小泉今日子 Live@日本武道館 2026.5.3 感想

KK60 ~コイズミ記念館~ KYOKO KOIZUMI TOUR 2026

2026年5月3日(日)@日本武道館

還暦記念!武道館!

キョンキョンの武道館ライヴ!
観てみたいけど、セットリスト次第なんだよなあ。
大ファンってわけでもないから、知らない曲が多いのは辛い。
大好きな曲をやってくれるとわかってるなら行くんだけど。
特に「優しい雨」
これが聴けるなら、この1曲のためだけに行ってもいい。
でも、やるんだろうか?
どうしよう。

悩んでいるうちに、先行抽選が始まってしまいました。
うーん。
キョンキョンの武道館、2DAYSなんですが、実は初日の5月2日は、別のライヴのチケットを獲ってあるのでダメ。
その次の3日なら、行こうと思えば行けますが、2日連続でライヴというのは疲れるし、仕事の休みを申請する都合も考えると、あまり積極的になれません。
うーん。
まあ、今回はとりあえずパスかなあ...。

やがて1月。
還暦記念の全国ツアーが始まりました。
セットリストが判明。
「優しい雨」は無し。
そっかあ。
でも、特に好きな曲の1つ、「100%男女交際」をやってくれています。
これが聴けるのは嬉しい。
その他も、ほとんど知ってる曲ばかりだし、やっぱり観たいかも!

だけど、その時には、既に抽選の受け付けは終わっていて。
うーん、やっぱり縁が無かったのかなあ。

半ば諦めかけてはいたのですが、チャンスがあるならと、たまにチケット情報を確認したりしてたんです。
そしたら、追加席で、バックビューシートというのが出ていて。
見たら、昨日発売になってたというじゃないですか!
この時点では、当然もう売り切れです。
なんで、1日早く気付かなかったんだよ!

でも、早い者勝ちの一般発売では、どうせムリだったかな...。
そう思いつつ、それならリセールに期待してみるか、と、販売ページをブックマークしました。

それからは、毎日リセール情報を確認することにしたのですが。
3日ほど経った深夜、ふとアクセスしてみると。
バックビューシート、残席あり、となってます!
リセールじゃなくて。
普通に発売中。
ええっ??
そういえば、この時間。
ちょうど、戻りチケット解放の時間帯だ!
戻りチケットとは、一般発売でチケットの購入手続きした人が、なんらかの事情で入金が出来なかった場合に、キャンセル分として、また市場に解放されるチケットです。
それがちょうど出たタイミングに出くわしたというわけです。

これは!
ここで買うべきだという運命でしょ!
慌てて購入手続き。
カタカタカタ。
売り切れたりしないか?
間に合うか?
ドキドキ。
よしっ!
買えた...。

こうして、チケットを獲ることが出来ました。
バックビューシート。
今回のライヴは360°のステージということなのでしょう。
ステージを真後ろから観る席となりそうです。
基本的にキョンキョンの後ろ姿を多く観ることになりそうですが、仕方ありません。
もしかしたら、意外な景色が観られるかもしれませんし。
これはこれで面白いかもしれません。
とにかく、ライヴに参加できるのだから、OKでしょう!

そこからテンションが上がってきて。
キョンキョンの予習をすることにしました。
明らかになっているツアーのセットリストで、Spotifyのプレイリストを作って聴くのは当然として。
ライヴ映像も観てみたい。
調べてみたら、最近のライヴのBlu-rayが何枚か出ていることを知りました。
収録曲からいったら、2022年に行った40周年記念ライヴの『KKPP ~TOUR 2022 Live at 中野サンプラザ』というのが1番良さそうです。
今回のツアーのセットリストにも近いし、「優しい雨」も入ってるし。
AmazonのBlu-rayやDVDは、22%OFFくらいになってることが多いのですが、この時は11%OFFにしかなってなくて。
何日か待ってたら、値引き率も変わるかなと期待して、少し様子を見てたのですが。
もしかしたら、今キョンキョンは全国ツアーをやってる最中だから、Blu-rayに需要はあると判断して、あまり値引きしない作戦か?と。
あまり粘っていても、観る時間が無くなってしまうなと思ってたら、ある日、値引き率が14%になったので、よし、今買っちゃおうか!と。
それで手を打って購入したのでした。

