あいみょん Live@仙台サンプラザホール 2019.11.7 感想

AIMYON TOUR 2019 -SIXTH SENSE STORY-

2019年11月7日(木)@仙台サンプラザホール

どうしてもあいみょんが観たい!

『青春のエキサイトメント』は昨年のうちに聴いてたのですが、今年に入って『瞬間的シックスセンス』「ハルノヒ」を立て続けに聴いて、あいみょんにどハマり。
絶対にライヴを観に行きたいと思っていました。
アルバム・リリース直後は対バン・ツアーをやってたので(対バンやフェスには興味のない僕)、秋になってようやくNEWアルバムを伴ったワンマン・ツアーです。

しかし、人気絶大のあいみょん、チケット獲りづらいとわかってはいましたが、ホントに獲れません。関東では横浜アリーナ2DAYSでしたが、抽選に落ち続けました。
そして一般発売。
一般なんて、とてもじゃないが獲れる気がしません。しかし、チャレンジするしかない。
いざ出陣!
しかし案の定、1分とたたないうちに「予定枚数終了」の文字が。
でもまだ諦めません。いったん「終了」の表示が出ても、数分経つと突然「発売中」に切り替わることが稀にあるのを経験上知っているので、しつこくアクセスです。
すると、今回も、数分経つと「発売中」になったのです。
それで、慌てて頑張って手続きを進めるのですが、いいところまで進めたかなと思っても、また「終了」。
でもまだ粘ってると「発売中」になって、頑張って、でも「終了」になって、の繰り返し。
それで、発売開始から55分くらいたってからでしょうか、仙台公演の1日目の立見席が「発売中」に切り替わりました。
仙台サンプラザホールは、2年前にも山本彩のライヴを観に行った事がある場所で、駅から近くて新幹線を使いやすく、日帰りが出来るため、また機会があったら行ってもいいなあと思っていた会場です。
関東圏の会場に比べたら、交通費がかなりかかるというデメリットはありますが、どうしても観たいあいみょんのライヴが観れるのなら、の思いで手続きを進めていくと、サクサク進んで、とうとうチケットを手に入れる事が出来たのです!

しかし仙台

しかし仙台かあ...と思っていたら、後日、横浜公演のセカンド・チャンス受付があったり、代々木競技場での追加公演が決まったりしたので、もしそれらのチケットが獲れれば、仙台公演のチケットは売ればいいや、と思ったのですが、その後の抽選もハズレ続け。
結局、合計で抽選には20回は外れたと思います。
それから、新しくリリースされるシングルとDVDには代々木公演のチケット先行抽選券が付いてくるとの事で、シングル買わない派の僕でもシングルを買ってみたのですが、なんと抽選に参加できるのはスマホ持ってる人のみ。ファンクラブ先行でも公式サイト先行でもスマホ・チケットのみだったので、嫌な予感はしてたのですが...たしかに、あいみょんのチケットを買うような人たちはほとんどスマホ持ってるんでしょうけど、ガラケーの僕にとってはこの世の中のスマチケ普及の流れは不安ですね。
そして最後の最後、代々木公演の一般発売でもチケットは獲れず、これで仙台行きが決まりました。
旅行にはほとんど行かない僕が仙台まで行くのは不安もあるのですが仕方ありません。
あいみょんのチケットが獲れたというだけでも良しとしましょう。

新幹線のチケットは、以前は近くの旅行会社で手配してもらってましたが、今回調べて、JRの駅だったらどこでも買える事を知り(今まで知らなかったのが恥ずかしい限り)、勉強にもなりました。
公演日1週間前に新幹線のチケットを買いに行き(2年前に比べたら新幹線代が安くなってる気がするのですが...)、手筈が整いました。

