世田谷コンサート第2幕
2019年7月28日(日)@世田谷区民会館
区民会館?
Negiccoが都内でやる座席指定のライヴには出来るだけ参加したい。
そんな所へ、世田谷コンサート開催のお知らせ。
今回は2回目なんだけれど、昨年行われた1回目の世田谷コンサートに何故行かなかったのか、自分でも謎。
世田谷区民会館というのが地味で行き辛そうだったからなのか?
と思って、世田谷区民会館がどこにあるのかを調べてみたら、なんと、母校のすぐ近くでした。
ならば、行きがけに久々に母校にも寄っていこうかなと思いつき、ライヴに行こうと決心がつきました。
チケットは、HP先行抽選であっさり確保できました。
ライヴ当日。我が母校近くの会場。
しかし、ライヴを数日後に控えて、台風の心配が出てきてしまいました。
一時は関東直撃の予報も出て、それがライヴ当日になりそうな気配があってやきもきしたのですが、なんとか台風は前日に熱帯低気圧に変わり、それもライヴ当日朝には関東を抜け、良いお天気に。予報では、台風が抜けても雨マークだったのですが、見事に外れてくれました。
これで安心して、ライヴ前に買い物したり母校に立ち寄ったりとする事が出来ました。
世田谷線には、学生時代に1回乗った憶えがあったきりだったのですが、今回久々に乗ろうとしたら、切符がないシステムだったのが驚きで戸惑いましたね。
今回は日曜開催という事で、開場16時・開演17時と早目です。
初めて訪れる会場だったので、早目に行こうとは思ってましたが、到着したのは16時ちょい過ぎだったと思います。
今回は、とうとうNegiライトを買う事を考慮しました。今までは、1回ライヴを観るためだけに1500円もするグッズを買うのはありえないと思ってたのですが、Negiccoは僕にとって大きな存在になってるし、今後も何度もライヴに参加するだろうと考えると、他のファンと同様に、Negiライトを持って応援した方が、自分の気持ちもより盛り上がるのではないかと。
それでも1500円は高いなあと思うし、グッズ売り場が混んでて開演時間に間に合いそうもなかったら買うのを諦めようかなとか、決心は何度もグラついてたのですが、会場に着いたらグッズ売り場は空いてたので、よし買おう!と決めました。
今回の僕の席は、1階ち列39番。
ちょうどド真ん中の列で、前が通路。しかも一番右端の通路側という、僕にとってはなかなかの良席でした。
今回のライヴはバンド編成であり、ライヴ直前にメンバーがTwitterで「ボリューミーなライヴになりそう」とツイートしてたので、かなり期待してました。開演時間が早いし、ボリューミーという事だったら3時間超えとかになるんじゃないかと。
ツアーではないので、事前にセトリ情報もなく、どんな曲をやってくれるのかはまったくわからないのでワクワクドキドキです。
ライヴのスタート
開演時刻とほぼ同時に始まりました。
01. ガッター!ガッター!ガッター!
02. ガッター!ガッター!ガッター!
03. アイドルばかり聴かないで
04. パーティーについて。
05. 矛盾、はじめました。
06. カナールの窓辺
07. くちびるにメロディ
08. 土曜の夜は
09. ノスタルジア
10. 江南宵唄
11. 愛のタワー・オブ・ラヴ
12. Summer Breeze
13. あなたとPop With You!
14. Tell me why?
15. キミはドリーム
16. さよならMusic
17. 圧倒的なスタイル
(Encore)
18. 愛は光
19. (夢ドリーマー)
20. ねぇバーディア
始まったのは、いきなり知らないイントロ。
うお、知らない曲でスタートか?と思ったのですが、「♪ ガッター!ガッター!ガッター!」と歌ってたので、ああ、これが「ガッター!ガッター!ガッター!」か、と。
この曲はシングルのカップリングで、アルバム未収録曲ですから、僕に馴染みがないのは仕方ありません。でも、Spotifyでとりあえず1回は聴いた事あるはずでしたが。
聴いてると、意外に親しみやすく、ポップでダンサブルなNegiccoならではの魅力が詰まっている良曲だなと思いました。
これは家に帰ったら、じっくりSpotifyで聴き直してみないと...と思ってたら、曲の途中で、「ボカン!」と花火でも鳴ったかのような破裂音が響き、なんだ??と驚いてたら、直後にNao☆ちゃんのマイクが死んでました。その後は、Nao☆ちゃんとぽんちゃがマイクの受け渡しをしながらなんとか歌いきり。
曲が終わると、Nao☆ちゃんは袖に引っ込み、残されたぽんちゃとかえぽがMCで繋ぎます。ライヴは始まったばかりだというのに、なんともほのぼのとしたムードに。トラブルではあるけれど、緊張感は感じさせなかったのがNegiccoならでは。
問題が解決しそうになったのか、スタッフがバンド・メンバーたちになにやら指示を出したと思ったら、なんと、もう1度最初からやるとの事。
Nao☆ちゃんが帰ってくると、再び「ガッター!ガッター!ガッター!」がスタートです。家に帰ったら聴き直そうと思っていただけに、早くも再び聴ける事になるとはラッキー。