それで届いたBlu-ray。
早速観てみると。
これは買って良かったですねえ。
豪華なセットリストで、アイドル時代から変わらぬキョンキョンの歌声。
素晴らしいライヴ。
ていうか、これが生で観たかったよ。

とにもかくにも、そんな風に予習してたりして、武道館への期待が高まっていきました。
ただ、残念なのはやっぱり、今回のツアーでは「優しい雨」をやらない、ってことなんだよなあ。
この曲さえやってくれれば、何も言うことはなかったのに。
それだけが心残りで。
武道館だから特別にって、追加でこの曲を入れてくれたりはしないかなあ...。

ライヴ当日。会場へ

ライヴ当日は曇り空。
でも、雨の心配はなさそうで。
武道館に行く時は恒例、いつものようにお茶の水のdisk unionで買い物をしてから、会場へ向かいます。

開場時間は15時ということで、九段下駅で少し時間調整した後、会場に到着したのは15時15分頃。
スマホで記念撮影をし、トイレを済ませてから入場。

僕の席は、スタンド2階北R列6番。
ホントにステージの真後ろですね。
でも、斜めから観る席じゃなくて良かったかも。
嬉しいのは、ちゃんとステージ裏の僕らのために、スクリーンが設置されてたこと。
これならば、ずっと後ろ姿のキョンキョンを観るだけということにならずに済みます。
ただ、この位置からだと、生で観れるのはステージの前方に立ったキョンキョンの姿だけで、演奏するメンバーの姿は舞台セットや機材に隠れて、誰一人見えそうにありません。
スクリーンがあってホントに良かった、ってことです。

席に着いたのは15時50分頃で、その時すでに音楽が流れてるなあと思ったのですが、よく観たら、ステージでDJの方がパフォーマンスしてました。

ライヴのスタート

後で聞いたところによると、このDJは高木完さんだったんですって。
名前くらいは知ってます。
パフォーマンスする姿からは、もっと若い人だと思ってました。
キョンキョンの「魔女」と、シンディ・ローパーの「Girls Just Want To Have Fun」をマッシュアップした曲が流れたり。
そして、RCサクセション、忌野清志郎が歌う「Imagine」が流れたり。
この曲はまさしく、今この時代に向けた強烈なメッセージですよね。
キョンキョンの考えそうなことです。

DJタイムが終わり、16時12分。
場内が暗転しました。
観客の持ったペンライトが赤色に光っていて、場内が真っ赤になりました。

ゴージャスなスパンコールのドレスに、インナーに白のTシャツを着たキョンキョンが登場。

01. ビューティフル・ネーム
02. 恋のブギ・ウギ・トレイン
03. Celebration
04. なんてったってアイドル
05. キスを止めないで
06. 親衛隊メドレー
07. The Stardust Memory
08. 夜明けのMEW
09. 木枯しに抱かれて
10. 学園天国
11. 夏のタイムマシーン 1966-2026 (MV)
12. 私の16才
13. 艶姿ナミダ娘
14. 水のルージュ
15. Fade Out
16. 優しい雨
17. バディ
18. Sweet & Spicy
19. T字路
20. ダンスに間に合う
21. 東の島にブタがいた Vol.3
(Encore)
22. あなたに会えてよかった
23. 100%

「ビューティフル・ネーム」
あれ?思ってた1曲目と違うぞ!?
このツアーは「ヤマトナデシコ七変化」で始まってたはずなのに!
シン・コイズミックスプロダクションズとしてリリースしたゴダイゴのカヴァー。
これは、このツアーでは本編最後に演奏されてた曲だったはず。
何故1曲目に?
戸惑いながらも、レゲエ・アレンジのこの曲に合わせ、ユラユラと身体を揺らします。
1人でも多くの人に伝わるように丁寧に歌いかけるキョンキョンの姿が印象的。
「♪ ウーワーウーワー、ララララ」と、挙げた手を大きく左右に振って。
「ひとりずつひとつ」という言葉を繰り返す度に力強い声になっていくキョンキョン。

