メロン記念日 Live@第一ホテル両国「清澄」 2025.11.24 感想

’25 PREMIUM SHOW ~追熟メロン~

2025年11月24日(月)@第一ホテル両国「清澄」

25周年記念、再結成!

「メロン記念日?なんだ?そのふざけた名前!」
最初の印象はそれで、ちょっとバカにしてました。売れないだろ、と。
なので、しばらくは興味がなかったのですが、『ASAYAN』でのモー娘。オーディションの課題曲として歌われてたのが「赤いフリージア」で。
いい曲じゃん。
え、メロン記念日の曲なの?と。
それで、聴いてみる気になって、『1st Anniversary』にガッツリとハマって。
メロン記念日、なんて良い曲ばかりなんだ!と。

ただ、その当時はまだ、アイドルのライヴには偏見があって、行く気はなかったし、あったとしてもどうせチケット獲れないだろうしと、DVDで楽しんでただけのファンでした。
ヲタクと言うにはショボすぎる。
あくまでライトなファン。
だけど、その音楽は愛してるというスタンスでした。

それから、2010年にメロン記念日は解散してしまい、それきりだと思ってたのですが。
2025年、デビュー25周年を記念して、期間限定で再結成するというではないですか!
事情で大谷雅恵さんは参加しなくて、4人のフル・メンバーではないというのは残念でしたけれど、それでも、アイドルのライヴにも偏見がなくなった今なら参加できる、観に行きたい!と。

でも、発表になったツアー詳細を知ってガックリ。
会場はライヴハウスなんです。
僕は昨年から、体調に波があって、不安があるのでライヴハウスでのスタンディングのライヴは避けるようになったんです。
しかも、昼・夜の1日2回公演。
さらに、ハロプロの後輩ゲストもありとのことで。
そうなると、1回のライヴの時間も短くなりそうだし、ゲストも入るんじゃあ、純粋なメロンのワンマン・ライヴと言えないような気がして。
一気に気分が萎んじゃって。
仕方ないと断念することにしたのです。

でも、実際に行われたツアーのセットリストは、王道と言えるもので、僕が聴きたいと思ってた曲ばかりが披露されていて、やっぱり観たかったよなあ、なんでライヴハウスだったんだよ!と悔しい思いをしてました。

そしたら、追加公演という形で、『追熟メロン』公演の開催が決定。
しかも、今度は、着席指定席!
スタンディングじゃない!
それなら僕も行ける!
一気に機運が高まりました。

チケットは先着順の一般発売。思わぬトラブル

それで、チケットの発売要項を待ちに待ってたのですが、なかなか出ません。
ファンクラブ向けの抽選は行われたのですが、一般向けが。
それで、ようやく一般発売の詳細が出たと思ったら、なんと抽選ではないんです。
いきなりの先着販売。
早い者勝ちの勝負。
そんなあ...。
会場となるのはホテルの宴会場。
ファンクラブ向けの販売が終わって、一般向けにどれだけ枚数が残ってるというのでしょう。
そもそも、キャパはどれくらいなのか。
調べてみたら。
キャパ200人?
少なすぎでしょ!
もう、獲れる気がしません。
これはもう、諦めモードです。
メロン記念日のライヴを体験するという夢は終わるのか。

ただ、トライするだけは、しなければなりません。
ライヴを2週間後に控えた11月8日、一般発売です。
10時ジャストにアクセスします。
やはり、なかなか繋がらないかと思ったものの、手応えはアリ。
何回かのチャレンジで購入画面には繋がりました。
このまま頑張ろうと思ってると、10時5分、第1希望だった11月24日17時からの夜の部のチケットが売り切れ。
仕方ない、狙いを14時からの昼の部に切り替え。
すると、割とすんなり購入画面に到達します。
なんとか、間に合ってくれ。
他の人に負けないでくれ。
クレジットカードの入力をして、購入ボタンを押す!
認証画面に映り、次はパスワードを入力、というところで。
いつになっても、スマホにワンタイムパスワードが届かないのです。
いつもなら、数秒で届くはずなのに。
おかしい。
仕方なく、再送信を依頼するも、それでも届かない。
なんで?
なんで?
せっかくここまで行ったのに、モタモタしてたら売り切れちゃう!
何分経っても来ないので、さらに再送信を依頼してたら、上限を超えてしまいました。
えっ、どうすればいいんだよ!

