PUNK SWiNDLE TOUR
2023年6月25日(日)@高崎芸術劇場
リセールでチケットGET
BiSH、解散前のラスト・ツアー。
どうしても行きたかった大宮公演のチケットは早々に確保できたのですが、これが最後のツアー、BiSHを観れる機会は1回でも多い方がいい。
という事で、他に狙ったのが、3月8日神奈川、4月2日高崎、4月4日市川、5月25日渋谷の4公演。
しかし、ファンクラブ抽選、一般先行抽選共に、通常チケットは落選。一般発売なんて瞬殺で。
ならば、という事で、リセールの日を待つ事に。
リセールの日は2月20日。
仕事の合間に、スマホでチェックしようかなと考えてたら、なんと、仕事が予定より早く進んでるという事で、急遽、この日は休みに!
こうなったら、この日はパソコンに貼り付いて、リセールのチェックをしようという事になりました。
リセール開始の10時。
アクセスしていくと、次々に出品が出てきます。
僕が狙っている4公演が出てきたら、片っ端から購入ボタンを押していこう、と。
すると、リセール開始から4分で、高崎公演をGET出来たのです!
さらに1時間後には神奈川公演もGETし、結果的にリセールで2枚のチケットを獲ることが出来ました。
リセール初日は、一斉に出品があったので楽しかったですが、その後の日は、目当てのリセール・チケットに出会えるかはもうタイミングと運なので。
結局、巡り合わなかったですね。
ライヴの延期
そして、ツアーが始まり、僕も神奈川公演、大宮公演を楽しみ、次の高崎公演まであと10日くらい、というところで、驚きのニュースが。
アイナが、撮影中の事故で頭に怪我をしたというのです。
それに伴い、いくつかのスケジュールが中止または延期。
そこに、高崎公演も含まれていました。
残念ですが、仕方ありません。
アイナの容態も心配されましたが、なんとか大丈夫な様子。
数日後には縫い跡が生々しい額の傷まで公開して、その精神力に驚かされた反面、さすがアイナだな、という気もしました。
延期になった高崎公演、振替するなら、僕のライヴの予定が入ってない5月中がいいなと願いつつ、ハラハラしながら発表を待っていると、驚きの結果に。
高崎の振替公演は、6月25日。
なんと、解散する東京ドーム公演の4日前ということです。
なんで、そんな切羽詰まった時に。
ツアーはさっさと終わらせて、BiSHのメンバーには東京ドームへ気持ちを向けてほしいと思ってたのに、こんな感じになってしまいました。
まあ、いろんな事情でそうなってしまったのでしょう。
僕自身、最初はライヴの間隔が短いのは嫌だなと思ってたのです。
大宮公演から3ヶ月も空いて高崎公演で、その僅か4日後に東京ドーム公演だなんて。
気持ちの作り方が難しいなと。
でも、時間が経つうちに、これはこれで悪くないかもと思うようになりました。
何故かというと、あまりにも東京ドームに意識が集中してしまうと、けっこう辛い気持ちになってたんじゃないかなと思えたからです。
でも、東京ドームの直前に、さらに1つライヴがあるということで、なんとなく気持ちが分散するというか、楽しみが2つあるんだと思える感じで。
なんか、前向きでいられたんですよね。
高崎公演の日が近づいてきて、割とショックなニュースが。
バック・バンド、キーボードのナオさんが、高崎公演には参加しないというのです。
この日程には先約があったんでしょうね。
バンマスのナオさんがいない、ということは、ベースのロックさんがバンマスになるのかなと思ってたら、なんとロックさんまで参加しないことが判明しました。
今のファンタスティック・ナオ・バンドのメンバーが好きだったので、これはどうなっちゃうのかなと少し不安になりました。
