佐野元春 Live@横浜BUNTAI 2025.12.7 感想

45TH ANNIVERSARY TOUR FINAL 横浜フォーエバー

2025年12月7日(日)@横浜BUNTAI

45周年記念ツアー・ファイナルは横浜!

45周年記念ツアーは、関東圏で行けそうなものはなるべく参加したいなと思ったものの、同一ツアーのライヴを何度も観るのは、飽きるかもとも思っていて。
今ツアーは、初日の埼玉公演、10月の渋谷公演のチケットは確保できていて、渋谷と日程も近いし、横浜は場所的にちょっと遠いし、行かなくていいかもしれないなあと思ったのも事実でした。
だけど、なんと言ってもツアー・ファイナルだし、このライヴは『横浜フォーエバー』というイベントの一環ということもあって、何が起こるかわからない。
横浜BUNTAIなんて、聞いたことないよ、どこのライヴハウスだ?とまで思いましたが、なんと横浜文化体育館だって。
それなら老舗じゃん。
しかも、5000人ほど収容の、ツアー・ファイナルに相応しいキャパ。
このライヴが予想外に特別なものになるとしたら、行かないと後悔するなあと思い直し、チケットを獲ることにしました。

そして、7月にツアーも始まり、実際に観に行きました。
45周年記念に相応しいセットリストで、素晴らしい内容でした。
初日の埼玉公演の感想はこちら。
10月の渋谷公演の感想はこちら。
そして、あっという間に12月。
いよいよツアー・ファイナルです。

ただ、この横浜BUNTAI、直前になってセットリストがどうなるか予測が付かなくなって。
振替公演や追加公演が残ってるものの、一応ツアー・ファイナルと謳ってます。
でも、「横浜フォーエバー YOKOHAMA UNITE音楽祭」と銘打っていて、ツアーの流れとは違うものも感じるんですよね。
佐野さんも「クリスマスも近いこの日だけの特別なセットリストも用意するつもりです」と言っているし。
だけど、ツアー・ファイナルなんだから、今までの45周年記念ツアーのセットリストとまったく違うものになってしまうのもおかしい気がします。
「クリスマスも近いこの日だけの特別なセットリスト」と言うけれど、その2週間後はロッキン・クリスマスも控えてるわけだし。
撮影が入るかもしれないから、そうなるとBlu-ray発売のことも考えて、なおさら特別なものになりすぎても変な気がします。
横浜BUNTAIが、あくまで45周年記念ツアーなんだったら、その名に相応しいライヴ、Blu-rayにする必要があるしね。
今までのツアーのセットリストから、どこまで変更してくるのか。
『HAYABUSA JET II』から新たな曲は採り上げるのか?
期待したいような、不安なような。
興味は尽きませんでした。

ライヴ当日。会場へ

ライヴ当日は晴れ。
雨の心配がないのは何より。
家を出た午前中は寒かったのですが、午後になって温かくなってきました。

横浜BUNTAIなんて初めて行く会場、どこにあるんだろ?と思ったら。
最寄り駅は関内。
なんと!
そうなれば、disk unionがあるじゃないですか!
ということで、この偶然に感謝し、disk unionで買い物をし、そして横浜に住んでいる旧友と2年振りに再会してお茶を飲み。

友人と別れ、会場に到着したのは、17時20分頃でした。
駅から近くてわかりやすいのがいいですね。
開場時間は16時30分だったので、とっくに入場は始まってます。
でも、ちょっと行列に並んでの入場。
会場スタッフはサンタの帽子を被っていました。
クリスマスですね。

僕の席はスタンドIブロック9列26番。
Iブロックというのは、3階スタンドです。
しかも、後ろから4列目ということで、ほとんど最後方エリアと言ってもいい席でした。
ファンクラブ枠でもこの場所ですからね。
ま、僕としては、埼玉と渋谷でそこそこ良い席で観ているし、この席でもそれほど不満はありませんでした。
通路からは3番目の席だったし、座席間隔もゆったり目だし、リラックスして観れそうかな。
大きな会場を見渡せるし、ホール全体の雰囲気を味わおう、と。

ライヴのスタート

会場に流れるBGM。
ビーチ・ボーイズの「God Only Knows」が終われば、始まりの合図です。
18時4分。
客電が落ち、スクリーンには、佐野さんの45年を振り返る映像が流れ出しました。
「再び路上で」「リアルな現実 本当の現実」などのスポークン・ワーズ楽曲のビートが心地良い。