これは、もう既に売り切れてしまったから、取り引き不成立でパスワードが届かないのか?
もう一度、最初からやり直そうとしたら、24日分は売り切れてしまいました。
ほら、やっぱりこうなるじゃん!!
でも、23日分なら、まだチケット残ってます。
23日は、仕事の休みを取ってないけど、なんとかしちゃえと。
それで、23日分を申し込もうとしたら。
10時17分、全公演売り切れの表示。
ほら、やっぱダメだよ!
先着順の勝負で勝つのは無理ゲーなんだよ!
やっぱりメロンとは縁がなかったんだよ!

そうは思ったものの。
諦めきれず。
今までの経験上、いったん全て売り切れの表示が出た後でも、少し時間が経つと、復活することがあるのを知っています。
今回も、そんなことが起きないか。
一縷の望みをかけて、申し込み画面をリロードし続けます。
すると、数分後、全公演残席僅かに切り替わったのです。
やっぱり来た!

勝負再開です。
ここで、ふとスマホを見ると、ワンタイムパスワードが届いてる!
これは、「届かない」のではなくて「届くのが遅い」んだということがわかりました。
今度の勝負はどうなるか。
すると、早々に、第1希望だった17時からの部のチケットが売り切れに。
それならと、14時からの部に切り替えです。
10時21分、購入画面に到達。
カード認証まで行くのですが、やはりワンタイムパスワードが届きません。
でも、遅くとも来るのはわかったので、ひたすら待ちます。
この時間。チケット仮押さえで待っててくれるものなのか?
ぴあだと10分以内に購入手続きを完了させろと表示が出るものだけど、イープラスは?
どうなるんだ?
でも、今はひたすら待つしかない。
10時40分、ようやくワンタイムパスワードが来ました。
もう20分近く経ってます。
さすがにムリだろ!と思いつつ、パスワード入力して、決定ボタンを押すと、「エラーがありました」の表示。
やっぱりな!
もう売り切れてるだろ...ダメ元で最初の画面に戻ると。
まだチケットある!

それで、また同じ作業。
またもやワンタイムパスワードが来ない。
また20分くらい待つのか?
もうヤダ...。
11時8分、ようやくワンタイムパスワードが来ます。
決定ボタンを押すと、またしても「エラーがありました」の表示。
このパターンか!

さすがに、さすがにもう売り切れてるだろ。
申し込み画面。
まだある!
今度はパソコンからじゃなくて、スマホから申し込んでみるか?
それで、スマホから同じ作業をしたのですが、やっぱりすぐはワンタイムパスワードが来ません。
もう、どうしてこんなことになってるんだ?
イープラスが悪いのか?
カード会社が悪いのか?
僕のスマホが悪いのか?

でもここで、ふと気付いた。
あれ?
別にクレジットカード決済にこだわる必要はないんじゃね?
コンビニ支払いにしちゃえばすぐ買えるんじゃね?
ようやく気付きました。
再びパソコンを操作。
今度はコンビニ支払いを指定して。
そしたら、サクッと買えました(笑)。
もっと早く気付けば良かった。
が、しかし、なんですぐにワンタイムパスワードが来なかったのか謎。
今までこんなことなかったんだけどなあ。
大事な時にこうなったら、とても不便。
まあ、今回はなんとか買えたんだからいいんだけど。

そう!
そうなんだ!
チケット獲れたんだ!
キャパの少ない会場で、一般発売の先着順で、チケットが獲れたんです。
メロン記念日のライヴに行くことが出来るんです。
そうか、生で観られるのかあ。
ジワジワと実感が湧いてきました。

ていうか、チケットは激戦じゃなかったの??
メロン記念日の需要、思ってたよりも少ない??