BiSHのライヴの場合、ただのバック・バンドではないと思ってたので、ツアー・ファイナルでメンバーが変わっちゃうのはどうなのかなと。
致し方ないことではあるけれど。
ライヴ当日。会場へ
いよいよライヴ当日。
梅雨時ですが、運良くお天気に恵まれ。
高崎芸術劇場は初めて行く会場です。
ライヴと言えば、上京するのが当たり前と思ってましたが、視野を広げてみると、バスを使って隣町のJRの駅まで行けば、高崎の会場まで日帰り可能なことが最近わかって、選択肢が増えました。
そして、その機会が訪れたわけです。
電車と違って、バスは到着時間が予定より遅れることがあるんだなと気付いて焦ったり、電車が途中の駅で車両切り離しがあって、前方の車両と後方の車両では終点が違うんだなということを体験したり。
高崎駅から会場までは、デッキで繋がっていてほぼ直線で徒歩5分。
わかりやすいにも程があるっていうくらい、あっさり到着してしまいました。
それが開場時間の17時の数分前で、ほぼ待ち時間なく入場することが出来ました。
僕の席は、1階29列39番。
ほぼ最後方の席です。
でも、4日後の東京ドームに比べたら、これでも圧倒的に近い距離でBiSHが観られるわけですから。
こんなに近い距離で観られるのは最後でしょう。
ライヴのスタート
開演時間の18時から1分過ぎ、早くもライヴは始まりました。
01. サヨナラサラバ
02. GiANT KiLLERS
03. ZENSHiN ZENREi
04. HiDE the BLUE
05. 愛してると言ってくれ
06. I have no idea.
07. ぴょ
08. My landscape
09. DiSTANCE
10. ZUTTO
11. I’m waiting for my dawn
12. Nothing.
13. スパーク
14. プロミスザスター
15. サラバかな
16. beautifulさ
17. Bye-Bye Show
(Encore)
18. オーケストラ
19. ALL YOU NEED IS LOVE
20. BiSH -星が瞬く夜に-
バンドの厳かな演奏に合わせて、ステージ中央・奥の扉からメンバーがゆっくり歩いて登場です。
「サヨナラサラバ」。
最初のモモコとアユニのセリフが好きになりました。
この曲は力強いリズムが命!
爆裂するサビのヴォーカルに合わせて、手をブンブン振ります。
クールなのに熱い曲!
中盤のリンリンの「♪ 辛い今ならば 痛い今ならば 嫌いなままだ」の後、「オイ!オイ!オイ!オイ!」と一斉に声出し出来たのが感動的です。
やっぱりライヴで声出すってのは大事だなあと心から思いました。
ひと味もふた味も違います。
「GiANT KiLLERS」。
ライヴを最高潮に持っていくに相応しい、見どころ・聴きどころたっぷりだし、観客の声出し・振り付けも忙しい、大好きな曲です。
冒頭から「いくぞっ!いくぞっ!」と煽りに応えて興奮MAX。
歌い始めたアユニがジャンプするのが好き。
チッチの「♪ 後悔ない~っやっ」って歌い方が好き。
「♪ EVERY MORNING」に、「オイ!オイ!」と応えて気合を入れて。
サビでは指を突き上げて「オーオーオ、オーオーオオオ」と大合唱。
3番の「♪ 回れ回れ メリーゴーラウンド」を、アイナが久し振りにちょっとしゃくって歌ってくれました。
生で観てる、聴いてる、ライヴに参加してる感がハンパない。
BiSHのライヴに行き始めた当初は、コロナ禍で、こんな盛り上がり方じゃなかった。
解散前にコロナが5類になって良かったなあ。間に合ったよ。
これぞライヴだ。
「ZENSHiN ZENREi」。
冒頭から、ジャンプ!ジャンプ!