「恋のブギ・ウギ・トレイン」
うわっ、アン・ルイスだ!山下達郎だ!
こんな曲をやってくれるとは、予想だにしなかった、ビックリだ!
キョンキョン、今までこの曲のカヴァーなんてしたことあったのかなと思ったら。
後で調べたところによると、この曲もシン・コイズミックスプロダクションズとしてリリースしてたものみたいです。
とにかく、ファンキーなグルーヴが強烈なこの曲。
リズムに合わせて踊りまくりました。
「カモン!」というキョンキョンのシャウトが響きます。
盛り上がって汗かいた~。
それにしても。
とにかく、全国を周った還暦ツアーのセットリストとは違います。
これは、今日は思ってたのと全然違うライヴになるぞと確信しました。

「Celebration」
ソウルフルなコーラス・ナンバー。
このライヴのために作った曲かな?と思ったら、ベスト盤『Celebration』収録曲。
ラッツ&スターのマーチンとマーシーが作った曲でした。
この曲はメンバー紹介を兼ねてました。
ここまで、スクリーンを観て確認したところ、全国ツアーより、この武道館公演は、演奏メンバー増えてると気付いてました。
事前に発表されてたメンバーより明らかに多い。
ホーン隊とかコーラスとか増員されてる。
と思ったら、キョンキョンの紹介で、コーラスがTIGERさんだったことが判明。
TIGERさんは、サザンオールスターズのライヴではお馴染みの人で、さらに最近は佐野元春のライヴにも参加。
そしたら、キョンキョンのライヴでも観ることになるとは!
よく考えたら、キョンキョン・バンドのキーボードの渡辺シュンスケさんは、佐野元春&ザ・コヨーテ・バンドのメンバーなので、その辺の繋がりからTIGERさんに声がかかったのかなあとも思ったり。
「♪ オーナイセレブレーション!」
「♪ ウェルカムトゥザパーティー!」

「なんてったってアイドル」
冒頭、どうだ!と言わんばかりの堂々としたポーズを取るキョンキョン。
まさしく。
まさしく、天下のアイドル、いまだ健在。
ここに降臨!
アイドルとしてのキョンキョンの存在感を見せつける曲です。
「♪ ドアを開けずに飛び降りて」のところのピッピ、ピッピというホイッスルの音が大好きなのですが、ちゃんと聴こえました。
「♪ 恋をするにはするけど」のところでは、パン・パパンと手拍子。
「♪ 清く正しく美しく」という、アイドルとしての覚悟に痺れます。
「♪ 私はアイドル」には「♪ You are an idol」とレスポンス。
そして、「イエーッ!」「イエーッ!」と大声でのコール&レスポンスに盛り上がります。
2番の「♪ 歳なんか取りたくはない」のところで、失笑気味に歌うキョンキョンが微笑ましいですね。

「キスを止めないで」
おお~っ、野村ヨッちゃんが作ったこの曲をやりますか。
結構ハード・ロックなんですよね。
「♪ Don’t stop kiss」
そんな力強い演奏に負けず、陶酔したように歌うキョンキョンです。

「親衛隊メドレー」
ここからは、初期の楽曲が流れ、それに合わせての親衛隊のコールがフィーチャー。
観客席の一角に、法被を着た親衛隊の方々がいらっしゃるのがスクリーンに映ります。
みなさん女性ですかね。
曲は「私の16才」「素敵なラブリーボーイ」「春風の誘惑」「半分少女」「渚のはいから人魚」「ヤマトナデシコ七変化」を、ワンフレーズずつ流れます。
それに合わせて、キョンキョンがたまに口ずさみますが、なんと言っても親衛隊のコールが轟きます。
そのコールがスクリーンに字幕で出てるのですが、「俺たちの今日子」とか「ラブリー今日子」とか言うならわかりますが、「ラリアット食らって」とか、全然歌詞に関係ない、なんで??と思うワードが続々飛び出して爆笑です。
当時、こういうコールを真剣にやってらした方々がいらっしゃったんだなあ。

