LIVE IN BUDOKAN ~The HOTEI~ “Super Hits & History”
Day 1 “The HITS”
2024年12月6日(金)@日本武道館
布袋ソロにちゃんと向き合う
BOØWYは大好きだったけど、布袋さんのソロ1作目『GUITARHYTHM』は全曲英語詞でドン引きしてしまい、僕の好きな感じと違うなあと、興味を失ってしまいました。
その後、ヒット曲をいくつも出したのは知ってたし、ベスト盤もちょこっと買ったりしたけれど、全然ハマるってことはなかったんですよね。
きっかけは、アイナ・ジ・エンドでした。
BiSHを好きになって、解散後、アイナのソロを聴くようになって。
その中に、布袋さんとのコラボ曲「Andromeda」がありました。
布袋さん、今でも良い曲書いてるなあ、と感じたのです。
そんなタイミングで入ってきた、布袋さんの武道館公演決定のニュース。
Super Hits & Historyだなんて。
周年記念のライヴではないのに、ベストヒット的な内容になりそうなライヴ。
それなら、初心者でも楽しめそうじゃない?
BOØWYのライヴには間に合わなかった。
ヒムロックのライヴなら観たことある。
日本一のギタリストは布袋さんだと思ってるけど、いまだ生で演奏を聴いたことがない。
今回はいい機会なのでは?
しかし、そもそも、布袋さんのソロ曲を真面目に聴いたことがありません。
とりあえず、聴いてみよう。
まずは、ベスト盤がいいな、と思いました。
なるべく、今までの布袋さんの歴史がザッと辿れるものはないかと探してみました。
そしたら、ありました。
2016年発売ではありますが、『51 Emotions』というやつが。
これなら、90年代の一連の大ヒット曲、それから『キル・ビル』のやつ、そしてその後。
30年間くらいの布袋さんの代表曲が詰まったベスト盤。
入門編にピッタリだ。
まずは、これを聴いてからだなと。
そして、Spotifyで聴いてみて。
一発で気に入りました。
こんなに良い曲がたくさんあったのか。
すげー、すげーよ、布袋さん。
聴いてて、ワクワク、ゾクゾクしました。
これなら、ライヴに行ってみたい!
今回行われるのは、武道館2DAYS。
いきなり両日とも行くには、初心者にはハードルが高い。
1日目のThe HITSなら、ヒット曲だらけということで、初心者の僕でも確実に楽しめそうだ。
それに、土曜日公演より、金曜日公演の方が、チケットを獲りやすそうです。
1日目にしよう、と決めました。
ただ、ギタリスト・布袋寅泰として最初に衝撃を受けた曲「BAD FEELING」をやるなら、2日目のような気がして、そこは気になったのですけど。
ローチケのシステムを使った、LINE先行抽選受け付けが始まりました。
LINEは普段ほとんど使ってないので、お友達登録をしなければいけないのが面倒でしたけど、これが一番早い抽選受け付けですから、申し込まないわけにはいきません。
早速申し込んで、無事当選することが出来ました。
次は、予習です。
ツアーではないので、事前にセットリストがわかりません。
どんな曲をやるのかわからない。
どんな曲が来てもノリ遅れないように、予習しなければなりません。
布袋さんのオリジナル・アルバムをすべて聴きました。
ライヴDVDも何枚も買いこんで、どんな感じのライヴをやってるのか、雰囲気を学びました。
でも、こうやってライヴの予習をしてる時は、とにかく楽しいんですよね。
特に今回は、どのアルバムを聴いても、良いと思えたし、今まで知らなかった新しい音楽と出会えて、ワクワクしました。
そして、そんな布袋さんのライヴが観れるのかと思うと、さらにテンションが高まるのでした。
ライヴ当日。会場へ
ライヴが近付いてきて、ワクワクは増していくのですが、同時に不安なことも。
最近、僕の持病の症状が頻繁に出て、体調があまり思わしくないのです。
電車の中、ライヴ中、気分が悪くならないか心配です。
せっかく、ずっと楽しみにしてきた布袋さんのライヴなのに。
こんな状態で、楽しめるのか。
それだけが不安でした。
ライヴ当日は晴天。
雨の心配はまったくナシでした。
今回のグッズ。
欲しいと思えるTシャツがありました。
先行販売は13時30分からということで。
9月のアイナ・ジ・エンドの武道館公演の時、2時間近く並んだのに結局売り切れという苦い経験をしたので、欲しいグッズがある時は、ちゃんと販売開始時間には並ばなければならないと学びました。
しかし、今回、問題なのが体調なのです。
早起きして、並んで、無事買い終えたとしても、その後、開場時間の17時30分まで、どうやって時間を潰せばいいのか。
神保町のdisk unionまで行く?
