桑田佳祐 Live@Kアリーナ横浜 2026.9.2 感想

夏祭りツアー 2026

2026年9月2日(水)@Kアリーナ横浜

桑田ソロのライヴ、僕は10年振り

サザンのライヴと違って、桑田ソロのライヴとなると、そこまでテンションは上がらないのですが。
なので、今までソロのライヴは2回しか観たことがありません。
ただ、前回観た時から10年近く経つし、せっかくファンクラブにも入ってるのだから、そろそろ観てもいいよな、と。

サザンのライヴも、今までファンクラブでもチケット獲れた試しがなかったので、今回もどんなもんだろうと心配したのですが、5公演申し込んで、なんとか1公演当選しました。
近い東京ではなく、横浜公演になってしまいましたけど。

7月に入ってツアーが開幕。
明らかになったセットリストは、概ね予想通りでしたかね。
ソロのライヴのセットリストは、いつも既視感を感じるのは何故なんでしょう(笑)。

ライヴ当日。会場へ

ライヴ当日は曇り空。
だけれども、たぶん雨の心配はなく、まだ夏は終わってない時期なのに、太陽が照り付けてない分、暑さもそれほどではないのが幸いです。

この会場に来るのは2度目。
横浜駅からさほど遠くないのがいいですね。
disk unionで買い物をした後、17時10分頃、到着しました。
開場時間は17時なので、既に入場は始まってます。
グッズを買う予定もなかったので、すぐさま入口へ。
待機列に並ぶと、すんなりと入場できました。

僕の席はLEVEL 7 GATE 704 11列63番。
LEVEL 7といえば、最上階です。
しかも、中央ではなく、左側のエリア。
ファンクラブ枠でさえ、この位置ですからね。
座席の幅が狭いのもちょっと気になりました。
武道館並みです。
自分の席から通路に出る際、隣の席の人たちを確実に立たせる羽目になる狭さです。
もうちょっと、ゆったりした作りだったら良かったのになあ。

トイレを済ませ、ライヴが始まるのを待ちます。

ライヴのスタート

開演時間の18時30分を1分過ぎて、場内が暗転。
バンド・メンバーが登場し、位置に着きました。

01. 明日晴れるかな
02. 炎の聖歌隊 [Choir]
03. HOLD ON (It’s Alright)
04. 黄昏のサマー・ホリデイ
05. 南谷ミュージック・シティー
06. 古の風吹く杜
07. 若い広場
08. 時代遅れのRock’n’ Roll Band
09. AKANE On My Mind ~饅頭怖い
10. NUMBER WONDA GIRL ~恋するワンダ~
11. ヨシ子さん
12. 明日へのマーチ
13. なぎさホテル
14. それ行けベイビー!!
15. 東京
16. SMILE ~晴れ渡る空のように~
17. 平和の街
18. Soulコブラツイスト ~魂の悶絶
19. 飴とミラーボール
20. スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)
21. 人誑し / ひとたらし
(Encore)
22. 真夜中のダンディー
23. 悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)
24. 月光の聖者達 (ミスター・ムーンライト)
25. 祭りのあと

「明日晴れるかな」
ウットリするようなピアノのイントロ流れて。
ステージ袖から、桑田さんがゆっくり歩いて登場し、大歓声。
穏やかに今日の日を、そして人生を振り返るようなバラード。
夕暮れ時みたいな照明の演出に黄昏ます。
そして、心がポカポカ温かくなります。
ラストの「♪ 明日晴れるかな」の一節をお客さんに歌わす桑田さん。
でも、僕の周りの人の歌声は聴こえなかったなあ。
いちばん最後の歌詞は「♪ みなさん ありがとう」と変えて歌っていました。

1曲目を聴いてる限りでは、音が悪いなあ、と。
全体的にこもったサウンドだし、ヴォーカルは何を歌ってるのか、歌詞がほとんど聴き取れないくらいで。
この会場は音が良いとの話でしたが、全然ダメです。
やっぱり、最上階のLEVEL 7だからなんですかねえ。
まあ、ライヴが進むにつれて、PAさんが音を調整していったのか、徐々に不満は少なくなりましたけど。

