Negicco Live@赤坂BLITZ 2015.4.10 感想

2015年4月10日(金)@赤坂BLITZ

もう一度Negiccoが観たくなった

先月の埼玉でのライヴの事をブログに書いた時に、赤坂BLITZには行かない、と書いた。
たしかに、あの時点では行く気はなかったんだ。
だけど、ライヴ会場ごとにまったく違うセットリストという魅力。
埼玉の会場は「見えない」「狭い」「臭い」という極悪環境で視界が悪く、ほとんどステージが見えなかったので、リベンジしたい、という思いが高まり。
一番の問題は、行った事のない赤坂という場所。どうやって電車で行けばいいのだろうと思ってた。きっと複雑なルートなんだろうな、と。
だけど、調べてみたら、乗り換え1回で1時間半で行けちゃう事が判明。
これならいいじゃん!という事で、埼玉公演から10日後に、赤坂BLITZのチケットを買ってしまったのだった。

ライヴ当日。会場へ

当日は生憎の雨。
赤坂駅を出ると、すぐ目の前がBLITZ。まったく迷うはずもなく。
でも、冷たい雨の中、1時間近く並んで待ってるのはやはり辛かったな。開演時間までにちゃんと入場できるのかハラハラしたし。
周りを見渡すと、一人で来てる20代くらいの若い女性が結構いるのにビックリ。それから60過ぎのお爺ちゃんもいたし、妙齢の女性もいたし。思ってたより年齢層高めな気がした。

開演時間ギリギリで入場。
ドリンク代を払うが、ここのドリンクはペットボトルじゃなくてカップ方式。これでは持ち帰れないので、ドリンクは諦めた。500円丸損。

チケットは、前売りがソールドアウトにはならなかったので、超満杯というわけではなかったので僕にとっては良かった。後方のいいポジションを探す。
本当はKaedeに近い左側が良かったのだけれど、終了後にサッとトイレに行ってから速攻で帰らなければならない事を考えたら、トイレがある右側の出口に近い方がいいと考えて場所を決めた。
それでも、開演時間になると後方までほぼ満杯。2階席の方が余裕あったのかなあ?

ライヴのスタート

01. 光のシュプール
02. トリプル!WONDERLAND
03. 二人の遊戯
04. Space Nekojaracy
05. パジャマ・パーティー・ナイト
06. クリームソーダLove
07. 1000%の片想い
08. 相思相愛(あら恋 remix)
09. 新しい恋のうた
10. Falling Stars
11. イミシン☆かもだけど
12. ルートセヴンの記憶
13. サンシャイン日本海
14. 裸足のRainbow
15. Summer Breeze
16. パーティーについて。
17. ネガティヴ・ガールズ!
18. ときめきのヘッドライナー
19. さよならMusic
(Encore 1)
20. 自由に
21. 圧倒的なスタイル
(Encore 2)
22. SKY

幕が開けて驚いたのは、サックスとトランペットの2人がホーン隊として生演奏してた事。
ただカラオケを流すだけでなくて、ホーンが加わる事で、曲がファンキーになって、興奮を煽る。
ただ、ちょっと過剰な所もあって。
ホーンの音がヴォーカルに被さってしまって、肝心のヴォーカルのメロディが聴こえなくなってしまってる曲もあった。これではホーンが邪魔だと思ってしまった。

最新シングルだというのに何故か埼玉公演ではやらなった「光のシュプール」が1曲目で満足。これが聴けたか、と。

それから大好きな「二人の遊戯」が早くも3曲目に飛び出してビックリ。
お楽しみはもっと後にとっておきたかった気がした。

5曲目の「パジャマ・パーティー・ナイト」をもって、ホーン隊は退場。
ずっとこの編成で行くのかと思ってたけど、そうか、全部ホーンがあるわけではないのか、良かった。ちょっと邪魔に感じてたから。

ここからバックの演奏は普通のカラオケ。
大好きな「クリームソーダLove」が聴けて良かった。
今回のツアーでやらなかった場所も多かったから、赤坂でもやらないのかなあと不安だったから、ホッと安心。
それから、ホーン隊がいなくなってつくづく良かった。この曲にホーンの煽りはいらない。
ほっこり胸キュン。

