サザンオールスターズ Live@国営ひたち海浜公園(ライブ・ビューイング) 2024.9.23 感想

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA

2024年9月23日(月)@国営ひたち海浜公園

苦手なフェスも、ライブ・ビューイングなら

サザンの夏フェス出演が決まった。
酷暑と高齢化を理由に、今回で最後だそうだ。
このニュースに沸き立つ全国のサザン・ファンでしたが、僕はハナから行く気ナシ。
フェスはダメなんですよ。
そもそも、たくさんのアーティストが集まるということにあまり魅力を感じなくて。
僕は1人のアーティストなり1つのバンドなりを、じっくり単独ライヴで観たいんです。
それに、野外だからとにかく暑いし、雨とか天気も心配だし、スタンディングで大混雑の中というのは、体力的にも精神的にもキツくて、僕にはとても無理。
なので、冷静にこのニュースを受け止めました。

多くのファンが、チケットを獲るのに苦労してる声を耳にはしてたのですが、そんな中、去年の茅ヶ崎ライブに続き、今回も全国の映画館でライブ・ビューイングが行われることが決定しました。
フェスでは異例の措置です。
そうなると話は別で。
涼しい映画館でライヴの模様を観れるんだったら、そりゃ観てみたい。
感動のライヴの時間を共有したい。

田舎なので、近所の映画館ならたぶんチケットは獲れるだろうと思ってたのですが、去年と違ってファンクラブ枠ではなく、一般抽選なので、確証は持てない。
去年も満員でしたからね。弾かれる可能性はある。
それなりにドキドキしました。

でも、無事に抽選を通って。
なんとか、サザン最後の夏フェスを観ることが出来ることになりました。
決まったのはライヴの10日前で、結構ギリギリまでハッキリしないというのは、もう少しなんとかならないものかなと思いましたが。

ライヴ当日。余裕こいて焦る

そんなもんだから、あっという間にライヴ当日。
今回はツアーじゃないので、事前にセットリストの情報なども当然なくて、どんな曲をやるのかわからない。
なので、なかなか予習もしづらい。
まあ、フェスなので、ベタな曲で来る確率が高いだろうなということで、直前にベスト盤を聴いて気持ちを上げました。

17時45分上映開始とチケットには書いてあったのですが、映画館は何時に開場になるのか書いてなくて。
上映開始と言っても、どうせサザンはなかなか出てこなくて、始まるのは18時くらいなんでしょ、と思ってました。

なので、映画館に到着したのが17時40分頃。
それから入り口で写真を撮ったりなんだりしてて。
そろそろ中に入ろうかなと思ったら、中から歓声が聞こえてきました。
うおっ、始まるのか??

慌てて中に入ると、当然のことながら、真っ暗。
これでは、座席の番号が見えない。
自分の席がどこかわからない!

ちょっと冷や汗をかいたのですが、
僕の席はA列16番。
最前列なんです。
なので、移動はしやすいし、なんとなくはわかる。
スクリーンの真ん前を横切るように歩いていくと、ポツンと空席が見つかりました。
ここだな。
無事に席に着けてひと安心です。
今回は最前列で良かった。
もし他の列で、余裕ぶっこいてこんな時間に来てたら、どこに自分の席があるのかわからないし、係員もいなくて案内してもらえないしで、かなり焦るところでした。

それに16番というのは、列のほぼド真ん中でした。
最前列は近すぎて、ちょっとキツいけど、真ん中だから、まあいいかな。
しかし、去年は最後列で、今回は最前列て。このギャップよ。

席に着くなり、ホントにもう始まるところでした。

ライヴのスタート

17時47分。
ステージにサポート・メンバーが登場。
続いてサザンのメンバー5人が現れ、ステージ前方で整列。
繋いだ手を掲げて声援に応えてました。

5万人集まったという客席が映りましたが、すごい人の波。
あんな中にはとても入っていけないなあと改めて思いました。
ああ恐ろしい。

9月下旬の18時頃というのは、もう既に薄暗くて。
気温も下がっていたし、こうなると、
「酷暑の夏フェスは老体にはキツい」
というサザンの夏フェス卒業の言葉はあまり説得力がないですね。