大きな拍手に迎えられ、コヨーテ・バンドのメンバーが登場。
そして、黒の革ジャンに身を包んだ佐野さんが歩いてきました。

01. Youngbloods
02. つまらない大人にはなりたくない
03. だいじょうぶ、と彼女は言った
04. ジュジュ
05. 街の少年
06. 欲望
07. 自立主義者たち
08. 君をさがしている
09. 誰かが君のドアを叩いている
10. 新しい航海
11. レイン・ガール
12. 悲しきレイディオ
(Intermission)
13. さよならメランコリア
14. 銀の月
15. 冬の雑踏
16. 境界線
17. 愛が分母
18. 純恋(すみれ)
19. La Vita è Bella
20. エンタテイメント!
21. 水のように
22. 大人のくせに
23. 新しい世界
24. スウィート16
25. サムデイ
26. 明日の誓い
27. クリスマス・タイム・イン・ブルー – 聖なる夜に口笛吹いて
28. 約束の橋
(Encore)
29. シュガータイム
30. スターダスト・キッズ
31. ソー・ヤング
32. アンジェリーナ~メドレー

「Youngbloods」
クールなジャズのように始まるイントロからして、何度観ても絶品です。
そして、グッとスピード感が増し。
佐野さんはジャズマスターのギターを抱えています。
よく見たら、ステージ後方の右端に女性コーラスが2人!
これは今までになかったことです。
ファイナルならではの特別な布陣となりました。
これがライヴにどう影響するか。
佐野さんは、いきなりギアをトップに上げるということはなく、慎重に歩を進めている感じでしたね。
なので、静かなヴォーカルとでも言いましょうか。
でも、だからこそ、終盤の「♪ 君と行く!」の力強さが目立っていましたね。

「つまらない大人にはなりたくない」
未来間隔に溢れたポップ・ビートのリズムにも慣れてきました。
そう、これは以前の「ガラスのジェネレーション」とはビートが違うんです。
観客は昔のように「♪ Hello city lights」のところで、パン・パパンと手拍子を打っていたけれど、このビートには合わないんじゃないか?と感じました。
あの手拍子は以前の跳ねるようなリズムだったからこそ合ってたんじゃないか、と。
これでは一気に走り抜けるビート・アレンジの勢いを削いでしまう。
佐野さんが時代に合わせてビートを変えたんだったら、観客の方もノリ方をアップデートさせる必要があるんじゃないかという気がしました。
ラストの「アイヤヤヤヤ...」と奇声を発するかのようにシャウトする佐野さんに、永遠のロックンローラー気質を感じました。

MC。
「今夜はたくさん集まってきてくれてどうもありがとう」
「思いっきり楽しんでってください」

「だいじょうぶ、と彼女は言った」
もう、冒頭から、虚ろでやるせない。
佐野さんはアコギの音を響かせて。
なんだか、ぜんぜん大丈夫じゃない感じ(笑)。
ただ、曲が終わる頃になると、微かに希望の光が見えてくるような、温かく不思議な感触に包まれるんですよね。

「ジュジュ」
佐野さんは赤いストラトで、2人のギタリストと共に、激しいシャッフル・ビートのコード・カッティング。
と思ったら、途中からタンバリンを叩いてリズムをリードします。
スクリーンのカラフルな映像も相まって、前曲から一気に華やいで、ポップでハッピーな空気。
今回は、女性コーラスの声も活きていましたね。
ジュジュ。
どんな娘なのか、会いたくなります。

MC。
「どうもありがとう」
「ザ・コヨーテ・バンド!」
「僕たちの新しいアルバムHAYABUSA JET IIがもうすぐ出ます」
「今夜は新しい曲、古い曲、いっぱいやりますので楽しんでってください」

「街の少年」
イントロの藤田さんのスライド・ギターの音色で、一気に甘酸っぱい少年時代に。
観客の目がキラッキラと輝きだしたのがわかります。
無我夢中で「♪ ダウンタウンボーイ!」と大合唱。
「♪ ここにも一人、あそこにも一人」のところでは、観客全員が「佐野さん、こっちを指差してくれ!」と願ってたと思う(笑)。
そして、「♪ ボーイフレンド、ガールフレンド 大切なマイフレンド」と、自然と大合唱になって、テンションがまた一段と上がったのがわかりました。
「♪ シャララララ」と星降るような感覚に、大きく手拍子をしながら幸せを噛みしめて。
ラスト、「ダウンタウンボーイ!」と佐野さんが叫んだのもグッと来ました。

「欲望」
佐野さんはキーボード卓に座りました。
それを見て、観客も座ります。
落ち着いて耳を傾ける曲だからという判断なのでしょうが...。
でもコレ、けっこう踊れる曲なんだよ?
ホントに座っちゃっていいの?と思いつつ、仕方なく僕も座ります。
スクリーンの映像では、三角形がグルグル回転してたのが印象的でした。
そして、中盤からはミラーボールが回り出す感じで演奏もグルーヴィー。
ほら、身体疼いたりしない?
ユラユラと踊りたくならない?
座ったままなんて、ちょっとじれったい。
そして今回は、「♪ Rescue Me」のゴスペルみたいなコーラス、女性2人の力を感じましたね。ひと味違いました。