「みなさん、親衛隊のコール、わかりましたか?」
「こんな感じで、次の曲もよろしくお願いします」

「The Stardust Memory」
これも親衛隊のコール付きですが、今度はしっかりフル歌唱。
アルフィーの高見沢さんが作ってくれた曲ですが、せっかくの爽やかさがコールで台無しになってるような気も(笑)。
親衛隊のコールに時々笑いながら歌うキョンキョン。
「気にすんな!」
「バーニング!」
ホント、何故今それを言う?というワードの連続で。
コールが強烈で、曲が全然入ってこない!(笑)
最後は、
「せーの!」
「今日子~!」

「夜明けのMEW」
おお~っ、MEWだあっ!
この曲が聴けるとは思わなかった。
穏やかで切ない筒美京平のメロディもいいんだけど、武部聡志のアレンジが秀逸。
「♪ 君をすべて知っていると思っていた」と、苦しそうな顔で歌うキョンキョンが最高。
その姿、生で観れて良かった。
いい曲だあ。

「木枯しに抱かれて」
さらに切なく、季節が秋から冬へと移り変わるように。
フォルクローレ風のアレンジが印象的に耳に届きます。
「♪ 泣かないで恋心よ」と、ぐっと歌声に力強さが増します。
最後は「♪ せつない片想い あなたは気づかない」と、寂しげに歌うキョンキョン。
ただ、当時は、少女の初恋に近いものに聴こえましたが、今のキョンキョンが歌うと、酸いも甘いも噛み分けた大人の女性の、それでも叶わない胸の内みたいな感じで。
そんな妖艶さがありましたね。

「学園天国」
前曲から一転、激しいギター・サウンド。
ジャケットを脱いでTシャツ姿になったキョンキョン。
「アーユーレディ?」
「イエーッ!」
「♪ ヘーイ、ヘイヘイ、ヘーイヘイ!」
「♪ ヘーイ、ヘイヘイ、ヘーイヘイ!」
「ヘイ!」
「ヘイ!」
「ウワァ~オッ!」
このフィンガー5のカヴァー曲が主題歌になったドラマ『愛しあってるかい!?』は、当時めちゃくちゃハマりましたね。
大学受験直前でした。
あんな高校に行きたかったなあと憧れのドラマでしたね。
そんなことを思い出しながら、目の前でキョンキョンが歌ってくれてる。
なんだか感動です。
「♪ ヘーイ、ヘイヘイ、ヘーイヘイ!」のコール&レスポンスは、間奏でかなり長めのやり取りがありました。
その後は、ギター、ベース、キーボードの順にソロ。
最後のキョンキョンの「サンキュー!」がとてもキュートでした。

「夏のタイムマシーン 1966-2026」
キョンキョンは衣装チェンジの時間です。
スクリーンにMVが流れます。
40周年の時に作られた「夏のタイムマシーン 1982-2022」のMVは、キョンキョンの写真が、AIによって動き出し、次の写真へ次の写真へと移り変わっていく演出でした。
僕は先日買ったライヴBlu-rayで初めて観て、とても感動したものです。
そのMVと同じ趣向で、今回アップデート・ヴァージョンが作られました。
いろんなキョンキョンの写真が次々に動き出し、若い頃から今の姿までを行ったり来たりして、キョンキョンの歴史を観ているようでした。
今回のヴァージョンも素晴らしかった。
このMVも、YouTubeとかで公開してくれないかなあ。

コットンかデニム生地か、ラフなブルーの衣装に着替えたキョンキョンが再びステージに現れて、ライヴ再開。

「私の16才」
アコースティック・ヴァージョンでした。
ステージの端に腰かけて歌うキョンキョン。
マイナーなメロディが、今は一層大人っぽく聴こえます。
原曲は70年代歌謡曲風の古臭さがありましたが、シンプルなアレンジになっているからですかね。
やはり「紅いリラの花」というワードが耳に残りました。