2度目となると、曲中で「Hooo!」と合いの手を叫ぶタイミングも充分わかってきて、楽しめました。
次に始まったのは「アイドルばかり聴かないで」だったので驚愕。
この曲は、僕がNegiccoに注目するきっかけとなった思い出の曲だったのに、今まで何度もライヴに行っても披露される事がなくて、いつか生で聴きたいと熱望してた曲です。
でも、これはピチカートの小西さんが作った打ち込みサウンドの印象が強い曲なので、バンド編成のライヴには不向きかなと思って、今回はまったく期待してなかったのです。
だから、これが始まった時には信じられない気持ちで驚きました。
バンド編成によるこの曲は、原曲よりもスピード感があってスリリングでしたが、振り付けもキュートで可愛いし、「♪ ざんねーん!」とか「♪ トゥルットゥー!」を一緒に叫ぶ事も出来ました。
ようやくこの曲を生で聴くという願いが叶いました。これだけでも、今日ライヴに来て大正解だと思えました。
次もシングルのカップリングだった「パーティーについて。」です。
シングルは買わない主義の僕でしたが、この曲はダウンロードで購入したほどお気に入りだったものです。
これは原曲よりも若干スピードを落とし、よりグルーヴィーな印象になってたと思います。
「矛盾、はじめました。」は、以前ライヴで聴いた事はあったのですが、その時はピアノ1本でしっとりアレンジという感じだったので、今回はバンドによる原曲に忠実な演奏だったので、ようやくこの曲を堪能できた感じがありました。
ジャジーでもどこか力強い。
前曲の落ち着いた雰囲気を受け継ぐようにバラード調のイントロで始まる「カナールの窓辺」ですが、すぐにアップ・テンポになり、特にサビ終盤のリズムは力が入ります。
「くちびるにメロディ」は、ベスト盤ラストに収録されていた曲で、「♪ 明日になればいいのにな」というフレーズが強く印象に残る、好きな曲です。
初めはそれほど印象に残らなかったのですが、地元近くで行われたイベントに行った時の公開リハーサルで聴いて、「なんだっけ、今の曲は?」と思った時から気になりだし、好きになったものです。
ほのぼのとしていて、ほんのりと希望が見える感じがいいんです。
「土曜の夜は」は、ゆったりとしていながらも、どことなくジャジーな雰囲気。
地味ながらもゴージャス、といった矛盾した感想も抱くほど、アレンジにも凝っています。
それほど思い入れのなかった曲でしたが、今回結構強く印象に残りました。
「ノスタルジア」は、タイトルほどノスタルジーな感じは受けません。サラッと受け流す感じで。
「♪ つづいていく~」のリフレインが耳に残ります。
「江南宵唄」は、クールでカッコ良かったです!
アルバムで初めて聴いた時は、好きな曲だけれど、アルバムの中では異色で、やや浮いてるかなあという印象があったのですが、ライヴで聴くと、印象的なギター・リフに、クラップ音を活かした決めポーズ。ただただカッコいいとしか思えませんでした。
「愛のタワー・オブ・ラヴ」は、最初はやや単調な曲なのですが、間奏の「♪ Yeah Yeah Yeah Yeah」と無理矢理?盛り上げる感じになって、その後にはコミカルでアンニュイなセリフが入りと、変化があり、ブリッジとなるCメロ「♪ 踊り続けるよ」はパッと雰囲気が変わって好きな部分です。
初期の曲の中で特に好きな「Summer Breeze」が聴けました。
夏ならではの選曲。
ダンサブルでありながらも、どこか夏のダルさも感じさせる、リズムと切ないメロディに優れた曲です。
次も、大好きな「あなたとPop With You!」が聴けました。
イントロからして盛り上がります。胸キュンなコード進行とメロディに加え、サビの「♪ Oh Yeah」は観客が一体にコールできる、ライヴ映えする曲です。
次も同じく胸キュン・ソングで大好きな「Tell me why?」でした。
この曲は80年代ユーロ・ビート調なので、今回のバンド編成のライヴでは合わなそうだからやらないだろうと期待してなかったので、披露された時は嬉しかったですね。
バンド演奏でも、曲の世界観を壊す事なんてなかったですし、Perfumeの「ワンルーム・ディスコ」的なテロリ、テロリンな効果音も再現されててアガりました。
矢継ぎ早に、スパッと空気を変えたのが「キミはドリーム」。
スピード感がありました。
「さよならMusic」。
もうこの曲か。これが出てくるという事は、ライヴが終わりに近づいている事を予感させます。もう終わりなのか、早いなあ、と。
「♪ Oh Yeah」とか「♪ フッフー」とか「♪ I Love You」とか掛け声があったり、ミドルのぽんちゃの「♪ この蕎麦ヘギじゃない~」のコール&レスポンスがあったりとか、ただ聴いてるだけではなく、ファンも忙しい気持ちになる参加型の曲。
元々はシングルのカップリング曲でありながら、人気が出て、ライヴでは欠かせない曲となったのも納得できます。盛り上がります。特に「♪ かえぽ、どうよ」の後のかえぽがリードを取る場面はゾクゾクする程の展開で興奮しました。
