Negicco Live@LINE CUBE SHIBUYA (渋谷公会堂) 2023.8.13 感想

Negicco 20th Anniversary LIVE ~MY LIFE is Negicco~

2023年8月13日(日)@ LINE CUBE SHIBUYA (渋谷公会堂)

20周年記念!ライヴ当日

今年は、Negicco 20周年記念。
当然、記念ライヴをやってくれるものと期待してました。
ここ2年くらいは、3人揃っての活動がなかったので、少々不安もありましたが、20周年記念に合わせて、新潟と東京で記念ライヴを開催することが無事決定。

チケットは、ファンクラブ抽選の次の、HP&SNS抽選に申し込んで、無事GETすることが出来ました。

ライヴ当日は曇り、ときどき雨。
ライヴ前に、恵比寿のLIQUIDROOMで開催中の、Negiccoナタリー写真展を観に行きました。
入場料500円。
生写真付きで、めでたくかえぽを引き当てることが出来ました。
小ぢんまりとした会場でしたが、最終日でライヴ前のためか、お客さんで賑わっていました。
Negiccoの今までのライヴの写真がズラッと並んでいて。
とても良い表情の写真が多かったです。
こんなにライヴやってたんだなあ、もっと行けば良かったなあと後悔しきり。
でも、こういう写真を観ていると、自然とこの直後のライヴへの期待が高まります。

恵比寿から渋谷へ。
disk unionやHMVに寄った後、会場には開場時間の17時頃、到着しました。
長蛇の列で、なかなか会場内に入れませんでした。

僕の席は、1階28列33番。

先行抽選や一般発売よりも早い段階でチケット獲れたので、良い席を期待してたのですが、なんと1階最後列でガックリ。
まあ、2階や3階席じゃなかっただけマシだったのかもしれませんが。

ライヴのスタート

開演時間の18時を数分過ぎ、ライヴのスタートです。

01. トリプル!WONDERLAND
02. 愛、かましたいの
03. お久しぶりです・お元気ですか
04. アイドルばかり聴かないで
05. サンシャイン日本海
06. それって魔法かも?
07. Do-De-Da ~Trimondo Negimina~
08. 午前0時のシンパシー
09. ル・ルーラは愛の言葉
10. 愛のタワー・オブ・ラヴ
11. BLUE, GREEN, RED AND GONE
12. 江南宵唄
13. I Am A Punk!
14. 光のシュプール
15. ネガティヴ・ガールズ!
16. さよならMusic
17. 圧倒的なスタイル
18. サークルゲームのなかで
19. 雫の輪
(Encore)
20. I LOVE YOUR LOVE
21. ねぇバーディア
22. 私をネギーに連れてって

「トリプル!WONDERLAND」
僕が願ってたオープニング・ナンバーでした。
冒頭から、「せーの!N・e・g・i・c・c・o!シェイキッ、ドゥイッ、メイキッ、ネギッ!」と掛け声が入って、スイッチが入りまくる曲。
踊ったり、歌ったり、テンションMAX。
Negiccoが帰ってきた!
この充実感です。
「♪ アップサイドダウン」のハモり、何度聴いても好きだなあ。

「愛、かましたいの」
「あいっ!」と始まる、コミカルで可愛い、これまた大好きな曲です。待ってました。
意外と気合が入るリズムでもあって、Bメロからサビの展開が最高。
「♪ Baby Baby ルラルーラ」と、一緒に踊りたくなります。
かえぽの心の叫びがいじらしくて大好きです。

バンド・メンバーの紹介がありました。
ぽんちゃがメンバーの名前を呼んだ後に、お客さんもコールしました。
MCでは、ぽんちゃが吹奏楽部だったこととか、かえぽが琴を弾いてたとか、Nao☆ちゃんがギターをチューニングせずに弾いてたとか、楽器にまつわる話。
でもやっぱりウケたのは、Nao☆ちゃんが、間違って男子トイレに入って、sugarbeansさんが用を足してるところに遭遇した話。

「お久しぶりです・お元気ですか」
Negiccoの名を広く行き渡らせた功労者、ピチカート・ファイヴの小西康晴さんが久し振りに手掛けた新曲。
ドタバタしたサウンドで、どっちかというと、やっつけ仕事的な匂いもあったりするのですが、Negiccoの現状を詞に表した、ほのぼの楽曲で、心が和みます。

そして、間髪入れず、小西さん作の「アイドルばかり聴かないで」
とにかくポップだし、オチの「♪ ざんねーん」が可愛いし。
僕もこの曲でNegiccoを知ったので、原点みたいな感覚があります。
歌詞の内容と、今のNegiccoを照らし合わせて聴くと、感慨深いものがありますね。
20周年という節目で聴けて良かったです。

「サンシャイン日本海」
オリジナル・ラヴの田島貴男さん作の、夏の歌。
ギターのカッティングが歯切れよく、夏に心地良い。
と思ったら、メロディは意外と切なかったりするし。
どこか気だるくて、これまた大好きな曲なんです。
ぽんちゃの「1・2」を合図に「♪ サンシャーイン!」を大合唱です。

