ano Live@Zepp Haneda 2024.2.22 感想

ano 1st Album Release TOUR「猫吐極楽つあー ~何&卒よろしゅう~」

2024年2月22日(木)@Zepp Haneda

突如あのちゃんにハマる!

あのちゃんは、普通に面白い子だなと思ってた程度で。
そのあのちゃんが歌を歌ってると聞いた時は、あの喋り方でどんな歌声になるの?と眉をひそめたりもしました。
しかし若者の間でかなり流行ってるというではないですか。
それで見事に紅白にも出場で。
その流れで昨年末、あのちゃんがテレビの音楽番組で何回か歌うのを目撃し。
「ちゅ、多様性。」、なかなか良いじゃないかと。
気になって調べてみたら、曲を作ったのは大好きだった相対性理論の元メンバー、真部脩一さんで。ドラムを叩いているのも同じく西浦謙助さん。
ああ、これじゃあ僕が気に入るのも当たり前だなと納得。

そしたら、最近アルバムをリリースしたばかりだと知って。
そういえば、何度もAmazonのおススメ欄に表示されてたなと。
それで、紅白での歌唱の興奮も冷めやらぬお正月、試しにアルバムを聴いてみました。
こ、これは!
「ちゅ、多様性。」だけにとどまらず、僕の好みの曲ばかり。
すごいアルバムじゃね?
あのキャラクターを活かした歌い方もクセになって、たちまち虜になりました。
すぐに、ライヴが観てみたい!と。
そしたら誠にタイミング良く、ライヴの先行抽選受け付け中で。
アルバムを聴いた次の日には早速申し込んでいました。

でも、紅白にも出るほどで今をときめくあのちゃん。
ライヴハウスくらいのキャパではファンを受け止めきれないでしょう。
チケットの競争率も高いんだろうな、これはあまり期待せずに待とう、と。

その後、アルバムはサブスクで聴くだけでは満足せず、ライヴ映像の入ったBlu-rayも付属した初回限定盤を購入するにも至りました。
Amazonのおススメ欄に挙がってたのもなにか運命的なものだったんだと感じたりして。
すると、この突然湧きあがったあのちゃんへの思いが届いたのか、チケット無事当選したのです!
突如好きになって、次の月にはライヴに行けるという速攻性がたまりません。
なんともラッキーでしたね。

今年はここまで、ビリー・ジョエル、ポール・ウェラー、クイーンとライヴが続いて、次にあのちゃん。
このギャップも心地良かったりします。

ライヴ当日。会場へ

1週間前から、天気予報はずっと雨と出ていて。
スタンディングなので、整理番号順の入場となるので、自分の番が来るまで雨の中待っているというのはかなり辛い。
Zepp Hanedaは雨避けになるような場所もほとんどないし、かなり濡れてしまうのではないかと思い、憂鬱でした。
そしたら、ライヴの前日になって、もしかしたら当日の昼過ぎには雨が上がるのではないかという予報になりました。
これはかなり運が向いてきました。

そしてライヴ当日。
なんとか、午後には雨が上がりました。
また今にも降り出しそうな曇り空でしたが、なんとか持ちこたえました。

最寄り駅の天空橋駅に着いたのが17時頃。
開場は17時30分なので、わざわざ寒い外で待つこともなかろうと、駅のホームで30分ほどベンチに座って過ごしました。
17時30分を過ぎてから、会場へ。
到着した時には、整理番号600番の人たちが呼ばれていました。

スタンディングのライヴは、場所取りをしなければならないので嫌いです。
好きなポジションを確保するためには、早く入場しなければならないので、なんとか早い整理番号が欲しいと願ってました。
僕の整理番号は1297番。
ゲ!こんな番号かよ!
と、最初は思ったのですが、よく調べてみると、この会場はスタンディングでは2400人のキャパなので、1297番なら半分くらいの番号。
そう考えると、決して悪くはなかったのかなと。
うっすらと霧雨が降ってるような降ってないような感じの中、18時頃、僕の番号が呼ばれました。