「自立主義者たち」
佐野さんは再びスタンド・マイク。
怪しげなビートにつられるかのように、観客も再び総立ちに。
でも、ガンガン踊れるタイプの曲ではありません。
グツグツと煮込んでいって、一定の温度まで上がったら、それをキレ良くまき散らす、みたいな。
今回は、佐野さんのロビンフッド・ポーズを見逃しませんでした。
間奏の短いオルガン・ソロが、なんとも妖艶で。
「♪ Big fat mama said」の後は「シャラ、ラ、ラ、ラ!」と合唱して爽快感。
終盤、我慢しきれなくなったように、佐野さんはハンド・マイクに持ち替えて動き回りながら歌っていました。

「君をさがしている」
佐野さんはジャズマスターを抱え、ワイルドな音色を響かせます。
この曲も、原曲からかなり雰囲気が変わった曲です。
力強く、ブルージー。
青臭かった青年が、すっかり円熟味を帯びた大人になったような。
スクリーンには宇宙服を着た人が、あてもなく彷徨っているように見えます。
どこまで探しに行けばいいのか、途方に暮れているような。
けれど、見つかるまで探すのを止めない心の強さも感じるような。
深沼さんのギター・ソロが胸をかきむしります。
結局、探し続けた君は見つかったのか?

MC。
「どうもありがとう」
「横浜BUNTAI、ここでのライヴは40年振りです。VISITORS TOUR以来」
「今夜もぶち上げていきますので応援よろしく」

「誰かが君のドアを叩いている」
軽快なマンドリンの音が響いて始まる、大好きなこの曲。
「♪ 光のなかに 闇のなかに」と、力の限り大合唱。
スクリーンには、『THE BURN』『FRUITS』『SOMEDAY』『THE SUN』『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』『Sweet 16』『COYOTE』『BLOOD MOON』『MANIJU』『今、何処』などのジャケットのアートワークを基にした映像が次々と映し出されていきます。
この曲は『HAYABUSA JET II』収録ということで、NEWヴァージョンなのですが、原曲との印象の違いはさほどありません。
ただ、1つ。
このツアーを2回観た中で、Cメロの「♪ 太陽溶けた空に高く」のところで、演奏のキーと佐野さんのヴォーカルのキーが合ってないような気持ち悪さを感じていたのです。
この日も、やっぱりそうでした。
この違和感はなんだろう...。
この答えは、後日判明します。
実はこの文章を書いてるのは、『HAYABUSA JET II』がリリースした後でして、1回聴いてみたのですが、どうやらこの曲、原曲よりキーを下げてるみたいなんです。
それでライヴだと、「♪ 太陽溶けた」と転調するところで、佐野さんがピッチを狂わせてるみたいなんですね。
原曲のキーと、新アレンジのキーと、そして転調と。
録音されたものは違和感なかったですが、ライヴでは、さすがの佐野さんも苦労されてるみたいだなあと。
どうやら、そういうことみたいです。
ラスト、スクリーンに映る『今、何処』ジャケットの外国人の笑顔が印象的でした。

「新しい航海」
これは、スクリーンに映るダウンジャケットを着た異星人が歩く姿が印象的なんですよね。
航海とは旅することであって、どこまでも新しい場所へ歩を進めていく大切さ。
見知らぬ場所では自分は異星人なんだとでも言ってるかのような。
「♪ ガレキの中に 荒地の中に」と力強く、勇気が湧いてくる曲です。
前へ進め。
珍しく、藤田さんがステージ中央でギター・ソロ。
終盤は佐野さんがハーモニカを吹き鳴らします。

MC。
「どうもありがとう」
「みんな、いい感じ?」
「次はHAYABUSA JET IIから」
「見せかけばかりの世の中で、あの娘だけがリアル」
「僕のレイン・ガール」

「レイン・ガール」
佐野さんのギターはストラト。
そして、深沼さんの弾くアルペジオが美しく。
ギターを中心としたポップ・チューンです。
「♪ Do you love me?」「♪ いつか君と少しだけ話したい」と、切なる願いが歌われます。
『HAYABUSA JET II』から、先行MVがリリースされたように、NEWアルバムを代表する曲で、パワーを感じます。
「♪ ラララララ~ラ~ラ」と大合唱すれば、佐野さんも「ワンモアタイム!」と煽って、歌声にも力が入りました。

佐野さんが渡辺さんを指差すと、あの心弾むピアノのイントロ!
「悲しきレイディオ」
観客も大歓声で、すぐに「オイ!オイ!」と気合いの声。
疾走感溢れる演奏に酔いしれながらも、「♪ ムード盛り上がれば」のところでもう待てない感じで、「レイディオ!レイディオ!」と拳を突き上げて熱い大合唱。
佐野さんもバンド・メンバーも、そして観客も、この場にいる全員が、ビートに恋して、心がオーバーヒートして、最高の時を過ごした瞬間。