01. 女呼んでブギ
02. ジャンヌ・ダルクによろしく
03. My Foreplay Music
04. 海
05. 神の島遥か国
06. 栄光の男
07. 愛の言霊 ~Spiritual Message~
08. いとしのエリー
09. 思い過ごしも恋のうち
10. 東京VICTORY
11. 真夏の果実
12. 恋のブギウギナイト
13. LOVE AFFAIR ~秘密のデート
14. マチルダBABY
15. ミス・ブランニュー・デイ
16. みんなのうた
17. マンピーのG★SPOT
(Encore)
18. 希望の轍
19. 勝手にシンドバッド

1曲目は、令和の時代では作れない曲だという桑田さんのラジオでの発言があったそうで。
となると、あの曲しかないだろうと思ってたら。
「女呼んでブギ」
やっぱりでした。
原坊のコミカルなピアノのイントロに始まって、ホーン・セクションが盛り立てます。
「素晴らしい秋の日 ありがとう」と叫ぶ桑田さん。
ラストの原坊の「もう一丁」がこだましました。
桑田さんとムクちゃんと斉藤さんが3人集まって後ろを向き、お尻をフリフリしながら演奏の締め。

「こーんばーんわー」と、錦鯉ばりに挨拶をする桑田さん。
「こんな良い天気に恵まれ、素晴らしいアーティストたちが集まりました」
「イエモンの後だから、お客さん半分くらい帰っちゃったかと思ったんですけど」

新曲をやりますと宣言して、
「ジャンヌ・ダルクによろしく」
エネルギッシュなロック・ナンバーです。
歌詞に「♪ 熱いステージが始まるよ」とあり、ライヴ序盤に持ってきた意味を理解しました。
桑田さんは赤のテレキャスターでスライド・ギター・ソロを弾きました。

「My Foreplay Music」
くり返されるギター・リフ、リズム楽器となってるピアノ、盛り立てるホーン・セクション。
各楽器が厚いサウンドの圧を作っていました。

「海」
原坊の素敵なキーボードのイントロからしてウットリです。
「♪ 移り気なアナタに Oh 抱かれてシビレた」
桑田さんが全身全霊で歌い上げます。
芳醇なサックス・ソロから、酔わせるギター・ソロ。
前半のハイライトでしたね。
この曲は感動しました。

スクリーンに赤い花の映像が映って。
「神の島遥か国」
沖縄ムードに浸かる曲です。
あんまり好きな曲ではありませんでしたが、
「♪ 美ら海パイの実 咲かせてハイサイ 君にカリユシ届けましょう」と早口で歌われるところが爽快感があって。
全体的にノリが良く、手拍子をしながら聴いてると、意外といいもんだな、と。

「栄光の男」
スクリーンには背番号3番の後ろ姿が映し出されていました。
長嶋さん引退の時は記憶にありませんが、そこからの長い時間、自分の生きてきた道がなぞるように思い出されるのが不思議です。
山本さんのハーモニカの響きが沁みました。

怪しいイントロに導かれ「愛の言霊 ~Spiritual Message~」
不思議なグルーヴを持った曲です。
歌詞に「♪ 夏の旋律とは」とあって、あらためて、夏の曲なんだなと。
ため込んだ空気を少しずつ、抑えるような音を鳴らすトランペット・ソロが怪しさを増幅させます。
終盤の桑田さんのラップは、スクリーンに映し出された歌詞の字幕を見ながらだと、楽しさも倍増でした。

「いとしのエリー」
桑田さんが原坊に宛てたバラード。
「♪ 二人がもしも冷めて」という歌詞がありますが、そこで冷めなかったから、こうしてサザンが45年以上続いてるんだなあと思うと感慨深いものがありました。
スライド・ギター・ソロからキーボード・ソロ。この辺が原曲をそのまま再現してて、なんだか胸アツ。
そして、ラストの桑田さんの「♪ エ~~~リィィィィ」のシャウト。
拍手せずにはいられません。

間奏のベース・ソロのフレーズをイントロに持って来ての、
「思い過ごしも恋のうち」
これも冒頭から胸キュンです。
「♪ 男は立てよ 行けよ女のもとへ」と言われれば勇気が湧いてくる。
間奏では桑田さんと斉藤さんのツイン・ギターが狂おしい。
そして2番の「♪ 恥ずかしげなく どいつもこいつも話の中身が どうなれこうなれ気持ちも知らずに」の早口な歌い方は、何度聴いても気持ちがいいです。
この曲も良かったですねえ。