「相思相愛」はアルバムとはアレンジ違いなので新鮮。
こちらの方がよりポップで良かったなあ。

それから、僕が持ってない曲としては「新しい恋のうた」が聴けた。

ここからは長谷さんという人が出てきて、キーボードでの弾き語りが3曲。
大好きな「イミシン☆かもだけど」がここで登場。
聴けたのはいいんだけど、ポップでダンサブルな曲が、弾き語りのしっとりバラードになっちゃったから、ちょっと残念。

次は田島貴男の高校の同級生で、Original Loveでもギターを弾いている木暮さんという人がアコギでの弾き語り3曲。
大好きな「サンシャイン日本海」は夏歌だから、今回のツアーではやらないんだろうなとすっかり諦めてたから、ここで披露してくれたのはビックリで嬉しい。
けど、やはりアコギでの弾き語りとなると、元曲とのアレンジの違い、ギャップがありすぎてちょっと残念。

キーボードでの弾き語り、アコギでの弾き語りと、アコースティックなコーナーがあって、ライヴとしては変化のついた、いいものなんだろうけど、やっぱり僕は元の曲のアレンジで聴きたいと思っちゃうんだよなあ。
僕が聴きたかったのはこういうのじゃない、との思いが強くて不満に思っちゃった。
なにしろ、しっとりアコースティックが続くと眠くなる。
スタンディングのライヴだったから良かったけど、座ってたら意識飛んでただろうな。それくらいヤバかった。

そんなアコースティック・コーナーで一番良かったのは「Summer Breeze」かな。
聴いてる時は、すごく好きな曲なんだけど何て言う曲だったか思い出せなくて。1stかベスト盤のどっちかに入ってたと思うけど、どっちだっけ、何て曲だっけ、とずっと考えてて。
曲が終わってNaoが「久し振りにSummer Breezeを披露出来て...」と言ったのでようやくわかった。

ここからまたカラオケ演奏に戻って、ダンサブルなアッパー・チューンが続いて盛り上がる。

16曲目「パーティーについて。」をやってくれたのは嬉しかったなあ。
地味な存在のカップリング曲だから、まさかやるとは思わなかったけど、iTunes Storeでダウンロード購入したくらいの好きな曲。

「ネガティヴ・ガールズ!」は埼玉公演で無事に聴けたから、また聴けるとは思ってなかった。
好きな曲が続くとやっぱりテンションが上がる。

そして「ときめきのヘッドライナー」登場。
アンコールあたりで来るかなあと思ってたけど、出てきちゃった。
やはりこの曲の爆発力はハンパない。ファンのみんなもこの曲を待ってたというのがよくわかる。

そして間髪入れず「さよならMusic」
この流れは「ヘッドライナー」のシングル盤の流れなので興奮した。

やっぱりここの4曲が一番盛り上がった。
そして本編は終了。
あとはアンコールであの曲をやってくれて締めだな、と。

アンコールは「自由に」から。
初めはふざけた曲だと思ってたけど、聴けば聴くほど可愛く、好きになってくる曲。

そして待ってましたの「圧倒的なスタイル」
これを待ってたんだよ。
埼玉公演で聴いた時は、知らない曲だったから充分楽しめなかったけど、その後CD買って何度も聴いて大好きになった今としては、待望の曲。
まあ、恒例のラインダンスは僕はやらなかったけどね。壁にへばり付いて避けた。でも、僕の隣で観てた70歳くらいのお爺ちゃんは、隣の人と肩組んで一緒にジャンプしてラインダンスしてた。がんばるなあ、お爺ちゃん。

もう終わりかと思いきや、まだ終わらない。ダブルアンコール。帰りの時間が気になって焦る。

なんと今日がNaoの誕生日という事で盛り上がる。
ここでプロデューサーのconnieさんがバースデーケーキを持って登場。
Negiccoの数々の名曲を作ってるconnieさん、初めて観たけど、地味で冴えない青年といった感じで。周りでは「のび太くーん」との声が上がってた。