「炎の聖歌隊 [Choir]」
観客全員に配られて装着していたリストバンドが光りだします。
とびきりポップでアップテンポな曲。
それにつられて、僕の周りのお客さんも立ち上がっての手拍子で盛り上がり、ひと安心。
じっと座ったままで観続けるのは辛いですからね。
桑田さんはエピフォン・カジノ?のギターを弾きながら歌います。
「♪ 開演お待ちどうさん」の歌詞に、ああ、今の気分にピッタリだなあと。
「♪ 暑い中来てくれて...」と替え歌にしていた部分もありました。
「♪ 乾杯だ!」のところでは、桑田さんがジョッキを持っていて、芸が細かい。
まだライヴは始まったばかりだというのに、もう銀テープが発射され、クライマックス感満載。

MC。
「どーも、こんばんは~」
「桑田佳祐でございます」
「さっき銀テープ発射しましたでしょ」
「みんな、こっち観てないんですもん」
「もう、やりにくい」
「Kアリーナ横浜、帰ってまいりました」
「帰ってきたと言っても、初めての会場なんですけれども」
「私のライヴは盛り上がりませんから」
「すぐ終わる!」
「ものの28分で」

「HOLD ON (It’s Alright)」
轟くカースケさんのドラムのリズム。
そこに山本さんがハーモニカを吹き鳴らします。
ボブ・ディラン風に桑田さんがやけっぱちのヴォーカル。
オリジナルとは1部歌詞を変えて、世情の憂いを歌います。
SNS、戦争、スキャンダル、チャッピー、国会...ああ、イヤなことばかりで憂鬱になる。
そんな中でも黙々とロックの魂を焦がしていく感じが大好きです。
桑田さんが熱くギター・ソロを弾きました。

蝉の声や風鈴の音が聴こえてきて。
「黄昏のサマー・ホリデイ」
うだるような夏から、過ぎ行く夏への切なさが込められています。
じっくり聴き入るAメロから、Bメロでスピードが乗ってきて。
サビでは、観客もパパンと手拍子。
シャラララララのコーラスから、「♪ ああ 涙・涙の日曜」と桑田さんがシャウトするところが大好き。
というか、シングルのカップリング曲の中でも、トップ・クラスに好きな曲。
今回聴けて良かったです。

「南谷ミュージック・シティー」
ホーンの音色と、ねちっこいコーラスが絡まる、ソウル・ブルース。
桑田さんも相当粘っこく歌ってます。
グツグツ煮え立つカッコ良さ。
売れ線とは違うところの、本来桑田さんが志向してる音楽はこういうものなんでしょうね。

MC。
「♪ ようこそ、ここへ~」
客「クック、クック!」
「♪ ようこそ、ここへ~」
客「遊ぼうよ、パラダイス」
「これが分かる方がいたら凄い」
「♪ 好きなんだけど~」
客が食い気味に手拍子パンパン!
「手拍子が早い!」
「こんな幼い古希ですいませんね」
「さっき、南谷ミュージック・シティーって曲やったでしょ」
スクリーンに舞台監督の南谷さんの写真が映し出されます。
「この南谷さんに捧げた曲でしてね」
「残念ながら、お亡くなりになられたんですけど」
スクリーンに今の南谷さんの映像が映し出されて、違う違うと手を振ってます。
「それでは、アコギを持ちまして」
「アコースティックな感じでやりたいと思います」

「古の風吹く杜」
桑田さんがそう言うから、弾き語り的なアンプラグド・アレンジにでもなるのかと思ってましたが、通常のポップなアレンジでした(笑)。
まあ、心地良い風が吹いてるかのような、爽やかなサウンドでしたけど。
柔らかく、優しいメロディで会場を包み込みます。

「若い広場」
ポンポンポン...と、平和な空気が漂い、和みます。
朝ドラの雰囲気に引っ張られてる気もしますが、たしかにこの曲を聴くと、古き時代の昭和の懐かしさを感じます。
「♪ あれが青春だったかな」なんて歌われると、時代こそ違いますが、自分の青春と重ねて涙が込み上げてきます。
サビでは、挙げた手を左右に振りながら。
時代が違えば、隣の人たちと肩を組みあって合唱してたかもしれません。
ドリーミーなんだけど、結構ザラついたサウンドがダイナミックに感じた演奏でした。

「時代遅れのRock’n’ Roll Band」
世良公則、佐野元春、野口五郎、Char。
同い年のミュージシャンたちとコラボした名曲。
今回は桑田さん1人で披露します。
でも、スクリーンには、その盟友たちの写真が、ヴォーカルの担当パート順に映し出されて、胸が熱くなります。
2番の最初はコーラスのODYさんが歌いました。
音源では佐野さんが言ってた「Let’s go!」も、ODYさんが言ってて。
最後にトラヴェリング・ウィルベリーズを模した、5人がギターを正面に置いて並んだ写真が映し出されて、やっぱり良い写真だなと、しみじみとして感動が倍増。
いつか、この5人が揃って歌う姿を生で観られたら...とは思いますが、ムリでしょうね。