MC。
「今日は5万人の方が集まってくださったんですって」
「それから、全国でライブ・ビューイングもやってくださってるそうで。どのカメラ?」
カメラに向かって手を振る桑田さん。
「サザンオールスターズとしては、夏フェスはこれで最後とさせていただきますが...ま、秋なら...」
「みんな、ヤバイTシャツ屋さん好き?さっき楽屋で話しちゃったんですけど」
「みなさん素晴らしいアーティストたちでね。こうしてトリをやらせてもらってますけど、俺が一番ガキで」
「みんなステージに出てくればいいのに...もう帰っちゃったみたいですよ」

アコギを抱えた桑田さん。
「みなさん、掛け合いできます?」
「オーオ、オーオ」
それを受けて、客席も、
「オーオ、オーオ」
この掛け合いコーラス、流れはもう、アレだよね。
「東京VICTORY」
現場だけでなく、映画館でもコーラスと手拍子が聞こえてきました。
全国が一体感で繋がってました。
僕はコーラスしながら、握り拳を高く挙げてたのですが、隣の人たちは、誰も挙げてなかった。後ろの人たちはどうだったんだろう。
「♪ 回る回るよ Space goes round」と、時代を駆け巡り、人生を歩いていく自分を顧みて、前向きになれる曲です。

静寂が現れて。波の音が聞こえたような気がしました。
ヒロシさんのスティックのカウントのテンポで、あの曲だ!とわかりました。
「真夏の果実」
「♪ 涙があふれる悲しい季節は」
桑田さんがハンド・マイクで歌いかけます。
斉藤さんはウクレレを響かせて、切ないサウンドを演出します。
「♪ 四六時中も好きと言って 夢の中へ連れて行って」
この曲がヒットしてる最中は、僕も青春時代でした。
夏の思い出だけでなく、あの頃のいろんな出来事が甦る。
サザンの最も親近感を感じて、最も手の届かない遠い存在とも感じる名バラードです。

ギターが歯切れの良いファンクなカッティングをするイントロから、
「恋のブギウギナイト」
淫靡で雑多な世界のディスコティック。
バブル期のようにめかしこんだ美男美女のダンサーたちが登場し、ポーズを決めます。
「♪ 君とROCKを味わい」と低い声で歌い始める桑田さん。
「♪ もうウキウキSpace and Time」のところは気持ち良さそう。
ディスコ・ソングですが、イケイケなノリではなくて、様子を見ながら、忍び足的なダンス。
スモークが噴射されて、異様な盛り上がりを見せます。
間奏では、ダンサーがブレイク・ダンスでクルクル回ります。
毛ガニさんが「よ~っ」の掛け声をした後、鼓をポンッ!
桑田さんはラストで「Boogie-Woogie Night」を連発してたかと思ったら、
「ピアノ売ってちょーだい!」
「タケモトピアノ!」

波止場のSEが流れてきて。
「LOVE AFFAIR ~秘密のデート」
こんなにロマンチックで爽やかなサウンドの不倫の曲も珍しい。
不倫も悪くないかもと錯覚させといて、やはりその切なさや苦みを感じさせる曲。
お客さんは笑顔で手拍子パンパパン。
普段あまり動き回らない桑田さんですが、この曲ではステージの端まで行って歌ってお客さんにサービス。
今回は「♪ ボウリング場でカッコつけて」のところ、桑田さんがボウルを投げる仕草、見逃しませんでした!

