BiS Live@LIQUIDROOM 2017.5.30 感想

2017年5月30日(火)@LIQUIDROOM

チケット代が安すぎたのでGET

以前、僕がBiSにちょっと興味を持ってブログに採り上げたら、それを読んでくれたブログ仲間のmangohboyさんが、見事にBiSにハマってしまい、何度も感謝の意を示して頂いたのだけど、実は僕の方はそれほどハマったわけではなかったので、ちょっと後ろめたいと言うか、恐縮してしまっていた。
mangohboyさんには、いつか一緒にライヴ行きましょうとお誘いを頂いていたのだけれど、正直、そこまでBiSにハマってないし、映像でチラッと観たら、なんかBiSのライヴって混沌としてて恐そうだったし、とてもライヴに行くなんて考えられないや、って思ってました。正直。

だけど今回、NEWアルバムも買っちゃって(この時点ではまだ聴いてなかったけど)、興味は増していたし、東京でのライヴの日程を見たら、僕が仕事が休みの日で、しかもなんとチケット代が3000円という安さ。
今どき、このチケット代の安さには感動しちゃって、これなら行ってみてもいいかも、と思って、試しに先行抽選に申し込んでみたら、なんと当たってしまった。
まあ、実はその後、一般発売でもしばらくチケット余ってる状態で、焦って先行で買わなくても良かったという事でガクッとは来たんだけど。
東京公演なら即売り切れるくらいの人気はあるんだろうと思ってたから...。

なんにせよ、思いがけずライヴに行く事が決定してしまって、慌ててmangohboyさんに連絡を取ってみたら、チケットは抽選で獲れなかったとの事で。
うわー、あの混沌とした会場に独りで行くのかあ、と不安になってたのだけれど、後日、mangohboyさんも、一般で無事チケットが獲れたとの事で、なんとか一緒にライヴに参戦できる運びとなりました。

ライヴの予習。メンバーの移籍、加入でザワつく

ライヴまでにはメンバーの名前憶えなきゃなあ、と、いろいろ調べてたりしたのですが、なんと、1番可愛いと思って、生でお姿拝見するのを楽しみにしてたアヤ・エイトプリンスが、期間限定ではあるが他のグループに移籍する事になってしまって。
どうやら僕が行くライヴには出てこない、という事になりショック。
チケット発売後のこの移籍、どうなの。
アヤプリ目当てでチケット買った人もいたでしょうに。
移籍発表後にチケット発売ならまだ納得なんだけどさ。
とにかく、楽しみが1つ減った。

それから、旧メンバーだったカミヤサキの期間限定復帰と、新メンバー2名加入、と、チケットを獲ってからのBiSの展開はめまぐるしかった。
いったい、どうなっちゃうのだろう、と。

とりあえず、ライヴで演りそうなのは、再始動後の2枚のアルバムの曲だろうと、それらを中心に予習、そしてYouTubeで最近のライヴ映像2本を観てました。
でも、ライヴ映像を観ると、「nerve」4連発があったり、ライヴ終盤で「パプリカ」3連発の地獄のスクワットとか、メンバーを過酷な状況に追い込むし、観客もモッシュ&ダイブ&リフト&ローリングなど、会場はとんでもない空間になっている。
とにかく、ただでは済まされない、過酷なライヴとなりそうなのが不安でした。
こんな所に入り込んで大丈夫なのか??と。
まあ、でも今回はmangohboyさんがいてくれるから心強い。

ライヴ当日。会場へ

会場のLIQUIDROOMは、13年前にスーパーグラスを観に来た事があったのだけど、会場の事はほとんど憶えてなくて、恵比寿が渋谷の次で意外と近かったというのも今回気付いた事だったり。
ライヴ前にちょっと渋谷に寄ったりして...渋谷は大学卒業以来20年以上足を運ばなかったというのに、ここ2年の間に7~8回訪れる機会に恵まれて、なんだか馴染みの庭みたいになりつつある。