「艶姿ナミダ娘」
ベースとパーカッションから始まる、これまたややアコースティック風の演奏でした。
キョンキョンも少ししっとりした歌い方。
Aメロなんて特にね。ささやくように。艶っぽい。
「♪ 余裕があるのね」から力が入って。
「♪ ダーリン、ダーリン、ダーリン MY LOVE」は、観客も歌いました。
それに、「♪ 色っぽいね」の後の「♪ イエーッ、イエーッ、イエーッ」のコーラスも、拳を挙げながら大声で歌いました。
バンド演奏ではあったものの、アコースティック寄りのアレンジだったので、とても新味を感じましたね。

「水のルージュ」
冒頭から、強烈なビートだ。
そして、続くグルーヴ。
控えめに歌うキョンキョンですが、それに反して、身体が疼いて仕方ない。
演奏にキレがあって、黙々と踊れる曲。
いやあ、名曲だあ。
キョンキョンの襟が開いた首元。色っぽい。

「Fade Out」
「水のルージュ」が来れば、そのまま次に聴きたくなるのがコレと思ってたら。
やっぱり来ました!
地を這うようなビートに胸の鼓動が高鳴る。
このファンク・ナンバーに痺れるっ!と思ったら。
僕の両隣りの人含め、結構周りの人たちが座ってしまいました。
おいおい!
ここで座るなよっ!
今でもクラブ・ミュージックのDJ御用達、キョンキョン1番のダンス・ナンバーじゃないか!
この曲で踊らずに、座っちゃってどうするんだよっ!
まあ、僕だって、昔からこの曲のことを知ってたわけじゃないし、初心者だったら仕方ないのかな。
まあ、周りを気にしても仕方ありません。
僕は僕なりに踊りまくって盛り上がります。
静かにビートを刻む演奏と、歌い上げるキョンキョンのコントラスト。
燃えるモノを内に秘めたような。
ステージの端に座って、「♪ 脚を組み替えたら」の仕草をするキョンキョン。
最高に色っぽいぞ!
曲の後半では、キョンキョンがステージの後方に移動し、その場所がせり上がっていきました。
そこからの間奏、生サックスに痺れた!
まさに待ってた音だ!
すごい!
ミラーボール風の照明が場内に舞っていて、武道館がダンスフロアでした。

渡辺シュンスケさんが、美しいピアノ・ソロを弾き始めました。
次はなんの曲だろう。
ウットリとしていると。
うん?
このコード感。
このフレーズ!?
「♪ こころの、隙間に...」
「優しい雨」だあぁぁぁぁ!!!
うわぁ、大好きな曲をやってくれたあ!
武道館だから、追加でやってくれないかと夢想してはいたけれど。
ホントに、ホントにやってくれるとは!!
原曲のアレンジが大好きでしたが、今回はほぼピアノの伴奏のみのアレンジ。
でも、それでも曲の良さは充分伝わってきます。
これでも申し分ない!
美しい。
美しすぎる。
「♪ こんなに普通の毎日の中で 出会ってしまった二人」
「♪ 運命だなんて口にするのなら 抱きしめて連れ去ってよ」
切ないメロディを真剣に、精一杯思いをこめて歌っています。
キョンキョン自身が作詞しただけに、その思いがダイレクトに伝わってくるようです。
「♪ あなたについて行く 始まってしまったから」
あああ、感動だあ。
生でこの曲を聴けたあ。
もう、感無量。
胸がいっぱいでした。

