THE GOOD-BYE Live@昭和女子大学人見記念講堂 2023.9.10 感想

The Good-Bye 40th Anniversary Concert Tour

2023年9月10日(日)@昭和女子大学人見記念講堂

最近好きになったグッバイ

THE GOOD-BYE。
80年代当時は、若造が背伸びしてロックやってるというイメージが鼻について、聴く気にはなりませんでした。
それが、大好きなマンガ、本秀康先生の『レコスケくん』の中にグッバイのことが出て来て、「浪漫幻夢」はE.L.Oの「Twilight」みたいだとか、バッドフィンガーやラトルズみたいな曲があるというようなことが描いてあって、興味を持ったんです。
でも、興味を持ったものの、その頃は、グッバイのCDはすべて廃盤で入手困難。
ジャニーズ系なのでサブスクにも無くて、どうすることもできない日々が続いてました。

そしたら!
昨年、今までのCDが再プレスされることが決まって。
まずは、一番欲しかったベスト盤『READY! STEADY!! THE GOOD-BYE!!!』を手に入れて、とても気に入ったので、その後で、オリジナル・アルバムをすべて大人買い。
こんなにポップで良質なメロディで、先人達へのオマージュも満載で面白い音楽だとは。
すっかり、グッバイのファンになったのです。

40周年!

そして、タイミング良く、今年はデビュー40周年というじゃありませんか。
そうなったら、きっと記念のライヴがあるはず。
絶対に行こうと決めてました。
そしたら、予想通り、ライヴの開催が決定し、最速先行抽選に申し込んだら、チケットが無事獲れました。
この時点で7月。
ライヴまで2ヶ月しかありません。
はっきり言ってグッバイ初心者の僕。
うまく予習ができるか不安はありました。
ライヴで馴染みのない曲ばかりというのは辛いですからね。

体調不良で一時ライヴを諦める

オリジナル・アルバムを聴きこんで、どんな曲が来てもいいように予習しておこうと思っていたのですが、お盆頃に体調を崩してしまって。
持病の拒食症の症状が出てしまい、2週間ほど、ろくなものが食べられず。
このまま体調が戻らなければ、ライヴどころじゃないなと、一時は諦めていました。
今回は、ソールド・アウトしてないので、チケットを誰かに売る事も出来そうにないので、完全にチケット無駄になるなあと思ってました。

そしたら、8月の終わりになって、体調が戻ってきて。
9月になったら、ぐんぐんと良くなる気配を実感できたので、ああ、これならライヴ行けそうだなと。
それで、慌てて、出来る限りの予習をしました。
ベスト盤を中心に、オリジナル・アルバムのレコードも聴いたり、リリースされたばかりの新録ベスト盤をサブスクで聴いたり。
なんとか、これならある程度の曲は馴染みを持たせたなと。

ライヴ当日。会場へ。そして秘かなミッション

ライヴ当日。
台風シーズンですが、ライヴの日に直撃するなんてことはなんとか免れ、安心して出掛けることが出来ました。

会場には、開場時間の16時15分頃に到着。
そして今回は、秘かなミッションが。
僕にグッバイを教えてくれた、『レコスケくん』の作者、本秀康先生もライヴに来るんじゃないか。
もし遭遇することが出来たら、サインをもらいたいなと思って。
それで、レコスケくんTシャツを着て、『レコスケくん』の本を持って、準備していったのです。
いったい、どんな風にすれば会えるかなと、いろいろと考えてたのですが、きっと、本先生は関係者として来るでしょうから、早目に入場して、関係者受付の近くで見張ってるのがいいかなと結論。
なので、早く入場してしまおうと思い、入場列に並んでいました。
すると、前方に、本先生がやって来るのを発見!
来た!と思ってると、本先生は、一般入場の長い列を尻目に、スルスルと関係者受付へ。
ああ、ああ、どうしよう!
こんなに早く来るとは思ってなかった!
本先生を追って、僕も関係者受付の方まで行こうか考えたのですが、関係者ではない僕はスタッフに追い払われるんじゃないかと思い、足が動きませんでした。
仕方ない、入場してから、本先生を探そう...。