重低音のビートが流れて、
「マチルダBABY」だ!
いよいよトップ・スピードに入ってきました。
ライヴも怒涛の展開を見せます。
ホーン・セクションの響きが煽りに煽る。
「♪ It’s Just a Fantasy 彼女のため しゃあないじゃん」
サビでは火柱が上がります。
「♪ マチルダBABY, NO, NO, NO, NO, NO, NO, NO~!」
ここでカタルシス。
燃えます。
間奏では高く足を挙げてキックするような仕草を連発する桑田さん。
体力大丈夫?(笑)

はい、来ました、原坊の神イントロ!
これで燃えないサザン・ファンはいない!
「ミス・ブランニュー・デイ」
ヘイ!ヘイ!と叫びながら拳を挙げます。
「♪ 夢に見る姿の良さと美形のBlue Jean」
このメロディを投げ捨てるかのような、波打つ歌い方にはハマります。
そこへ、原曲には無いAメロからのホーン・セクションの煽りに胸が高まります。
サビではヒロシさんのドラムがドットコドットコドットコドットコと走り続けます。
「♪ 割りとよくあるタイプの君よ」
震えます。
間奏では、白いドレスを着た女性ダンサーが華麗にソロを舞います。
そして間奏明けの「♪ 慣れない場所で背伸び All night」が好き。
最後にまた、ヘイ!ヘイ!と拳を挙げ、盛り上がって終了。

妖艶なムード歌謡が始まりました。
「♪ ひたちなかロッキンオンジャパン~」
「♪ ありがとうみなさん 渋谷さん」
「♪ リョクシャカ あとはよろしく~」
演歌風に歌い上げてるところへ、ホースを持ったスタッフが桑田さんに近づきます。
あの曲か!
「みんなのうた」
ここからお馴染みの放水ショーです。
桑田さんは結構歌詞がメロメロになってて、歌うよりも水を撒くことに集中。
たぶん、適当に水を撒くのは危険なんだと思います。
2番になると、ホースを離し、普通に歌いました。
間奏では、ステージ中央に集まってきたムクちゃんと斉藤さんの肩に手を伸ばす桑田さん。
ラストのサビでは再び水を撒きました。
ファンならば、一度でもいいから桑田さんに水をかけてもらいたいと思うものなんでしょうかね。
僕は濡れるのは御免なんですけど。
現場に行けばテンション上がって嬉しくなるものなのかな。

ムクちゃんの力強いベースのビートに始まって。
「マンピーのG★SPOT」
この流れはもうお約束ですが、これがいいんですよね。
レオタードを着たダンサーたちが入り乱れます。
桑田さんはヅラというか...ピンクのヘルメットを被っています。
てっぺんに見える尻尾のようなものは...精子?
サビの「♪ G★SPOT」の後は頭の上で手拍子パパン。
「♪ 芥川龍之介がスライを聴いて」の歌い方にはいつも痺れます。
「♪ 夏は魂だってYellow, Bye Bye Yeah!」の後の間奏では山本さんのサックス・ソロが火を噴きます。
そして爆発ドーン。

ここで一旦終了。
19時17分。
ライヴ開始から1時間半経ってました。
すぐに桑田コールとアンコールの声が起こり。
客席のみなさんがスマホのライトを照らしてて綺麗でした。

5分と経たずに再登場。
「もっとやるかぁぁぁ!」

原坊がピアノのイントロを弾き始めた途端、大歓声。
みんな大好き「希望の轍」だ!
「♪ 夢を乗せて走る車道」
みんなの脳裏に希望の一本道が見えたことでしょう。
「♪ 恋心 なぜに切なく」のところでは手拍子パンパパン。
そして「♪ 遠く遠く離れゆくエボシライン」のサビでは、それはもう清々しい風を感じます。
今年の夏もこの曲が聴けて良かったですね。

そしてなだれこむように。
「勝手にシンドバッド」
冒頭、「♪ 砂まじりのひたちなか」と歌ってました。
現場はリオのカーニバルです。
こちらはエアコンが寒いくらいの映画館ですが、その熱気は充分に伝わってきました。
サビでは「♪ 今何時」と客席が歌いかけます。
そして、間奏のコール&レスポンスの時に、この日の夏フェスの出演者たちが一斉に現れました。
特に、桑田さんとイエモンの吉井さんが並んでるところが映し出された時、映画館ではどよめきが起こりました。
吉井さんはサザンTシャツを着ていました。
「YELLOW MONKEY!」
「Creepy Nuts!」
「ももクロ!」
「ヤバT!」
「WANIMA!」
「リョクシャカ!」
紹介された時の緑黄色社会の長屋晴子さんのポーズが可愛かった。
そして、Creepy NutsのR-指定さんにマイクを向けて「♪ ラララ~ラララ、ラララ~」を歌わせたり。
ステージ上に一堂に会した出演者たちの豪華な光景に興奮して。
曲を締める最後のジャンプの合図を任されたのは吉井さん。
バシッと全員でジャンプして、終了したのでした。

