Negicco Live@中野サンプラザ 2018.11.24 感想

relive MY COLOR

2018年11月24日(土)@中野サンプラザ

Negicco、久し振りの東京

Negiccoが東京でやるワンマン・ライヴにはなるべく行きたいと思ってるんですが、あまりやらないんですよね。
新潟を拠点としているので、大事なライヴは当然新潟開催で。東京でのライヴは年に1・2回?というイメージです。数えた事はないけれど。

で、久し振りの東京ライヴ。
今回は、NEWアルバム『MY COLOR』を追体験できる、というコンセプトのライヴとの事でした。
『MY COLOR』はそれほど名盤だとは思えなかったのだけれど、嫌いではないし、やっぱりNegiccoのライヴは観たいな、と。
でも、チケットの先行抽選は、1次の時点では、仕事を休めるかどうか不安定だったので申し込めず。
その後、仕事の調整がついたので、2次抽選に申し込んだら当たりました。
でも、席は1階席後方。
2階席よりはマシでしたが、やっぱり1次抽選に申し込んでたら、もっと良い席が当たってたかもなあ、と、ちょっと悔しかったです。
と言うより、前売りはソールド・アウトにならなかったので、むしろ一般発売で獲った方が、良い席が獲れてたかも、との思いも。まあ、仕方ないですけど。

ライヴ当日。久し振りの中野

中野サンプラザは久し振り。15年振りくらいでしょうか?
中野駅から既にサンプラザが見える。こんなにも近かったっけ。

土曜開催という事で、開演時間が18時と早いです。
中野のBOOK OFFやらdisk unionやらを巡った後、17時30分頃、会場入り。

僕の席は1階29列37番。
後ろから4列目でしたし、列の真ん中で通路からは遠い席と、僕にとってはあまり良い席ではありませんでしたね。
窮屈な思いをしながら観る事になるのかなと思いましたが、幸運にも(?)、右隣りが空席となったので、余裕が持てました。

ライヴのスタート

ほぼ定刻通りに開演です。

01. Never Ending Story
02. キミはドリーム
03. スマホに写らない
04. 愛、かましたいの
05. Tell me why?
06. She’s Gone
07. カリプソ娘に花束を
08. そして物語は行く
09. ノスタルジア
10. グッデイ・ユア・ライフ(下りver.)
11. 硝子色の夏
12. 雫の輪
13. 15
(Encore 1)
14. 菜の花
15. 星のかけら
16. あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)
17. はじまりの場所
(Encore 2)
18. ねぇバーディア
19. さよならMusic
20. 圧倒的なスタイル

今回はバンド演奏のライヴ。
ギター、ベース、ドラム、キーボード×2 です。
逆に、Negiccoのライヴではお馴染みのホーン隊がない編成なのが意外でした。
僕は、アイドルのライヴはオケでもかまわないと言うか、むしろそっちの方がいいかもと思ってるので、バンド編成だからといって、それほどテンションは上がらなかったんですけどね。
ただ、KIRINJIやら黒猫チェルシーのメンバーが入っていたので、今までよりも期待できる気はしましたけど。
ギタリストが座ったままの演奏だったのも印象的でした。

『MY COLOR』を追体験できるというコンセプトであるから、きっとアルバムの曲順通りのセットリストになるだろうと予想してたのですが、実際に「Never Ending Story」「キミはドリーム」と続いた時は、確信に変わりました。でも、それに気付いてない方が結構いらっしゃって(MCでメンバーがお客さんに手を挙げさせて確認してました)、意外でした。

「Never Ending Story」は、軽快なリズムにサビ前の「ワン、ツー!」がテンション上がります。

アルバム随一のスピード感を誇る「キミはドリーム」
こういう曲調はバンド演奏でやる意義がありますね。

「スマホに写らない」は、なんとなくかえぽのソロのようなイメージがあります。

「愛、かましたいの」は、バンド演奏するの難しそうでしたね。メンバーも少し歌い辛そうでした。
印象的なギターのフレーズがあまり目立ってなくて残念でした。
かえぽの「ちょっとじゃくて、ずっとがいいんだ、ほんとは!」の叫びが良かったです。

打ち込みユーロビート調の「Tell me why?」が、バンド演奏になるとどうなるのか、かなり不安でしたが、予想よりずっと良かったです。
原曲の雰囲気を壊す事なく、胸キュンな世界観を作ってくれてました。