急いで、みっちりライヴの予習

チケットが獲れたのがライヴの約2週間前だったので、それから予習。
今度のライヴは、夏のツアーでやれなかった曲もたっぷりやるということで。
久し振りにメロン記念日のアルバムを聴き直しました。
どのアルバムもいいとは思ってましたが、聴き直したら想像以上に良かった。
特に大好きだった『1st Anniversary』と『URA MELON』はもちろんだったのですが、印象的にはいちばん薄目だった『THE 二枚目』も恐ろしく良かった。
他のアルバムが眩しすぎただけで、これも素晴らしかったことに気付けました。
メロン記念日の音楽、大好きだったけど、これほどまでに良かったっけかとビックリするやら感動するやら。

ちょっと興味が薄らいでた時期のリリースで、しかもミニ・アルバムだったからと、唯一CDを買わなかった『メロンジュース』もサブスクで聴きました。
今年、サブスク解禁されてマジ良かったなと。
2回ほど聴きましたが、これもなかなかの佳曲揃いでした。
でも、まあ、さすがに、ミニ・アルバムにそんなに注目することはないかな、と。
他のアルバムを聴くことに専念しよう、と。
とにかく、ライヴまでの2週間は、毎日メロン漬けでした。

ライヴ当日。会場へ

ライヴ当日は晴れ。
お天気の心配をしなくて済むのはいいですね。
しかも、14時からの開演なので、午前中には家を出て、直行です。
昼間のライヴというのも、なかなか無い経験です。

両国は、数年前に相撲を観に来ているので、なんとなくはわかります。
会場の第一ホテルは、国技館から近いというので、すぐにわかるでしょう。
ただ、初めて訪れる会場なので、やはり少し早めに。
開場時間は13時30分でしたが、会場には13時頃到着しました。
グッズは買わないので、そのまま5階まで。
入り口近く、エスカレーター前のソファが空いてたので、そこに座って時間潰し。

トイレを済ませ、開演時間10分前に入場。
僕の席は8列6番。
8列目だなんて、かなり前の方じゃないかと思ってたら、なんと最後列でした(笑)。
結局、キャパは280人くらいだったみたいですが、そうなると、8列目でも最後列という。
まあ、後ろに人がいない、ってのも僕は好きなので、これはこれで良かったんですけどね。
それに、なんせ8列目ですから、ステージは近いことに変わりありませんし。
固定席ではなく、椅子が並べてあったのですが、隣の人との間隔もそれなりに空いていて、ギューギューじゃない感じだったのも良かったです。
今回はホテルの宴会場という特殊性もあって、立って飛び跳ねたりしないよう、着席したままでの鑑賞となるのですが、ゆったりリラックスしてライヴを観られそう。
楽しみになってきました。

ライヴのスタート

両国という場所だからか、相撲の迎え太鼓の音が聴こえてきて。
開演時間の14時ほぼジャスト。
客電が落ちて、ドラム、キーボード、ギターの3人のバンド・メンバーが登場。
「メロン記念日のテーマ」を演奏です。
お馴染みの出囃子、生のグルーヴに酔っていると、メロンの3人が出て来ました。
白のワイシャツにブレザー系の衣装。
お揃いではあるけれど、3人微妙にデザインが違うのかな?着こなしのせい?

01. シャンパンの恋
02. MI DA RA 摩天楼
03. レモンタルト
04. 赤いフリージア
05. お願い魅惑のターゲット
06. チャンス of LOVE
07. キライ、スキ スキ スキ ホント、ウソ ウソ ウソ
08. ランチ
09. ドライブ
10. あくま de FAKE
11. 6月のサンシャイン
12. ほとんどがあなたです。
13. 愛してはいけない….
14. 香水
15. ロマンチックを突き抜けろ!~Break it now~
16. This is 運命
(Encore)
17. 甘いあなたの味
18. アンフォゲッタブル
19. メロンティー

「シャンパンの恋」
2ndからの曲をやるのであれば、まずコレを聴きたいなと思ってたら、1曲目に来て感激!
力強いリズムなんだけれど、切ないメロディで。
3人ともダンスの振り付けはキレがあるけれど、この曲はどこか気怠さがあって。
じんわりと汗ばむ感覚を捉えた魅力があります。

