ENDROLL
2024年9月11日(水)@日本武道館
アイナのソロに突然やられた!
BiSHを好きになった時に、アイナは既にソロをやってると知ったので、サブスクで聴いてみたんです。
でも、初めて聴いた時は、BiSHと違ってあまりの暗さの曲に、これは僕の趣味ではないなあと距離を置きました。
BiSH解散後も、ソロで頑張ってるのは陰ながら応援するよ、くらいの気持ちでした。
そんなアイナが、武道館公演が決まったと知って。
ほう、そうかあ、そこまで上り詰めたかあ、と。
それで、ほんと、なんとなくなんですが、気が向いたんです。
ふと聴き直してみたんです。
そしたら、突然やられました。
あれ?こんなに良かったっけ??
あれだけ暗いだのなんだの思ってましたが、全然印象が変わりました。
アイナのソロ、すべての曲が沁みるようになって、ハマったのです。
こうなったら、ライヴが観たい。
丁度良く、武道館公演があるんです。
チケット、まだ間に合うか?
幸い、二次抽選受け付け中でした。
早速申し込んで。
無事にチケットをGET出来ました。
なんとか武道館、間に合いました。
4月のことでした。
そうなったら、今までのライヴ映像が観たくて、DVDを買い集めました。
BiSHとは違う、アイナのライヴ。
どんなもんか予習です。
もちろん、2枚のアルバムに加えて、その後の配信シングルだったり、他のアーティストとのコラボ曲だったり、プレイリストを作ったりもして、曲も憶えなければなりませんでした。
今回はツアーではなくて、単独公演なので、事前にセットリストがわからない。
どんな曲が来ても、ついて行けるように、ひたすら予習です。
ライヴ当日。会場へ
それから5ヶ月はあっという間。
9月は台風のシーズンなので、天気も心配でしたが、ラッキーなことに、ライヴ当日は台風を気にすることなく迎えることができました。
ただ、心配だったのは、僕の体調。
ここ何ヶ月か、持病の症状が出てくることがあって、良くなったり悪くなったりを繰り返していました。
その間にライヴにも数回行ったのですが、体調万全で臨んだはずでも、会場で少し具合が悪くなってしまったりしたこともあったりして、心からライヴを楽しめない、嫌な経験が続きました。
なので、今回のライヴもどうなるか不安だったのです。
体調が良い日が続いてるなあと思っても、ある日突然悪くなったりするのですから、全然読めないのです。
それで、今回のライヴ。
心配してたからストレスがかかったこともあるのか、2日前から少し具合が悪くなりました。
はっきり言ってマズイです。
この調子だと、また会場で気分悪くなりそう。
だけど、寝込んで動けないほどではないので、ライヴに行くのを諦めるという選択肢はありません。
これくらいで諦めてたら、これからずっとライヴに行くことが出来なくなってしまいます。
しかも、楽しみにしてたアイナ初の武道館ですよ。
多少、体調が優れない程度だったら、行くしかないんです。
グッズ売り場に並ぶが、そこは地獄
今回、グッズは、すぐに欲しいと思えるTシャツがありました。
それだけ買おうかなと思ってたら、1万円以上買えばポスターがもらえるというではありませんか!
ポスターの絵柄は発表になってなかったのですが、おそらく、今回の武道館公演のデザインでしょう。
それなら絶対欲しい!
というわけで、他のグッズを見ると、2番目に欲しいTシャツ、そしてアクリルスタンドを合わせれば1万円を超えます。
なんなら、ポスターに1万円払ってもいいくらいなので、さほど痛くありません。
グッズの先行販売は14時からとのことでしたが、何時に到着するように行くかが問題でした。
体調が良ければ、14時ちょうどくらいに行って、サッと買えるのが理想だったのですが。
でも、この炎天下ですからね。
武道館周辺には涼める場所もないし、グッズを買った後、何時間も時間を潰すというのは...その間に具合が悪くなりそうで。
なので、妥協案として、16時頃着くように会場へ向かうことにしました。
開演が18時30分なので、2時間半もあれば、とりあえず買えるだろう、その後は、地下鉄の駅に戻って、日差しを避けようかな、なんて考えてました。
そして、16時に会場に着いてみたら。
グッズ売り場は長蛇の列。
武道館の裏の裏までグルグルグルグル。
地獄の様に並んでました。
想像の数十倍でした。マジで。
これは舐めてました。
開演時間までに買うのはムリじゃないか?