MC。
「KK60、in武道館。いかがでしょうか」
「私、デビューして40年以上になりますが、単独で武道館でライヴやるのは初めてなの」
「イベントとか、収録とかでは歌ったことあるんだけどね」
「なんか恐れ多い感じで、今まで出来なかったの」
「還暦記念よね」
「今日は会いに来てくれて嬉しいですわ」
「でもみなさん、平均年齢高めよね」
「40周年の時から、また全国ツアーとか音楽活動を活発化させて、ベースのウエケンと、とにかく60歳まではやり続けようぜって言ってたの」
「で、還暦だって、ちょっと身構えてたの」
「だから、その先の予定は白紙にしていて」
「でも、いざ誕生日になったら、普通に寝ちゃって、カウントダウンするようなこともなく(笑)」
「ライヴに関わる二酸化炭素をできる限りゼロに、サステナブルなツアーをってことで、カーボンオフセット・プロジェクトとか、明日の森プロジェクトとかやってまして」
「賛同してくださる方もたくさんいて、嬉しいです」
「今日、51%達成したんですよ」
「さあ!どうなの?みんな!」
「えーっ、団扇にいろいろ書いてくれてるね」
「赤地に赤は...おばさんには見えないのよ(笑)」
「なに?」
「学校じゃないんだからね、手を挙げても、キミ!とか言わないよ」
「44年間やってきて思うのは、とにかく私にはたくさん仲間がいるってこと」
「財産だなあって」
「今が1番幸せです」
「ツアーでアンケートを取って...50代のファンが1番多いんですって」
「圧倒的」
「で、60代も負けてない」
「支持層が、全国周ってみてわかりました」
「70代、80代の人もいるんです」
「10代、20代もいるのが謎なんだよね」
「で、ずっと応援してきてくれた、親衛隊の方が、ライヴでコールをしたいんですけど、あまりやりすぎても他のお客さんの迷惑になってしまうと思うので、何曲かでやってもいいですか?っていうお手紙をくださったの」
「だったら、ということで、親衛隊のコーナーを作ってみました」
「ライヴ前には、高木完さんがパフォーマンスしてくださったんですけど、どんな曲を流そうかってことで相談して、イマジンを流そうってことは決めてたの」
「そしたら、武道館初日の昨日、清志郎さんのご命日だったんですってね」
「なんだか、そういう、不思議なご縁みたいな」
「そうやって、私を支えてくれてるバティーズたちのための曲をね、朝霧JAMを機にいとうせいこうさんたちと作ってみたんですけど」
「明日、配信になるそうです」

「バディ」
新曲はレゲエ・タッチ。
「ビューティフル・ネーム」もそうでしたが、最近のキョンキョン、レゲエが好きなのでしょうか。
ホーン隊も大活躍のアレンジ。
「♪ 運命的なバディ」
「♪ 友達と言うよりもバディ」
「♪ うちらは最強さ」
一度聴いただけで耳に残ります。
ピースフルでハッピー。
周りの人たちに支えられて、笑顔になってるキョンキョンの胸の内が伝わってくる曲でした。

「Sweet & Spicy」
知らない曲だったので、これも新曲なのかな?と思ったら。
後で調べたら、2012年の『Koizumi Chansonnier』収録曲でした。
ソプラノ・サックスとトロンボーンで始まるポップ・ブギ。
「♪ ちょっとそこゆくお嬢さん」と、キョンキョンがコミカルに歌う、軽快な曲。
間奏はトランペット・ソロからソプラノ・サックス・ソロへ。
それから、これもレゲエ風になるところもありました。

「T字路」
『最後から二番目の恋』の曲。
スウィング・ジャズですね。
スクリーンには字幕で歌詞が映し出されます。
ハートマークとスペードマークが付いていて、男女どちらのパートなのかがわかります。
カラオケみたい。
これで一緒に歌え、ってことねと。
それで気分良く歌ってたら。
スクリーンに映し出されたのは、観客席にいる中井貴一さんの姿!
これには、観客が大盛り上がり。
うおぉぉぉぉ!
みんなの歌声が一層大きくなり、楽しい気分が倍増しました。

「ダンスに間に合う」
『最後から二番目の恋』繋がりで、昨年の曲。
これは、ゆったりと、ゴージャスに踊るソウルフルなR&B。
そしたら、スクリーンを観てたら、中井貴一さんの隣に、飯島直子さんと、えり役の白本彩奈さんもいらっしゃったことが判明。
みんな、いたんだあと、会場がまた大盛り上がり。
このドラマのキャスト、ホントに、家族みたいなもんだよね。
なんだか嬉しくなる。
終盤は、キョンキョンが促して、「♪ 今夜~、ダンスには間に合う~」と大合唱。
最後に、自分を抱きしめるポーズをしたキョンキョン。