桑田さんは、ステージ上のアーティストたちに感謝を述べます。
Creepy Nutsという言葉の響きが好きなのか、何度も「クリィピィナァ~ッツ!」と叫んでました。
最後にはももクロちゃんにコメントの無茶振り。
すると、玉井詩織さんが、
「桑田さんのお蔭で、しおりという名前になりました!」
と、ほっこりするコメントをして、うまくまとまりました。

「今回で夏フェスは卒業ということになりますが、またどこかでお会いしましょう!」

ライヴ終了は19時39分。
サザンのメンバーがステージから去った後は、会場では何発も花火が打ち上げられていました。

今年の夏の祭りを楽しめた。次なる期待は

というわけで、サザン最後の夏フェスの模様を、スクリーン越しながらにも観ることが出来ました。
映画館の最前列は、さすがに近すぎて、目が疲れました。
でも、真ん中だったので良かった。
最前列の端の席だったら、かなり観辛かったと思われます。
目は疲れたけど、眠くならずに済んだのが良かった。
去年の茅ヶ崎ライブのライブ・ビューイングでは、途中眠くなっちゃって辛かったからね。
でも、今回はまったく眠くなることなく、最初から最後まで楽しめたのが何より。

ライブ・ビューイングの場合、それぞれの映画館によって、観る方たちのノリは違うと思います。
ジーッと座ったまま観る方が多い所もあれば、立って踊ったりする方が多い所もありそう。
その時、その会場に集まった人たちの雰囲気で、その場が出来上がります。
昨年は最後列から全体を観てたのですが、僕の周りの後方席の人たちはほとんど座ったまま、動かず静かに観てた感じでした。手拍子や拍手すらせず。
でも前方を観ると、立って踊ってる人たちもあちらこちらにいて、盛り上がってていいな、なんて思って観てました。
で、結局、今回はどうだったんでしょう。
僕は最前列だったので、後ろの様子はまったくわかりませんでした。
手拍子や拍手の音は聞こえてきたので、それなりに盛り上がってたのでしょうけど、立ったり踊ったりしてた人はいたのでしょうか。
僕は座ったままでしたが、手拍子や拍手は当然のこと、曲によっては拳を高く掲げたり、一緒になって歌ったりして、独りで勝手に楽しんでました。

ライヴは1時間半と言われてたけど、アンコール入れたら2時間近くもやってくれて、普通の単独ライヴに近いものとなったので満足です。
せっかくライブ・ビューイング観に行って、1時間で終わられたら、ねえ。
なので、ボリューム的にはちょうど良かったです。

セットリストも概ね予想通り。
フェスなので、コアなサザン・ファンばかりじゃないということで、地味でレアな曲を採り上げるということはなく。
シングル曲でもなく、ベスト盤にも入ってないという曲は「女呼んでブギ」「My Foreplay Music」「マチルダBABY」くらいじゃないかな。
ほとんどの人が、一度は聴いたことのある曲ばかりで、楽しめたと思います。
でも、今年出した新曲は2曲とも絶対やると思ってたけど、去年リリースした3曲は、どれもやらなかったのは意外だったな。
最後の夏フェスということで、いよいよ解禁するチャンスかもと思った「TSUNAMI」は、やっぱり無し。
まあ、仕方ないね。

個人的に沁みたのは「海」「思い過ごしも恋のうち」
それから「マチルダBABY」からの怒涛の展開は、お約束だけど、やっぱり凄い。
アンコールの鉄板2曲も含め、段々サザンのライブの形がハッキリとしてきた感があります。

待たれるのは今冬発売予定のNEWアルバム。
今冬と言っても来年になっちゃうのかな。
そして、それが完成した暁には、単独ライヴだよね。
全国のドームをたっぷり周るツアーを開催してほしい。
野外スタジアムは辛いから、ドームがいい。
どんどん高齢化していくわけだから、サザンとしてツアーが出来る機会も先が見えてくるので、元気に出来るうちにたっぷりやってほしい。
そして、それをしっかりこの目で観てみたい。
来年、期待してます!

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