アコギでフラメンコ風のイントロを奏でれば、この曲だとわかります。
「MI DA RA 摩天楼」
相手を想う気持ちが熱すぎて、淫らになっていく。
終始漂うラテンの香り。
艶めかしく、情熱的に歌い踊るメロンでした。

MC。
村「今日はバンドと一緒です!席の端の人から端の人まで、全員楽しんで!」
斉「夏のツアー振りという人?そのとき歌わなかった曲、いい曲たくさんやりますので楽しんでってください!」
柴「みなさん、いい子ですね。着席でと言われたら、ちゃんと着席で...でも、いろんなパワーを出してみせていいんですよ?」

「レモンタルト」
まず、3人ともステージの右端まで寄っていって歌いました。
爽やかなサウンドなんだけれど、諦めの気持ちが入っていてどこか寂しい。
こういう素朴さ、純なところもメロンの魅力です。
2番ではステージの左端に寄っていって歌います。僕の真正面。
郷愁を誘う曲でしたね。

ポロロンと、優雅なピアノのフレーズを聴かせてくれると思ったら、フッとお馴染みのイントロに切り替わったのが鳥肌だった「赤いフリージア」
僕がメロンに興味を持った思い入れのある曲なので、生で聴けて感激。
ところどころで、パンパン!という合いの手の手拍子を打って爽快感。
コールもありました。
穏やかで優しく、不安を抱えながらも決意を固めた、健気な女の子の気持ちが表現されていて大好きです。
間奏では観客がオイ!オイ!と声出しながら、大きく手拍子。
終盤ではハイ!ハイ!という声出しもあって。
穏やかな曲だと思ってましたが、ライヴでは意外と熱く盛り上がる曲なんだなと。

「お願い魅惑のターゲット」
メロンの3人がいきなりステージを降りて客席に!
三手に分かれて、通路をを歩き周りながら歌います。
これはめっちゃ近い!
村田さん、斉藤さん、柴田さんの順に僕の近くまで来てくれて。
ターゲットを探すように、お客さんひとりひとりに目を向けながら歌ってる感じで、これは釣られるな(笑)。
とびきりの笑顔を向けられたら、自然と手を振ってしまうし、オイ!オイ!という声にも力が入ります。
僕の正面に来た柴田さんは、間奏で、どすこいポーズして、四股踏んでました。両国ならではの可愛いパフォーマンスでしたね。

MC。
斉「座っててもサイコーの盛り上がり、ありがとう!」
村「昨日より動いた気がする。いろんな景色観れた」
斉「この後もプレミアムなナンバーをお届けします。ここでバンド・メンバーはいったん退場します」

「チャンス of LOVE」
ムーディーなサウンドでも、熱い想いに溢れています。
3人が横にクイックイッと揺れながら歌い踊ってたのが印象的でした。

「キライ、スキ スキ スキ ホント、ウソ ウソ ウソ」
切ないメロディなんけど、ダンサブルで気持ちがはやります。
「♪ 欲しいくせしてさ」のメロディ、歌い方が大好きです。

しばしの間、沈黙。
次の曲か?MCか?と思ってたら。
「はい!」と村田さんが言って会場爆笑。
MC。
村「なんで笑うの?(笑)」
村「穏やかにいきましょう。それでは、懐かしい曲が続きます」
客席から「はい!」の声。
村「召し上がれ、いただきます」

「ランチ」
うわっ、これは馴染みのない曲だ。
と思ったら、CD持ってなくて、サブスクで2回聴いただけだったミニ・アルバム『メロンジュース』収録曲。
気付いたら、ステージ上には村田さん一人だけで。
ソロ歌唱でした。
ポップでコミカルなサウンド。
サビの「♪ ハーリアップ、ハーリアップ」がキャッチーで耳に残ります。
と思ったら、ワンコーラスで終わり。