MC。
「大丈夫?」
「飽きてない?」
「もうすぐ終わるから」
「たくさんお集まりいただきましたけど」
「よもや、10代の方っていらっしゃいます?」
客席から大声。
「こんなとこ来てていいの?」
「ミセスとかさあ」
「M!LKとかさあ」
「いいの?」
「30代、40代の方もいらっしゃるでしょうけど」
「50代以上の方、どれくらいいらっしゃいます?」
客席から大歓声。
「わっ、おびただしい!」
「よもや、私と同じ70代の方は?」
客席から歓声。
「いらっしゃいますね」
「それではよもや、80代の方は?」
客席から僅かに声。
「ああ...」
「高松では、90代の方の付き添いの方が、横で一生懸命手を挙げさせたりしてましてね」
「歌う総合病院でございます」
「世の中、怖いモノってありますよね」
「みなさん、何が怖いですか?」
客席から「饅頭!」の声。
「それ言うの早い!」
「まあ、災害ですとか...」
「誠さん、私に、怖いモノ何ですか、って訊いてくださいよ」
斎藤誠「桑田さん、1番怖いモノって何ですか?」
「原由子!」

「AKANE On My Mind ~饅頭怖い」
桑田さんは赤のテレキャスター。
ポップな中にも穏やかさのあるノリ。
タイアップのアニメの世界観で作った曲ではありますが、「やれ天才だ、持ち上げられてその気になっていないかい?」と、自分を戒めるようでもある歌詞。
こちらが主題歌で、シングルの表題曲となっても良さそうな、王道ポップス。
聴いてて笑顔になりますね。

「NUMBER WONDA GIRL ~恋するワンダ~」
一転して、ファンキーでロックなノリ。
斉藤さんのギターがワウが効きまくってます。
デレク&ザ・ドミノスみたいなノリで、熱くなります。
文句なくカッコいいね!
ステージ前方では、火の玉が出まくり。
桑田さんも、歌ってて気持ちが良さそう。
これも生で聴けて良かった。

「ヨシ子さん」
出ました、桑田さん激推しの曲!
すると、僕の周りの人たちが何人か座り始めてしまいました。
え~っ、せめてこの曲は踊らないと!
ふざけた曲で、なんじゃコレとは思いますが、頭の中空っぽにして踊ると楽しいんですよ。
「♪ チキドン、チキドン、チキドン」
「♪ エロ本、エロ本、エロ本」
ほらね。
場内にレーザービームが舞い。
桑田さんの周りにはマスカレード・ダンサーが2人。
やっぱりカオスな世界。

ここでメンバー紹介。
各メンバーがソロ演奏。
ギター、斎藤誠。
キーボード、片山敦夫。
キーボード、曽我淳一。
サックス、山本拓夫。
トランペット、西村浩二。
コーラス、TIGER。
コーラス、小田原ODY友洋。
ベース、山内薫。
ドラム、河村“カースケ”智康。

斎藤誠「そして、古希の変態おじさん、桑田佳祐!」
桑田さんがスライド・ギター演奏。

MC。
「私も、ふとした病気をしましてから、16年ほど経ちまして」
「今では、生かされてるなと思います」
「生きるということでは、災害とかで苦しんでらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます」
「震災があった時に、宮城の方に向けて歌った歌を歌いたいと思います」

「明日へのマーチ」
爽やかな、アコギでの弾き語り風。
途中から音が増えていきます。
各メンバーが、遊び心いっぱいの効果音を挟み込みます。
ドラムが入ると、一気にノリ良くなって。
決して、楽しいとは言っちゃいけない気がするのですが、じんわりと沁みる曲ですね。

MC。
「業務連絡です」
「秋に歌詞集を出します」
「60年代の地元の海は、何もなくてですね」
「モテない奴だったんですよ」
「♪ 海岸で若い二人が~」
「なんてことも歌ってましたけど、あれは妄想ですから」
「地味で暗い時代だったんですよ」
「その頃を歌った曲です」

「なぎさホテル」
桑田さんは椅子に座ってアコギを弾きながら歌います。
ミラーボールの光が舞い、ドリーミーなサウンドで、心地良い夢の中。
なぎさホテルなんて、当然行ったこともありませんが、どこか懐かしいような、大切なモノがそこに眠ってるような。
ゆったりと、癒されていくようでした。

MC。
「近年、いろんな災害が起きています」
「能登、熊本、それから豪雨もありました」
「被害にあわれた方に、祈りを込めてと言いますか」
「皆さま、お手を拝借ということで」
「ここで一本締めをお願いしたいと思います」
「よ~おっ!」
パンッ!!