何度見ても、最初の「♪ 甘えは許されない」の時のアイナの動きはウケる。
サビで高速で手を挙げるのが疲れる疲れる。
短い曲なので、良かったとも言えます。
しかし、まだ3曲目だよ。
とにかく暑い。
普段あまり汗かかない僕が、すでに汗吹き出してる。
この調子で大丈夫か。
ここで、自己紹介。
前回観た大宮公演から引き続き、自己紹介に声出して応えることが可能になったのが嬉しい。
お客さんの声出しが出来なかった頃は、スベッてる感あって、メンバーもやりにくかっただろうなあ。
お客さんが声出して応えることで、自己紹介コーナーも盛り上がりました。
「HiDE the BLUE」。
BiSHの中で1番好きな曲。この曲がラスト・ツアーのセットリストに入ったことは、僕にとってホントに大きいことでした。
大好きな曲が3回も聴けた。
イントロのピアノだけで泣いちゃうよ。
チッチ、「♪ 胸を打つ」を絶対「♪ 胸を打てゅ」って歌ってるよね。
ただ胸をキュンキュンさせてるだけじゃなくて、この曲も「チッチ!」「アイナ!」のコールとか、「♪ ありのままでいいのかな」に対する「いーよ!」のレスポンスとかで忙しい。
ボーッと堪能してる場合じゃないのだ。
サビでは、手をヒラヒラさせて上下動。これって、新曲「Bye-Bye Show」の桜吹雪の振り付けとほぼ一緒だよな...。
「♪ ほら未熟者」のお尻ペンペン、「♪ 青春ビリーバーです」の後の変顔。ピアノに合わせた首の動き。とても愛らしい見どころ満載で、生姿とスクリーンをチラチラ行ったり来たり、誰に焦点を合わせたらいいか迷います。
2番の「♪ 直感で動けたら簡単に」のアユニが可愛い。
変顔から一転して、間奏のキレキレのダンスがギャップもあって、たまらなくカッコいい。
ラスト・シーンは、満喫した青春を少女たちが振り返るようなストーリーが見えてきて切なくなる。
こんな素晴らしい曲があろうか。
メロディの良さだけでなく、振り付けも加味して、ライヴならではの良さがたっぷり詰まった曲です。
「愛してると言ってくれ」。
BiSHにしては珍しく、ストレートな恋愛の可愛い曲。
サビのハート・ポーズは、やっぱり猿のポーズに思えてならない。
でも、そのハート・ポーズを弾けさせちゃってる振り付けなんだよね。ここに意味があるのかな?
「♪ 好きよ ずっと」の後に、観客が「フゥッ!」と言ってジャンプします。
終盤の「♪ あなた以外 あなた以上 ありえない」のところを、アイナがミュージカル風?おっさん風?に歌うのを楽しめるのもライヴならでは。
「I have no idea.」。
冒頭、手を挙げて「♪ 言いたいことがない」というところからして楽しい。
そしてサビ前、股間で手を振って「♪ チンチンチチンチーンチチチン」だもんね。
サビになると、観客も一体となってモンキーダンスのように両手を振りまくるので、これまた疲れます。
最後に再び「♪ 言いたいことがない」に戻ってくると、何故か爽快感で感動的です。
「ぴょ」。
「シャア!」と四股踏んで、気合が入る曲。
「♪ YOU 寛大」のところでジャンプしたりもしますが、前半は混沌としてて謎めいた曲。
それがサビで「♪ 君にズッQン ドッQン」と一気にキャッチーになり、締めは「ソイヤソイヤソイヤソイヤ」とテンションが上がります。
最後のポーズまで含めて、相撲がテーマになった振り付けですね。
初めてライヴで観た時は面食らったのを憶えてますが、振り付けを憶えると、一緒に踊って楽しい曲です。
MC。
最近出たTV番組について。
特に、『CDTV』については、放送事故?と言っていて、あの大量に落ちてきた桜吹雪のことですね。
リハーサルで、「本番ではこの5倍の量が落ちてきます」と言われてたんだそうです。
たしかに、ドンッ!て音が聴こえてきて、あれは凄かった。