長い列も進んで、ようやく入場することが出来。
まだ開演まで30分以上あるので、その間に、本先生を探そう、と。
たぶん1階の前方の席なんでしょうからと、フロアの真ん中で、本先生がやって来るのを待ってました。
しかし、いくら待てども、本先生はやって来ずの見つからず。
えー、どこだ、どこなんだ?
時間が経つにつれて、フロア内に入って来るお客さんも多くなっていくので、見つけるのもどんどん難しくなっていき。
とうとう、開演5分前になってしまいました。
僕は2階席だし、トイレにも行かなきゃだし、なので、タイムリミット。
ああ、やっぱり、あの時、本先生を見つけた時にすぐ動くべきだったんだな、と落胆。
後悔の念と共に、自分の席へ移動です。

僕の席は2階A列37番。
一番早い先行抽選でチケット獲れたから、良席を期待してたのに、なんと2階席。
しかも、1列目。
最前列だからって良席だと思うなよ。
僕はかなりの高所恐怖症で、2階席の最前列で立って観るなんて、怖くてムリだ。
1度、3階の最前列が当たったことがあって、その時は椅子に深く腰掛けてへばりついてた。
とにかく、最前列は僕にとっては最悪なんだ。
でも、幸いだったのは、今回のライヴはソールド・アウトしなかったこと。
だから、後方の席は空いてるんじゃないかと思えたこと。
行ってみると、案の定、2階席の後方2列くらいはガラガラ。
これ幸いに、僕は最後列に陣取りました。
2階L列37番。
周りに人もいないし、気楽にライヴが観れるってもんです。

開演時間の17時を過ぎ、ステージ裏から、メンバー全員で気合いを入れてるのであろう、「オーッ」という掛け声が聞こえてきました。
おお、始まるぞ。

ライヴのスタート

17時5分。ライヴがスタート。

メンバーは、グッバイの3人と、ベース、キーボード2人、バイオリン2人。

01. 赤いポルシェ (TAKE OFF)
02. 涙のティーンエイジ・ブルース
03. にくめないのがニクイのサ
04. Dance×3
05. YOU惑 – MAY惑
06. TWO NIGHTS (トゥナイト)
07. 昨日まではFunny Boy
08. イマジネーション・ブルー
09. Midnight Train
10. DOLL
11. 花のお江戸は華盛り
12. オアシス パラダイス
13. 笑顔がICHIBAN
14. Going Home
15. 「LOVE」
16. 浪漫幻夢 (Romantic Game)
17. Go to the ぱらだいす
18. ちょっと待って
19. めちゃめちゃロックンロール
20. YES! YES!! YES!!!
21. 悲しきRadio Girl
22. 気まぐれOne Way Boy
23. 祭り気分でTAKE A CHANCE

「赤いポルシェ (TAKE OFF)」
一部の歌詞の違いで、「赤いポルシェ」となるか「TAKE OFF」となるかというところだったけど、「赤いポルシェ」の方でした。
こちらの方が、演奏もラフでワイルドな気がするのですが、どうなんでしょう。
この曲自体は、初めて買ったベスト盤の1曲目だったので、これがライヴの1曲目というのは個人的にとてもしっくりきました。
ポップなビートで、コーラスも爽やかな曲。
ヨッちゃんとヤッチンが、見合ってギターを弾きあう姿は胸アツでした。
バイオリン2人のストリングスが煽ります。

「涙のティーンエイジ・ブルース」
ティーンエイジですから、とても若い曲。
でも、今のグッバイが歌っても、そのやんちゃっぷりは衰えてません。
「♪ 感激Rock 感激Rock」。

「にくめないのがニクイのサ」
これまたキャッチーで高速ビートを刻むポップ・チューン。
とても楽しくて気分が高揚してきます。

「子供たちには夢を。男性諸君には勇気を。そして年季の入った女性たちを少女に戻す」というヨッちゃんのMCに大歓声。

「YOU惑 – MAY惑」
原曲は、とても若さに溢れる曲でしたが、今回のライヴでは、ギターをはじめ、重厚・重低音のサウンドで、大人な感じがしましたね。
サビ落ちの「♪ 誘惑されてありがた迷惑」は力が入りました。

「TWO NIGHTS (トゥナイト)」
流れるようなメロディで、「♪ I Say Yeah! Yeah! Yeah! Yeah!」がとてもキャッチー。
サビもわかりやすく、一緒になって歌いました。

