」の後に手拍子パ・パン。
「♪ だってYou, You And Me」の後の涼し気なコーラスがビーチ・ボーイズみたいです。
これもショート・ヴァージョン。
「モダンボーイ狂想曲」
怪しげなロカビリーです。
性急なサビ。「1、2、1、2、3、4」のところはテンション上がります。
そして「♪ Dance Dance Dance Dance ダーリン ダーリン」のところは、「ノリが良い」です。
これもショート・ヴァージョン。
「YOU惑-MAY惑」。
派手に弾けますね。パーティ・ソングといったところです。
これも、曲の作りとしては、ビーチ・ボーイズに影響されてるんだなあと気付きました。
この曲だけに限ったことではないのですが、ヤッチンとヨッちゃんのヴォーカル・チェンジに、とても痺れました。
「♪ YOU惑されて ありがたMAY惑」の1節は、グッバイらしいやんちゃさが出てますね。
これもショート・ヴァージョン。
「にくめないのがニクイのサ」。
ハープシコードのイントロに一気に惹かれます。
これまたポップ・ビート。
「♪ 願いごとかなうなら」のアイドルらしく甘いメロディのところを、観客は手拍子パン・パパン!とやって応えます。
しかしこれもまた、何かに追われるような慌ただしい曲です。
これもショート・ヴァージョン。
ここでMC。
「9月1日で、僕たち41周年になります。でも、その9月1日になる前に、40周年ツアー・ファイナルということで、またこうしてライヴをやることになりました」
「デビューした時は、40年もやるだなんて思ってなかったよね」
「思ってたら大物だよ!」
「しかし、40周年ツアー、2回もやる?(笑)」
「もうすぐ41周年といっても、途中13年休んでるからね」
「じゃあ、すぐ41周年ツアーやろうか(笑)」
「グッバイは、シングルのB面曲とか、アルバム曲の方が人気あるんですけど、あえて今回は1枚目から5枚目までのシングル曲を順番にやってみました」
「DANCE×3」
イントロから追いかけコーラス。
ちょっと優雅なメロディのマージー・ビート。
「♪ Don’t Stop The Music」
締めの「♪ Let’s Dance!」に気合いが入ります。
これもショート・ヴァージョン。
「二人だけのクリスマス」。
クリスマス・ソングですが、なんだか夏も似合いそうなサウンドです。
ヤッチンのギターのシャッフル・ビートのカッティングが気持ちいいです。
「♪ 今夜なら神様だって ゆるしてくれる」というのがいいですね。
これもショート・ヴァージョン。
「浮気なロンリーガール」。
イントロのギターがテロリテロリと耳に残りますね。
フィル・スペクターの「Da Doo Ron Ron」のコーラスを口ずさみたくなって、本当なら冒頭から会場全体で合唱したいほどキャッチーなメロディだし、楽しい曲です。
「♪ I Say Love Lonely Girl」のところにウットリします。
これもショート・ヴァージョン。
「LOVE AGAIN」。
これはとにかく爽やかですね~。
「♪ 君を離さない」の締めに胸キュンする女性はたくさんいらっしゃるでしょう。
これもショート・ヴァージョン。
「Don’t Make Me Blue」。
どこかで聴いたことのあるようなイントロのリフに導かれて。
緊張感があって、ちょっと苦みのあるメロディです。
こういうロックとも言えるし歌謡曲とも言える曲はグッバイの十八番ですね。
「♪ Don’t Change Don’t Cry」から「♪Don’t Make Me Blue」の願いが切実です。
これもショート・ヴァージョン。
「さっきはシングルを5曲続けてやったので、今度はそのB面曲を5曲続けてやってみました!」
そういうことだったのか...。
シングル5曲、そのB面5曲。
それらをすべてショート・ヴァージョンながらも連続して演奏するという、初期のグッバイに思い入れの深いファンにはたまらない企画でしたね。
MCは続きます。
「去年、初めてグッバイのライヴに来て、良かったから今日もまた来た、って方もいると思います。グッバイは40年やってるので、いろんな曲があります。今日は普段やらないような曲もやりたいと思います」
「当時、ミュージカルもやったんだよね。絶対ヤダって言ったけど。でも踊らなくていいからって言われて、やった」
「そのミュージカルの時の曲を...スペシャル・ゲスト、いとうまいこさんです!」
