あいみょん Live@さいたまスーパーアリーナ 2022.5.22 感想

AIMYON TOUR 2022 “ま・あ・る”

2022年5月22日(日)@さいたまスーパーアリーナ

念願の地元・さいたまでのライヴ。チケットも余裕あり

あいみょんが、我が地元のさいたまスーパーアリーナでライヴやってくれたら絶対行くのになあ、と思っていたら、2020年、それは実現しました。
NEWアルバム『おいしいパスタがあると聞いて』をひっさげて。
よしやった!と思うも束の間、チケットはスマホからの電子チケットのみ。この時まだガラケーだった僕は、どうあがいてもチケットを獲る事はできませんでした。
抽選に申し込んでも、ハズレ続けてチケットが入手できなかったというのであれば、まだ諦めもつくのですが、この時は抽選に参加する事すらできず、ですからね。どうにも悶々としました。
ライヴ当日は、オンライン配信されて、その中継を観てました。
NEWアルバムの大好きな「さよならの今日に」とか「そんな風に生きている」とか、生で聴きたかったなあ、羨ましいなあ、いつか必ずスマホを手に入れて、次にたまアリでやる時はリベンジするんだ、と。

それから1年半。
あいみょんが、再びたまアリでライヴをやる事になりました。
僕もやっとスマホに買い換えたばかり。ようやくスタートラインに立てます。
抽選は、1番早かったのがローチケだったので、そこに申し込み、めでたく当選。
土日公演で、どちらにすべきか悩んだのですが、希望者は土曜公演の方が多いだろうからとの事で、競争率を考えて、日曜公演にしました。
しかし、結果的には、一般発売でも土日とも即日ソールドアウトにはならなかったので、どちらの抽選でも獲れてたと思います。
結局、土曜公演は売り切れましたが、日曜公演は、ライヴ直前でもチケット余ってましたね。
今回のツアーは、埼玉・東京・神奈川と、関東圏は3ヵ所でライヴが行われるので、こうなると、あいみょんでもたまアリ規模の会場ではチケットに余裕が生まれるんだなとわかりました。

セットリストへの落胆と期待

そして、ツアーが始まり、セットリストが明らかになったのですが、生で聴けるのを楽しみにしていた「さよならの今日に」が入ってなくて愕然。
前回僕が観たライヴは2nd『瞬間的シックスセンス』のお披露目ツアーだったので、3rd『おいしいパスタ』以降の曲がたくさん聴ける事を望んでいたのに、結局3rdからは2曲しか採り上げてなくて、これではリベンジが果たせないではないか、と意気消沈。
前のライヴでも聴いた曲が多いライヴになっちゃうのかなとガッカリしてたのですが、セットリストを基にSpotifyでプレイリストを作ると、3rd以降の、まだアルバムに入ってないシングル曲などもそれなりに多く、やはり以前観たライヴとは別物。
プレイリストを聴いていたら、結構気に入ってきて、もしかしたら、今までで1番いいセットリストのライヴかも、と思えるようになって楽しみになりました。

ライヴ当日。会場へ

そしてライヴ当日。
前日まで雨予報が出てたのですが、天気はギリギリもちました。
15時30分開場だったのですが、16時10分頃到着しました。
過去にたまアリでライヴを観た時は、入場するのにかなり時間がかかった印象だったので、用心していったのですが、この日は入場ゲートはかなり空いていて、立ち止まる事なく、すんなり入場できてしまいました。
こうなると、開演時間までヒマで辛いんですけどね。

僕の席は200レベル239扉6列840番。
アリーナでも後方ではイヤだし、400レベルは高所でイヤなので、200レベルなのは希望通りでした。
しかも、6列目なので、前の方です。
ただ、ステージは遠くて、肉眼ではあいみょんは豆粒でしょうけど、まあまあの席と言えるのではないでしょうかね。

ライヴの始まり

17時、開演時間になりました。


01. マシマロ
02. 桜が降る夜は
03. マリーゴールド
04. 今夜このまま
05. プレゼント
06. ハッピー
07. 愛を知るまでは
08. 初恋が泣いている
09. ユラユラ
10. 鯉
11. スーパーガール
12. 愛を伝えたいだとか
13. ○○ちゃん
14. 君がいない夜を越えられやしない
15. 生きていたんだよな
16. ひかりもの
17. 裸の心
18. ジェニファー
19. ふたりの世界
20. 夢追いベンガル
21. 貴方解剖純愛歌 ~死ね~
22. 君はロックを聴かない
23. ハート
24. 双葉

白のTシャツとパンツ姿のあいみょん(後で写真を見たら、Tシャツは白ではなく、薄いピンクか紫っぽい色が付いてたみたいですが)。
今日もへそ出しルックなのがそそります。