17時30分開場との事なので、17時にmangohboyさんと待ち合わせをして、会場へ。
LIQUIDROOMはなんとなく思い出しました。川沿いにある事とかね。

会場内は、さすがに若い人たちで一杯だったのですが、おっさんもチラホラいてひと安心。
そして、意外にも女の子が多くてビックリ。さらに、その女の子たちがみんな可愛い!
決してメジャーとは言えない、こんな異端と言われるアイドル・グループを好きになるくらいだから、かなり変わった女の子が多いのかと思いきや、みんなフツーに可愛い女の子たちばかり。
BiSファン女子のレベル、かなり高し。
こんな可愛い女の子たちが、あの混雑した異空間に入っていって大丈夫なのか?と心配したけれど、今回、女性限定エリアが設置されていて、これまたひと安心。

オールスタンディングのライヴハウスでは、どこで観るかに気を遣うのですが、混雑が苦手な僕に配慮していただき、mangohboyさんが、会場左手奥のスペースを見つけてくださって。
1000人近いお客さんで超満員なのに、奇跡的に、僕の周りには余裕があって、かなり楽に観る事ができました。いい場所を見つけていただき感謝です。

開演前の注意事項で、どうやらモッシュ&ダイブ&リフト&ローリングなどは禁止になったとのアナウンスで、ちょっと安心もしたし、ガッカリもしたし。

ステージに掲げられたシンボル・マーク、つい「光」と読んでしまったのだけれど、よく見たらBiSであって、これはとてもいいデザインだなあ、と思った。

ライヴのスタート

18時30分、ほとんど定刻にライヴはスタート。
今まで観てきたライヴ映像では、まずメンバーが登場して、軽くMCをしてから始まってたので、今回もそうなるのだと思ってたら、いきなり「nerve」のイントロが流れてきて!

01. nerve
02. パプリカ
03. Give me your love 全部
04. My Ixxx
05. 太陽のじゅもん
06. Human after all
07. IDOL
08. ロミオの心臓
09. ぎぶみあちょこれいと
10. BiS
11. primal.
12. Never Starting Song
13. SAY YES
14. Not Special
15. NOT the END
16. gives
17. CHANGE the WORLD
18. BiSBiS
(Encore)
19. NAKODUB
20. SOCiALiSM
21. レリビ

うおおお、いきなり「nerve」かあ、僕にとっては出だしがメイン・ディッシュ。
転がるようにメンバーが登場、今日から7人!
あのステージに7人は多い。ステージ狭しと踊り狂うメンバーたち。どこを、誰を観ていいのやら...。
冒頭の「♪ 軽く不機嫌」の後の、プー・ルイのブーたれたふくれっ面を生で観れた。可愛い。
サビのエビ反りを一緒にやりたかったのだけど、僕の周りの人はみんな静かに観ていて、ある意味異空間。え、やらないの?エビ反り。とりあえず僕も周りに合わせて静かに見守ってたけど、せっかくなので、曲の最後の方に、少しだけエビ反った。

2曲目にもう「パプリカ」でスクワットさせる。
早くから疲れさせるつもりなのか、それとも元気なうちにスクワットさせようという配慮なのか。
驚いたのは、観客もかなりの人数が一緒にスクワットしてた事。疲れるよ、大丈夫なの??

これまた大好きな「Give me your love 全部」が早くも登場。
「♪ あーいらびゅっ」を聴いただけでテンションが上がる。
めくるめくサビの「♪ ぎーみーよらーぜんっ」を生で聴けて、ああ、来て良かったなあ、と。

勢いは止まらず「My Ixxx」になだれ込む。
「♪ feeling to your feeling to my Ixxx」は、最後はやっぱり「ハニー」って聴こえる。ここの歌い方が気持ちいい。
あとサビの「♪ うひゃあ」ね。フィニッシュの「♪ my aiaiaiaiai」も完璧。