とにかく、早くフロアに入って、良い場所を確保しなければなりません。
この会場の良いところは、入場してドリンク代を払ったら、すぐ目の前がドリンク交換所になっているところ。
これなら、するっと流れでドリンク交換に至れるので、ドリンク交換のためにまた列に並ばなければならないということがありませんでした。
サッとドリンク交換した後は、トイレを済ませ、すぐフロアへ。
この時点で、開演20分前。
既に前方半分くらいはビッシリと埋まってましたが、僕の狙い目は初めから後方エリアです。
すると、後方で段差が高くなってる柵の所に1人分のスペースを見つけたので、スルッと入りこみ。
僕の目の前は段差になってて柵があるので、前の人がまったく気にならず、視界が開けていてステージがバッチリ観える絶好のポジション。
こんな場所が取れるなんて、今回はかなりラッキーでした。

開演前のSEも、相対性理論とか、フジファブリックのカヴァーとか、僕の好きな曲が流れていたので飽きませんでしたね。

ライヴのスタート

開演時間の18時30分を3分過ぎ、場内が暗転。
いよいよスタートです。

01. 猫吐序曲
02. 猫吐極楽音頭
03. デリート
04. ンーィテンブセ
05. Peek a boo
06. アパシー
07. Tell Me Why
08. スマイルあげない
09. イート・スリープ・エスケープ
10. SWEETSIDE SUICIDE
11. AIDA
12. 絶対小悪魔コーデ
13. コミュ賞センセーション
14. 涙くん、今日もおはようっ
15. 普変
16. ちゅ、多様性。
17. F Wonderful WORLD
18. 鯨の骨
(Encore)
19. YOU&愛Heaven

まずはスクリーンにVTR。
あのちゃんと猫が温泉に入っているアニメーション。
げろ温泉で、ゲロ吐いてる猫とあのちゃんが今回のZepp Hanedaのライヴについて喋ってます。
そして最後はあのちゃんまでゲロ吐いて。

オープニング。
アルバムでも最初を飾る「猫吐序曲」が流れてきました。
何かとてつもないものが始まりそうなコーラス。
予想してた通りの幕開け。
このまま続く曲はもちろんアレ!

「猫吐極楽音頭」
ノイジーなギターのイントロと共に、一気にステージが明るくなると、神輿に担がれたあのちゃんが登場です。
神輿の上には椅子があって、そこに法被を着たあのちゃんが座ったまま歌います。なんだかクレオパトラ的な。
ダンサーも今回は4人いて、華やかに踊り、ステージ上はいきなり混沌としてます。
サビでは「♪ ニャンニャンオェ! ニャンニャンオェ!」と会場全体が拳を上げて大盛り上がり。
中盤の「♪ ぷかぷか ホカホカ いい湯だな~」のところは、温泉のアニメーションと共に、ホントに温泉にほんわかのんびり浸かってるような極楽ムードがいい気分でした。

「デリート」
これまたノイジーなサウンドに乗せて、速射砲のように歌ったり、厭世的にセリフを吐いたりするあのちゃん。
そして、超絶パンクなサビにガンガン燃えます。
「♪ 滲んだライトでリライトさせる」の後の余白が切なくてクール。
ラストは「♪ 君となら ネ!」で清々しくフィニッシュ。
なんかすごいカッコ良くてね。
Blu-rayで観た昨年のライヴ映像よりも数倍、パフォーマンス値が上がっていて、あのちゃん大物になったなあと圧倒されました。

「ンーィテンブセ」
第二ボタンが弾ける、爽やかながらも可愛いロックンロール。
これも自然に体がノッて、軽快です。

「Peek a boo」
始まった瞬間、んん?と思いました。
これは大阪と名古屋の公演ではセットリストに入ってなかった曲です。
東京ワンマンでぶっこんできましたか!
ハードで重低音のゆったりとしたサウンドに、あのちゃんの高音のヴォーカルが響き、「♪ いない いない いないばー」の締めが印象的です。

「アパシー」
これまた、今までセットリストに入ってなかった曲!意表を突かれました。
メロディの起伏に乏しい前半は、歌うのかなり難しいと思いますが、見事に表現するあのちゃんです。

ここでMC。
「Zepp Haneda...遠くね?」
まさしく。みんな思ってたことでしょう。
「Zepp Hanedaって、言い慣れてないんで...羽田って東京なの?じゃあ、東京で統一させてもらいます」
「今日は2月22日。ニャンニャンニャンで猫の日。ボクはポッキーの日とかそういうのはキライなんだけど、これはアルバムにも関連して、いい日。便乗させてもらいます。猫も好きだし。嬉しい」
これは言われるまで気付かなかった。アルバムが『猫猫吐吐』だし、ホント丁度良い日にライヴなんですね。