喫茶店的なところに入る?
いずれにせよ、体力を使いそうなんですよね。
ムリして早く行くのはリスクが大きい気がする。
幸い、今回のグッズは、オンライン販売もあるとの情報を得ました。
送料は余計にかかってしまいますが、ムリしない方がいい、と判断しました。
なので、ちょっとだけ早めに行く感じで。
運良く買えたらラッキー、くらいで。
開場時間が17時30分なので、余裕を持っての16時30分に、九段下駅に到着でした。
そして武道館までたどり着くと、グッズの待機列がめっちゃ短い!
アイナ・ジ・エンドの時は、武道館の裏側まで列が伸びてたのに、今回は販売テントのすぐ後ろで列が途切れてる。
20人くらいしか並んでません。
これは予想外にラッキー!
なんだか拍子抜けしたくらいだな。
ウキウキしながら並んでいて、さあ、次が僕の番と思って、カウンターを覗きこんでみると。
グッズの一覧表があったのですが、僕のお目当てのTシャツの写真には「本日分終了」のシールが。
うっそ...。
とんだぬか喜びでした。
やっぱり早くから並ばないと買えないんじゃん!
それにしても、開場時間の1時間前にして、既に売り切れなんて。
ビジネス的にどうなんでしょう。
欲しいと思っても買えなかった人はたくさんいたはず。
もっと数を用意してれば儲かったのに。
在庫余らせるのを危惧して、生産数を絞ったのか。
見積もりが甘いですよね。
そんなこんなで脱力して、そこから会場に入るまでの1時間くらいは長かったですね。
12月でも、それほど寒くなかったのは幸いでしたけど。
18時を過ぎたところで、トイレを済ませ、念のための持病の薬を飲んでから会場入りです。
僕の席は、2階東スタンドのどこか、でした。
どこか、というのも、今回のLIVE QR PLUSチケットというのは、ライヴが終わると削除されてしまったのです。
なので、今からでは、自分の席番がどこだったのかわからないのです。
なんでも記念にとっておきたい身としては、味気ないシステムですね。
2階の後方から数えた方が早いRやSあたりの列で、番号は46番くらいだったような。
そんな感じの席だったはずです。
でも、今回はもともと、自分の席に執着してませんでした。
武道館は席の間隔が狭く、あまり好きではありません。
今回は通路側に近い席ではなくて、列の奥に入っていかなければならないし、あまり良い席ではありませんでした。
体調が悪くなるかもしれないのに、たくさんの人に囲まれて、窮屈な思いをしながら観るのは憂鬱です。
もしもの時に、サッと出口に行くこともできないし。
周りの人の迷惑にならないかとプレッシャーがかかります。
そんな状況を打破するために、今回は作戦を考えてきてました。
狙いは、立見エリアです。
今回のライヴは、ステージバック席を売り出した関係もあって、立見席は販売しなかったのです。
だったら、立見エリアはごっそり空いてるんじゃないか。
もし空いてるのなら、立見エリアで、周りの人を気にせず、ゆったりと観れれば、体調の心配も軽減されるのではないかと。
そして、その予想通り、立見エリアはガラガラでした。
そんな中、ポツンと1人そこにいることは不自然ではあるのですが、そこまでは気にしていられません。
近くに係員もいないし、咎められることもなさそうです。
これなら、精神的には楽にライヴを楽しめそうです。
ポジションが決まった!
ライヴのスタート
開演時間の18時30分、ほぼジャスト。
客電が落ち、バンド・メンバーが登場。
そして、ゴールドのグラム・スーツ(コート?)に身を包んだ布袋さんが登場です。
2階のサイド席用にスクリーンが設置されていて、布袋さんの正面からのアップも映し出されます。
これなら、観るという点においても、特に不満は感じなさそうです。
01. スリル
02. BE MY BABY
03. MARIONETTE
04. RUSSIAN ROULETTE
05. NOCTURNE No.9
06. CIRCUS
07. ラストシーン
08. 季節が君だけを変える
09. 1990
10. Battle Without Honor or Humanity
11. Give It To The Universe
12. STILL ALIVE
13. さらば青春の光
14. SURRENDER
15. バンビーナ
16. B・BLUE
17. 恋をとめないで
18. Dreamin’
(Encore)
19. Stereocaster
20. C’MON EVERYBODY
21. GLORIOUS DAYS
22. POISON
布袋さんが天高く人差し指を突き出してポーズを決めると。
けたたましいサウンドが鳴りだして。
「スリル」。
ベビベビベイビ...ベイベー!