「ドライブ」
続いては柴田さんのソロ歌唱。
これまた『メロンジュース』収録曲で、この調子で全員のソロ楽曲ワンコーラス・メドレーをやるんだな、と。
『メロンジュース』をフィーチャーするとは予想だにせず、迂闊でした。
イントロからして、これまた切ないバラードで、こういうのはホント柴田さんに合う。
冒頭の「♪ ラジオ付けて少し」からノックアウト。
歌詞に「観覧車」とあるけど、レインボーブリッジと歌ってた気がするので、今はもうないね。
サビで盛り上がっていってのファルセットも好き。
もっと聴いていたかったけど、やっぱりワンコーラスのみは早い。

「あくま de FAKE」
次は斉藤さんのソロ歌唱。
2回しか聴いてなかった『メロンジュース』だけど、この曲は何故か馴染みがありました。
「♪ 壊れるほどに抱きしめてよ」って、なんかカッコいい曲ですよね。
オイ!オイ!という合いの手が入りつつ、ラップに突入する曲。
セクシー=カッコいいを証明する斉藤さんの真骨頂。

「6月のサンシャイン」
ステージ上にまた3人が揃って。
原曲は大谷さんのソロ曲だったのを、3人で歌唱。
今も大谷さんがメロン記念日のメンバーであって、大切な仲間であることを表現していて胸が熱くなります。
「♪ 昨日の夢の続きを」と、爽やかに歌ってくれます。
サビは何度も飛び跳ねたくなりますね。
締めのところ、斉藤さんが観客を促して「♪ 6月のサンシャイン!」と大合唱。

MC。
村「4曲続けて聴いてもらいました。イヤモニしてるけど、みんなの声、届いたよ!」
村「4曲とも個性が出てて。久し振りに歌ったけど、大人の円熟味と言うんですか?」
斉「色っぽい?艶が出た?」
柴「私に訊くな!(笑)...そういうのは1番...でも、ここは謙虚にならずに、そういうことに」
斉「まさか歌えるとはね。6月のサンシャインも歌えて良かった」

「ほとんどがあなたです。」
ここからスタンド・マイクでの歌唱。
なんか、このスタイル、力強いグルーヴ、MAXみたい、と思いました。
「♪ あんな見事 口付けされて」とか「♪ ほんのちょっとの悪ふざけなら」とか、情熱的なメロディと重たいビートが絡み合います。
一途になって視野が狭くなってるのに、どうしようもない感覚が伝わってきましたね。

「愛してはいけない…」
これまた、止めることの出来ない、どうしようもない恋心が歌われます。
「♪ ともだちのっかれーっ」という歌い方が好きです。
さっきの「キライ スキ」もそうですが、つんく♂だけでなく、はたけも情熱的なメロディを書く、良いソングライターだなというのを実感します。

MC。
斉「プレミアム・ライヴだから、こういう曲がセトリに入ると思ってた?悩んだんだよ」
斉「レア感というか、追熟らしい...いかがですか?」
斉「私たちが追熟です」
斉「ここで再びバンド・メンバーに戻ってきてもらいます」

「香水」
アコギと柴田さんの歌だけのアコースティック・ヴァージョン。
元々、素朴で純で切ない片想いの曲だから、こういうアレンジもアリ。
と思ってたら、微かにキーボードの音も聴こえてきて。
そこに、「Hooo」と、村田さんがコーラスを入れます。
そして斉藤さんがハモります。
2番からドラムが入ってきて、キーボードはフェンダー・ローズの音色になって。
どんどん力強さが増していきます。
さらには村田・斉藤のラップも登場。
これは柴田さん独壇場の曲だと思ってたけど、なかなかどうして、3人のヴォーカル・ワークが見事な曲でした。
大好きな曲がさらに好きになりました。

MC。
斉「緊張感ありますね。今までのメロンとちょっと違う」
斉「やっぱりバンドさん欲しいですよね~」
村「メロン記念日のテーマとか、カッコ良かった!」
斉「欲かいちゃった。サイコーすぎて...」
斉「でも、もう後半戦です」
客席からエ~ッの声。
斉「4回しかないなんてねえ...どこかでやりませんか?」
村「ハッシュタグ追熟メロンで」
斉「みなさんの声をポストしてください」
斉「座ってても大きな声出してくれるのでありがたいです」