ハシヤスメさんが、今日のツアー・ファイナル、ツアーの最初とは感じが違うと言ってましたが、メンバーには共感されてませんでした。
「My landscape」。
アイナのつぶやくような曲紹介もお馴染み。
スローで艶っぽい前半から、段々と力が入ってきて、サビで大爆発。
観客も、左右斜めに腕を振ります。
そして「♪ 終わりです はい」のところで高々と手を挙げるカタルシス。
初めと終わりで、メンバーが仰向けに寝て脚を上げるのがなんとも意味深です。
「DiSTANCE」。
これも前曲と似たタイプで、スローな前半からサビで爆発する曲。
「♪ 今僕はあなたなしでは」のところで、人差し指を突き上げて揺らす振り付けが好きです。
バラードですが、熱いですね。
「ZUTTO」。
ラスト・シングルはイエモンからもらったプレゼントみたいに捉えてるので、ある意味、この曲が松隈さんとBiSHのラスト曲。
明るく爽やかな感じがするので好きです。
WACKのテーマでもある「行かなくちゃ」が歌詞に入ってて、前向きに、元気をもらえます。
6人で手を繋いで並んでたところが良かったです。
そして、コントの時間。
その後には日替わりメニューの2曲です。何が飛び出すやら。
まず、「ア・ラ・モード」が始まり、「♪ 私はハシヤスメ派」と歌いかけたところで、チッチが「ちょっとちょっと待ってよ!」と演奏を止めます。
大事なラスト・ツアー、しかもツアー・ファイナルで、なんでハシヤスメのソロ曲をやんなきゃなんないのよ、と。
他にやるべきBiSHの曲があるでしょ、というコントです。
ツアー序盤に比べたら、「ア・ラ・モード」が始まった時の歓声は大きくて、そのまま「ア・ラ・モード」やってもいい雰囲気でもあったし、実際、ハシヤスメさんの地元・福岡公演では、半分くらいまで歌った、との事でしたが、それを許すとコントにならないので。
で、ハシヤスメさんが「ア・ラ・モード」より良いBiSHの曲なんかないでしょ!とか言いながら(これにはさすがに清掃員も不服)、不貞腐れた末に、「私が審判をするから、みんながおススメするBiSHの曲になりきってバトルせよ」との流れ。
そして、
アユニ=「DEADMAN」
リンリン=「OTNK」
チッチ=「I’m waiting for my dawn」
モモコ=「NON TiE-UP」
アイナ=「KiND PEOPLE」
の担当で、バトルが始まるわけです。
今ツアーを1度でも観た人には、この時点で、次にどの曲をやるのかわかっちゃうんですけどね。
僕は、このラインナップを見てガッツ・ポーズでした。
「OTNKは、ハシヤスメさんが加入して最初のシングルですよ」とリンリンが言うと、ヌンチャク持ったモモコが「媚びてんじゃねえよ!だいたい、お前は子供みたいな下ネタなんだよ、おっぱい舐めてろチンコシコッてろって、はっきり言ってみろよ!」と。
その喧嘩を聞いて、アイナが「優しい人、優しい人」とビビる。
すると、チッチが「何度も何度も闘ってきたの!」と、子供の学芸会のような棒読みで、歌詞の一部を連呼し始めます。
さらに、モモコが「NON TiE-UPには、スーパー・ハシメスメ・タイムがありますよ!」と猛プッシュすると、リンリンがすかさず「あなたも媚びてるじゃない」とツッコんだのには爆笑。
で、結局、猛プッシュが認められたモモコと、闘い慣れてるのならという理由でチッチが選ばれ、2人が押し相撲で決着をつけることに。
で、秒殺でチッチの勝利。
見事に、チッチの曲が披露されることになったわけです。
それにしても、このコント3回観たけれど、今までで一番面白かったです。
ネタがこなれて、間合いもとても良く、完成されてました。
セットリストに絡めた、最高のコントでした。
「I’m waiting for my dawn」。
BiSHの好きな曲ベスト10に入るくらい大好きな曲ですが、今回やってくれるとはほとんど思ってなかったので、驚きの方が大きくて。
