Negicco Live@アリオ鷲宮 2018.3.21 感想

2018年3月21日(水)@アリオ鷲宮

隣町にNegiccoが来る

深夜、いつものようにネットで音楽ニュースを見ていました。
そしたら、ナタリーで、NegiccoがLIQUIDROOMで行ったツアー最終日のライヴ・レポが載っていて、いいなあ、行きたかったなあと思いつつ読んでいると、最後に、今後の予定みたいなものが書いてあって、
【2018年3月21日(水・祝)埼玉県 アリオ鷲宮 1階 太陽の広場
START 13:00 内容:トーク / ミニライブ / 特典会】
となってるじゃないですか。
アリオ鷲宮?隣町じゃないか。
隣町にNegiccoが来る??
しかも日付は明日、って言うか、夜が明ければ今日!
今日は夕方から仕事が入ってるのだけれど、イベント開始は13時との事。イベントが2~3時間で終わってくれるなら間に合う。
アリオ鷲宮は隣町で、当然名前は知ってたけれど、行った事のない場所。アクセスが悪かったらダメだな...。
と思ったのだけれど、調べてみたら、数ヶ月に1回通っているBOOK OFFの目と鼻の先にあるらしい。
それならわかる!大丈夫!
イベントは、トークとミニ・ライヴと特典会。
特典会では、会場でシングル「カリプソ娘に花束を」を購入すればもらえるネギ券で、メンバーと握手ができるとの事。
僕は何回かNegiccoのライヴに行った事はあるけれど、どれも後方だったから、間近で観た事ないし、しかも握手だなんて。
ライヴも観れて、握手もできる、こんなチャンスは滅多にないんじゃね?
という事で、急遽、イベントに行く事に決めました。

ネギ券をもらうためには、シングルを買わなければなりません。
僕は普段、シングルは買わない主義ですが、こういうチャンスですから仕方ないでしょう。
と言うか、ライヴも観れて、握手もできる。有意義な1000円を使うために出掛けるのだな、と思えました。
しかし、イベントは13時からですが、このシングルを買うためには何時頃行ったらいいんだ?という事になります。
一応、ネギ券は予定枚数終了時点で、シングルを買っても付きませんと、但し書きがあるので、念のため、やっぱり早く行くに越したことはありません。
【観覧希望の方は、開店前よりB駐車場側口に並んでいただき、9時より整列入場】とあります。
まあ、東京や新潟と違って、こんな田舎町では、大量のNegiccoファンが訪れるとも思えないので、とりあえず、この9時ちょい前に行けばいいのではないかと思いました。
しかし、このイベントの事を知ったのが既に深夜で、朝には出掛けなければならないのでは、寝る暇がありません。
少しだけでも寝ておこうと思って横になったのですが、結局眠れず、徹夜で出掛ける事となりました。

徹夜して、早朝、会場へ

アリオ鷲宮の場所は、思った通り、すぐにわかりました。
着いたのは8時50分頃。
B駐車場側口に行ってみると、既に並んでいたのは12、3人でした。ま、やっぱりこんなもんでしょう(笑)。
開門して、会場まで進んでいくと、思ってたよりも狭い空間です。
こんな狭い所でやるのか...。
パイプ椅子が縦8列、横13列くらいで並んでいるので、アリーナ席(笑)は約100人ってとこですね。
入場した順に、最前列から埋まっていったのですが、僕はすぐに席を獲るつもりはありませんでした。
イベント開始まで4時間、座って待っているつもりはありませんでしたからね。立ち見になってもいいから、4時間を有意義に使おうと思ってました。
それで、スタッフの方に、ネギ券がもらえるシングルは、何時から売り出されるのか訊いたところ、「11時頃から」との答えでした。
それで、どういう風に時間を潰すか、スケジュールを立てました。
それから、スタッフの方に、イベント終了は何時頃になるのかも尋ねたところ、「長丁場になる予定ですので、4時頃ですかね」との答えでした。
4時までに終わらないと、最悪、握手できないまま仕事のために帰らなければならない可能性もあるな...と思ったのですが、たぶん大丈夫でしょう!