「ロマンチックを突き抜けろ!~Break it now~」
「お願い魅惑のターゲット」と同系統で、元気一杯の曲です。
拳をガンガン突き上げる感じ。
サビでは、歌ってる人を指差す仕草。
「♪ ブレーキナウ」が耳に残りますね。
間奏でメンバー紹介。
「ドラム、稲田一朗!」
「ギター、江畑コーヘー!」
「キーボード、長﨑祥子!」
紹介された順にソロ演奏。
今回のライヴの盛り上がり、バンド・メンバーの存在をありがたく思います。
やっぱり生演奏はいいですよね。

「This is 運命」
来ました!
メロン記念日と言ったらこの曲!
「♪ ジャジャジャ、ジャジャジャ、ジャジャジャジャーン」の後に、
「ハイ!ハイ!」と合いの手を入れれば、自然とテンションが上がります。
「♪ 今日は何処で何してたの」
「めぐみ!」
「♪ こんな時間まで誰といたの」
「ひとみ!」
「♪ ホントは全部ばれてるよダーリン」
「あゆみ!」
このコールをすれば、ますます盛り上がる。
そして、「♪ この先どうする」を合図に突入するサビの疾走感!
めっちゃ気持ちいい。
これぞライヴだ。
間奏でのつぶやくようなセリフもいいんですよね。
「だってこれは、運命だから」って。
メロン記念日の音楽に出会えたのも運命だよなあと思う瞬間。
「♪ 天国ですか」の部分は観客が合唱。これは恒例だったの?知らなかった。
最後の「♪ あーいしてー、まーすかー」が大合唱になるのはわかってたけど、熱くなりました。
ラスト、斉藤さんが走り回りながら「まわせ、まわせー」と叫んでました。
腕を回せ、ってこと?

怒涛のように、ここで本編終了。

そして、「メロン」コールに応えてアンコール。

「ねぇ どうして」と、大谷さんのつぶやくような声が響き渡ります。
「甘いあなたの味」
バンドはなしで、3人だけ。
今思うと、メロン記念日がこの曲でデビューしたのは不思議な感じがします。
ふざけたようなグループ名とのギャップというか。
曲調は切なくて、情熱的な歌詞。
「♪ KISS ME KISS ME KISS ME」とのリフレインで、とろけるような気持ち、やるせなさが表現されています。
アイドルのデビュー曲としては、直球だったのか変化球だったのか、よくわかりません(笑)。
もちろん、大好きな曲ですけどね。

MC。
斉「25周年ということで...デビュー曲、いかがでしたか?」
斉「緊張感がね、別の意味で。いまだにどんな味なのかわからない(笑)」
斉「15歳の柴田は、どんな気持ちで歌ってたんだろう」
村「今は結構したたかになってね」
柴「どういう感じなら萌えるのかを、ね」
斉「バンドさんにサポートしていただくべき曲がたくさんあります」
斉「グッズの方も、ソールドアウトということで、ありがとうございます」
斉「このカレンダーをね、紙芝居形式で紹介します」
柴田さんがカレンダーをめくりながら読み聞かせのように。
柴「どんぶらこ~、どんぶらこ~」
斉「え、もしかして、ゲット出来てない人、たくさんいる?」
客席からたくさん手が挙がります。
斉「マネージャーさんが数え始めた!」
村「需要があれば、通販できるように」
柴「他のカレンダーは買わないで~」
斉「それでは、あっという間に終わりの時間です」
村「帰りたくないなあ」
斉「プレミアムな時間、盛り上がりましょう!」

バンド・メンバーも戻ってきて。
「アンフォゲッタブル」
ファンキーなディスコ・ソング。
シングルですが、出すタイミングが悪かったのか、売れた印象はなくて、僕も最近知ったくらいなのですが、名曲だと思います。
こういう踊れる曲は、座ったままの鑑賞はキツイですね。
サビの「♪ パーティーインザナイト!」を大合唱して、少しでもパワーを出すというか、憂さ晴らしみたいな。
そして、ギター・ソロが熱かった。生演奏で良かったなあと実感した瞬間。
斉藤さんのパートの時に、「ひーとみ!ひーとみ!」と、コールが起こったのも胸アツ。