ヤッチンのMC。
40年も続くとは思わなかったと。
ヨッちゃんが「ヤッチン変わんないよね」と言うと、「義男は大きくなったり小っちゃくなったりしてるよね」と。
たしかにヨッちゃん、一時期は結構太ったりしてましたよね。
「でも、今は丁度いい感じじゃん?」と言われてました。

「グッバイは、シングルのA面よりもB面、そしてそれよりもアルバムの中の曲の方に思い入れを持つファンが多いんです。
なので、1st、2ndアルバムからの曲をやります」

「昨日まではFunny Boy」
モータウン・ビート楽曲へのオマージュ。
明るく楽しく、自然と踊ってしまいます。

「イマジネーション・ブルー」
ちょっと虚ろでマイナーなメロディ。
青春の憂鬱ですかね。
ヤッチンのギター・ソロが熱かったです。

「Midnight Train」
ハードなビートで攻める曲。
それがサビではドリーミーな雰囲気のコーラスが加わるところが好きです。

「DOLL」
これまた激しい感じの曲。
弾けるドラムにかき鳴らすギター。

「花のお江戸は華盛り」
お祭りソング。
ラップというかセリフというかもあって、こーちゃんがドラムを叩きながら歌います。
「♪ よいしょっと!」という合いの手コーラスが決まると気持ちいいです。

バンド・メンバーが引っ込んで、グッバイの3人に。
ステージ前方に集まって、ヤッチンがアコギ、ヨッちゃんがベース、こーちゃんがウクレレを持ちます。
ここからはこーちゃんの独壇場。
緊張を紛らわすためなのか、くだらないギャグを交えてしゃべるしゃべる。
そんなこーちゃんを見て、ヨッちゃんがいじり倒します。

で、こーちゃんがウクレレを弾いて、歌って大歓声の「オアシス パラダイス」
ビートルズの「Honey Pie」みたいな曲ですね。

「笑顔がICHIBAN」
ほんわか、ほのぼの系ソング。こーちゃんの人柄が表れた曲ですね。
こーちゃんが気持ち良さそうに歌います。
そこへヤッチンが「♪ You Never Cry Anymore」と入って来るところが好きです。

こーちゃんの曲が3曲続いて。
「衛藤浩一のコーナーが終わりましたので、次は加賀八郎のコーナーを」
と言って。
亡くなった、ぱっつぁんの追悼コーナー。
「Going Home」
ぱっつぁんに代わって、ヤッチンが歌います。その歌声は優しく、大切なものを扱うかのように響いてきます。
スライド・ギターの音色がトロピカルなムード。
ベースとストラップは、ぱっつぁんが使ってたものを使ってるそうです。

「LOVE」
再結成後のアルバム『Special Thanx』から、優しい優しい曲。
何かのCMで使ってほしい曲ですね。
やんちゃだったグッバイが、すっかり大人になった今だからこそ出来た曲のように思えます。
聴いてて穏やかな気持ちになりますね。

今回のライヴは、どんなセットリストでもいいと思ってたけど、唯一、これは聴きたいなと思ってたのがこの曲。無事に演奏されました。
「浪漫幻夢 (Romantic Game)」
思ってたほどE.L.O.風味は無くて、出たばかりの新録ベスト盤のように、ワイルドなサウンドでの演奏でした。
でも、ヤッチンのうっとりするようなメロディは健在でやはり夢心地。
ヨッちゃんのギター・ソロも熱かった。
終盤の「1・2・3・4・5・6・7」のコーラスはテンションが上がります。

「Go to the ぱらだいす」
今回のライヴで一番良かったのはコレかなあ。
サンバかカリプソかというムードで踊れる曲。
なんといっても、オーディエンスが一緒になって「♪ ライライラ、ライライラ」と歌ったからね。
わかりやすくキャッチーな「♪ ライライラ、ライライラ」を大声で歌ってると、とっても気持ち良かったです。
曲の合間にはメンバー紹介もあって、とても盛り上がりました。
今回のライヴでこの曲を採り上げてくれてありがとう、です。