という事で、まずは、まだガラガラの会場で、椅子に座って30分ほど読書。
その後、10時に開店する近くのBOOK OFFへ向かいます。
ホント、この会場がよく知ってるBOOK OFFの近所にあった事はラッキーでした。歩いて10分もかかりませんでした。
このBOOK OFFに来るのは今年初めてで、3ヶ月以上振りになるので、欲しいものがたくさんあるかもしれないと思い、資金も用意してきたのですが、欲しいものは、なーんにもなかったです。収穫ゼロ!
ま、こんな時もあるかと思いました。
30分ほどたって、再びアリオ鷲宮に向かいます。

無事にネギ券(握手券)GET

会場に戻ってみると、既にシングルを買うための列が出来ていました。
まあ、これくらいの人数でしたら、ネギ券がなくなるって事はないでしょう。
ただ、1人が1度に10枚とか20枚とか買えるのだとしたら、ちょっと怖いかも、とは思いましたけど。

無事にシングルが購入出来、ネギ券をGETする事ができました。
まだ、アリーナ席はガラガラです。
見てみると、みんな席に荷物を置いて、出掛けている様子です。
この様子なら、僕もこの戦法を使わせてもらいましょう。
良さそうな位置の席にジュースの入った袋とポケットティッシュを置きました。これくらいなら、万一なくなっていても平気です。

そして僕が次に向かうはHARD OFFです。
この近くには、嬉しい事にHARD OFFもあるのです。やはり歩いて10分かかりません。
この頃にはもう雨が降っていましたが、予報ほど土砂降りではなくて良かったです。
さっきのBOOK OFFと同じく、ここのHARD OFFに来るのは今年初めてで、3ヶ月以上振りになるので、欲しいものがたくさんあるかもしれないと思い、資金も用意してきたのですが、ここにも欲しいものは、なーんにもなかったです。収穫ゼロ!
まさか、なんにもないとは...。
BOOK OFFやHARD OFFが目当てでわざわざ出掛けてきて収穫ゼロでは、落胆と言うか腹も立ったでしょうが、今日の1番の目当てはこれではないので大丈夫でした。
むしろ、ついでの時で良かったと思いました。

12時30分頃に再びアリオ鷲宮に戻ってきたのですが、この頃にはアリーナ席は埋まっていて、立ち見のお客さんも増えつつありました。
まだ余裕があったので、アリオ鷲宮内にあるタワーレコードを覗きに行ったりして時間を潰しました。
開演10分前には戻ってきたのですが、ちゃんと僕の確保していた席は空いていたのでひと安心です。
ちょっとだけズルイ事をしたような気もしましたけれど、まあ、早く来て席を確保したのは事実ですから、怒られはしないでしょう。

え、始まるの?

13時。
フラッとした感じでNegiccoがステージに登場。
そして、歌い出しました。
え?え?もうライヴやるの?トークが先なんじゃないの??
リラックスした雰囲気で歌い出したのは「くちびるにメロディ」でした。
「♪ 明日になればいいのにな」が印象的です。
と思ったら、1番を歌い終わったところで、フェード・アウト。
あれ?終わり?と思ってたら、
「それではもうすぐイベントが始まります。もうしばらくお待ちください」だって!
ええーっ、まさかの公開リハーサルでした(笑)。

その後、すぐにNegiccoが再登場して、トーク・イベントが始まりました。
この日のイベントの主旨は「みんなの省エネ」という事で、省エネに関するトークが目的だったのです。
Webサイトで省エネを推進している山川文子さんをゲスト講師に迎えて、Negiccoが質問をぶつけるトークです。
寒い日には、暖房器具に過度に頼らず、まず着る物。首にマフラーを巻いたり、足元を厚手で長い靴下にするだけで体感温度はかなり上がるとの事。それから、ひざ掛けをかければ、2.5度も違うとの事などを学びました。
トークは20分ほどで終わりました。

ライヴのスタート

お次はお待ちかね、ライヴです。

(00. くちびるにメロディ)
01. カリプソ娘に花束を
02. グッデイ・ユア・ライフ(仮)
03. ライフ・イズ・キャンディ・トラベル
04. ねぇバーディア
05. トリプル!WONDERLAND

まずは新曲「カリプソ娘に花束を」です。
こういう音楽をカリプソと言うのでしょうか?「♪ パッパッパラッパ」という楽しげなコーラスで、ボサノバのもっと元気なやつ、サンバよりはおとなしめ、って感じのリズムです。
「あなた」に対するラヴ・ソングかと思ってたら、歌詞をよく読むと、「あなた」って、どうやらお父さんみたいだ...。