「メロンティー」
元気一杯、爆発力のあるこの曲で、メロンの3人はまたステージから降りて、客席を歩きまわりました。
観客と同じ目線になって、フロアをかき回しながら歌えるというのは、このライヴが今回この会場で良かったなと思ったところでしたね。
メロンの3人が隣で歌ってくれた感。
初めは、なんでホテルの宴会場なんだよと思ってましたが、結果的に思い出に残るものとなりました。
人差し指を上に向けて、両手を交互に突き上げる、ウイウイ・ポーズ?
テンション上がる、の意でしょうか?
「♪ メロンティー!メロンティー!」と何度も歌って。
家で聴いてる分にはそれほど好きな曲ではなかったけど、こういう曲はライヴ映えするんですね。
盛り上がりました。

「斉藤瞳」
「柴田あゆみ」
「村田めぐみ」
「メロン記念日でした!」

熱く燃えました。
ライヴ終了は15時35分でした。

全盛期と変わらず、さらに深みを増して熟してた

まず、メロン記念日。
40歳を過ぎた3人ですが、若い!
至近距離で観ましたが、そうですね、アラサーくらいに見えました。
ずっと芸能界の第一線で活躍してきたわけではないのに、3人ともこの美貌をキープしていたというのは凄いことです。
でも、当時、僕の推しだった柴田さんは、ちょっとキツめの顔になったかな?
お母さんとして厳しい現実を生きなきゃいけないところがあるから、そういう顔つきになったのかもしれません。
村田さんは、かなり印象が変わりましたね。表情が柔らかくなった。当時はほぼ興味がなかったのですが(笑)、今では1番好みの女性かもしれない。
斉藤さんは、当時セクシー担当としてがんばってたけど、ムリしてた面が否めなかった。でも今はとても自然。顔つきもシャープになって、いちばん若々しく見えました。

ビジュアルだけでなく、ヴォーカルもダンスも変わらず一級品。
キレのあるダンスをしながら、ブレることのないヴォーカルを聴かせてくれました。
歌もダンスも上手い。
見どころ充分のパフォーマンス。
この辺りは、さすがハロプロだなと。
ていうか、ハロプロのライヴは初めてでしたが、ハロプロのこだわりみたいなものを感じとりました。

映像で観てた20歳前後のメロンと比べて、やはり大人になってた。
当時とは歌詞の意味合いが違うというか、深みが増してました。
まさに、熟したメロンでしたね。

そして、セットリスト。
夏のツアーが全21曲。
今回が19曲でしたが、被ってたのは5曲だけ!
今回は、2nd『THE 二枚目』とミニ・アルバム『メロンジュース』が中心のセットリスト。
好きな曲ばかりだったし、このセットリストもすごい良かった、けど。
でもやっぱり夏のツアーが観たかったなあと、あらためて思ってしまいました。
メロンの代表曲・ライヴ定番曲中心の王道セットリストを観たうえでの、今回の追加公演ならば、その旨味を100%味わえたと思うんだよね。
シングルの「告白記念日」「さぁ!恋人になろう」「電話待っています」「夏の夜はデインジャー!」はもちろん、カップリング曲ながらライヴで盛り上がる「さぁ、早速盛り上げていこか~!!」「スキップ!」「ガールズパワー・愛するパワー」「遠慮はなしよ!」とか、生で聴きたかった。
それらで盛り上がることを夢見てただけに、少しだけ消化不良というか、忘れ物をした気分。

もちろん、今回のライヴはとても良かったし、2025年になってメロン記念日が生で観れるなんて思ってもみなかったから、生メロンを味わえたことには満足感があります。
素晴らしい体験でした。
ただ、もっともっと、という欲が出てしまいました。
そういう意味では、ちょっと心残り。
...と思ってたら、帰りの電車の中で、来年2月にファイナル公演が決定したとのニュースを知りました!
これは、今の僕にはドンピシャの知らせでした。
後は、会場がどこになるか。
これで最後でしょうから、是非とも大きなホールでやってほしい。
メロンの夢はまだ続く。
吉報を待ちたいと思います。

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