「今夜は第1部、第2部と分けて、ここで20分間のインターバルになります」

休憩時間、渋谷公演は15分間でしたが、また20分間に戻りました。
この時、隣の女性から声をかけられました。
「ライヴ中、メモしてらっしゃるんですか?大変ですね」
そう。
僕は、こうやってブログに感想を書くため、ライヴ中に気付いたことや感じたこと、キーワードなどをメモしているのです。
それについて、隣の方から声をかけられるのは初めてでした。
「ブログにアップするので...暗い中で大変ですけど、仕事みたいに思ってます」
そう答えた後、せっかく話しかけてもらったので、もっと何か話してみようかなと思ったのですが、その女性は僕とは反対側の隣にいた方と話し始めてしまったので、それきりになってしまいました。

スクリーンには、『山中湖は寒かった』という、佐野さんへの一問一答形式のインタビュー映像が流れます。
もう観るのも3回目なので、佐野さんが何と答えるのかわかってきていて。
「よく聴いたアルバムは?」の質問に、『Sgt. Pepper’s』『Blonde On Blonde』『Pet Sounds』を挙げていて、どれも僕も好きなものなので、好みが同じで、あらためて嬉しいなと思ったり。
「最も不快なものは?」の問いに対して「検閲」と答えてるところ。
まさに、ここが自由を尊重する佐野さんの本質だよなと思ったり。
ゾイ君に「おいで!」と言ったら、プイとそっぽ向かれる場面は何度観ても笑える。
で、今回わかったのは、ゾイ君のこと。
ゾイ君の名前はアルバム『ZOOEY』と同じだと思ってたら、ゾイ君のスペルはZOYなんだって。
どうしてこういう違いを付けて名付けたのか佐野さんに訊いてみたい。

結局、休憩時間は25分間くらい。
場内が暗転し、スクリーンには砂漠に青空の映像。
『今、何処』の「OPENING」の音楽が流れ、不穏な空気の中、コヨーテ・メンバーが再登場。
そして、オフホワイトのスーツ、襟元を開けた黒のシャツに着がえた佐野さんが現れます。

「さよならメランコリア」
佐野さんはキーボード卓に座って、観客も休憩時間からの流れで座ったままの鑑賞。
女性コーラス2人はいない。
深沼さんのどこまでも鳴り続けるようなギターのフレーズが演奏の核を担い、耳にまとわりつきます。
YesかNoか。
この曖昧な世界で、いかに魂ぶち上げて生きるか。
佐野さんが我々オーディエンスに突き付けた問題提起。
シリアスに、真剣に耳を傾けなければなりません。

「銀の月」
一気に宇宙空間へ!
ポップなビートで宇宙旅行。
佐野さんはエピフォン風ローズウッドのギブソンのセミアコを鳴らします。
ワクワクするような未来への思いに爽快感。
深沼さんが情熱的なソロを弾いてる時、佐野さんと藤田さんが寄り添ってギター弾いてるのが微笑ましい。
ラストはスクリーンに【jump into metaverse】の文字。

佐野さんがハーモニカを吹き鳴らすイントロで「冬の雑踏」
第2部開始からの『今、何処』からの流れ、3曲目は「クロエ」だったり「斜陽」だったり「植民地の夜」だったりしましたが、今回はこの曲。
この季節にピッタリですね。
季節がツアーと共に移ろいでいったことを感じさせます。
佐野さんはスタンド・マイクで、雑踏の中にあの人を探す歌を歌います。
冬というのは寂しく切ないものなんですね。
佐野さんの叩くタンバリンも、どこか虚しい響きです。

MC。
「大事な時を皆さんと一緒に過ごせて嬉しいです」
「世の中、なんだかなあと思うことが多くて、どこが境界線かわからなくなっています」
「境界線」

「境界線」
ピアノとベースが奏でるイントロが好きです。
佐野さんはローズウッドのセミアコ。
ポップながらも派手にはならず、穏やかなノリ。
サビの「♪ 感じたままのど真ん中を」で、ワイパーのように手を大きく左右に振っていると、目の前が大きく開けて、何かがわかっていくような感覚。
佐野さんが優しく導いてくれてるのだなと。

MC。
「嬉しいです。どうもありがとう」
「こうやって皆さんを見てみると、僕のファンも年齢層が広がったなあと思います」
「キッズもいますね」
「次の曲は、世界中のキッズに向けて歌いたいと思います」
「詞を知ってる人がいたら一緒に歌ってください」

「愛が分母」
この強力なスカ・チューン、佐野さんはスタンド・マイクで、身体を弾ませながら歌います。
観客も「♪ あーいが、ぶんぼっ」とか「Say Yeah!」とか、楽しそうに大声で歌います。
僕はここで、初めてこの曲を聴いた時を思い出しました。
ライヴが初聴きだったのですが、あの時はコロナが直撃した2020年。
マスク着用義務、声出し禁止のライヴでした。
あの時、こんな楽しい曲を、大声で一緒に歌えたらさぞかし気持ちいいだろうなあと感じたことを思い出しました。
今、無事に楽しく歌えてることに感謝です。
間奏では、深沼さんと藤田さんのキレのあるギター・ストローク合戦。
佐野さんが「シュンちゃん!」と言って、渡辺さんのオルガン・ソロ。
それから、藤田さんのギター・ソロ。
ラスト、佐野さんが「カモン!」と言って、観客の「Say Yeah」の声を煽っていました。