「Tell Me Why」
ベースのビート音がリードする前半から、サビで「♪ ソーダンスウィズミー」と見事にダンス・ミュージックに。
何も考えずにリズムに身を任せると心地良い。

「スマイルあげない」
ピコピコとゲーム音楽のようなサウンド。
スクリーンには、スーパーマリオを模した映像。
それから、これはマクドナルドのタイアップが付いた曲なので、歌詞はマクドナルドとゲームが合わさった世界観。
「♪ バンズ パティ マスタード」とか。
「♪ チキチキ ナゲナゲ バベバベキュー」も可愛い。
「♪ お茶の子さいさいさー」にテンション上がる。
「♪ 残機減る」というワードも好きだし、「♪ 塩を振る」と「♪ 指揮を振る」と掛けたオチも好き。
ダンサーさんたちも再登場して華やかです。
そしたら、浮き輪のように空気を入れて乗るボート...フロートベッドっていうの?が現れて、それに乗り込むあのちゃん。

「イート・スリープ・エスケープ」
ボートに乗って、歌いながら客席を渡るように進むあのちゃん。
あのちゃんが指差した方向に向かって、ボート下のお客さんたちががんばって進ませます。
フロアの中央より奥まで進んできて、僕のところに近い位置まで来てくれました。
どういう風に進むかは、お客さんの頑張り次第だったわけですが、ちょうど曲が終わるタイミングでステージのところまで戻ったのだからすごかった。
ジャングル・ビートが跳ねるこの曲、そういう演出に目が行ってしまって、耳が追い付かなかった面もあるのですが、「♪ オッオッオッ、オーオー」というところがとても好きな曲です。

MC。
「(客席を泳いだ)ボートがいい感じでしたわ。ちゃんと終わりに合わせて戻ってこれたし」
と、先ほどの演出に満足したかと思ったら、一転、真剣なモードになって。
「自分らしくいられなくて落ちこむ時がある」
「ライヴをするのも怖くなる時がある」
「でも、こうしてみんなが笑ってくれるから...」
あのちゃんの抱える苦悩を吐露してくれました。

「SWEETSIDE SUICIDE」
アコギを抱えて、あのちゃんが作詞作曲した曲を。
あのちゃんの鳴らすアコギの音が生々しく響きます。
心に抱えた闇を吐き出す感じ。
このダークな感じがあのちゃんの本質なんですよね。

「AIDA」
夕闇の中で歌うようにライトアップされていると思ったら、歌詞の中に「♪ 夕焼け」と出てきました。
前半寂しそうに歌ってたあのちゃんでしたが、サビで爆発、シャウトします。
「♪ できるよ できるよ できるよ」と絞り出すように声を張り上げて歌うところは圧巻。
あのちゃんの緩急付けたヴォーカルにやられました。

ここであのちゃんたちは退場。
スクリーンにVTR。
オルゴールの音色にアレンジされたあのちゃんの曲が流れます。
次にはジャズのようなアレンジで。
そしてまた、オルゴールの音色に戻り。

「絶対小悪魔コーデ」
あのちゃん再登場。
お召替えをしていて、今度は白とピンクのドレス、頭にはベールとティアラも着けていて、遠目で見るとウェディングドレスのようにも見えるし、ロリータ風でガーリーな衣装でした。
それでこの曲ですからね。
「♪ 可愛くね?」の歌詞の通り。
ピッタリです。
あのちゃんのアイドルとしての、モデルとしての底力や、女子からの人気の高さを痛感させられる曲です。
これもサビが強烈に盛り上がりますね。
丁度良く、スクリーンには歌詞が字幕で映し出されて、一緒になって歌って、拳を上げてテンションMAX。
あのちゃんもドスの利いた声で客席を煽ります。
ラストの「♪ バカ!」がグサリと刺さります。
これ、インディーズの時の曲だけど、「ちゅ、多様性。」で注目度が上がった直後にリリースしてたら、もっと大ヒットしてただろうになあと思いました。
まあ、結局のところ、あのちゃんの素晴らしい代表曲なのは変わりないんですけどね。

「コミュ賞センセーション」
コミカルで可愛い曲。
そしてサビではフワフワと夢の世界に誘うかのような、あのちゃんのファルセットのヴォーカル。
2番の「♪ Clap Clap Clap!」のところで手拍子をするのが気持ちいい。