最後の曲は、キーボード、ギター、ホーンという本日のフルメンバーによる生演奏で「SKY」
これも大好きな曲。感動的なバラードとなって幕。

さすが東京公演。曲数も多いし、演奏形態にも工夫を凝らした集大成

それにしても、曲をたくさんやってくれたのはビックリした。
今回のツアーは、各地で15曲くらいで2時間で終わってるから、赤坂でもそれくらいだと思ってたから、このボリュームは嬉しい誤算。
全22曲で2時間半。
さすが東京公演といった感じで気合が入ってた。
曲数も多いし、演奏形態にも工夫を凝らしてたし、集大成といった感じで良かった。
埼玉公演とはまったく別物のライヴだった。

それにしても曲、いっぱいやってくれたなあ。
2ndアルバムからは全13曲中11曲やったし。
シングルのカップリング曲もやったし。
古い曲もやったし。ベスト盤買って聴きこんでおいて良かったなあ。
僕が好きな曲はほとんどやってくれた。
唯一、心残りがあるとすれば「アイドルばかり聴かないで」をやらなかった事。Negiccoの代表曲だし、あとはこれさえあれば完璧だったのになあ。

でも赤坂BLITZ、音は良くなかったなあ。
後方だったからなのかもしれないけど、音が小さい。
そしてさらにヴォーカルの音が小さいから、歌詞を知らないと聴き取れないくらいのレベル。
ちょっと迫力不足で不満だったなあ。

大好きなKaedeのヴォーカルだけど、これがまたよくひっくり返ってた(笑)。
Kaede→Megu→Naoの順番でソロ歌唱をする曲が多いのだけど、曲の冒頭でKaedeの声が「ヒャンッ!」てひっくり返るから目立つ目立つ。5~6回あったかなあ。
埼玉公演でもそうだったし、テレビでもそうだったし、Kaedeのヴォーカルはいつも不安定。
声そのものは好きだし、歌が下手ってわけじゃないんだけど、やはりこれはもっと鍛えないとね。まあ、そこもまた可愛いとも言えるけど。

それから、ホーンがヴォーカルの邪魔をしてると書いたけど、それはファンのコールにも言える事で。
曲を盛り上げる意味では、ファンのコールも悪いものではないんだけど、曲によっては、せっかくメンバーが歌ってる部分にコールを入れちゃってるものもあって、歌が聴こえない場面があった。
歌の合間に合いの手のように入れるコールならいいんだけど、メンバーの歌の邪魔をするコールを入れるのはダメだよ。誰が考えたんだろ。みんな歌をちゃんと聴きたいと思わないのだろうか。

と、「聴く」事にしては不満もあったのだけれど、「観る」という事に関しては満足。
なにしろ、埼玉公演では前の人たちの頭が邪魔で、ステージの左側3分の1くらいしか観えなかったもんなあ。
だけど、今回はフロアに段差もあったので、後方からだったけど、ステージはよく観えた。
メンバー3人が揃ってどんなダンスをしてるのか、フォーメーションとか、ステージを前後左右に踊る姿がよくわかった。埼玉公演とは雲泥の差だった。
ちゃんとライヴを「観た」気がした。

あとは不満な点は、開演時間が7時半からと、ちょっと遅かった事。
それで2時間半もやってるもんだから、最後の方は、帰りの電車の事が気になっちゃって集中できなかった。
え、まだ終わらないの?電車大丈夫かなあ、早く終わってくれよという気になっちゃって。
せっかく観てるのに「早く終わってくれよ」と思ってしまうのはダメだよね。アンコールが心から楽しめなかった。
せめてあと30分早く開演してくれてたら、こんな気持ちにはならなかったのに。

でもまあ、行って良かった。
これだけいい体験ができると、また行きたいと思わせられるしね。
いつかはライヴハウスじゃなく、ちゃんと席のある大きなホールで、ゆったりと楽しみたい。
はたして、そこまでNegiccoは大きくなれるのか。
興味は尽きない。

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