まさかここに来てこれを生で聴けるなんて。
また夢がひとつ叶いました。
高崎公演に来て良かったと心から思いました。
アイナが手を挙げて「♪ 光の方へ行こう」と歌うところが良かったです。
でも、大好きな「♪ 手と手合わせたい~んっ」という歌い方がイマイチ目立って聴こえなかったのが残念だったし、大好きな曲で期待が大きすぎたのか、思ってたほど感動はしなかったんですよね。
なんでだろ。
日替わり曲、もう1曲は、勝負に負けたモモコ作詞の「Nothing.」でした。
この曲は、人気があって、ライヴでもよくやる曲ですが、僕がライヴで聴いたのは実は初めて。
つまり、この日の日替わりメニューは2曲とも僕にとって「当たり」だったということですね。
観客が振り付けに参加する曲ではないので、じっくりダンスや振り付けを観させてもらいました。
「スパーク」。
BiSHの始まりの曲と紹介してました。
どこかのんびりしていて、はないちもんめの振り付けまで出てきます。
BiSHには珍しいハモりもあって。
「♪ このまま消えてしまえ」のところでは、観客も左右斜めに腕を振ります。
曲としては地味目なんですが、ライヴになると、不思議な存在感で印象に残るものです。
「プロミスザスター」。
BiSH一番の代表曲といったらコレでしょう。
程好い緊張感があって、僕も毎回ライヴで聴くのを楽しみにしてる大好きな曲です。
何が楽しみって、それはなんといってもアイナの絶唱なんですが、今回は不安がありました。
約1週間前の『CDTV』、さらに1日前の『Venue 101』と、最近出たTVの生放送で歌ったこの曲で、アイナが声を出しにくそうにしてて、しゃがれてていつもの伸びがなかったからです。
アイナ、ずっと調子悪そうだな、東京ドームまで大丈夫かな、と思ってたのです。
なので、「♪ だから僕は待って待って」と一緒になって手を突き出しながらも、「この後、アイナがんばれよ~」と気が気でなかった。
しかし、さすがアイナ。
数千人を前にしたライヴとなると、ギアが入るようです。
決して本調子ではなかったと思いますが、1番ラスト、2番ラスト、そしてオーラスの3回の絶唱を歌い切りました。
声の限りを振り絞って、伸ばしまくってました。
今までと違った意味で感動しましたね。
東京ドームでは、もっと調子良く声が出せるといいね。
「サラバかな」。
疾走感あふれるナンバー。
サビでは、ジャンプしてから拳を前に何度も突き出して「オイ!オイ!オイオイオイ!」と大合唱。
コロナ禍で声が出せなかった頃、拳を突き出すだけでも疲れたのに、今は声まで出すんですから、さらに疲れます。
中盤で、いったん静寂の時があって、アイナの「♪ その手を離さないよう」のところで大合唱、さらに「BiSH行くぞ~っ!!」の叫びがあって、その煽りにさらに燃えて「オイ!オイ!オイオイオイ!」と力が入りました。
ラスト間近ではBiSHが手を広げてステージ左に走るのに合わせて「よ~っ、ハイ!」、右に走って「よ~っ、ハイ!」と掛け声をかけたのもスカッとしました。
「beautifulさ」。
これはもう、無心になってトゲドケダンスをやるしかない。
ていうか、何も考えなくても体が自然に動いてしまうほど、振り付けが刷り込まれてる。
こんなに簡単で、曲に合った振り付けを考えたのは天才的だな。
あとは、間奏終わりのチッチのパンク顔を見るのが楽しみなんです。
ここでちょっとMC。
チッチが泣きそうになりながら思いを伝えてくれました。
笑ってバイバイの方がいい、という曲紹介で、最後の曲。
「Bye-Bye Show」。
爆裂サウンドが響き渡って。
でも、どこかひらひらと宙に舞うような優雅さもあって。
ロックンロールな別れの曲。
サビの桜吹雪の振り付けも、観客が戸惑うことなくやれてました。アイナも満足してることでしょう。
終盤のCメロで、座ったメンバーが短めの歌割りで歌い繋げていくところが好きです。