MC。
「5月3日。祝日。憲法記念日ですね」
「戦争が早く終わったらいいなと思ってます」
「憲法は、日本の、ステキな、大切なものだと思います」
「アップテートしなきゃいけない部分はあると思うんですが」
「せっかく、戦争はしないと決めた、覚悟を表したものなんだから」
「これからも、加担もしないで、まっすぐに行ってほしいと思います」
「それでは、最後に」
「ここ、武道館で夏に爆風スランプがライヴをやるんですって」
「その爆風スランプのサンプラザ中野さんが書いてくれた曲を歌いたいと思います」

「東の島にブタがいた Vol.3」
銀テープが発射され、一気に盛り上がります。
僕は先日買ったライヴBlu-rayを観て、初めてこの曲を知ったのですが、大好きになりました。
Vol.3があるということは、Vol.1とかVol.2とかあるのでしょうか。
歌詞とかも違うのかな?
少なくともこのVol.3は、強烈な反戦歌になってますね。
慌ただしいブギです。
「ハイ!ハイ!」と気合いの合いの手を入れるのが楽しい。
キョンキョンも、ステージを右に左にと動き回りながら歌ってますが、こちらも走り出したくなる曲です。
間奏では、ドラム、パーカッション、ホーン隊、ギター、ピアニカの順にソロ・リレー。
「♪ 逃げちゃえ!」
「♪ ゾロゾロ!」
まあ、歌詞をよく読むと、戦争やりたくないから、王様の指示に従わずに逃げちゃうってのは、大切な家族がいる場合はどうなの?とか、全面的には肯定できない面もあるんですが、それはそれとして。
楽しくて大好きな曲ではあります。
最後に「♪ 俺たちゃ戦争やりたかねぇ、オーライッ!」のキョンキョンのシャウトが響き渡りました。

これにて本編終了。
「いい思い出になったねえ」
しみじみと言いながらステージから去るキョンキョン。

束の間の休息の後、アンコールの声に応えて、一同再登場。
キョンキョンは、黒のスーツ・ドレスでした。

MC。
「5月3日。この日、この時間に集まってくれたみなさん」
「このメンバーで作り出した音、声」
「今日だけのものだと思いませんか?」

「あなたに会えてよかった」
アイドルから脱皮し、女優として、歌手として最高潮に達したことを示した曲です。
小林武史と組んで、いい曲を作りましたね。
温かくて、切ない。
でもきっと、最後は幸せになれる。
感極まったのか?
2番で一瞬、歌詞に詰まったキョンキョン。
これはラヴソングだとキョンキョンは言ってましたが、「あなた」というのは、恋人でもあり、家族でもあり、ファンでもある。
どういう風にも解釈できますね。
キョンキョンからのファンへの感謝がこもっていると思いたいです。
柔らかいポップ感がたまらない名曲ですね。

MC。
「♪ 追いかけてた~、夢が叶うようにと~」
「さっき抜けた部分を歌ってみました!(笑)」
「武道館。千秋楽です」
「広いよね~」
「メンバーに、感想を訊いてみようかな」

「バンマスのウエケン!」

上田ケンジ
「会場に80代の人がいるっておっしゃってましたけど、うちの母はまさしく80代で」
「このツアーのために調教しました」
「元気に声出してる80代がいたら、うちの母です」

YOKAN
「ツアー...今のところ、思い出ないんですよね~」

「サックスのキミちゃんは、Fade Outのレコーディングでもサックス吹いてくれてたんですよね」
「だから、けっこう昔からの繋がりなんです」

「パーカッションのゆうこりん!」

中北裕子
「衣装を間違えたことがありまして...」

「シュンちゃんとakkinと、3人で間違えたんだよね」
「最初に間違ったのはシュンちゃんなのかな?」

「この武道館のために参加してくれました」
「コーラス、天使のTIGER!」

TIGER
「ホント...夢のような時間でした」

加藤いづみ
「急激に寂しくなっちゃって...」
「1月のリハーサルから...」
「今日子さんに恋してる半年間でした」

akkin
「いろんな方に迷惑かけました...」

渡辺シュンスケ
「ホント、このツアーは、楽しいだと言葉が軽い気がして」
「チョー楽しい!」
「もっと軽いな(笑)」
「でも、小泉今日子って、こんなに愛されてる人なんだなということを感じました」