「純恋(すみれ)」
この曲ではもうお馴染み、ピンク色の照明を浴びた佐野さんが、両手をビシッと広げるポーズ。何度観てもカッコいいです。
キッズより少し上、ヤングの世代に向けて、恋することの喜び、素晴らしさ、尊さを歌いかける曲です。
これを聴いて、恋をしてみたいなと感じてくれる若い人が増えたら素敵なことです。
そして、遠き日に思いを馳せる中高年(笑)。
いやいや、まだまだこれからだ、と思ってもいいんじゃないでしょうか。
しかし。
スクリーンに映る、スキンヘッドのおじさんの謎の舞。
その前でポーズを取る佐野さん。
このような歌詞の曲に、この映像だけは意図不明。

「La Vita è Bella」
沸々と湧きあがってくる喜びのようなイントロ。
佐野さんがシャンシャンと鳴らしている鈴の音が、こんな後ろの席までしっかり聴こえてきました。
「♪ 君が愛しい 理由はない」
僕が佐野さんに注目するきっかけの1つとなった曲ですから、思い入れがあります。
これは、大人に向けたラヴ・ソング、人生賛歌ですね。
Cメロの「♪ 朝は誰にでも」から、佐野さんはハンド・マイクに切り替え、ステージ前方に出て来て歌います。
この時の、バンドの一体感ある演奏がたまりません。
そして、その後の間奏で、観客の手拍子がひと際大きくなるのが好き。
佐野さんはタンバリンを叩きながら、そして深沼さんと藤田さんに加え、高桑さんまで、4人がステージ前方に並んでの演奏に興奮です。

MC。
「今年デビュー45周年、コヨーテ・バンドは20周年。お陰様でツアーのチケットも売り切れました」
「ヨ・コ・ハ・マのみんな!」
「もっとロックしよう!」

「エンタテイメント!」
佐野さんのギターはローズウッドのセミアコ。
軽快なギターと爆裂なドラムが痛快なロックンロール。
グイグイとアグレッシブに、どんどん前のめりになっていく演奏。
エンターテインメントでみんなを楽しませようと、もう、誰にも止められないコヨーテ・バンド。
よく見ると、いつのまにかコーラスの女性2人もステージに戻ってきていました。
「♪ エンタテイメン!」というコーラスの時の深沼さんの笑顔が忘れられません。

「水のように」
佐野さんのギターは黒のレスポール。
水飛沫が舞うような、爽快感のあるロックンロール。
どんな苛立つことがあっても気にしない心境になれるまで、水のように、軽やかに、流れに身を任せて生きる。
そんな心の強さ、身に付けたいですね。
もともと「気にしない」とか「ひるまない」とかのコヨーテ・メンバーのコーラスが印象的だったけれど、今回は女性コーラスの声が新鮮でした。

「大人のくせに」
ややブルージーでワイルド、大味な骨太のロックです。
佐野さんはスタンド・マイクにタンバリン。
プロパガンダ、ファシスト...「いらない」というワードが心に刺さります。
混迷を極める世の中に、皮肉や風刺をこめて吠える佐野さん。
エンディングで深沼さんがソロを弾き倒している時に、佐野さん、藤田さん、高桑さんもステージ前方まで出て来て華やか。

「新しい世界」
『HAYABUSA JET II』に収録され、もう「ニューエイジ」からこのタイトルに変わったと言っていいでしょうね。
どこに行くのかわからない孤独感を携えて、ややバラードっぽく始まる序盤。
そして、すぐにフル・バンドでビートを刻みます。
キラキラしたサウンドの印象は変わらず。
「♪ 彼女は虚ろなマーマレイド 雨に向かって歩いてゆく」で、歩いていく仕草をする佐野さんがキュートで好き。
どんな道を歩いてゆくか?
この演奏を聴いてると、それは穏やかな道のような気がしました。
サビ直前は「フッ!フッ!フッ!フッ!」と叫んで「♪ NEW AGE」に突入。
さて、僕にとってのmeaning of lifeは何だ?