ほのぼのとした「She’s Gone」
これはなんといっても、ぽんちゃのソロ歌唱にドラムが入る瞬間が聴きものでしたよね。

それから「カリプソ娘に花束を」「そして物語は行く」「ノスタルジア」と、ほんわかしたり爽やかだったりとした感じで進みます。

「グッデイ・ユア・ライフ(下りver.)」は、connieさんのヴォーカル・パートを、バンマスでもあるキーボードのsugarbeansさんが歌いました。
これもなんとも温かな曲ですね。

切なくて大好きなのが「硝子色の夏」
もう夏は終わっちゃったけど、これが聴けて良かった。
間奏のメンバーのセリフも良かったです。

荘厳なバラード「雫の輪」
この曲が終盤にデデーンと構えているだけで、締まります。この曲にすべてが修練されていくような感じ。

前曲とは雰囲気が打って変わって、Negicco初期を思い起こさせる「15」

これにて本編終了です。
で、次は「第2部」という感じで、代表曲のオンパレードになるものだと思ってたのですが、その予想は裏切られました。

アンコールでメンバー3人が出てきたと思ってたら、いつのまにかNao☆ちゃん1人になって、ソロ曲「菜の花」でした。

ああ、これは、『MY COLOR』本編だけではなくて、初回盤ボーナス・ディスクまで再現するのか!と。
それは考え付きませんでしたね。

Nao☆ちゃんの「菜の花」、ぽんちゃの「星のかけら」は、アイドルらしくていいんですが、かえぽの「あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)」だけはどうも...起伏がなくて、良い曲とは思えないんですよねえ。大好きなかえぽの、せっかくのソロなのに...と、ちょっと不満な僕なのです。

そして最後はNegiccoとしての「はじまりの場所」です。
初回盤のボーナス・ディスクに収録だなんて、地味な存在ですが、ちゃんと収めるべき所に収まってたら、もっと評価は高かったように思えたのでした。

そして、ダブル・アンコール。
「ねぇバーディア」の登場で、ようやくいつものNegiccoライヴらしくなってきました。
「かえぽ!」「ぽんちゃ!」「なーおちゃん!なーおちゃん!」のコールや、「♪ 好きになってもいいのかな」に対する「いいよー!」の返しなど、お馴染みの光景にも慣れて、大いに盛り上がりました。

シングル曲を凌駕する勢いでライヴの定番曲となった「さよならMusic」
中盤の、ぽんちゃとの「♪ そうこの蕎麦ヘギじゃない~」のコール&レスポンスから「♪ かえぽ どうよ」に至る流れは気持ち良かった!

やっぱり今回もありました、「圧倒的なスタイル」
これは、良い曲だし、コールも楽しいんですが、ラインダンスがあると思うと緊張するんですよねえ(笑)。知らない両隣りの人と肩組まなきゃならないので、うまくいくのかと毎回ドキドキです。
でも、照れてたらダメ、ライヴの恥はかき捨てとばかりに、積極的に隣りの人とスッと肩組んだ方が良いと、だんだん学習してきたので、今回は、自分から手を出していきました。
ダンスをしてる間は、足元に荷物があって足を上手く上げられず、飛び跳ねているだけになっちゃいましたけど。

これにてライヴは終了。
ステージを去る際に、Negiccoメンバーが「ありがとうございました」を言おうとして「せーの」と言ったものの、全然タイミングが合わなくて、グダグダになってへたり込んでの終了だったのは爆笑でした。

NEWアルバム再現ライヴでした

終了したのは20時15分。
開演時間が早かったので、3時間くらいやっても21時なんだから、たっぷりやってくれないかなあ、と期待してたので、この終了時間は早いなあ、と思ってしまいましたね。
ちょっとあっさりした感じで、少し不満でした。
しかも今回のライヴは、『MY COLOR』再現だったので、いつものNegiccoのライヴとはかなり違う感触。
終盤、代表曲をもっとやってくれてたら印象も違ってたでしょうけど、3曲だけでしたからねえ。
これはかなり物足りない感じを残してしまいました。

でも、アーティストにとっては、NEWアルバムをひっさげてのライヴというのは、当たり前の事だと思うんですが、収録曲順通りのセットリストになるのってのは、意外とないですよね。
そういう意味でも、ありそうでなかった挑戦だったとは思います。

Negiccoのライヴは、スタンディングばかりで、いつかはホールで観たいと思っていたので、今回それが実現したのは良かったです。
かなり後ろの席でしたが、メンバーの表情はなんとか見えましたし。
帰りには、スポンサーのサトウ食品さんから、ごはんのお土産をもらってしまいました。太っ腹。
また次のライヴも観に行きたいと思ってます。

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