「それでは、これからもよろしく、っていう」
「約束のような曲を最後に歌います」

「100%」
僕は、今回のツアーのセットリストを見た時、「100%」?...「100%男女交際」じゃなくて?と。
それまで全然知らなくて、このライヴのための予習でプレイリストを作って知った曲です。
さかいゆうが書いた、ゆったりとしてスケールが大きく、ムーディーな曲です。
口笛も印象的でね。
大好きな曲になりました。
「♪ 10年後もキスして」
しみじみとしていて、それでいて、少し踊れる曲でもあります。
「とびきり可愛いおばあちゃん」というワードもいい。
キョンキョンはもうおばあちゃんという年齢なのだろうかと考えさせられます。
大きな花びらのようなものが天井からヒラヒラと舞い落ちてきました。
終盤、キョンキョンは楕円形のステージをグルッと一周、何度も丁寧にお辞儀しながら歩いて周りました。
そして、「♪ シャララララ」のリフレインが感動的。
この宴のエンディングに相応しい。
キョンキョン100%の歌声が武道館に響きました。

「それでは、演奏してくれたみんな、前に出て来て!」
「そして、オープニングで盛り上げてくれた方も」
「ドローイング、Ed TSUWAKI!」
「DJ、高木完!」

「なんか、こうやって並ぶと、オリンピックの日本チームみたいな感じだね」

「すごーい楽しかったよ、私も」
「武道館に爪跡残せたかな?」
「最後にみんなで声出しましょう」
「昨日は、ブドウ!カーン!だったのね」
「今日は、じゃあ、さっきの爆風スランプさんも歌ってたし、大きなタマネギ、で」
「大きな!」
「タマネギ!」
「大きな!」
「タマネギ!」
「大きな!」
「タマネギ!」

「じゃあね!」

ライヴ終了は18時40分でした。

圧倒的キョンキョン!

終わりました。
素晴らしいライヴでした。
でも、なんと言っても、セットリストが、全国ツアーからガラリと変わって武道館仕様になったこと。
これは驚きでした。
聴けると思って楽しみにしていた「ヤマトナデシコ七変化」「100%男女交際」「月ひとしずく」「潮騒のメモリー」などが聴けなかったのは残念でしたけれど。
でも、その無念を吹っ飛ばしてくれたのが、「優しい雨」の披露でした。
淡い期待は持ってましたが、まさかやってくれるとは思ってなかったんですよ。
「優しい雨」さえ聴ければそれでいいと最初に思ってた願い通りになったわけです。
ますますもって、あの時、偶然チケットが獲れたことは幸運だったなと。
もし、このライヴに参加できてなかったら、後からセットリストを知って、「優しい雨やったのか、やっぱり行くべきだった、がんばってチケット獲るべきだった」と、激しく後悔してたことでしょう。
そう思うと、偶然のタイミングでチケットが獲れてライヴに参加出来たことは奇跡的で、運命的なことだったんだなと。
その幸せを実感しています。

まあ、「優しい雨」がなかったとしても、今のキョンキョンのライヴにはきっと満足してたはずでしょう。
歌声も素晴らしかったし。
アイドルのオーラ。
女優のオーラ。
社長のオーラ。
大人の女性のオーラ。
もう、いろんなもの出しまくりで、ホント頼もしかった。
芯の通った、素敵な女性でした。

若い頃からキョンキョンの大ファンというわけではなかったですけど、その多くの歌と共に、キョンキョンはずっと傍にいたし、一緒に同じ時代を歩いて来たんだなあということを感じました。

還暦おめでとう。
キョンキョンは、これからも、日本の明るい未来をリードしていく存在であり続けると思います。

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