「スウィート16」
佐野さんはストラトを抱えてロックンロール仕様。
派手なジャングル・ビートのリズムを叩く小松さんのドラム。
サビの「♪ Wow Wow 夢見てるSweet 16」からは拳をガンガンに振りながらの大合唱。
「♪ Dance Dance 夜明けまで」...楽しいね!
「ウェ~~~ルッ!」のシャウトを合図に転調すると、一段階レベルが上がったような演奏になって盛り上がるのが好きです。
演奏終了後、何度も「I’m gonna be with you tonight!」と叫んだ佐野さん。

MC。
「この街、横浜。いろんな思い出があります」
「僕のデビュー・アルバムBACK TO THE STREET、フロント・カヴァーをこの街で撮りました」
「それからハマスタ。LAND HO!をやりましたね」
「そして、次にやる曲」
「この曲を書いて、本当に良かったと思っています」
「横浜のみんなと一緒に歌いたい」
「良かったら一緒に歌ってください」

小松さんがドロロロンッ!というドラムを響かせて。
「サムデイ」
大切な45周年記念ツアー、やっぱりハイライトの1つとなるのが、この代表曲。
佐野さんにとっても、ファンにとっても大切な曲。
誰もが愛しい時間を想いながら、冒頭から大合唱です。
これまで、いくつもの曲で、スクリーンに歌詞を表示させる演出がありましたが、一緒に歌ってと言いながら、スクリーンに歌詞の表示はなし。
もう、この曲の歌詞はみんなの心の中に刻まれていて、字幕なんていらないというのがわかっているようです。
間奏では、サックス奏者がいない代わりに、佐野さんがハーモニカを吹くのですが、これがまた郷愁を誘う音色で、ますます涙腺が緩む。
最初から最後まで、ぶっ通しで佐野さんと一緒に熱唱し、胸がいっぱいになる時間はあっという間でした。

「明日の誓い」
サムデイ、サムデイと言った後に、もう次には明日へ気持ちが向かっているという流れがいいですよね。
この曲、ギターの音色がマージー・ビートなんですね。
穏やかなのにキラキラもしていて。
青春時代でもあるし、壮年時代でもある、エヴァーグリーンなサウンドになってます。
「明日がなければ意味がない」と。
ちょっと人生に疲れ気味の中高年が、もう少し頑張ってみるかと元気や希望をもらえるような曲。
これは年を重ねた「サムデイ」と捉えていいかもしれないなあ。
最後は「♪ ララララララララ」と大合唱して胸アツ。

MC。
「12月ですね」
「クリスマスの季節」
「でも、世界では戦争をしているところもあります」
「思うのは、戦争で傷付いた子供たち、大人たちに、本当の平和が訪れるのを祈っています」

「クリスマス・タイム・イン・ブルー – 聖なる夜に口笛吹いて」
この時期に相応しい曲が投下されました。
レゲエのリズムが、シンシンと降りそそぐ雪のようで。
原曲で印象的だったホーンのフレーズは、深沼さんがギターで表現。
佐野さんはスタンド・マイクで身振り手振りでリズムを取りながら。
スクリーンには、雪の結晶が舞う映像が映し出されていたのですが、「♪ 街のLittle Twinkle Star」のところでは流れ星が。
終盤のリフレインでは「愛している人も 愛されている人も」「よく働く人も 働かない人も」などと、字幕でも表示されて、いろんな人を思い浮かべることが出来ました。
もちろん「平和な街も 闘っている街も」というヴァースにも思いを馳せて。
間奏ではベース・ソロ、キーボード・ソロ、深沼さんのギター・ソロ、そして、藤田さんとのユニゾン・フレーズと続き。
そして、「♪ シャララララ、Tonight’s gonna be alright」は大合唱のコール&レスポンス。
ラストは「♪ サンタクロースイズカミン...トゥ...ディスタウン!」で締め。
世界中で平和なクリスマスが訪れますように。

MC。
「45年を振り返ってみると、急に外国行っちゃったり、ヘンテコリンな曲を書いたり、けっこうバタバタしてきました」
「でも、ザ・ハートランド、ザ・ホーボーキング・バンド、ザ・コヨーテ・バンド、3つのバンドで、素晴らしい仲間たちとロックしてきました」
「それから、応援してきてくれたファンの皆さんに感謝です」
「そんな感謝の気持ちを込めて、次の曲を歌いたいと思います」

「約束の橋」
佐野さんのギターはストラト。
この曲は、演奏するたびに力強さを増していっている気がします。
今までを、そしてこれからを肯定してくれる曲、この力強さが説得力のような気がします。
こうして、佐野さんが背中を押してくれるから、厳しい現実でも前を向いて歩いていけるんですよね。
決して人生を諦めない。
それが佐野さんとファンの約束です。
いつも僕は、ラストの「♪ ラ~ラ~ラ~、ララ~」で息切れしちゃうのですが、今回はお腹までいっぱい息を吸って、大きな声で歌うことが出来ました。

これにて本編終了。
佐野さんがメンバー紹介。
「ギター、深沼元昭」
「ベース、高桑圭」
「ドラム、小松シゲル」
「キーボード、渡辺シュンスケ」
「ギター、藤田顕」
「コーラス、佐々木久美」
「コーラス、TIGER」
えええっ、コーラス、TIGERさんだったの!?
TIGERさんは、もう長い間、サザンオールスターズのサポート・コーラスでお馴染みの人。
遠かったから、全然わからなかったよ。
サックスの山本拓夫さんといい、またここでも桑田さんとの繋がりを感じて、なんだか嬉しい。
もちろん、佐々木久美さんも有名ですね。
今回のライヴで、そんな2人がコーラスとして参加されてたとは驚きでした。

アンコールに応えて、メンバー再登場。
佐野さんは、黒のトレーナーに着がえていました。

ここで佐野さんはギターを手にして、初期のロックンロール・ナンバーをやるんでしょ?と思ってたら。
ギターを手に取る様子がありません。
そしたら、小松さんがカウントを取り始めました。
ワーン、ツー、スリー、フォー!
えっ、なんの曲やるの??