ライヴ当日。はるばる仙台へ。立見エリアは

公演当日はなかなか良い天気。
予定通りの新幹線に乗る事が出来て、あっという間に仙台に着きました。2年振り!
14時半からBOOK OFFに行って買い物をしたり、お土産を買ったりしたものの、時間が余ってしまい、少しヒマでした。
会場には18時10分頃到着。
立見席の扱いについては事前にホールに電話して訊いていました。
開場時間の18時を過ぎ、指定席のチケットを持って並んでいたお客さんが大体入場し終わってから、立見席の整理番号順での入場となるので、入場はたぶん開演時間の15分くらい前になるんじゃないかとの事。
立見席のエリアになるのは1階席の後方だけで、2~3階は解放されないとの事。3階くらいだったら空いた感じで観れるんじゃないかなという僕の目論見は外れ。
立見席は140枚出てるらしく、僕の整理番号は125番なので、もう最後の方。これは早く行った所で、もはや良い場所を確保するのは難しい感じなのはわかってました。
立見席の列に並ぶこと30分ほど。
実際には150番台のチケットを持った人もいましたが、僕が入場できたのは、たしかに開演時間の10分前くらいでした。
いざ入場してみたら、さらに立見エリアに入るための行列が出来ていたのですが、それはスルーしてまずトイレへ。
そしてトイレから戻ってきたら、既に立見席の人の列は無くなっていて、フロアに入ってみると、立見のエリアには人が一杯で、しかも規制線が張られていました。
フロアはレフト、センター、ライトという区分けがあると思うのですが、センター後方では立見は出来ず、立見のエリアになっているのはレフトとライトだけで、思ってたよりも立見のエリアは狭いなと危機感。
ちょっとヤバいかなと思いつつ、どこにしようかと見渡したら、ライトの1番奥が空いてそうなのが目に入り、そちらに向かいました。
ライトの1番端っこは、つまりステージの真横みたいなものですが、逆にステージに1番近いとも言え、しかも割とスペースが空いていて、すんなりと扉近くの壁際を確保する事が出来ました。
結果的に、僕的には絶好の場所。混雑もしてなくて、予想してたよりもずっと楽な感じで観れる事になり、ラッキーでした。

ライヴのスタート

あっという間に開演時間。
19時を5分過ぎ、ライヴがスタートです。

01. ら、のはなし
02. 今夜このまま
03. ふたりの世界
04. 愛を伝えたいだとか
05. 真夏の夜の匂いがする
06. 二人だけの国
07. わかってない
08. ハルノヒ
09. ひかりもの
10. 生きていたんだよな
11. 恋をしたから
12. おっぱい
13. from 四階の角部屋
14. 鯉
15. 夢追いベンガル
16. 貴方解剖純愛歌 ~死ね~
17. マリーゴールド
18. 空の青さを知る人よ
19. 満月の夜なら
20. 君はロックを聴かない
21. GOOD NIGHT BABY

演奏が始まって緞帳が下り、上下青の衣装(普段着ぽく見えるのがあいみょんらしい)に身を包んだあいみょんがお目見えです。

「ら、のはなし」は、素朴ともとれるし、華やかともとれる始まりで、絶妙な空気感を作り出します。
どちらかと言うと、少しずつ温めていきます、って感じだったかな。

「今夜このまま」
冒頭の「♪ 弾ける~」の歌いまわしが好きなんです。それにこの曲自体、とても可愛らしく、切なさがスパイスとなって愛おしい。
お決まりの所で手拍子を入れたりして楽しかったです。

「ふたりの世界」は、ほのぼのしつつもノリが良くコミカルな曲。
あいみょんの「♪ まだ眠たくないの」の問いかけに観客が「セックス!!」と応えるのが定番。
「♪ お風呂からあがったら 少し匂いを嗅がせて」の歌詞が好きです。
サビのリズムが原曲よりも速くてアガりました。

「愛を伝えたいだとか」はカッコいいファンク・ナンバー。
ノリが良く、バンド・サウンドならではの力強さが伝わってきます。
グルーヴよりも、スピード感が強調されてたように思います。

「真夏の夜の匂いがする」
ちょっとハスに構えて抑えた感じの前半から、一気に爆発するサビとのギャップがたまりません。
このサビの爆発っぷりはライヴならではの盛り上がりを見せ、開放感たっぷりで、とても気持ち良かったです。

「二人だけの国」
これまでずっとアコギをかき鳴らしていたあいみょんが、アコギを置いて手ぶらで唱える念仏です。

「わかってない」はカップリング曲なので、存在的にも地味目と言うか、レア曲かな。

MC。
「あいみょんのライヴに初めて来た人は?」と問いかけたら大多数の人が手を挙げて、「前にも来た事ある人は?」と問いかけたらやっぱり大多数の人が手を挙げて、「計算合えへんな」とあいみょんが言ったのはウケました。
あとは、「親子で来た人は?」「兄弟で来た人は?」「カップルで来た人は?」とか訊いてましたね。

「ハルノヒ」は、僕があいみょんにどっぷりハマるきっかけになった、思い入れの深い曲なので、ちゃんと生で聴けて感慨深いです。
『クレヨンしんちゃん』の主題歌なのに、冒頭で「♪ 北千住駅の~」と歌ってて、「春日部じゃないんかい!」と最初は思ったのですが、北千住はひろしがみさえにプロポーズした場所というトリビア・ネタであって、「ハルノヒ」はつまり「春の日」で「春日部」か!という深みがありました。
さりげない、何気ない日常の感じ、でもとても優しく、穏やかな春の日の様に暖かくなる曲。
コレを生で聴いて、幸せに浸るはずでしたが、1番の聴き所である「♪ ほらもう こんなにも幸せ」の件を聴き逃してしまいました。考え事してたのかな、ボーッとしてたのかな、気付いたら終わってたという...ちょっと残念。