「それ行けベイビー!!」
序盤は、桑田さんは緑色のテレキャスターで弾き語り風に歌います。
2番からドラムが入って、ぐっと締まったサウンドに。
3番ではさらにリズムが変わってカントリー調に。
シンプルな曲かと思ってましたが、聴き応えのある演奏です。
「♪ 熊本、ベイベー」
「♪ ファイト!!」

「東京」
雨が降り注ぐ効果音。
絶望的なピアノのアタック。
桑田さんは黒のレスポールを弾きながら、粘り気のあるロングトーンで歌います。
そして、ところどころでホーンが効果的な音を鳴らして煽る。
歪んだギターといい、非常に重みのある演奏。
ジャズっぽいと思ってたけど、ブルースだなあ。

「SMILE ~晴れ渡る空のように~」
イントロが鳴ると、僕の周りの人たちが再び立ち上がりました。
リストバンドも光っています。
桑田さんはハンド・マイクで、丁寧に、そして力強く歌います。
ゴスペル調のリズムに合わせて手拍子。
終盤の「♪ オーオーオーオー」では、拳を上げて。
オレンジ色の照明が、希望の光に思えました。

TIGERさんのブルース調ヴォーカルからの。
「平和の街」
跳ねるリズムに合わせた手拍子が楽しい。
桑田さんはステージを右へ左へ移動しながら歌います。
サビで突き抜けたかと思ったら、ラストが脱力系のメロディでコミカル。
間奏ではバレリーナが登場して優雅な踊りを見せていました。

ゴングが鳴って。
「Soulコブラツイスト ~魂の悶絶」
どうしたって猪木さんを思い出しますね。
昭和の華やかで、でもどことなく長閑な時代。
こういうキラキラした歌謡曲寄りの曲も桑田さんの真骨頂。
サビを歌いながら、手をクルクルしてからの手拍子パン!の振り付けが良い。
間奏では桑田さんがハーモニカ・ソロを吹き鳴らす。
そして、エンディングは噴水の様な花火。
締めで、また火柱。

「飴とミラーボール」
桑田さんは飴の入った袋を手にして、ユラユラと踊りながら歌います。
「♪ カーンロ、めちゃいい、美味し」
そして、サタデーナイトフィーバーのポーズ。
シングル「人誑し / ひとたらし」に収録された、「カンロ飴」のCMジングル。
30秒で終わってしまうこの曲をわざわざ披露したのは、ディスコティックなこの曲のリズムが、次の曲に繋がるからです。

「スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)」
前曲の流れを受けて、ファンクなビート。
生のホーンの響きがたまらない。
やはり僕ら世代には、KUWATA BANDの曲には思い入れがあります。
ステージ上では、網タイツを基調にした衣装のエロい女性4人が艶めかしく踊っています。
近くで観たかった!
「♪ スッケベー、スッケベー、スッケベー、スッケベー!」
一緒に歌うと、迫りくる波がどんどん高くなっていくような高揚感。
ステージ前方では、何度も煙が噴射。
「I love you guitar play some more to me!!」の桑田さんのシャウト、痺れました。
間奏では、桑田さんと女性たちが、リズムに合わせて足を何度も高く挙げて。
そして、「イエーッ」のコール&レスポンス。

「人誑し / ひとたらし」
本編のクライマックスに、この新曲を持ってきました。
それだけの自信作。
その割に、やや暗いし、地味かもとは思ったのですが、予想以上に盛り上がりました。
不思議と熱くなる要素があります。
間奏から歌に戻る直前、「ヘイ!ヘイ!」と拳を上げて叫んだところに「ミス・ブランニュー・デイ」の魂を観た瞬間があって、グワッとテンションが上がりました。

ここで本編終了。

大きな手拍子に応え、間もなくアンコール。
桑田さんは、ピンク色のスマイルTシャツを着て登場。

「真夜中のダンディー」
桑田さんはサンバーストのテレキャスターをかき鳴らしながら歌います。
バンカラな匂いが強く、桑田さんの新たなイメージを植え付けた曲として印象に残ってます。
序盤が替え歌になってて、ぶっきらぼうに力強く歌う様子に「男」を感じさせます。
演奏もワイルド。