甘くて優しくてポップな、マシュマロのようなイントロ。
あああああっ、これはっ!!
「シュガータイム」
なんてことだ、この曲が飛び出すとは!!
この曲は、35周年記念ライヴの冒頭を飾った曲で、その映像を観て、佐野さんの大ファンになるきっかけとなった、僕にとって思い入れのある曲なのです。
でも、まさか、今回のツアーでやるだなんて、まったく思いもしなかった。
完全に不意を突かれた!!
もう、嬉しくて嬉しくてたまりません。
この曲は、ライヴで聴くことは出来ないかなと諦めていたくらいだったので...。
他のお客さんも、この曲が演奏されたことに驚きと興奮を隠しきれないようで。
もう、最初から大合唱です。
「♪ Dance Dance Dance 素敵さBaby」
「♪ Baby I need your love!」
この曲が、こんな大合唱になるとは。
スタンド・マイクに向かって歌う佐野さんが、涙で滲んで観えない。
サビの最後の佐野さんのささやきには、ものすごい大歓声。
この、めくるめく甘い時間。
うわあ、幸せだあ。
しかし、終盤。
まだ「♪ Baby I need your love」のヴァースだったのに、もう締めだと思って、「マッドラ~ヴ!」とシャウトしてしまった佐野さんのミス!(笑)
いや、これは、仕方ないよ。久し振りだし。たぶん、35周年記念ライヴ以来の10年振りの披露?
これはこれで微笑ましい場面ではあったけれど。
問題は、ここ、Blu-ray出るとしたら、どう編集するかだな。
こんなに感動したんだもん、曲自体をカットするのだけはやめてくれよ。

ストラトを抱えて、収まらない歓声を静めるように、シーッ!とジェスチャーしてからの佐野さんのハーモニカ!
「スターダスト・キッズ」
ここでまた、新たなる興奮。
佐野さんが「♪ この街のノイズに!」と煽れば、観客は「乾杯!」と拳を突き上げて大合唱。
サビの「♪ Ah Little darling」のヴォーカルと、連打するドラムが織りなす疾走感!
もう、ラスト・スパートに入りました。

後ろを向いた佐野さんが、ギターのコードを鳴らして、次の曲は何かを小松さんに合図。
ドゥッ、ドゥドゥと、始まったビートに合わせて、佐野さんが喋り出します。
「横浜に集まってきてくれてありがとう」
「よかったら一緒に歌ってください」
そのビートのまま「♪ 街のあちこちでdynamite」と歌い出します。
「ソー・ヤング」
「♪ Yes, you need somebody to love」と、拳を突き上げながら大合唱。
ちょっとだけ若すぎると、誰もが今でも言われたい気持ちを持ってるのではないでしょうか。
自分の年齢なんて、この瞬間には忘れています。
So Young So Young。
演奏終了後、佐野さんは「I need somebody to love!You need somebody to love!」と叫びながら、ステージの左端まで歩いていきました。