「それって魔法かも?」
ミドル・テンポのポップな新曲。
サビで「♪ Hey, It’s Magic!」と歌われます。
ポップ曲ではあるけれど、どことなく大人っぽくて、落ち着きも感じられる曲ですね。

聴いたことのない、全然知らない曲が飛び出して困惑しました。
Negiccoの曲はある程度知ってたつもりだったのに、この曲はいったいなんだろう、って。
割と好きなタイプの曲だけに、余計にこの曲の存在が気になりました。
歌詞は、「Pump it up」と歌ってるようなところが印象的でした。
後で調べてみたら、どうやら、
「Do-De-Da ~Trimondo Negimina~」
Orlandが、Negiccoをフィーチャーした、2015年の曲らしいです。
「Pump it up」と聴こえてたところは、どうやら「Party up」だったらしくて。
たぶん、サブスクでも聴けると思うので、あとで改めて聴いてみましょう。

MCでは、さきほど僕も観に行ったナタリー写真展の話をしました。
ナタリーのカメラマン、うすきコールをしたり、各メンバーのお気に入りの写真の話をしたり。

「午前0時のシンパシー」
コロナ禍に出たシングル。これは、クールでお洒落ですよね。
終盤の「♪ ラララララ」のパート、3人が艶めかしくうねるダンスが息を呑むほどカッコいい。

「ル・ルーラは愛の言葉」
NEWミニ・アルバムの中では一番好きな曲かな。
どちらかというと、クールな路線。
それでいて、サビの「ル・ルーラ」のリフレインは、どこか温かみというか、愛を感じさせるところがいいですね。

「愛のタワー・オブ・ラヴ」
なんだか一気に初期の方へ移った気がしました。
以前はそんなに好きじゃなかったんですが、「Yeah! Yeah! Yeah! Yeah!」と連呼するところで、半ば無理矢理にも気分が上がりますし、なんといっても、かえぽの「♪ 踊り続けるよ ライフ・イズ・パーティ」のメロディ・パートが大好きで。

「BLUE, GREEN, RED AND GONE」
不思議なスピード感を味わえる曲です。
演奏のテンポ的にはゆったりめなのに、何故かスピード感を感じる。
どこか切なさもあって、好きな曲です。
ギターの歪みが印象的でしたし、ピアノの音色も効果的でした。

「江南宵唄」
これは、イントロの3人の決めポーズがクールでカッコいい。
そして、印象的なギター・リフ。
クールなのに熱い、Perfumeに匹敵する素晴らしい曲です。

「I Am A Punk!」
タイトルに反してそれほど激しくはないし、サラッと歌いこなします。

MCにて、今回のライヴ映像がCSで放送されることが発表されました。
NegiccoのライヴをTVでやるなんて、貴重です。
とはいえ、とにもかくにも僕は久々のDVDのリリースに期待してるのですが。
そういうお知らせもありつつ、ぼんちゃがしゃべり倒して、メンバーやバンド・メンバーに問いかけるも、無視されるという、コントのようなノリがあって面白かった。

「光のシュプール」
オリコンで5位を獲ったという意味では、20年の歴史の中では重要な曲。
ホーン隊の生音が映えますね。
雪を滑走する清々しさがあります。

「ネガティヴ・ガールズ!」
前日にNHKで放送されたNegiccoの特集番組の中で、ライヴのリハーサル映像としてこの曲の練習風景が流れてました。
新潟公演のリハーサル映像なので、はたして東京公演でもやってくれるのかは不安でしたが、無事に披露。
スタイルカウンシル~佐野元春と続くサウンドを踏襲したアレンジで、大好きな曲です。
自然と心がウキウキしてきます。

「さよならMusic」
この曲が始まると、ライヴも佳境に入ったのだなと実感。
ダンサブルでぐいぐい来ます。
ぽんちゃのラップ「♪ Yeah! この蕎麦ヘギじゃないが そうだネギ洗い加茂」へのコールから、「♪ かえぽどうよ」の流れは今回もスリリングで最高。
「♪ 恋の仕様よ You Say I Love You?」に対して「♪ I Love You」と大合唱して応えるパートは感動的です。

「圧倒的なスタイル」
初期Negiccoの文句ない代表曲。
グルーヴィーなサウンドに、「かえぽー」とか「ぽんちゃー」とか「なーおちゃん!なーおちゃん!」とコールで応えて盛り上がります。
2番で、かえぽがエグザイルのような動きをしたのを見逃しませんでした。
Nao☆ちゃんの「♪ 周りの声に惑わされても」のところはお客さん大合唱。
そして、久々のライン・ダンス!
ソーシャル・ディスタンスももう関係なく、隣の人たちと肩を組んでライン・ダンスです。
今回は、隣は女の人ではなかったので、僕の方から促して、隣の人と肩を組んでいきました。
やっぱりここが一体感出ますよね。