MC。
「なんか今日はいろんな人が来てるよね。さっきボートで客席周った時も...ヤカラ?みたいのがいた(笑)」
「でもホント、いろんな人がいて...ボクのことホントに好きなのかな?って思っちゃった。みんな、何から入ったの?」
そんな戸惑いを見せつつも、
「まだまだ行けるかぁ~っ!」
と客席を煽って。

「涙くん、今日もおはようっ」
明るくポップに弾けた曲。
サビの「♪ そうだから」の後は観客が手を左右に大きく振って、その一体感ある景色は壮観。
1番終わりに「Zepp Hanedaのみんな~、おはよ~っ」と叫ぶあのちゃん。
ラストは「♪ らららららん」と大合唱して大盛り上がり。
楽しい~っ。

「普変」
クリープハイプの尾崎世界観が、あのちゃんのイメージと心境を見事に反映させた素晴らしいロック曲。
この曲があったから、僕があのちゃんにハマったと言っても過言ではないです。
普通って何だ?変って何だ?と問いかける。
あのちゃんが歌うからこそ真に迫る。
疾走感溢れるビートはスリルたっぷり。
ありがたいことに、スクリーンには歌詞が映し出されていて、その言葉がすべて心の中に入ってきます。
「♪ 人と違うのが普通で ズレてるから光るのに」
「♪ ちゃんとしてるのにいつもおかしくて それでもこれしかなかった」
「♪ 誰かが言う変なんて せいぜいたかが普通の変だ」
サビで拳を上げて盛り上がりながらも、言葉が刺さってきて刺さってきて。
あのちゃんはこういう気持ちで戦ってるのかなあと思うと、切なくなってきます。
ラストで「♪ 別に普通」と強がってみせるあのちゃん。
カッコいいのに、泣けてきます。
ああ、いい曲だあ。

さっきの神聖かまってちゃんのの子といい、この尾崎世界観といい、歌い方がちょっと好みじゃなくて好きになれないんだけど、「涙くん」「普変」という2曲を聴くと、素晴らしい曲を作る才能はあるんだなと認めざるをえませんでした。

そして、「きっとみんなが知ってる曲を」と言って。
出ました!
「ちゅ、多様性。」
ズバーンと客席に向けて銀テープが発射されました。
この曲は、ドラムが好きなんですよね。
そして、それに絡むギター。
歌詞にも中国語が入るからか、中華風に感じる前半のサウンド。
そして再登場してきたダンサーさん4人のダンスがキレッキレ。むちゃくちゃカッコ良かった。
そして「♪ ゲッゲッゲロ、ゲッゲッゲロ、ゲロチュ~ッ」というサビの爆発力。
観客みんなが、これを待ってました、これを聴きに来たんだというのが伝わってくる一体感。
ちょっとひねくれた可愛さがたまらない。
最高でした。

「F Wonderful WORLD」
引き続きダンサーさんたちが盛り上げて、
「♪ 何言われてもE!」
AとかBとかEとか歌詞に入ってきて。でもタイトルのFは出てこないのが面白い。
サビの「♪ 脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳」のところではみんなでジャンプしまくって盛り上がります。
「♪ 南無 南無 南無」が可愛いです。
ここまで飛んで跳ねて、いい汗かきました。

「鯨の骨」
あのちゃん作詞作曲のバラード。
ウィスパーボイスで歌うあのちゃんが愛おしい。
すべてを飲み込んでいくような壮大な感じを受けます。

これで本編終了。

アンコールで出て来たあのちゃん。
「ゲンキですか!」と客席に向かって叫んだ後、
「...わかってるよ。...猪木だなと、うん。」
小声でそう言って照れた後は、また急にしんみりモードになって。
「去年、一昨年くらいから、いろんなことがあって」
「なにやっても満たされなくて」
「誠実な人が報われる世の中じゃなくて」
普段抱えている胸の内を語っていくあのちゃんから、涙がポロッとこぼれ落ちました。
「ボクが辛かった時に、ライヴでお客さんの笑顔を見て救われたように、みんなにとってあのちゃんが楽になれる場所というか、崖から落ちそうになった時のストッパーになりたい」
真剣に、真剣に話すあのちゃん。
こういう姿は、テレビではきっと観れない。