「もっと行きますかぁ~っ!!」

「悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)」
銀テープではなく、紙吹雪?の発射がありました。
リストバンドが光りだし、ここで盛り上がらなくてどうするの?といった雰囲気。
モータウン・ビートに乗せて、桑田さんはハンド・マイクで歌います。
ソロとして初めてのシングルで、「なんて良い曲なんだ」と感動した思いが昨日のことのように蘇ります。
「♪ ジャッスタマーンインラヴ、オーイエーエーエーエーエ!」
つい一緒になって歌ってしまいます。
ポップなのに切なくてノリが良い名曲です。

「月光の聖者達 (ミスター・ムーンライト)」
前曲の盛り上がりから一転、グッと抑えて、重みさえ感じるバラード。
来日したビートルズは、日本の偉大な音楽家を生みました。
当時の興奮を丁寧に伝え、それが永遠に刻まれます。
月光の歌なのに、ラストはスクリーンに夕陽だか朝陽だか、太陽の映像が映し出されたのが印象的でした。

MC。
「またお会いしましょう」
「それまでお元気で」
「今日はステキな祭りをありがとう」

スクリーンに打ち上げ花火の映像。
しばし見入りました。

「祭りのあと」
リストバンドが光りだし、会場内はオレンジ色の照明で染まります。
今日の祭りもこれで終わりでしょう。
ダンサーさんたち6人は盆踊りの振り付けで踊ってます。これが、意外とリズムに合ってるんですよね。
「♪ 恋も涙も純情も」では、パン・パパンと手拍子打って勢いを付けて。
「♪ 眠れない街に 愛する女性がいる」のサビでは、挙げた手を左右に振ります。
楽しかった今日のライヴの時間を愛しむようにして。
「10タイムス・ジャンプ!」
「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10!」
全員で10回ジャンプして、一体感を感じてのフィニッシュ。

「ドラム、河村“カースケ”智康!」
「ベース、山内薫!」
「キーボード、片山敦夫!」
「キーボード、マッド・サイエンティスト、曽我淳一!」
「サックス、山本拓夫!」
「トランペット、チビちゃん、西村浩二!」
「コーラス、小田原友洋、ODY!」
「コーラス、顔面ワールドカップ、TIGER!」
「ギター、斎藤誠!」
「そして、250人のダンサー、EBATOダンシングチーム!」

斎藤誠「そして、我らが桑田佳祐!!」

「また会いましょう」
「年末にね」

ライヴ終了は20時53分でした。

祭りの夜はあっという間。喧噪の後に

夏祭りツアーというと、いかにもガンガンに盛り上がってお祭り騒ぎ、というのを想像しますが、決してそんな感じではなくて。
ポップやハードな曲でテンションを上げるのではなく、どちらかと言えば、ブルース調でグツグツ煮立っていく感じ。
美味しい料理が運ばれてくる前の期待感がずっと続いてるようなライヴでした。

サザンでのライヴの「マチルダBABY」「マンピーのG★SPOT」辺りのような、いかにもクライマックスな流れは無くて。
故に、これがメイン・ディッシュだ、存分に味わえ!というような、怒涛の展開じゃなかったのですが、本編最後に持ってきた新曲できっちり沸かせてみせました。

約10年振りに観た桑田ソロのライヴ。
NEWアルバムに伴うツアーではなく、夏祭りがテーマ。
たしかに、振り返ってみれば、夏を感じさせるものが多いセットリストではありましたね。
どんちゃん騒ぎに終始せず、うだるようで切ない夏を感じさせるのが桑田さんらしいところ。
初めて生で聴いた曲も多く、満足しました。
ただ、夏祭りツアーと題しておいて、桑田ソロの夏の曲と言えばコレという筆頭の「波乗りジョニー」をやらないというのは、攻めたセットリストでしたよね。
そこに、今回のライヴの桑田さんのこだわりみたいなものを感じました。

辛く理不尽なことも多い世の中だけど、桑田さんが紡ぐ曲の数々が一服の清涼剤となって、今年の夏を彩りました。
良い汗かきました!

※ MCの内容は、ライヴ中にメモしたことと記憶を基に、このような主旨のことを言っていたなという感じで構成したものなので、語尾はもちろん表現の仕方など、必ずしも発言した通りのものではないということをご了承ください。

コメント