かといって、諦めるにしても、開演まで何処にも行く当てがないし。
とりあえず並びました。
それから、ジリジリ、ジリジリと列は進んで。
幸い、日陰が多かったし、風が吹いていたので、暑くて仕方ない、ということはありませんでした。
ホントに、1時間くらいはジリジリしか進まず、絶望的で。
それから、ようやく少しずつ進むのが早くなってきたかなという感じで。
グッズ売り場の裏手まで来たのは、もうすぐ18時になろうとしていた頃でした。
そしてそこで、ようやく、グッズの一覧表の看板を見ることが出来たのですが。
目当てのTシャツに、×印!
売り切れです!
それから、ポスターも終了!
もう、脱力です。
せっかく並んだこの2時間、なんだったんだ...。
こうなったら、あとはネット販売に頼るしかないです。
最低でもTシャツは買えるでしょう。
ポスターも上手く付いてくるといいんだけどな...。
入場。どこで観る?
そんなこんなで、ガッカリしながらも、もうすぐ開演の時間になってしまいます。
武道館内のトイレは混みあうので心配してたのですが、別館のトイレの案内を見つけたので、そちらで済ませました。
それから武道館へ入場。
具合が悪くなりそうだったら、自分の席ではなく、階段の通路で立って観ることも検討してました。
それなら、具合が悪くなったら、周りの人に迷惑かけずに、すぐにトイレにも行けるし、気楽ですから。
でも、とりあえず、自分の席を確認しておこうと思いました。
僕の席は、2階西U列30番。
2階の上の方で、西側なので、ステージを横から観る感じ。
あまり良い席ではないのはわかってますが、慣れっこです。
とりあえず、自分の席に座ってみました。
念のために、気分が悪くならないように、頓服の役割も果たす、普段飲んでいる薬を先ほど1錠飲んでおきました。
それで今のところ、気分が悪くなりそうな気配はないのですが、武道館の座席って狭いんですよね。
それもあらかじめわかってたことですが。
窮屈な思いをしているうちに、具合が悪くなってきたら。
周りに迷惑かけたくない。
どうにも不安は拭えません。
しかし、ふと近くを見渡すと。
僕の席は西エリアの端っこの方だったんですが、列の一番端の方は3、4席空いてるんですよ。
これはどの列も下から上まで、同じ感じで空いている。
きっと、ステージを観る角度の問題で、観にくい席を最初から販売してなかったんだと思います。
あんなに空いてる席があるのなら!
開演5分前、自分の席から移動し、空席となっているところへ。
2階西U列23番に腰を下ろしました。
隣の席に荷物を置いて。
すぐ隣に人がいないので、プレッシャーもかかりません。
しかも、前にも人がいないので、座ったまま観れそうなのも、体調面での負担がかなり軽減できます。
これは良い席を見つけた!
これなら、安心してライヴが観れそうです。
ライヴのスタート
開演時間18時30分から10分遅れてスタート。
01. 帆
02. Frail
03. ZOKINGDOG
04. NaNa
05. あぁ揺れてる
06. 家庭教師
07. 偽りのシンパシー
08. 誰誰誰
09. Love Sick
10. 日々
11. 死にたい夜にかぎって
12. 金木犀
13. 虹
14. 静的情夜
15. Red:birthmark
16. BLUE SOULS
17. アイコトバ
18. ペチカの夜
19. きえないで
(Encore)
20. 宝者
21. ハートにハート
22. サボテンガール
まずはVTRが流れて。
アイナの映像が。
「アイナ・ジ・エンドって言ってえ~っ!」
客席からアイナを呼ぶ声。
「アイナ・ジ・エンドって10回言ってえ~っ!!」
さらにアイナ・コールと拍手、歓声。
すると、ステージ中央に、しな垂れて這いつくばったアイナの姿が。
いつのまに登場したんだ!?
「帆」。
オープニングから気合いの入る曲。
這いつくばったまま歌うアイナ。
声をギュンギュン言わせてる。
「♪ 関係ない 関係ない」
アイナ、男前だなあと思いました。
「Frail」。
ダンサー2人が絡みます。
寂しく感じるような前半、憂いのある低い声で歌うアイナ。
しかし、激しくなるダンスと共に、サビで爆発します。
「♪ いびつね いびつね」
もう来ました、ワンワンワン、ワンワンワワン。
「ZOKINGDOG」!