「YOU&愛Heaven」
アコギを抱えて、あのちゃん作詞作曲の最新シングル。
メランコリックでファンシーなサウンドで、
「もうどうでもよくなっちゃったなあ」というセリフがインパクトあり。
サビで「♪ I want to Heaven」と力強く歌います。
そして2番で出てくる「あなたの絶対になってあげるね これがぼくの使命だからっ」というセリフが、さっきのMCと重ね合う。
こういう曲を作って歌うあのちゃんの姿が世間に伝われば、きっとあのちゃんのイメージが変わって見えると思うし、誤解も解けるというか、あのちゃんの芯の部分を好きになるファンも増えると思うんだよね。
とにかく、世間に伝わってるあのちゃん像は、一面的でしかない。
そう感じさせる、感動的な曲でした。

「サンキューベリベリあのでした!」と言って去っていきました。

ライヴ終了は、20時4分でした。

一生懸命なあのちゃん。大きな声でファンだと公言したい

そもそも1曲1曲が元から短いというのもあって、19曲もやっても1時間半のライヴ。
めちゃくちゃあっという間でした。
大阪・名古屋はツーマンライヴで(大阪は急遽ワンマンになっちゃったけど)、今回の東京ワンマンライヴは一応ツアー・ファイナルということで(来月、追加公演もあるけど)、1stアルバムに収録された18曲+最新シングルの全レパートリーを披露するという、今のあのちゃんをすべて見せるライヴになりました。
まさか全曲聴けるとは思ってなかったし、文句の付けようもないセットリスト。
大好きな曲ばかりを生でたっぷり聴けて、あのちゃんのすべてを堪能した感じ。

バンド・メンバーは、ステージ上で生演奏してたのは、ギターとドラムの2人だけ。他の音は裏で同期。
メンバー紹介がなかったし、前ツアーと同じようにギターがTAKU INOUEさん、ドラムが西浦謙助さんだったのかどうかはわかりませんでした。
2人ともカッコいい演奏でした。あまりライトは当たってなかったけど、ちゃんと観てましたよ。
ダンサーさんが、前ツアーから2人増えて4人になったので、ステージ上は寂しさを感じませんでした。

で、とにかくあのちゃん、歌が上手い!
家で音源聴いてても、そのキャラを活かした歌い方に萌えて、ハマりまくってたんだけど、生でも、これだけ表情豊かに聴かせてくれるとは。
可愛くて、時に真に迫る。
ピッチもほぼズレることないし、シャウトしすぎで息切れ寸前みたいな瞬間はあったけれど、ほぼ全編、圧倒的なヴォーカル力がありました。
こういうところも、世間には浸透してないよね。

この会場の音、デカくて迫力があった。
ライヴ始まって音が聴こえてきた時、これはヤベエ、って思ったもん。
僕が観ていた位置が、スピーカーの音がモロに届くところだったからなのかもしれないけど、それぞれの楽器の音はもちろん、あのちゃんの歌ってる歌詞もしっかり聴きとれるし、とにかく良い音だった。
そういう意味では、このZepp Haneda、いいハコかもしれない。
好印象。また来たい。

今回は、収録のカメラが入ってたので、きっと後日、ライヴDVDが出るであろうことに期待します。

MCでも言ってたように、あのちゃんて、テレビで毒吐いて、好きなこと自由に発言してるイメージがあるけれど、そういうキャラはきっと批判も多いだろうし、誤解されたり、嫌な言葉も入って来ると思います。
でも、そんな批判なんて関係なーい、ってお気楽にやってるわけじゃなくて、いっぱい傷付いて、それでも歯を食いしばって頑張ってるんだと思います。
すごい真面目な娘なんだな、懸命に生きてるんだなというのをヒシと感じました。
こういう面がもっと世間に伝わればいいな、と思います。

ステージで一人歌うあのちゃんには、圧倒的なオーラを感じました。身震いしました。
どこからどう見ても、立派なアーティストです。
今、テレビでもてはやされているあのちゃんだけど、一過性のものじゃなくて、これからもずっと愛される存在で、さらに大きくなってほしい。
音楽性の高さでも、存在感を増してほしい。

今宵はあのちゃんで燃え尽きました。
ライヴを観て、ますますあのちゃんのことが好きになりました。
世間ではまだまだ誤解も多く、あのちゃんのファンだと言うと、周りの人には引かれてしまうのかもしれないけど、一生懸命なあのちゃんを見たら、そんな弱気ではいられません。
あのちゃんの魅力を一人でも多くの人にわかってもらうべく、もっとあのちゃんファンだと堂々と公言していくべきだと勇気をもらいました。
泥の中に見えた光。
希望に満ち溢れています。

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