ヨッちゃんのジョークに大歓声。
「でも、今日、客席には83年同期の桑田靖子さんと森尾由美さんが来てくれてます!」
振り返ると、2階席最前列で手を振ってらっしゃる姿が。
あそこで観てるのか...。
「ペパーミント・パティTelephone」。
お、たしかに、これはレアな曲かもしれない。
すぐにはわかりませんでしたが、サビの「♪ 嬉し恥ずかし わたし」というフレーズを聴いて、ああ、ちゃんと聴いたことある曲だと。
キレのある演奏でしたね。
「TWO NIGHTS (トゥナイト)」。
お、これはよく知ってる。
冒頭から「♪ I Say Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah」と一緒に歌って盛り上がる曲です。
サビ前の「♪ 白いページ 破りすてて」のところでは、手拍子をパン・パパン!とやって。
サビの「♪ Two Nights」は気合いが入りますが、コーラスはビーチ・ボーイズ風で爽やかです。
MC。
「これは...タイトルが色々あったよね。原宿TWO NIGHTSとか、哀愁TWO NIGHTSとか」
「そういえば、グッバイはシングルたくさん出しましたけど、ドーナツ盤じゃなくて、CDシングルは何枚出したか知ってますか?」
「1枚」
「そう。正解。WILD LIFEだけなんだよね」
そんな感じでしたが、
「そろそろ、こーちゃんの出る幕なんじゃない?」
という流れになって、こーちゃんがイキイキと話し出します。
「数ある名曲の中から、この曲を!」
「花のお江戸は華盛り」。
まさしくお祭りソング。
こーちゃんが歌う...というか、早口で喋り出します。
「よいしょっと!」という合いの手がいいんですよね。
けっこうファンキーなグルーヴで、ヨッちゃんがギター・ソロを弾きまくれば、グイッと熱くなります。
サポート・メンバーはいったん退場、グッバイ3人だけになります。
こーちゃんがステージ前方へ。
「ここからだと、客席がよく見える。みんな綺麗。全部綺麗」
「去年はこーちゃんウクレレ弾いたりしたけど、今年は弾かないの?」
「去年はウクレレ弾かなきゃいけなくて、緊張して頭がいっぱいだったから、封印した。でも、あなたたち、ギター弾きながら歌うってすごいよね」
「いや、あなたはドラム叩きながら歌ってるじゃん!」
「ドラムだったら、手を動かしてればどれかに当たるから」
「それでは、衛藤家での最新のヒット曲を」と言って。
「笑顔がICHIBAN」。
ヨッちゃんがベースで、ヤッチンがアコギです。
しかし、こーちゃんの歌がなんだかしどろもどろ。
すぐに演奏中止。
「オレ、なに歌ってんだろうと思ったよ」
気を取り直して演奏再開。
こーちゃんの人柄が出た、ほのぼのソング。
笑顔が最高さ。
自然と笑顔になって、優しくなって、元気が出ます。
ヤッチンのコーラスも好き。
「大分の健気な天才ドラマーと言われたんだけど、もういないな。東京に染まったよ。なんていうかオレ、ジェラシー?シンパシー?」
「シャイ?」
「そう、シャイだ!」
「そんな感じでグッバイ、3人でやってますけど、心の中にはぱっつぁんもいます」と言って、
「僕らの祈り」。
ぱっつぁんが朴訥として歌ってたこの曲を、ヤッチンが歌います。
「♪ 怒りと憎しみが この世から消えますように」
「♪ そしてこの世界が 平和になりますように」
まさに、今の時代でもさらに心に刺さる名曲だと思います。
こーちゃんのハーモニカも良かったです。
穏やかで、沁みる曲でした。
MC。
「僕ら、大ヒット曲があったら、3、4年で終わってたんじゃないかな」
「デビュー曲は、他の作家さんの曲でしたけど、2枚目以降はオリジナル曲で行きたいという願いを聞いてもらえて」
「時代が僕らについてこられなかったと思ったら、ついてきたのはここにいるみんなだった」
「ここまで、ポップなグッバイの曲を聴いてもらいましたが、ここからは、裏グッバイを...」
サポート・メンバーたちが再登場し、グッバイの3人もミリタリー・ジャケットへと衣装チェンジ。
ライヴは後半戦です。
「OUT OF THE TIME」。
The Policeのように、妖しく、エッジの効いたギター・サウンド。
「♪ Oh Misty」と、不思議な空間で、まばゆい光に導かれていくようです。
「白夜のREVOLUTION」。
この曲が始まった瞬間、歓声が凄かった!