演奏が鳴り止まないうちに、メンバーが一人ずつ、ステージ中央・奥の扉の中へ消えていきました。
そして、BiSHがいなくなってから、演奏がフィニッシュ。
本編終了時点で、19時50分。
夢中になっててあっという間。
2時間近く経ってたなんて信じられない。
アンコール。
「オーケストラ」。
これまた感動的な別れの曲。絆の曲。これも今のBiSHにピッタリな曲だ。
サビで一緒に振り付けを踊れば感無量。
繊細な切なさをチッチが表現してくれます。
ラストは、右手を突き上げて「♪ オッ、オッオ、オッオー」と大合唱、そしてBiSHポーズでの終わりに涙が出ます。
メンバーから、それぞれ挨拶。
アユニは、いろいろ不安になった夜、ネットでみんなの声を聞いて元気になれたと。みんなが親みたいなものだ、と。
リンリンは、感極まって、「ふわん!」とか「ひやん!」とか変な声出しながら。
横にいるアイナと手を繋いで、なんとか言葉を紡ぎ、歌ったり踊ったりのするのは東京ドームが最後になるかもしれない、と。
ハシヤスメさんは、「ア・ラ・モード」が歌えなかったのが心残り、と冗談で。
ツアーやってる途中、「長いかも」と思った瞬間もあったけれど、今になってみればあっという間だったと。
そして、「東京ドーム、行ってまいります!」と力強く宣言。
モモコは、長い活動の中で、「不完全な時」もたくさんあったと思うけど、それも含めて私でBiSHで。
皆さんには、ひとりひとりが清掃員代表という気持ちで、東京ドームに来てもらいたい、と。
アイナは、BiSHが終わりに近づいてきて、メンバーのいろんなところが見えた、8年もやってるのに知らないことばかりだったんだなと。今それに気付けたのは寂しいけど嬉しい、と。
そして、今回の高崎公演が延期になったのは、自分の怪我が理由だったことにも触れ、無理して来てくれた人もいるんじゃないかなと気遣い、私は元気ですと伝えてくれました。
チッチは、この瞬間を逃さないように、毎日目を凝らして過ごしていると。
BiSH、なんでこんなに好きなのに解散すんだよ、と思うんだけど、そんなことじゃないんだ、と。
今もって、とても複雑な思いでいることを打ち明けてくれました。
「ALL YOU NEED IS LOVE」。
前半のバラード部分、スクリーンに歌詞が映し出されるのはお馴染みの光景。それを見ながらじっくりと聴き入ります。
そして、テンポ・アップしてジャンプ・ナンバーへ。
「♪ All you need is love 今も過去も振り向かせよう」のところでは、自然と右隣の若者と肩を組むことが出来ました(左隣は若い女の子だったので自粛しました)。
今まではコロナ禍で、触れ合うことを遠慮しなければならなかったので、この曲のこのパートで隣の人と肩を組んで左右に揺れることは夢みたいに思ってた僕の願いが叶いました。
ラストの「♪ オオー、イエエー!」の大合唱も含め、清掃員の一体感が出ましたね。
「BiSH -星が瞬く夜に-」。
最後はもちろんこの曲です。
曲が始まって、「チッチー!」とか「おーれーの、アイナ!」とか大きな声でコールができるのが楽しいです。
でも、もっと細かいオタ芸みたいなコールがあったのですが、なんと言ってるのかわからなくて、まだまだ新参者の僕はついて行けず、でした。
この曲も、サビの振り付けは体に沁み込んでます。何も考えなくても自然に体が動くので、ある意味楽です。
間奏では、メンバー紹介。
いつものキーボードのナオさんとベースのロックさんがいなくて、今回はならぱんさんがバンマスだったのかな?(後でファンタスティック・ナラ・バンドと言ってたような気がします)
不安に思ってたバンド・メンバーの変更も、違和感なく力強い演奏を聴かせてもらいました。良かったです。
そして、「い・く・ぞっ!」の掛け声で、ヘドバン・タイム。