分厚いホーンの音に煽られて。
ダンサーも6人に増えました。
観客みんながワンワン・ポーズで踊ります。
スカのリズムでノリ良く盛り上がり、会場はだいぶ温まりました。
アイナが黒の上着を脱いで、大歓声。
演奏の途中で、MCが入ります。
「みなさん、元気ですかあ~」
「武道館でライヴをやるというのが夢やったんですけど」
「夢、叶っちゃいましたあ!」
「それで、次の夢は、武道館をドッグランにすることです!」
「♪ ウィ・アー・ザ・ドーッグ」
そして再び歌に戻って、髪を振り乱し、燃えたぎるアイナ。
会場もかなりの熱気です。
その勢いのまま「NaNa」。
椎名林檎顔負けのアッパー・チューン。
ややドスを効かせたり、吐息交じりに歌ったり。
「♪ 小松菜奈ラブリー」って歌ってましたね。
歪んだ愛情、妄想のミサイルが炸裂。
黒の衣装で、右側だけ太ももが露になってて、かなり妖艶なアイナです。
「あぁ揺れてる」。
今までの盛り上がりが一転。
フワフワとしたサウンドとメロディ。
天女の羽衣がヒラヒラと宙を舞うようなヴォーカルでした。
あっという間に終了。
みじかっ!
「家庭教師」。
お次はファンク・チューン。
アイナは、ステージに用意された椅子を使ってのパフォーマンスをしながら。
「♪ ねぇ やめて」「♪ せーんせーい」
BiSH時代には隠していた、大人の色香全開です。
ステージ上では、ダンサーたちが椅子でのパフォーマンスを続けます。
この間にアイナは衣装チェンジ。
「偽りのシンパシー」。
大好きな曲ですけど、かなり前の曲だし、そもそもアイナ名義の曲ではないので、やらないだろうと諦めてました。
だから嬉しい!
とは言え、これはアイナは生歌ではありませんでした。
ダンスでの自己表現に徹します。
アドリブ入ってるのかなあ?
アイナの武器は歌だけではありませんからね、ダンスをたっぷり魅せてくれました。
ステージを所狭しと舞いまくります。
ただ、これはかなりセクシーな曲なので、やはり生歌が聴きたかったというのが本音でした。
「誰誰誰」。
かなりハードなサウンドです。
かなり高低差のあるヴォーカルで、我を忘れて没頭するような歌い方です。
「Love Sick」。
和を感じさせながらも、これまた怪しい世界。
ハードなサウンドに負けないくらいのアイナのシャウト。
白い着物を着たダンサーが大量に出てきて、最後にはアイナの盟友・清水舞手くんも登場して大歓声。
たくさんの白い着物の中で、赤い上着を羽織ってるアイナが目立ちました。
ここで、アリーナ中央に設けられたセンター・ステージへ移動。
アイナの部屋をイメージしてるそうで、リラックスしたい意図が見えます。
「どう、楽しい?」
「夕陽を見るのが好きでさ、最近は朝焼けもイケると思うようになった」
そんなことを言いながら、仰向けになって寝るアイナ。
「みんな、上見て。日の丸が見えるよ」
「そんな茶色い日々が好きなんです」
「そういう歌を歌いたいと思います」
「日々」。
ほのぼのとしていて、アイナは思わず笑顔になるのを抑えきれないような声で歌います。
ありふれた日常の大切さを感じながらも、
特別な日に変える魔法をかけられてるようでした。
「さっきの曲もそうだけど、次の曲も、私の中にいる男の子が書いたような曲です」
そう言って始まったのは。
「死にたい夜にかぎって」。
やりました!
僕がアイナのソロを聴いて、いちばん最初に好きになった曲で、思い入れのある曲です。
なんとかライヴでやってくれないかなあと願ってましたが、やってくれました。
イントロのギターのフレーズからして切ないんです。
トボトボと、ポツポツと告白するように低い声で歌うアイナ。
サビでは「♪ 夢で逢えたら 矢継ぎ早に」と、しっとりと、そして絞り上げるように歌います。
やや重たい内容かと思うも、心の中の叫び声がビシビシと伝わってきます。
そして、それはいつも愛情の深さを感じるのです。
胸がキュンキュンとなる名曲です。
しかし。
この辺りから、懸念していた自体が。
飲んでいた薬が効いてきて、眠くなってきたのです。
わかってはいましたが、よりにもよって大好きな曲の時に。
半ば夢うつつになってきてしまいました。
「秋が近くなってきたということで」
「金木犀」。
これまた大好きな曲です。
ていうか、アイナは好きな曲ばかりですが、特にライヴで聴きたかった曲の連発です。
しかし眠くなってる時に、これは厳しい。タイミング悪い。
さっきの曲と一緒で、スローな曲ですからね。
「♪ 長所のない私です」と、アイナが静かに、穏やかに歌うと子守唄になってしまうのです。
ゆりかごに揺られている感じでしたよ。
ただ、これもしっとりとしていながらも、実は艶やかな曲なんですよね。
センター・ステージから、また通常ステージへと戻りました。
「虹」。
おどろおどろしく、妖しい世界。
そして爆発するサビで、野獣のようなシャウトを聴かせるアイナ。
「静的情夜」。
アイナの赤いドレスが色っぽい。
妖艶・淫靡な世界かと思いきや、わざと子供っぽく歌ったりするアイナ。
「♪ 静的情夜」の深いコーラスが響き渡り、
「♪ 女・女・女だから」に帰結します。
ダンサーがゾロゾロと出てきて、アイナの周りで舞います。
「Red:birthmark」。
すいません。
この曲を聴いた記憶がありません。
薬が効きすぎて、とうとう丸々1曲意識が飛んでたのでしょうか。
そういえば、アイナのヴォーカルが爆発してたような気もするのですが、この曲だったでしょうか。
で、気が付いたら、いつの間にかステージ上の暗幕が無くなり、バンド・メンバーが揃って演奏していてビックリしました。
今まで、暗幕の中で演奏してたのでしょうか。
それとも、今までの音は録音したものを使って、ここから生演奏ということでしょうか?