5曲目は「太陽のじゅもん」
ていうか、ここまで大好きな曲の連発だ。出し惜しみしないで、代表曲を次々と繰り出してくる。個人的には、お楽しみは後半にとっておきたいタイプなので、この調子でいって、後半は大丈夫なの?尻すぼみになりやしないかと心配。
この曲は、ゴ・ジーラの素朴な感じのヴォーカルが印象的だった。

「Human after all」は、操り人形のような雰囲気で歌われて、「♪ ボクサー」が印象的。
それがサビでは一転してハード・ロックになって、意外と盛り上がる曲なんだなあ、と。

ヘヴィメタの極致的な「IDOL」
あぎゃー、という叫びが聴こえてきそうだ。

前曲から一転して、ポップで可愛く胸キュンな「ロミオの心臓」
とてもホッとして穏やかな気持ちになった。

と思ったら、また「ぎぶみあちょこれいと」でガンガン首振るようなヘヴィメタ・サウンド。

「♪ 壊したい」で始まる「BiS」
「♪ 行かなくちゃ」と急かされるように。でもそこには焦燥感はなく、むしろ前向きな。

ここで出ました、「primal.」
1番楽しみにしていたと言ってもいい。これはどうしても【ラスト】が似合う曲だと思ってるんだけど、中盤で出しちゃいますか。
サビでメンバー、観客全員が後ろを振り向く【primal立ち】、僕の周りの人たちが控えめだったので、僕も控えめに、後ろを振り向くと言うか、体を斜めにさせる程度だったけど体験しました。拳を突き上げる爽快感。
明るくて前向きで、やっぱりいい曲だなあ。

「♪ 始まらない始まりの歌」という深い歌詞で始まる「Never Starting Song」
結局始まるんですけど。
パンキッシュなスカ・サウンド。

あまり好きではないと思っていた「SAY YES」
サビで間の手を入れるのがハマってて、思いの外楽しかった。

「Not Special」
なんか絶望感があって、鬼気迫る思いだったなあ。

ああ、ここにも大好きな曲があったなあと嬉しくなったのが「NOT the END」
「♪ いったいどの口がほざいてるんだかっ!」が気持ちいい。
どことなく可愛くて、希望も感じて、これまた胸キュン・ソングだな。

この次は、そろそろ「gives」が聴きたい...と、ふと思ったら、ホントにきた「gives」
これは、新しいBiSのアンセムだっ!スリリングで超カッコいい!
だけど、これは意外と観客が入り込む余地がない感じ。他の曲は、合いの手やコールとか、oioiとか、観客が一緒に盛り上がる形が出来上がってたのだけど、この曲にはそれがないように感じたのが意外だった。
まあ、じっくり曲の良さを味わえるのでいいのだが...。

「♪ 世界変えようねー!」と宣言する「CHANGE the WORLD」
ああ、ホントにBiSがアイドル業界を変えてくれたら爽快だろうなあ、と本気で思う。
そんな時が来てくれたなら。

「BiSBiS」は、「♪ 行かなくちゃ」の「BiS」の第2弾という感じなのだけれど、こちらの方がやや明るい印象。
高らかに歌い上げて、本編終了。

アンコールでメンバーが再登場するまで、意外と長かった...。

NEWアルバムのラストを飾る、大好きな「NAKODUB」
乙女のつぶやきのように始まる前半から、「♪ 何回言えばわかるかな?」と一気に爆発するサビ。
このポップ感覚、「primal.」に通じるものがあると思うんだけどなあ。突き上げる拳の解放感も「primal.」と同じだし。

そして、最新曲「SOCiALiSM」
シングル発売日前日という事で、会場では売られていた。
初めて聴いた時は、それほどでもないかなあ、なんて思ったんだけど、2回目に聴いた時からグッと印象が変わって...とにかく力が入る曲だ。
畳み掛けるリズムに乗せた歌詞は、すっかり英語だと思ってたんだけど、先日TVの歌番組『バズリズム』を観たら、しっかり日本語なんだと言っていて、それもまた面白いなと思って、さらに好印象。
憶えやすいメロディだよね。2回聴けば憶えられちゃう感じなのがいいと思った。
やっぱこの曲ほしいな、無料ダウンロードしてるんだよな...でも次のアルバムに入るまで待とうかな...。