「ちょっと待って」
ハードなギター・リフから作られたんだろなと感じる曲。
サビの「♪ ちょっと待って」は、手を前に出して、ちょっと待ってのポーズで応えます。
ギター・ソロをヨッちゃん、ヤッチンの順番で弾いてました。

「めちゃめちゃロックンロール」
ハードなギターで重たいビート。
原曲よりもゆったりとして、大人になった演奏です。
この曲でも、ヨッちゃんとヤッチンが向かい合ってギターを弾いて、相手のギターを弾いたりもして。ああ、仲良いんだなあという感じもあって微笑ましかったです。

当時は、TVでは音楽ランキング番組が多かったけど、グッバイのシングルは意識して、チャートの波に乗らないようにしてたと、冗談とも自虐ともいえるコメントをしてました。

「YES! YES!! YES!!!」
明るくポップな応援歌という感じです。
これ、ZIGGYの「GLORIA」にメロディが似てると思うんですが、ZIGGYは影響受けたんでしょうか。
サビを締める「♪ Nice!」が好きなんです。

「悲しきRadio Girl」
ここに来て馴染みのない曲が来ました。
グッバイの曲はだいたい予習してきたつもりでしたが、ほとんど聴いたことない感じの曲。
ノリがいい感じで、お客さんも一緒に歌えるパートがあったりして、僕好みの曲に思えたのですが、基本的に僕は知らない曲なので、ついて行けかったですね。
後で調べてみたら、『SHOUT!!』収録曲でした。このアルバムはほとんどがカヴァー曲なので軽視していて、ほとんど聴いてなかったアルバムなんですよね。
やはり全アルバムに耳を通すべきでした。迂闊でした。

これにて本編終了。

アンコール。

「みんな、聴きたい曲は結構聴けたと思うんだけど、おそらくみんなが2番目に聴きたいと思ってる曲をやろうと思います。
俺たちの青春はここから始まりました」
と言って、まさかの「気まぐれOne Way Boy」
この曲は、自分たちで作詞作曲した曲じゃないから、あまりやりたがらないだろうなと思ってましたが、やりました。
そんなデビュー曲を披露というのは、やはり、40周年記念ライヴだからこそですね。
でも、個人的には大好きな曲だし、アレンジ、演奏もカッコ良く、青春のほろ苦さも感じられて、とても良かったです。

「祭り気分でTAKE A CHANCE」
聴いてて、ああこのギター・リフの感じとか、ヴァン・ヘイレンの「Jump」みたいだなあと感じました。
サビでは拳を振り上げて、ノッて、踊りました。
ヨッちゃんとヤッチンのギター・ソロの応酬とか、熱かった!

最後の挨拶も特になく、あっさりとステージを去るメンバー。
まだダブル・アンコールがあるからかのかな?と思いましたが、SEに「Good-byeのテーマ」が流れて、そのまま終了。

初めて観る動くグッバイ。大満足の40周年

ライヴ終了は19時30分。
約2時間半のステージでした。

よく考えたら、僕は、動くグッバイを観たのは初めて。
DVDは手に入らないし、YouTubeなんかの映像も今まで観たことなかった。
どんな感じで演奏するのかまったく知らない状態で、初めてライヴを観たわけです。
でも、良い意味で想像通り。
こういう曲なら、こういう風に演奏するんだろうなと、勝手にイメージしてましたが、実際の姿はそれを逸脱するものではありませんでした。
楽しそうで、カッコ良くて。

フロントマンが2人いるってのも良かった。
僕はライヴではついヴォーカリストを中心に観てしまうのですが、フロントマン2人いて、あちらこちらに目を配るのは、なんか新鮮でした。
リード・ヴォーカルは、曲を作った人が担当してるものだと思ってましたが、決して固執してるわけではなく、1曲の中でヴォーカル・チェンジがあって、ヤッチンが歌ったりヨッちゃんが歌ったりと、意外とリード・ヴォーカル分け合ってたりする曲が多いんだなあというのがわかって意外でした。
そんなところも含めて、やはりビートルズには大きな影響を受けてるんだなと感じました。
それから、向かい合ったり背中合わせになったりしてギターを弾く二人の姿には何度も胸が熱くなりました。
素晴らしいツイン・ギターでした。