「BLUE SOULS」。
雄大なサウンドの曲です。
「♪ 目に映るものすべてを 青色に染めていく」
観客全員でリズムに合わせ、手を左右に振ります。
「アイコトバ」。
もうこの辺りからは、僕の眠気も吹っ飛び、復活しました。
大好きなこの曲を、聴き逃すわけにはいきません。
「♪ 胸が切なくて 涙が溢れて」
途中、ブレイクして、アカペラで歌ったのは圧巻でした。
「♪ そんな私から卒業しなくちゃ 愛の言葉に躓いてでも」
アイナがフライングVのギターを抱えました。
「ペチカの夜」。
グツグツと煮込んでいくかのように、一定のリズムでギターを刻みながら、シャウトしまくるアイナ。
思いの強さを感じます。
めちゃくちゃ明るいスポットライトがアイナを照らしてました。
歌い終わって、何故かステージでうつ伏せになるアイナ。
「世界中のミュージシャン尊敬するわ~っ」
武道館でライヴをやってることを実感してきたのでしょうか。
「上京してきて、曲が売れたら、家族とかも安心するかなとか思ってたけど」
「10年以上の時を経て、武道館に立ったぞ~っ!」
「清掃員、いる?」
うおーっ!という客席の歓声。
「BiSHの時から聴いてくれてた人も、ソロになってから聴いてくれた人も」
「出会ってくれて、ありがとう」
最初に作った、大切な曲を歌いますと紹介して、
「きえないで」。
シンプルなバラード。
「♪ 味のないタラコパスタ」というフレーズが耳に残り、当時のアイナの苦悩、鬱屈した日々が見えるようです。
「♪ 恋が終わる」の所から、激しいバンド・サウンドになります。
消え入りそうな声で、「♪ ラララララ」と歌い、「♪ きえないで」と懇願するアイナ。
キュッと胸を掴まれたところで、本編終了です。
アンコール。
白のワンピースを着て、アイナ再登場。
「宝者」。
この曲はドラマの主題歌にもなって、アイナの名を広めましたので、今日はやってくれると思ってました。
アイナの感謝のこもった曲です。
おおらかな歌い出しから、結構リズムが二転三転して、メリハリがあるというか、展開のある曲なんですよね。
それでも、一貫して爽やかさに溢れていると思います。
この曲も、観客全員、掲げた手をリズムに合わせ、左右に振って応えました。
「あと2曲になりました」
客席から「もう1回!」の声。
「ムリ」
「告知があります」
「このライヴがプライムビデオで配信されます」
おお、やった。プライムビデオって言いましたね?それならAmazonの会員になってるので僕も観れます!
「もう1つ」
「2025年1月から、ツアーやります!」
「タイトルは、ハリネズミスマイル」
相変わらず、意味不明なタイトルですが、ツアーは楽しみですね。
僕が参加しやすい会場と日程だといいな。
「さらにもう1つ」
「明日から、新曲が配信されます!」
「夜が怖いと思う時があったんですけど、そんなことも言ってられないので、暗闇と結婚することにしました!」
「そんな決意をこめた曲です」
独特の表現の曲紹介で、
「ハートにハート」。
センター・ステージに向かいます。
ハードなサウンドの中に、爽やかさも同居したようなメロディ。
徐々に熱を帯びていくアイナのヴォーカル。
サビの「♪ だってだって ちょっとちょっとちょっと」が耳に残りましたね。
不安な思いを強い決意で吹き飛ばす感じです。
「日本武道館、どうなることかと思いましたが、なんとかなるもんです」
通常ステージ戻り、ダンサーを呼び込んで紹介。
今回、オーディションで選ばれたダンサーたち。
曲によって、交代で出てたのでしょうか。
総勢では20人以上いたように見えました。
それから清水舞手くん。
そして、演奏してくれたアイナのバンド、モグリアンズ。
最後の曲となって。
残ってるのは、アレしかないよね?