「ひかりもの」
コレは、今回の曲の中では唯一あまり惹かれない曲だったかな。穏やかさが地味に感じられて埋没しちゃうという...。

「生きていたんだよな」は、僕があいみょんの曲で1番最初に好きになった曲です。
それが、今回はアコギ1本の弾き語りだというのは事前に知っていました。弾き語りが苦手な僕は、大好きなこの曲がバンド演奏じゃない事にガッカリしてたんですが、いざ聴いてみると、アコギ1本ならではの緊迫感がエライ事になっていて鬼気迫るものがあり、かなりグッと来ました。
弾き語りヴァージョン、これはこれで充分アリ。想像以上に感動している自分に気付きました。
で、なんでコレがそんなに良かったかというと、あいみょんのギターの音が生々しくて良い音で響いてたんだよね。この曲に限らず、このライヴにおけるあいみょんのギターの音はとても良かったです。

「恋をしたから」もアコギ主体のフォーキーなサウンド。
フォーク・ソングと言ってもいいくらいだけど、貧乏臭くなってないから良い。どっぷりひきこまれます。

MC。
このツアーにおける思い出を諸々。
北海道には台風の影響で飛行機が飛ばず、電車で行ったので、座りっぱなしでケツが割れた、とか。
新潟に行った時は、駅に着いたらキャリーケースが無くなっていてあたふたした騒動。ケースの中にはパンツとか入ってて、個人情報的なものも入ってたら、今頃メルカリで「あいみょんのパンツ」で売られてたかもしれない、とか(ケースの取り違いだったらしく、次の日戻ってきたそう)。

「おっぱい」は、あまりライヴでやらない曲と言ってましたね。
思春期の女の子の気持ちが描かれてます。ほのぼのとしているのだけど、生々しくもあり。曲が進むにつれ、女の子の気持ちと体が成長していきます。
スポブラいらない、というのはウケるし、「♪ 揺れるんじゃなくて揺らしてみる」という歌詞が微笑ましくて好きです。

「from 四階の角部屋」
フォークとパンクが同居したような。ワイルドです。

「鯉」もカップリング曲ですが、表題曲「ハルノヒ」と共に大好きでよく聴きました。なので、目立たない存在のこの曲をライヴで採り上げてくれて嬉しかったですね。
シャッフル・ビートで想いがループする感じ、カッコ良かったです。

「夢追いベンガル」
実はモータウンのリズムで、グイグイと迫るアッパー・チューン。これはライヴで盛り上がり必至と思ってました。
「♪ 走る走る 回る回る」のサビがたまらなかったです。
途中からあいみょんは客席に降りて練り歩いてました。「あいみょん客席に」というのは事前情報で知ってましたが、この曲でしたか。アリーナ前方が羨ましかった。

「貴方解剖純愛歌 ~死ね~」
私を好きじゃないなら死ね、という強烈なラヴ・ソング。あいみょんて変だけどかなりキてるぞと思わせた初期の代表曲。
前曲からのアッパーな流れで盛り上がりはピーク。
サビでは観客が「♪ 死ねー!」と大合唱。これが意外と楽しかったです。スッキリしました。

「マリーゴールド」はイントロで大歓声。
昨年、あいみょんのこの曲が話題になってるぞと聞いて、初めて聴いた時は「ふーん」という感じで、とりたてて印象に残るものではなかったのですが、他の曲を聴いて、「あいみょんてかなり良いんじゃね?」と、ハマってから改めてこの曲を聴いたら、じわじわと来ました。
優しいのに力強い。そして懐かしい風。なにこれ、名曲じゃん!と大好きになりました。
ライヴの最高潮の時に持ってきた構成もドンピシャで、生で聴けて感動なのですが、あまりに浸っていたためか、サビの「♪ 麦わらの帽子の君が 揺れたマリーゴールドに似てる」という所を聴き逃しました。聴き逃したというか、意識してなかったため聴き流してしまった。事前に、この部分はしっかり聴いて心に記憶しようと思っていたのに!痛恨の極みです。

MC。
人には口癖とか、色んな癖があると思うけど、「私は曲を作るのが癖」と言っていて衝撃を受けました。
あいみょん、モノが違うな、と。
何百曲もストックがあるというのは聞いた事ありましたが、癖ならば当然の事。これなら、曲が作れないとかのスランプなんてないんじゃないかと。