こうなると、ラストはあの曲かなあ、と思ってたら、やっぱりそうでした、「レリビ」
やっぱこれ、人気あるんだね。
驚いたのは、フロアの中央あたりの観客が、ものすごいスピードで円を描くようにぐるぐる走り回って、大きな渦を作ってた事!
すげー!と思うと同時にちょっと怖くなったよ。

そんなこんなでライヴ終了。
20時15分くらい。つまり2時間もやってなかった。ちょっと意外。
「nerve」4連発とか「パプリカ」3連発みたいな、驚くような、呆れるような演出も特になかった。それも意外。
いい曲を、フツーに披露する。
フツーと言ったら語弊があるくらい、盛り上がってはいたのだけれど、その盛り上がりがBiSにしてはフツーと感じた。
悪い意味ではないよ。
僕にはそれで良かったんだから。
フツーの、いいライヴで良かった。

新しいメンバー構成でよくやった、どんどん大きくなってほしいBiS

やっぱり1番、目で追ってしまったのはプー・ルイ。
誰がなんと言おうと、彼女がいるからこそのBiSだ。

聖飢魔IIみたいな白塗りメイクが板に付いてきたキカねぇ。
あんなメイクしてて、顔が辛くないのだろうか。
メイクしてない時は、けっこうエロい雰囲気があって、いまだ決まってない担当は、「セクシー担当」だと、秘かに思ってる。

僕の中で急上昇してきたのがペリ・ウブ。
初めはロリータ少女?と思ってノーマークだったんだけど、意外や意外、がんばってた。目立ってた。プー・ルイに次ぐBiSの中核を担う存在になるかも。

暗いんだか明るいんだか、とにかく読めない不思議な個性のゴ・ジーラ。
彼女のヴォーカルはとても良くて、もっとソロをとらせてあげてほしいと思った。
結構爆発力を秘めてそう。

カミヤサキの、まるでアイドルとは思えない丸坊主のハンサムキャラが心配だったのだけれど、ステージ上でくるくる表情を変え、ライヴを、BiSを楽しんでいて、それで観客も楽しませようという意識が伝わってきて、一気に好感が持てた。

新メンバーのももらんど。
ペリ・ウブがロリ担当だと思ってたけど、ももらんどはさらにその上を行くロリータ系不思議ちゃん。
思わずみんなが見守ってあげたくなるような。

新メンバーのパン・ルナリーフィ。
MCで、「みんな、ももちゃんを観てると思うけど...」と卑下してたけど、全然そんな事ない。個人的には僕はパンちゃんの方がタイプ。
正直言って、ライヴを観に来るまで、顔も名前も憶えてなかったんだけど、この個性派集団BiSの中にあっては、1番普通の女子っぽさがあって、そこが逆に個性に思えていい。
これから要注目だ。

でも、考えてみたら、ももちゃん、パンちゃんは、まだ加入して2・3ヶ月で、それでいて20曲以上もの曲の振り付けを憶えて、しっかりこなしていた。
MCになると初々しさはあったけれど、曲の間は、歌も振りも堂々としたもので、新人だという事を感じさせなかった。
えらい!2人ともよくやった!


そんなこんなのBiSのライヴでした。
いつも、ライヴ中は、ブログにどういう感想書こうかなあと考えながら観てるんだけど、今回は、メンバーと一緒の振りをしたり、合いの手を入れたりとかで忙しくて、あまり余計な事を考える余裕がなかった。
あっという間のライヴでした。
BiSには、もっともっと大きくなってほしい。
会場も、どんどん大きくしていって。
きっと、またライヴに足を運ぶと思うから。

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