元アイドルらしく、何度となくおどけて笑顔のヨッちゃん、終始落ち着いていて丁寧にお辞儀を繰り返すヤッチン、我が道を行くムードメーカーこーちゃん。
今回のバンド編成では、ストリングスを入れたのがこだわりですかね。各曲、随所でストリングスが煽って盛り上げていました。
メンバー紹介では、バイオリンの2人がヨッちゃんに無茶振りされてましたけどね。

もっと予習をして、グッバイの曲が完全に僕の中に入ってたら、もっと楽しめてただろうとは思いましたが、ファン歴わずか1年程度の僕でも、しっかり楽しめました。
元々、絶対にライヴで聴きたいと願ってた曲も多くはなかったので、このセットリストにも特に不満はなくて。
強いて言えば、バラード系が無かったなと。
ヤッチンの初期のバラードとか、聴きたかったなとは思いましたが。
でも、シングルはもちろん、B面曲、アルバムの中でもポイントになる重要な人気曲など、40周年を記念するライヴとしては、満足なセットリストであったことは間違いないです。

そんなわけで、楽しかったし、大満足なライヴだったわけですが、まだ気になることがあって。
そう、ライヴ前に失敗したミッション。
本先生に会って、なんとかサインもらえないか、ということです。
どうやったら本先生に会えるか。
ライヴ中もそんなことを考えていました。
出口のところで見張っていて、見つけられないだろうか。
しかし、入場時と違って、退場時はお客さんが一斉に出ていくので、その中から本先生の姿を見つけるのは至難の業。
しかも、仮に見つけられたとしても、多くの人がゾロゾロと帰っていく中で、サインを頼むのは失礼にあたるのではないか。
うーむ。どうしよう。
でも、仕方ない。他に策もないし、行き当たりばったりで、その時のタイミング次第でどうなるか、運次第だ!

開き直って、1階の入場口へと向かうべく、2階から階段を降りようとしました。
すると。
何故か、人がゾロゾロと2階に上がって来るんですよ。
ライヴ終わったんだから、普通は、みんな2階から下へ降りていくはずですよね。
なのに、2階へ上がって来る人たちがいる。
なんだ?と思って、よく見ると、その人たちの服にはみんな、【GUEST】のシールが貼ってあるんです。
GUEST?
つまりは関係者か。
そういえば、2階には、立派なロビーがあったな。
もしかして、関係者が2階のロビーに集まって、何かあるのかな?グッバイのメンバーがそこに現れる、とか。
関係者が2階に集まるのなら、本先生も来るのでは?
これは、2階に行くべしだな!
踵を返して、僕も2階に戻りました。

2階のロビーに行くと、たしかに、多くの人が集まってきています。
やはり、これは何かある、と思った瞬間。
本先生、発見!
よし、これはチャンスだ!
すぐに『レコスケくん』の本とペンを取り出しました。
本先生は、誰かと話していたので、その人が去ったら声をかけよう、と思っていると、何気に本先生がこちらの方を向いて、僕が着ていたレコスケくんTシャツに気付きました。
「あれ?なんか...(レコスケくんTシャツ着てる人がいる...)」
「本先生!大ファンです!サインいただけますか?」
「もちろん、もちろん」
「レコスケくん読んで、グッバイに興味持ったんですよ」
「じゃあ、ライヴ初めてではないですよね?」
「いや、初めてなんです」
「じゃあ、最高だったんじゃないですか?」
「はい!良かったです。」
「名前はなんというんですか?」
「●●です。レコスケくん大好きです。ジョージも大好きです。またレコスケくん描いてください。貴重なお時間ありがとうございました。がんばってください」
そんなような会話をして、無事に、念願通りにサインを頂くことに成功しました。
タイミング的にもバッチリで、関係者が2階に集まる事に気付けたのも、僕が2階席だったからで、結果的に2階席で良かったなあと思ったのでした。

そんなわけで、体調不良を乗り越えて、ライヴに来ることが出来て、楽しいライヴを満喫し、願い通りに本先生のサインまでGETして。
素晴らしい1日となりました。
グッバイはいいバンド。
元アイドルのパワー・ポップ・バンドは唯一無二の存在。
今さらですが、もっと多くの人にこの良さがわかってもらえたらいいのになあと感じています。

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