またも妖しく。
そして、声を潰して粘り気のあるヴォーカル。
間奏でのヤッチンとヨッちゃんのツイン・ギターが狂おしかった。
「ANOTHER WORLD」。
さらに妖しく。
サイケな世界。原曲ではシタールだったのを、ヤッチンがアコギで表現します。
サビの「♪ アナザー・ワールド イン・ザ・ドリーム」のリフレインは、ここまでくるとトランス状態の心地良さです。
「Mass-Communication」。
妖しさも深みを増して。
これまたThe Policeのようにスカ・パンクのビートがカッコいい曲です。これもぱっつぁんが作った名曲のひとつですね。
前半をヤッチンが歌って、スピード感が増すサビをヨッちゃんが歌いました。
「ちょっと待って」。
再始動後のアルバム『Special ThanX』から、ヨッちゃんが考案したという、「ちょっと待って」ポーズの手振りが楽しい。観客もみな踊る、という感じ。
そんな中でのヤッチンのギター・ソロに痺れました。
「アカンBe Love」。
同じく『Special ThanX』から。ヤッチンのキャッチーなメロディにヨッちゃんが詞を付けました。
「♪ アカン アカン アカン」と連発されて、ヨッちゃんらしい世界観だよね。
「REAL ME」。
この曲...なんだか馴染みがない。曲名がわからないどころか、聴いた記憶がない。
そんな思いで聴いてました。
透き通るようなピアノの音色、80年代洋楽風のポップなリフとアレンジのノリの良い曲。
最後にヤッチンとヨッちゃんが「ガッガッガッガッ」とシャウトしてるのが印象に残りました。
この曲だけわからなくてモヤモヤしてたのですが、後になってXで見つけたグッバイの大ファンでらっしゃるakirinさんに教えていただいて、この曲だと判明しました。
「♪ 包まれ」という歌詞があったように聴こえて調べてたのですが、実際は「♪ つく前に」でした。これじゃ自力では正解にたどり着かないはずだ。
それから「ガッガッガッガッ」とシャウトしてたと思ったところは、音源では「ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!」でしたね。実際はライヴでどう歌ってたんだろう。
「YES! YES!! YES!!!」。
ZIGGYのヒット曲「GLORIA」は、グッバイのこの曲に影響を受けたと思ってます。
これが始まった時、ふと「あれ?体調良くなってる気がする。これならいけるかも!」と思いました。
そして、反射的に起立!
すると、目の前にステージがドーンと開けて。
うわっ、めっちゃ良く観える!
こんなに近かったのか!
これまで、座って、前の人の隙間から観てたので気付かなかったのですが、ちゃんと立ってステージを観てみると、ヤッチンもヨッちゃんも、めちゃくちゃ近いところにいました。これは驚き。
「♪ OH! OH! OH! YES! いつでも僕ら」と一緒に歌います。
ていうか、ヤッチンとヨッちゃんからも僕の顔がよく見える距離なので、ちゃんと一緒に歌ってないと、ヤバイのです!
「♪ I love you so」の後の「♪ Nice!!」の決まり具合が気持ちいい。
「祭り気分でTAKE A CHANCE」。
ヴァン・ヘイレンの「Jump」のようなシンセ・サウンドと、ヤッチンの骨太のギター・リフがゴージャスなパワー・ポップ。
一段と気合が入って、拳を何度も突き上げて盛り上がります。
そして、ヨッちゃんの速弾きギター・ソロには燃えまくりです。
「長かった40年ですけど、これからも続けていきたいと思います」
「LOVE」。
『Special ThanX』収録のこの曲。
なんだか、とても優しく甘いメロディで。
甘いからなのか、僕の中では、70~80年代のチョコレートやキャンディのCMで流れてたような世界観を思い出すのです。
「♪ 君にだけ教えてあげるよ」という歌詞から、「あなたにも チェルシー あげたい」のコピーを連想するのかな?(笑)
「辛い事キツイ事悲しすぎる事 独りきり抱えてないで」と優しくヤッチンに歌われると、心穏やかになります。
そして、ヨッちゃんが弾くスライド・ギター風のフレーズは安心感を伴います。
これも名曲ですね。
ここで本編終了。
そして、アンコールに応えて、あっという間にグッバイの3人が再登場。
「40周年記念ツアー・ファイナルです。普通は、地方をあちこち周って、最後が東京です。でも、今回は初日が東京です。いろいろミスもありました」
「やっちん、燃え尽きた感あるよね」
「グッバイ、こんなに曲数やったライヴは初めてです」
そして、メンバー紹介をしながら、サポート・メンバーの再登場です。
バイオリンのヒダカさん、タガヤさん。
キーボードのノヅさん。
もう1人のキーボードは、ステージ・デビューがグッバイのライヴで、その後はスターダスト・レビューで活躍しているソエダさん。
ベースのワサダさん。
ここで、ワサダさんが使っているベースは、ぱっつぁんのものだということが明かされて、大きな拍手です。
「アンコールは何をやろうかということで、これがやりたいと、唯一、義男からリクエストがありました」
「それでは聴いてください。スニーカーぶる~す」
場内、大爆笑です。