この時も、右隣の人と肩を組んでヘドバンすることが出来ました。やっぱり肩組むと一体感出ますね。ひと味違いました。
隣の人の方の湿り具合の感触、忘れられません(笑)。
「♪ keep my face」のチッチのピース・サインも忘れません。
最後の曲で疲れてるだろうに、「♪ クソの命は如何に」の命ポーズが、フラフラしないで全員ビシッと決まってたのが凄かったです。
一番最後、「♪ オッオッオーオー!」と合唱するところ、僕は息切れしてしまって声が伸ばしきれず無念。
でも、アイナが「オッケー!」と言ってくれました。
バンド・メンバーを前に呼んだところで、ハシヤスメさんがBOØWYの「MARIONETTE」を歌いました。
なんでも、ご当地にまつわるアーティストの曲の一節を歌うのが恒例になってたみたいで。
僕らの世代では、群馬と言えばBOØWYなのは当然の感覚なのですが、BiSHのような若い世代にもBOØWYが認識されているのは嬉しかったですね。
そして、「以上、私たち、BiSHでした」の挨拶も終わり、バンド・メンバーが去り、「We are BiSH!」の掛け声も終わったのですが、BiSHのメンバーは、それぞれ話しながらファンに挨拶をしていて、なかなかステージから去ろうとしません。
神奈川公演は2時間20分で終了、大宮公演は2時間25分で終了したのですが、今回は2時間40分経っても終了しません。
どこでそんなに時間食ったのでしょう。
ついに、20時40分になってしまいました。
僕は、帰りのバスの時間の関係でタイムリミット。
後ろ髪を引かれる思いで、まだBiSHがステージ上にいる会場を後にしました。
なんでも、この後、客席をバックにメンバーが自撮り写真を撮ったりしたみたいです。その場にいたかったな。
終わりなんだけど、終わりじゃない、でももうすぐ終わり
はからずも、ツアー・ファイナルとなった高崎公演。
これまた貴重な体験となりました。
解散する東京ドームの4日前。
ツアー・ファイナル。
この、微妙な感じの日程のライヴ。
BiSHのメンバー的にも、複雑な心境なのが痛いほど伝わってきました。
今日ですべてが終わりだ、というわけではなく、ツアーは終わりなんだけど、4日後に本当の終わりを控えている。
もうすぐ終わっちゃうんだという、切羽詰まった感情があふれ出していて。
終わりなんだけど、終わりじゃない、でももうすぐ終わり、みたいな繊細なパフォーマンス。
そういった意味では、不思議で貴重なステージを目撃することが出来たと思います。
アユニは思ってたより普通の女の子で可愛かった。
リンリンは美しかった。
ハシヤスメさんが凛としてた。
モモコはしっかり自分の足で立っていた。
アイナは覚悟が決まってた。
チッチは素直に自分をさらけ出していた。
BiSHのすべてが愛おしかったです。
ほぼ同じセットリストですが、日替わり2曲も含めて大好きな曲ばかりでしたので、今ツアー3回目でも飽きるなんてことなくて。
むしろ、声出しOKになってから日も経ってきたので、観客のパワーも遠慮せずにガンガンMAXでいってたので、ライヴが進化してたというか、圧倒されたし、ライヴに参加してるという実感がありありで、むちゃくちゃ楽しかった。
同じツアー3回も観る必要あるのかな?と思った時もあったけれど、ツアーの初日も最終日も観れて、その変化具合も体感できたし、この3回目が一番楽しかったです。
チケット獲れた時は、まさかこんな日になるなんて想像もしてなかった。
来れて良かったです。
今、これを書いてる時点で、腕と足がかなりの筋肉痛。
BiSHのライヴ後に、ここまで筋肉痛になるのは初めてです。
相当、がむしゃらに踊ったんだな、と心地良い疲労感です。
そして、東京ドームまで、あと僅かです。
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