「空の青さを知る人よ」は最新曲。
フワフワと浮遊感漂うメロディ&アレンジのBメロが特に好きです。
感動的なサビももちろん良くて、聴けば聴くほど好きになっていきます。
新曲なのに、貫禄の演奏という感じでした。楽曲の持つスケール感の大きさゆえか。

「満月の夜なら」
アルバムでは冒頭に置かれ、割とサラッとしてるけど、バンド・サウンドでグイグイとノリが良く、期待してなかった分、想像以上に良かったです。

「君はロックを聴かない」も大好きです。
僕も、好きな娘が出来ると、どんな音楽が好きなのかな、好みが似てるといいな、でもロックなんて聴かないのかな、と思ってきた性質なので、この曲には共感しまくりなのです。
「マリーゴールド」に負けず劣らず、切なく懐かしい心地良さのこの曲は、あいみょんにとっても大切な曲らしく、「一緒に歌ってください!」との事。1番のサビくらいはだいたい歌えましたが、間奏後のアコギ1本で弾き語りっぽいアレンジになる所が、まさしくあいみょんがお客さんに合唱してほしかった所で、でも僕はここの歌詞はうろ覚えで、半分くらいごにょごにょしてました(笑)。次のライヴの時にはちゃんと歌えるようにしておこう。

「GOOD NIGHT BABY」
コレ、ライヴの最後に持ってくる曲として作ったんじゃないかと思えるくらい、トリに相応しい曲でした。
ライヴだと、スケールも大きく感じられ、映えるなあ、と。
ああ、これでライヴが終わるんだ、と泣きたくなりました。

近い立見席、神セトリ。仙台まで行って良かった

これにてライヴは終了、20時59分。
今どきのライヴには珍しく、アンコールがないというのは事前に知っていました。なので、あいみょんがステージから去ったら、僕もすぐさま会場の外へダッシュ。
帰りの新幹線に乗るためには、会場を21時20分には出なくてはならなかったのですが、今回はその時間には至らず、ライヴを最後まで観る事が出来て良かったです。
僕はセットリストとか、事前に知りたい派。知っていれば、こうやって帰りの電車の時間との折り合いの計算も立ちますしね、ある程度安心してライヴが観れるからです。

仙台サンプラザホールは2回目でしたが、関東圏のチケットが獲れなかった時など、やはりこのホール狙いはいいですね。
通常の長方形的なホールとは違って、このホールは半円形で、ステージを丸く囲んでいる感じ。この丸く囲んでいるというのが、演者を温かく見守っているような感覚で、とても良い雰囲気のホールなのです。小さい武道館、みたいな。
益々このホールが気に入りましたね。
立見席というのが不安でしたが、結果的には大正解。
ほぼ真横から観るような感じではありましたが、ステージまでが近くて、20~30mくらいでした。だから、あいみょんの表情もしっかり観えて大満足。下手に2階席や3階席じゃなくて良かったと思います。
ただ、真横からの鑑賞だったので、あいみょんとベーシストしか観えず。ギタリストが幕の陰からたまにちょろっと観える事もありましたが、ドラムとキーボードはまったく観えず。ステージ全体を把握するという意味ではダメでしたが、あいみょんが近く観えたんだから充分良しでしょう。

とにかく、あいみょんの曲の中で特に大好きな、ライヴで聴いてみたいと思っていた曲はほぼ全部やってくれたので、僕的には神セトリでした。
今をときめくあいみょんの、絶頂時(今後さらなる絶頂期が来るかもしれませんが)のライヴを、絶対観たいと思った今、しっかり観る事が出来てホント良かったです。
今思えば、チケットが手に入っただけでも幸運だったし、仙台まで観に行った甲斐があったというものです。
今後もチケット取りづらいと思いますが、会場をどんどん大きくしてもらって、ドーム公演とかになれば、もう少しチケット獲れる確率は上がるかな?

あいみょんは親近感があり、面白くて、可愛かったし、カッコ良かった。
温かく良い雰囲気のライヴで、あいみょん益々好きになったし、また絶対ライヴを観に行きたいアーティストです。

このツアーの映像がDVDになりました

このツアーの、横浜アリーナのライヴ映像がBlu-ray&DVDになりました。
僕が観に行った仙台公演とほぼ同じセットリストです。
大ブレイクして、ぐいぐい来ていた時のライヴ映像なので必見です。
MCも面白いし、アンコールなしで突っ走るセットリスト。
観れば、あいみょんのライヴ行ってみたいな~と思うはずです。

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