それにしても、今回はアリーナ席です。
こんな近くでNegiccoのライヴを観るのは初めて。
Negiccoのメンバーはみんな、肌が透きとおる様に白く綺麗なのが鮮明にわかりますし、アイドルとしてのオーラが出ているのも感じます。
これからこんな娘たちと握手する事になるのかと思うと緊張してきます。
アイドル好きの僕ですが、普段握手会には行きませんからね。
今まで握手したのって、ローカル・アイドル、ピンキッシュと、藤岡みなみ&モローンズの方々とくらいしか記憶にない。
どんな風に握手したらいいのか、会話もどれくらいしていいものなのか...。
慣れない現場にとまどいを隠せないままライヴを観ます。

次は聴いた事ない曲でした。
もしかしたら、新曲のカップリングなのかな?それとも僕の知らない昔の曲なのかな?
あとで歌詞を検索して調べてみようと思い、聴きとれた歌詞をメモしておきました。
「♪ 懐かしい匂いがした」とか「♪ 笑顔を届けに行こう」とか歌ってました。
で、これは、後で検索するまでもなく、新曲の「グッデイ・ユア・ライフ(仮)」らしいという事が判明するのですが。
ポップですけど、穏やかで優しい感じの曲でした。

次は「ライフ・イズ・キャンディ・トラベル」でした。
ようやく馴染みのある曲が出てきたな、という感じです。

ここまで、Negiccoは、肩ひじ張らないリラックス・ムードでパフォーマンスをしていました。
Negicco目当てではない人も見ているし、デパートの一角の狭いスペースという事で、それほど激しい曲はやらないだろうなと予想はしていました。
アリーナ席は、全員着席したままの鑑賞でしたし、おじいちゃん・おばあちゃんの姿も見られました。
こんな状況では、「ときめきのヘッドライナー」はもちろん、「圧倒的なスタイル」のラインダンスは絶対やらないだろうな、と(笑)。

でも、次にアッパーな「ねぇバーディア」が始まったので、やや意外でした。
これが始まった時には歓声が上がりましたね。
もちろん、僕のテンションもここでグッと上がりました。
だけど、僕はまだNegiccoのライヴに慣れているわけではないので、この曲で各メンバーがソロを取った後の「かえぽー!」「なおちゃーん!」「ぽんちゃー!」といったコールを言い忘れてしまうのです。
まだまだ充分なファンになりきれてないみたいだな。
ただ、「♪ 好きになってもいいのかな」の後の、「いいよー!」は忘れず言えましたけど。
それにしても、サビの「♪ あなたに あなたに あなたに」はキャッチーだなあ。
間奏の時の3人のセリフも、小さい会場なだけに、よく聴きとれて良かったです。
もうすぐ春...を飛び越して夏になったような清涼感を味わいました。

そして、さらに盛り上がる曲「トリプル!WONDERLAND」
冒頭から、「♪ N・E・G・I・C・C・O!シェイキッ、ドゥイッ、メイキッ、ネギー!」と一緒になって歌えるのでテンションが上がります。
座ったままのお客さんたちですが、身振り手振りを交えて、それなりに盛り上がっているのを感じました。
Negiccoのメンバーも、激しくキレのいいダンスを踊ります。
「♪ Upside Down」の所のハモりが好きなんですよね。

以上で、ミニ・ライヴは終了しました。
いつものライヴに比べたら、あっという間で、物足りないにも程があるのですが、ミニ・ライヴというのですから、こんなもんでしょう。
でも、Negiccoの歌と踊りを充分楽しめました。

ウルトラマン登場

ライヴの後は、このイベントのもう1人の主役、ウルトラマンの登場です。
会場内にいたちびっ子達や親子連れは、こちらが目当てです。
登場したウルトラマン、デカい。颯爽とした姿がカッコいい。
で、ウルトラマンを交えて、抽選会です。
抽選券なんて、いつどのようにしてもらえたのか謎でしたが、くじで番号が当たった人は、新潟の銘酒がもらえ、ウルトラマンやNegiccoと握手ができました。

これにてイベントは終了。

いよいよNegiccoと握手

次は握手会です。
「握手希望の方はこちらにお並びください」と言われたので並んだら、かなり早目の順番に。
みんなどんな感じで握手をしているのか、じっくり観察する間もあまりなく、順番が来てしまいます。
ただ、それなりにそれぞれ会話をしているようです。となると、何を話そうか考えなければならないな...。
ただ、剥がしの人に促されても粘りに粘って会話している姿はみっともないので、僕はそんな事はしたくありません。会話は手短に、です。
あっという間に僕の番が来てしまいました。