気を取り直して、歌われたのは「25ans (ヴァンサンカン)」。
これは、井上ヨシマサ作曲で、ヨッちゃんのソロ曲に近いものだけど。
ヨッちゃん、大人っぽく、男の色気漂う歌を歌うんだなあと思った1曲。
ヨッちゃんが全面に出てる曲だと思ったけど、ヤッチンがさりげなくハモりを入れたりして、やっぱりライヴではグッバイの曲なんだなあと実感。
「Hong Kong Blues」。
大味なリズムとサウンド。ブルースと言ってるけど、やっぱりロックだね。
メンバー全員が、楽器をフリフリしながら弾いていて、楽しい振り付けでした。
「悲しきRadio Girl」。
昨年のライヴでコレを聴いた時、あまり馴染みがなくて、ノリきれなくて。
なんで馴染みがないんだろうと思ってたら、シングルのB面曲で、カヴァー曲が多いから聴く機会が少なかった『SHOUT!!』のボーナス・トラックとして入ってた曲だったからでした。
後から知ったのですが、コレはライヴの定番曲なんだそうで、たしかに、楽しそうな曲だったから、次はちゃんとついていけるようにしたいと思ってました。
それが今回はライヴのラスト曲として登場。
直前の予習の甲斐あり、今回はイントロを聴いた瞬間、「よし来た!」と思いました。
「チュルチュチュ」という甘くキャッチーなコーラスに続き、「Hey!」とか「You!」とか合いの手を叫びながら。
ドラムのビートが爆走し、演奏も心地良く走っていきます。
サビの「Oh Yeh!」でテンションは最高潮。
ラジオ賛歌で、不眠症の曲なんですね。
ラジオ賛歌には良い曲いっぱいあるなあ。バグルス、エルヴィス・コステロ、佐野元春、クイーン...グッバイもその仲間入りだ。
最後は、バンド・メンバー全員がステージ前方に整列して。
その時に、ワサダさんがぱっつぁんのベースも持ってきて掲げてくれたのは嬉しかったなあ。
間違いなく、ぱっつぁんもそこにいました。
そして、会場には「Good-Byeのテーマ」が響き渡って。
お客さんは名残惜しそうに、小さな声で口ずさみながら最後まで聴いていました。
ライヴ終了は19時40分でした。
40周年記念おかわりライヴは一捻り
今日も、楽しいライヴでした。
ショート・ヴァージョンがあったにせよ、曲数もたくさんあったので、満腹感がありました。
グッバイの代表曲は、ほとんどやったんじゃないの?くらいの感触でしたが、後で振り返ってみると、あの曲もこの曲もやってない、特に僕のいちばん好きな「浪漫幻夢」をやらなかった!と、徐々に不満が出てきました(笑)。
でも、そんな不満もどうでもいいかなと思えるほど、充実のセットリストで、グッバイのいろんな顔を見せてもらいました。
昨年は、40周年記念に相応しい王道のライヴという感じだったけれど、今回は、さらに捻りを加えて、お客さんを楽しませようという気概が伝わってくるものでした。
それが、事前のヤッチンの「グッバイ史上、一番濃いライヴ」という発言の意味だったとわかりました。
今回の映像は形になるかもしれないという発言もありました。
グッバイのDVDは入手困難で、僕は1枚も持ってません。
これは、是非ともフィジカル化を期待します。
個人的には、体調が良くなく、ライヴ終盤まで座っての鑑賞で、踊ったり歌ったり、心から楽しめなかったのは残念でした。
特に今回はかなりの良席だったのに、そのメリットをあまり享受できなかったのはつくづく痛い。
でも、それなりに楽しめたし、観れて良かったと心から思ってるし。
できればDVDになって、後でまたゆっくり楽しめる日が来ればなと思ってます。
おっと。
でも、41年目以降のグッバイの活動もどうなるのか期待です。
またライヴ観に行きたいです!
コメント
詳しくありがとうございます!
19列で参加していました。
一番うしろの扉から入ったのですが、会場内にカメラが沢山あり、ヤッチンもMCで「形になるかも」って言ってたのでDVD期待できそうです!
ヨッちゃんが前々日の配信で、たまたま片付けででてきた、昔トシちゃんにもらったブレスレットを磨いていて、「初心わすれるべからずでライブでつけようかな」って言ってたの、つけてたのか気になります。
今回のセトリありがとうございます、私がライブでわかったのは7割くらいでした(^^)
しうしうさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
しうしうさんもあの会場にいらっしゃったんですね。楽しいライヴでしたね。
開演前から、撮影隊が入ってるのはわかってたし、ヤッチンの言葉もあったので、DVD化期待できますね。
実現したら、何年振りのDVDになるでしょうか。
ヨッちゃんの配信の件は知りませんでした。
トシちゃんからのブレスレットですか。ヨッちゃんにしてみれば、若き頃の初心を思い出させるアイテムなんですね。
付けていたとしたら、胸アツですね。
僕はグッバイ初心者なので、演奏が始まってすぐに曲名がスラスラ思い出せたわけではありません。
その場でメモして、後で家で確認したり、わからないものはフォロワーさんの力を借りたりして、なんとかセトリ判明しました。
たぶん、合っていると思います。
この度は記事を読んでいただきありがとうございました。