ステージの左手で、バンド・メンバーの方を向いて、ギターを弾き始める佐野さん。
「アンジェリーナ」
もうここまで来れば、最後の力を振り絞って、全力で燃え尽きようと。
「♪ Oh アンジェリーナ 君はバレリーナ」と拳を突き上げて大合唱。
サビ前で、佐野さんが「Go!Go!Go!」と煽れば。
「♪ 今夜も愛をさがして」と、絶叫に近い大合唱のリフレイン。
興奮の坩堝です。
2番の「♪ 今晩 誰かの車が来るまで 闇にくるまっているだけ」の、くるまのライムを楽しんで。
3番は、小松さんとのハモりを味わって。
「♪ 二人でいれば大丈夫だぜ」のところ、僕は、二人を表すVサインを高く掲げたのですが、周りの人は誰もやってなくて、この後の「♪ Oh アンジェリーナ」での拳上げのタイミングを僕が間違ったように思われちゃう感じなのがちょっと恥ずかしい。
それで。
そんな興奮の時も、そろそろ終わりかなと思ったら。
演奏がドラムだけになって。
あれ?手拍子タイム?
こんなの、今までなかったぞ、と思ってたら。
佐野さんが喋り始めました。
「今夜はツアー・ファイナルだから!」
「デビューの街だから!」
「特別な」
「特別なことをしたい!」
んんん?
なんだ??
「愛する気持ちさえ分け合えれば I love youって言ったら、You love meって返してほしい!」
うわあぁぁぁぁぁ、アレだあぁぁ!
以前、「悲しきレイディオ」からのメドレーという形で恒例となっていた、コール&レスポンス。
コロナ禍で、観客が声を出すことが出来なくなってしまった時から、封印されていました。
DVDを何度も観て、あのコール&レスポンスをいつかやりたいと、ずっと夢見てきました。
それが、まさか、このタイミングで復活するとは!
しかも、「アンジェリーナ」にくっつけるとは。
まさに、これも予想だにしなかった!
「もうすぐ今年も終わります」
「そして、新しい年を迎えます」
「きな臭い世の中だけど、キープオン・ロック!」
「♪ 愛する気持ちさえ分け合えれば I love you!」
「♪ You love me!!」
「♪ 愛する気持ちさえ分け合えれば I love you!」
「♪ You love me!!」
夢に見たコール&レスポンス。
古くからの佐野さんのファンにはお馴染みでしょうが、僕は初めての体験です。
もう、この辺りは興奮で、夢中で、あまり憶えてませんね。
「ストップ!」
佐野さんの合図で、一瞬、演奏が止まった後、すぐさま「アンジェリーナ」の演奏に戻って。
そして、興奮に興奮を重ねたライヴは大団円となりました。

「うれしいです。どうもありがとう」
「メンバー紹介をします」
「ギター、深沼元昭」
「ベース、高桑圭」
「ドラム、小松シゲル」
「キーボード、渡辺シュンスケ」
「ギター、藤田顕」
「コーラス、佐々木久美」
「コーラス、TIGER」
「そして今夜はツアー・ファイナル。僕たちを支えてくれたスタッフ、クルーを紹介します」
そう言って、PA、マニピュレーター、ローディー、映像監督など、スタッフの名前を紹介した佐野さん。

「45周年記念ツアー・ファイナルということで、気の利いたスピーチをしようと思ってたんだけど、バラバラになってしまいました」
「僕はこれまで、自由に感じ、自由に思い、自由に表現してきました」
「でもそれは、決して当たり前のことではなく、とても幸運なことだったと思います」
「今、世界中で、自由とは何か、デモクラシーとは何かが問われています」
「でも、いろいろ考え過ぎて、臆病になってもいけない」
「今、こうやってオーディエンスのみなさんがいてくれることが心強いです」
「45周年ということですが、決してノスタルジーに浸るわけではなく」
「これからも最前線を走っていきたいと思います」

ライヴ終了は21時20分でした。

希望に満ちたツアー・ファイナルは特別な夜

ツアー・ファイナル、燃え尽きました。
セットリストは、今までとまったく違うものになるとは思ってなくて、おそらく冬の曲やクリスマスの曲を追加するくらいだろうなと思ってました。
なので、途中までは、やっぱり今までとあまり変わらないなと、余裕ぶっこいて観てました。
なんだったら、同じツアーのライヴを3度も観るのは新鮮味も無いし、やはり余分だったかも、なんて思いもよぎってました。
それが。
まさか、アンコールであんな爆弾仕込んでくるとは。
シュガータイム。
そして、アンジェリーナからのメドレー、コール&レスポンス。
想像を遥かに超えてました。
もし、このライヴに参加してなかったら、この素晴らしい瞬間に立ち会えてなかったら。
それはもう、激しく後悔してただろうなと。
来て良かった。
本当に、特別な夜になりました。
だから、それだけで、この場に居合わせることの出来た幸運に感謝の思いです。

もちろん、アンコールだけでなく、第1部、第2部も含めて、長く続いて来たツアーの集大成と呼ぶに相応しいセットリストとパフォーマンスでした。
5年前、僕も実際に観た40周年記念ライヴの時とは、まったく違ったなあという印象です。
長い歴史を振り返るだけではなくて、コヨーテ・バンドとの一体感もさらに高まり、なにしろ新しい佐野元春の形が観れたような気がします。
盤石。
そして、まだまだ佐野さんは進化し、新しいことをやってくれる。
そんな希望に満ちた45周年記念ライヴでした。
おそらく、撮影してたのでしょうから、なるべく完全な形で、早くBlu-rayで観られる日が来ることを期待します。

とりあえず、これでツアー・ファイナル。
しかし、来年の3月に追加公演があります。
ツアーは終わったけれど、45周年を記念するライヴはまだあるということなんでしょうか。
まだ3ヶ月あります。
その追加公演こそ、セットリストがツアーとはガラッと変わるのでしょうか。
もしかしたら、コヨーテ・バンドだけじゃなく、歴代のメンバーも加えた、コヨーテ・ロッケストラの形になるのでしょうか。
追加公演の予測はまったくつきません。

佐野元春45周年は、まだまだ続きます。

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