「サボテンガール」!
最高にアップ・テンポのビートで弾けます。
それでいて、女の子らしい可愛らしさも見える曲です。
「♪ 明日世界終わっちゃっても それもいいかって思っちゃうね」
サビのところは、サボテン・ポーズで両手をフリフリです。
「♪ Baby」の後の「♪ Oh Oh Oh」が好きなんです。
ポップでグルーヴィーな演奏に導かれ、ブレイクの所では、銀テープのロケット砲が発射されました。
2階席まではとても届かないけど。
「生きてまた会おうぜ~っ!」
名残り惜しそうな様子も見せず、またこの舞台に戻ってくることを確信したかのように去っていくアイナでした。
ライヴ終了は20時55分でした。
堂々と、妖艶さに磨きがかかったアイナが圧巻
もう武道館で何度もライヴをこなしてるかのように堂々としたアイナでした。
貫禄充分。
BiSHが終わった後のソロ活動が充実してるのが伝わってきました。
きっと、こんなライヴになるだろうなと、だいたい予想してた通りのものを見せてくれました。
期待に違わぬ、圧巻の歌声とパフォーマンス。
初めての武道館とは思えませんでした。
彼女の強力な武器、歌とダンスをこれでもかと繰り出す。
そしてさらに妖艶さが増してた。
ソロ集大成にして新たな1歩を踏み出したアイナだった。
ただ、関西人らしい「おふざけ」を封印したのは意外だったかな。
それと、キリエの歌を全然やらなかったことはビックリしました。
アイナのソロ活動において、重要な仕事だったし、「憐みの賛歌」くらいは絶対やると思ったんだけどなあ。
これも非常に意外でしたね。
しかし、次から次に休む暇なく新曲を発表して、NEWアルバムの発売も控えてる。
シンガーソングライターとしての名声も、どんどん高まっていくのではないでしょうか。
アイナのこれからに、ますます期待が持てます。
当然、アルバムも買うし、これからもツアーに行きたい。
アイナのポテンシャルをまざまざと見せつけられて、大満足の夜でした。
ただ、残念だったのは、途中、睡魔に襲われたこと。
薬を飲んだので、予想はしてましたが、大好きな曲の時に襲われたので、この辺の記憶がぼやけているのが心残りです。
これはもう、次回以降のライヴでリベンジすることとしましょう。
ただ、ライヴ中に気分が悪くなることは全くなかったので、これは何より良かったです。
気分悪くなることに比べたら、少し眠くなってしまうくらい許容できる。
薬は飲んでおいて正解でした。
もうひとつ残念だったのは、グッズが買えなかったこと。
2時間も並んだのに、収穫なし。
あの時間はなんだったんだ。
もっと早く来れば良かったのか...と、帰りの電車の中でも、ぼんやり考えてたのですが、最寄り駅も近付いてきて、もうすぐ乗り換えの駅だ、と思ってたら。
隣に座ってた女性が、アイナのTシャツを着ているのに気付きました。
しかも、グッズの入ったショッパーも持ってて、ポスターも見えました。
何時から並んで手に入れたんだろう...。
一人だったようなので、思い切って、声をかけてみることに。
「それ、アイナのポスターですよね?」
訊いてみたら、武道館公演のために、関西から遠征に来られたとの事で。
グッズの先行販売は14時からだったのですが、13時から並んだんだそうです。
それで、無事に買い終わったのが16時前だったんですって。
そんなに早くから並んでも、買い終わるまで3時間近くもかかったなんて...。
それくらい早く来ないと、目当てのTシャツやポスターは手に入らなかったということです。
いくら早くても、僕の頭の中では14時より前に並ぶ選択肢はありませんでしたから、どっちみち、この日は僕には手に入れられなかったということですね。
それから、電車を乗り換えて、少しの間、アイナやBiSHの話をさせていただきました。
僕はXでのBiSHファンのフォロワーさんは少ないし、ましてや直接、アイナやBiSHの話をするなんて初めてのことでした。
素敵な女性と楽しい時間が過ごせて、アイナの武道館公演の良い思い出がさらに彩られました。
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