ドラム・マーチのようなイントロからの「マシマロ」
勇ましいライヴの幕開けです。
「♪ マシマロの丘」の所はいつもあいみょん胸に手をやるんだよね。そういう事か。

「桜が降る夜は」
ふんわりと優しい歌詞とメロディなのに、演奏は意外と力強くファンキーでもあるのがギャップあります。
間奏は桜が舞い散るようなイメージのアレンジなんですね。

もう出ました、「マリーゴールド」
前ツアーのDVD観たら、イントロのギターのフレーズが改変されてて萎えたのですが、今回は原曲通りでホッとしました。
メロディの流れが自然過ぎて、1番サビの「♪ 麦わらの帽子の君が」の所は、意識を集中しておかないと聴き逃しちゃうので、今日は集中。ちゃんと堪能できました。

「今夜このまま」
とにかく、愛しいメロディ。螺旋を描いてるようなイメージなんですよね。
「♪ 抜け出せない」の後にパン・パン!と手拍子するのが楽しい。
徐々に盛り上がっていく感じにハマります。

「プレゼント」
これはキラキラとしたアレンジではありますが、割と地味目な存在感の曲ですかね。

「ハッピー」
1会場2DAYSあるセットリストの中で、この曲だけ日替わり。
1日目は「テレパしい」で、2日目が「ハッピー」となってます。両曲とも、シングルのカップリング曲なのでレア曲。
個人的には、「テレパしい」の方が馴染みがあって好きだったので、そちらが良かったんだけど、そういう理由があって、この曲も聴きこんでいったから、それなりに楽しみで。
ほのぼのカントリー・タッチのこの曲、2番でセリフが入る所が聴き所だと思ってたんだけど、考え事してて聴き逃してしまった。不覚。

「愛を知るまでは」
昨年、TVドラマで使われて、ものすごく良い曲だなあと感動した、せつな系胸キュンソング。生で聴けるのを楽しみにしてました。
イントロのピアノだけで涙出そうですね。
グルーヴィーな演奏に、「♪ 愛を知るまでは 死ねない私なのだ」というサビの力強い熱唱。胸が熱くなります。
ああ、青春だなあ。

現在放送中のTVドラマで使われている新曲「初恋が泣いている」
これがまた感動した「愛を知るまでは」をさらに上回る、素晴らしいせつな系胸キュンソング。
イントロからして、少しばかりの後悔が入り混じったようなサウンド。
Aメロはちょっととぼけた感じで愛くるしく、サビでは大きく聴かせる。
そして、ミドルの「♪ 愛してる 愛してる」のリフレインに心を揺さぶられます。
こういう、せつない青春の曲書かせたら、あいみょんの右に出る者いないな。

この青春曲2つは期待通りとても素晴らしかったのですが、出来れば間にMC挟まないで、連続でやってほしかった。
その方がより気分が高まったと思いました。

シングルのカップリング曲、「ユラユラ」
アコギでの弾き語りも似合いそうな曲ですが、バンド・サウンドで豪華に。
体が左右に揺れます。

シングルのカップリング曲が続きます、「鯉」
とても調子の良い曲で、歯切れの良さがカッコ良く、好きです。

ファンク・ナンバー「スーパーガール」
これまたカッコいいんです。夜のイメージ。
クールさに熱くなりましたね。

さらにファンク曲が続きます、「愛を伝えたいだとか」
カッコいいあいみょんの真骨頂。

ここのファンク2連発も良かったですね。

「○○ちゃん」
弾き語り風に始まって、サビで一気に爆発します。
独白的な感じで「♪ 私のどこがダメですか」と訴えるあいみょんが愛おしい曲です。

「君がいない夜を越えられやしない」
これまたシングルのカップリング曲で、弾き語りのバラードでしたね。
しんみりと歌われます。

「生きていたんだよな」
前回ライヴで観た時は、あいみょんのアコギ1本弾き語りだったのですが、今回はそれにドラムが加わってました。
前回聴いた時も感動しましたが、今回はより原曲に近いノリだったので、とても良かったです。
「危ないですから離れてくださーい そのセリフが集合の合図なのにな」「ドラマでしか見た事なーい」といったセリフの部分がなんとも秀逸で、よくこういうのを思いついたよなあと、その天才ぶりに感動してしまいます。

「ひかりもの」
スローな曲でクールダウン。

「裸の心」
あいみょんバラードの代表曲。
大切に歌っている様子が伝わってきます。

「ジェニファー」
ふわふわと漂って、つかみどころの難しい曲。
元々はそんなに好きではなかった曲なんだけど、なんか良かったな。

アコースティックとか、バラード系が続きましたが、ここからライヴ終盤、盛り上がっていきます。

「ふたりの世界」
普段あんまり歌詞を重視しない僕ですが、これは歌詞がすんなり入ってくる曲。
とても良いカップルの話ですが、このあとふたりの関係は続くのかとても気になります。
ベース・ラインが曲を引っ張っていますね。