本編ラストとなった「圧倒的なスタイル」。
これもNegiccoのライヴでは欠かせません。
「かえぽ!」「ぽんちゃ!」「なーおちゃん、なーおちゃん!」の掛け声を掛ける所は文句なく楽しい。
中盤の「♪ 周りの声に惑わされても~」の所はファンが一体となって歌うのですが、いつになっても歌詞憶えが悪い僕は今回もあやふやに歌ってました(笑)。
そして、恒例のライン・ダンス。
初めてライヴでこの場面に遭遇した時は面食らったのですが、何度もライヴに参加してきた中で慣れてきて、今ではちゃんと隣の人と肩組んで盛り上げるようになれました。
だけど今回、自分の席にたどり着いた時は「うっ」と思いました。隣が女の人だったからです。それがこの曲の盛り上げ方とはいえ、こんなおっさんの方から女性に肩を組みに行くのはさすがに気が引けます。キモイと思われます。なので、今回は独りで飛び跳ねてればいいかな、と思っていたのです。
そしたら、いざライン・ダンスの場面になったら、隣の女性の方から、顔と腕を向けて、肩を組むように促してくれたので、そちらがいいのであれば、という事で肩を組ませてもらう事となり、無事、ライン・ダンスで盛り上がる事が出来ました。
そして、本編終了です。
アンコールは、KIRINJIの堀込兄が作った、大好きなバラード「愛は光」でした。
やってほしいなと期待してた1曲だったので、とにかく嬉しかった。
「♪ ああ私だって太陽 あなたを照らしたい」の所がたまらなく好きなんです。
今回のバンドのベーシストはKIRINJIのメンバーなので、よりKIRINJIサウンドが鮮明です。
染み入る曲です。
9月にNEWシングルがリリースされる事は既にアナウンス済みでしたが、今回、そのシングルのカップリング曲となるconnieさん作の曲が初披露される事となりました。
タイトルは「夢ドリーマー」と言ってたように思います(正しい表記は不明ですが)。
Negiccoらしい、ポップでアップ・テンポ、王道のアイドル・ソングらしい曲でした。
ただ、一発で憶えられるほどのメロディというわけではなかったので、そこはカップリング曲らしいというか。
歌い終わった後、Nao☆ちゃんが「connieさんの打ち打ち」と言っていて、ぽんちゃが「4つ打ち?」と返すと、どうやら「打ち込みのサウンド」と言いたかったようで、場内大爆笑。
ラストは「ねぇバーディア」。
「かえぽ!」「なおちゃーん!」「ぽんちゃ!」のコールは楽しかったのですが、一部、Nao☆ちゃんが歌ってるのに気付かず「ぽんちゃ!」と言ってしまった僕でした(笑)。
サビの「♪ あなたに あなたに」の所のファンがライトを振る振り付けの時は、Negiライトを買って良かったなあと心から思いました。
「♪ 好きになってもいいのかな」への返事の「いーよ!」も相変わらず楽しかったですし。
爽やかでライヴ受けする、ホント良い曲をレキシの池ちゃんが作ってくれたなあ、と感謝です。
ほのぼのまったりとした空気感の良さ。いつもの楽しいNegiccoのライヴ
終了したのは19時15分。
1曲目をやり直したので、実質は全19曲で、2時間ほどのライヴだった事を考えると、全然ボリューミーじゃなかったじゃん!と、なんとも早すぎた終了にはガッカリ。
セトリ的には、夏だからきっとやってくれるだろうと期待してた「サンシャイン日本海」はやらなかったし、ライヴの定番曲とも言える「ときめきのヘッドライナー」「トリプル! WONDERLAND」もやらなかったのは意外で、結局、大好きな大好きな『Rice & Snow』からの曲が1曲も無かったというのは大きな不満でもありました。
でもまあ、そういった個人的な希望が叶わなかった事による不満はあったけれども、聴きたかった大好きな曲はいくつもやってくれましたし、MCのほのぼのまったりとした空気感の良さは今回もなんとも言えない心地良さではありましたし、いつもの楽しいNegiccoのライヴでした。
ヴォーカルとしては、かえぽの不安定さはいつも通りで、大きく音を外す事もあったりして、それもまたかえぽの魅力で微笑ましかったりするのですが、今回はいつもより、ぽんちゃの調子が悪そうでした。ライヴ数日前のツイートで、めまいがしてとか言ってたので、体調そのものが良くなかったのかもしれません。
今秋、ツアーが行われる事も発表されましたし、この世田谷コンサートも第3幕以降もやりたいと言ってましたし(この会場は気に入ったのでまた来たい)、Negiライトを買ったからには、できるだけライヴに参加したいとより強く思う様になりました。
アラサーのアイドルとなりましたが、20周年を迎えるまでやる事を宣言し、解散なんて微塵も考えてない事が伝わってきたのは、ファンとしてはなんとも心強い感じです。
これからも安心してNegiccoを応援していこうと思います。
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