まずはぽんちゃです。
ぽんちゃは、僕の顔を見ると、まるでよく知っている人を見つけたかのように、パッと表情を明るくしました。もちろん、すべての人にこういう対応をしてるのでしょうが、すごいなと思いました。一瞬で好感を持ってしまいます。
「鷲宮まで来てくれてありがとうございました」
「地元の人なの?」
「いや、隣町なんですけど」
「そっかあ、ありがと!」
「寝ずに来ました」
「ええ~!じゃあ、この後ゆっくり寝てね!」
「はい、ありがとうございました」
明るく、きさくで、気持ちのいい娘だなあ、と実感しました。

次はNao☆ちゃん。
「鷲宮まで来てくれてありがとうございました」
「寒かったでしょう?暖かくしてくださいね」
僕が話すよりも先にNao☆ちゃんが会話をリードしていきます。とても心を込めて真剣に向き合ってくれているというのが伝わってきて、僕は圧倒されてしまいました。
そうこうしている間に、僕の前の人はいなくなってしまっていて、次のかえぽが待っていました。
なので、Nao☆ちゃんとは短く終了。
Nao☆ちゃんに話す事あれこれ考えていたのに、ほとんど伝えられないで終わってしまいました。ちょっと後悔が残ります。

最後はかえぽ。
「鷲宮まで来てくれてありがとうございました」
「ありがとー」
「(かえぽの)困ったような顔するのが好きです」
「困った顔...よくするかも!」
「ですよね。これからもがんばってください!」
かえぽには言いたい事も言えたし、気分良く終わらせる事ができました。

それにしても、会話する事に意識が集中してると、握手の感触なんて印象に残りませんね(笑)。
この時点で14時10分でした。
長丁場のイベントになると聞いてたのに、予想以上に早く終わってしまいました。
まだシングルは売り切れてなかったので、もう1枚買って、もう1度握手してみたい気分にかられました。
しかし、同じCDを2枚買う事には抵抗がある僕には、そんな事はできません。
握手券を付けてCDを売る事にはあまりいい印象を持ってない僕でしたが、こうして体験してみると、何枚も同じCD買って握手券をたくさんGETしているファンの気持ちが少しわかりました。
まだまだ握手会は続いてましたが、僕は仕事があるため、会場を後にする事にしました。

一気にNegiccoが身近になった夢の時間。参加できて良かった

こうして、イベントは終了しました。
とにかく、行ってみて良かったです。
こんな田舎町にNegiccoが来るなんて。
思いがけずタダでライヴが観れて、握手まで出来てしまいました。
ホント、偶然でしたが、このイベント開催のニュースに気付けて良かったです。

次の日には、このイベントの模様がナタリーのニュース記事にもなってました。
カメラマンが写真を撮っているのはわかってましたが、まさかナタリーがこんな田舎町の小さなイベントまで取材に来るとは思ってませんでした。
ナタリーの記事の写真の中には、僕の姿もしっかり写っていました。

でも、このイベント、おっさん率が異常に高かったです(笑)。
Negiccoを観に来ているファンはおっさんばかり、という印象。
祝日だし、アイドルのイベントなのに、10代くらいの学生といった若い人の姿はほとんどありませんでした。
まあ、アイドルと言っても、リーダーのNao☆ちゃんはもうすぐ30歳ですからね。AKBなんかとはちょっと違う立ち位置なんだな、というのを実感しました。
Negiccoはとにかく曲がいいですから、中高年の心にヒットするのがわかるのですが、これからは、もう少し若い人たちにもNegiccoの良さが伝わる様になればいいのになあと思いました。
おじいちゃん・おばあちゃんたちがチラホラ握手会の列に並んでいるのも印象的でした。
Negiccoの地元ではないですから、親戚の類ではないでしょうし、いったいどういった流れで握手するまでに至ったのか謎でした。
たまたまデパートに買い物に来てみたら、楽しいライヴをやっていて、すぐにファンになった、みたいな感じだったらとても素敵な事なんですけど。

それにしても、こんな地元に近い所にNegiccoが営業に来るなんて。
場所が場所だし、座ったままの鑑賞だし、ステージに異様に近いしと、いつものライヴとのあまりの違いに、逆に現実感がなく、Negiccoのライヴを観ている気がしませんでした。
さらには握手まで。
一気にNegiccoとの距離が縮まったのですが、あまりにも身近すぎてね。
いまだ不思議な感じですが、とても良い体験ができました。
満足満足。

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