「夢追いベンガル」
モータウン・ビートで暴れまくる曲。
サビの「♪ 走る走る」はキャッチーで、心地良い疾走感に盛り上がります。
「へいせい!」とか「ちょーだい!」のところは思わず声が出てしまったよね。

「貴方解剖純愛歌 ~死ね~」
あいみょんのライヴで1番盛り上がるビート・ポップ。パンクと言ってもいいかも。
これも、サビの「しねー!」は声を出さずにいられません。

「君はロックを聴かない」
あいみょんが自分の曲の中で1番重要視してるのが伝わってくる曲。
自慢のメインディッシュですね。
間奏明け、ホントは観客全員で合唱したい場面があるんですが、まだ今は我慢。

他のアーティストのライヴであれば、これにて本編終了、続いてアンコールというところですが、あいみょんのライヴはアンコールはありません。このまま続きます。
勝手にここからアンコールの気分で。

「ハート」
素朴な演奏のバラード。
しかし、1番の途中で、歌詞が出てこず、つかえてしまったあいみょん、演奏をストップ。
「私は決して完璧主義者ではないんやけど、歌はちゃんと届けたいと思ってるからもう1回やらせて」と。
ちょっと地味目の曲でしょうか。聴き入るしかありませんね。

「双葉」
大袈裟なイントロからして好きです。
優しく、穏やかながらも、「♪ 君も大人になったら 恋をするんだよ」と大きく包み込むように感動する楽曲。
「♪ 心耕し 花が咲くまで 可愛く揺れなよ 双葉」という最後のフレーズが大好きです。

面白いMCに、真っすぐな歌声が突き刺さる

ライヴ終了は19時40分でした。
結果的には、なかなか良いセットリストでした。
ただやっぱり、ここに「さよならの今日に」がありさえすれば、僕的には完璧だったのになあ。

あいみょんは、基本的にギターを弾きながら歌う事が多かったのですが、ステージの左右には、短めですが花道が付いていて、曲によっては、歌いながらお客さんに近づいてサービスしてくれました。
エモーショナルなヴォーカルにも磨きがかかっていて、不安定になる場面は一切なく、その真っすぐな歌声が突き刺さってきましたね。

MCの回数も多く、関西人なので、やはりしゃべりが面白いのもいいところですね。
しゃべりを聞けば聞くほど好感度が上がります。
前日のライヴ後に、あいみょんがTwitterで「たまスパ」と呟いていて、普通は「たまアリ」って言うのに、面白いな!と思ってたら、この日のMCではその事が話題になってたのが印象的でした。
どうしても「たまスパ」で押し通すみたい。

バンドのメンバーも、前回のライヴとほぼ変わらない顔ぶれなのかな?はっきりとはわからないけど、僕でも知ってるメンバー多数確認できました。
演奏は、原曲に忠実ながら、曲によっては豪華なアレンジもあったし、ステージは遠かったけれど、充分に迫力あるサウンドを聴かせてくれました。

ただ、残念だったのは、なんだかうすら眠かったこと。
ライヴ中に眠くなるのはいつも僕にとっての大きな課題なので、眠くならないようにと、前日はちゃんと8時間寝たのに、なんでこうなるの。
3~4時間しか寝れてなくても、まったく眠くならない時もあるし、もうどうすればいいのかわからない。
立って観てたからまだ良かったけど、座ってたら完全に意識飛んでたな。
でも、MCになって座ったら目が冴えて、また曲が始まって立ったら眠くなるという、なんか変な日だったな。
意識が飛ぶほど寝てたわけではないけど、なんだか眠いよなあという感じで、ずっとボーッとしてたので、心地良い子守唄を聴いてた感もありました。
もっとライヴを噛み締めたかった。

今のツアーが終わったら、NEWアルバムのリリースでしょうか?
そしてまた次のツアーという事になったら、また参加したいと思います。

このツアーの模様がDVDになります

『AIMYON TOUR 2022 “ま・あ・る” IN PIA ARENA MM』

僕が観に行った、たまアリ公演ではないのですが、ぴあアリーナMMで行われたライヴ映像が、Blu-ray&DVDになります。
2023年5月リリース。
僕が見たライヴと1曲だけ違うセットリスト。
早く観てみたいものです。

『AIMYON TOUR 2022 “ま・あ・る” IN PIA ARENA MM』 Amazonで見る

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