ここのMCで、ようやく20周年ぽいコメントが。
前日のNHKの放送を見て、ぽんちゃが「かえぽ辞めようとしてたの?」と驚いたことを。
僕も心配してました。
かえぽも、辞めるかもしれないと思ってたことを否定こそしなかったけど、今は続けようと思ってるという言葉が出たので一安心。
ぽんちゃは、Negicco続けてきて良かったと。これから21年、22年と、見た事ない景色を見ていきたいと。
Nao☆ちゃんは、「辞めない選択」が出来たのも、みなさんのお蔭だと感謝の意。
次は25周年(が目標)かなと宣言してました。

「サークルゲームのなかで」
NEWミニ・アルバムのラストを飾る曲。
シンプルなサウンドで、Negiccoが落ち着いた味わいのラップを聴かせます。
気合でまくし立てるラップと違って、気持ちをなだめるようなラップ、意外と難しいと思います。
ラップが終わった後の、サビの「♪ ダーリン ダーリン」のメロディにホッとします。

「雫の輪」
シンプルなアレンジのバラードです。
ヴォーカルにものすごいエコーがかけられていて、響きがすごかったです。
落ち着きながらも伸びやかに聴かせました。

これにて本編終了。

アンコールはなんだろう、大好きなあの曲をやっとくれるだろうかと、不安と期待で一杯になりながら待っていると。
メンバーが登場する前に、スクリーンに、詞が映し出されました。
【君の代わりはどこにもいない】
やったあ!
待ってました、「I LOVE YOUR LOVE」
原曲よりも、ややグルーヴィーな演奏。キレよりもグルーヴでした。
サビの「♪ 見つめれば」の後の「♪ Hey Hey Hey」の大合唱、そして「♪ I LOVE YOUR LOVE」の大合唱。
むちゃくちゃハマって気持ちいいです。
Cメロでのぽんちゃのラップ、「疾走」「ビート」「理想」のライムも歯切れよく大合唱。
この曲、ホント好きだなあ。完璧です。

そして間髪いれず「ねぇバーディア」
レキシの池ちゃん提供の、疾走感溢れる大名曲。
爽やかに弾けます。
これも「かえぽ!」「Nao☆ちゃん!「ぽんちゃ!」とコールを入れます。
サビの「♪ あなたに あなたに」が清々しすぎる。
「♪ 好きになってもいいのかな」に「いいよー!」と応える。
「♪ もう止まらないネギ」で締め。
生音のホーン隊の迫力に煽られます。

ここでお知らせ。
サトウ食品の新しいCMが出来上がったということで、みんなでスクリーン鑑賞。
Negiccoを変わらずサポートしてくれているサトウ食品には感謝です。

さらに、お知らせということで。
今年の冬、【私をネギーに連れてって in NAEBA】の開催が決定。
恒例だったイベントの今年の開催が決定して、テンションが上がるメンバーとお客さん。
でもなあ、苗場かあ。僕はとてもムリだな。
で、テンションが上がったぽんちゃが、【私をネギーに連れてって in NAEBA】!!と連呼。
もういいよ、わかったから!(笑)と、微笑ましく観ていると。

「私をネギーに連れてってー!」
「私をネギーに連れてってー!」
「私をネギーに連れてってー!」
うん??
そういうこと!?
突然、僕にもピンと来ました。
これは、これからやる曲の曲紹介なのか!
そう思った瞬間、サックス・ソロのイントロが始まりました。
超絶大好きな「私をネギーに連れてって」です!
まさか。
まさか今回この曲をやってくれるとは。
Negiccoの曲の中で、1・2位を争うくらい大好きな曲ですが、シングルのカップリングという地味な存在だし、冬の曲だし、まさか今回の20周年記念ライヴでやるだなんて、予想だにしてませんでした。
これは大サプライズ、嬉しすぎる誤算です。
とにかく、ロマンティックな歌詞で、切ないメロディがたまりません。
胸がキュンキュンするのです。
サックス・ソロも素晴らしく、高揚します。
夢のような時間でした。

Negicco完全復活

ライヴ終了は20時52分。
3時間近くやったことになりますね。

セットリスト的には、特別な20周年という感じはそれほどなく。
リリースされたばかりのNEWミニ・アルバムからは全曲やったので、アルバムお披露目ライヴの意味合いの方が強く感じられました。
でも、抑えるべきポイントは抑えてたので、20周年記念の名に恥じないものにはなってたと思います。
ただ!
欲を言えば、「ときめきのヘッドライナー」をやらなかったことだけが心残りかな。
20周年記念なら、絶対やってくれるだろうと期待してたので。

とにかく、Negiccoは完全復活しました。
素晴らしい楽曲とパフォーマンス。
ほのぼのとしてとぼけたMC。
結婚しても、出産しても、NegiccoはNegicco。
相変わらずのNegicco節に安心。
期待していた20周年記念ライヴも無事成功し、これからの活躍も期待です。
ただ、メンバー全員、育児があるし、次の妊娠もあるかもしれないし、なので、今までのように精力的な活動ってわけにはいかないと思うけれど、3人揃って活動出来る時に、ぼちぼちとライヴをやってくれれば、それでいいなと思います。

コメント