この慌ただしさ。
いきなりのフル・スロットルです。
「このすべてはお前たちのものさー!」
布袋さんの叫びに、観客も大歓声。
そして、布袋さんの「そうさ」に応えて、
「迷わず~っ!」
と叫ぶ。
このレスポンスがやりたかったのです。
いきなり熱いわ。
「BE MY BABY」。
ビーマイベイベ、ビーマイベイベの力強いリズムに、T.レックス風のぶっといギター・サウンド。
昔は何気なしに聴いてましたが、これはグラム・ロックなんだと最近気付いて好きになりました。
サビはもちろん大合唱。
今回は、ステージの後方にもお客さんを入れています。
基本、後ろ姿を見せることになってしまうお客さんのために、ステージ・セットの裏をグルッと回る形で花道が作ってあって、そこをギターを弾きながら布袋さんが通れば、ステージ裏のお客さんへのサービスとなるという趣向。
この曲の終盤で、観客の大合唱を背に、布袋さんは早速ステージ裏を練り歩き、観客を沸かせたのでした。
BOØWYの「MARIONETTE」が始まりました。
しかし、イントロの超有名なギター・フレーズを聴いて、ちょっと違和感。
あれ?もしかして、キー下げてる??
ヒムロックと違って、ワイルドな歌唱法の布袋さんですが、違った気合いが入ります。
「ユガナイジーデー!」と合いの手コーラスを歌うのも楽しい。
サビは拳を突き上げて大合唱。
まさか、BOØWYの曲をこうやって一緒になって歌うとは、ちょっと前までは考えられませんでした。
当時、BOØWYのライヴを観ることの出来なかった青春の忘れ物を取り戻した気分です。
MC。
「ライヴハウス武道館へようこそ!」
「宇宙一のロックンロール・ショー!」
「前回、武道館でやった時は無観客でね」
「どの曲をやるかというよりも、バンド・メンバーと、観に来てくれたみんなと、心をひとつにして目一杯楽しもうと思います!」
「RUSSIAN ROULETTE」。
唸りを上げる布袋さんのギターのイントロに合わせ、「オイ!」と気合いを入れます。
イチかバチか。自分を貫くことの大切さ。
自分捨ててる奴らよりマシな生き方をしろとのメッセージの後には、
「ロックンロール!!」と一緒に叫んで。
そしてギター・ソロの流れに痺れます。
ハープシコードのような音色に導かれて。
「NOCTURNE No.9」。
この疾走感がたまらない!
スピード感溢れるナンバーですが、ロマンティックなメロディに気を取られているうちに、布袋さんが「カモン!」と煽ってサビで畳み掛けてくる展開にやられます。
「CIRCUS」。
今度はどことなく怪しい世界観。
からの「フライハーイ!」の開放感。
「ホッホッホッホ、ウッホッホ!」というコーラスも楽しくて盛り上がります。
「ラストシーン」。
今までの興奮を鎮めるかのように、男臭いバラードです。
こんなに盛り上がる映画は他にありませんね。
布袋さんが歌い終わった瞬間に、観客が一斉に拍手。
まだ演奏は終わってないのに。
「季節が君だけを変える」。
イントロのコード・カッティングが鳴らされた瞬間、パーンとタイムスリップです。
おおお、BOØWYのこの曲をやるかあ!
まったく予期してませんでしたが、たしかに、コレもヒット曲だもんなあ。
終始、コードのリズムに身を任すしかないですが、サビの大合唱には感動しました。
まさか、こんな日が来るとは。
熱くなったなあ。
次の曲が始まると、またもや大歓声。
でも、僕にはちょっと馴染みの薄い感じの曲。
すぐには何の曲だかわからない。
でも、あれだけの大歓声なんだから、かなり有名な曲のはず。
それなのに僕がわからないのは何故??
なんて思っているうちに、段々と聴き覚えのある曲のような気がしてきました。
あれ?
これは結構好きな曲だったかもしれないぞ??
あっ!
サビで「♪ 今すべての」と歌い出して、わかりました。
「1990」。
COMPLEXの中でも大好きな曲でした。
でも、BOØWYと布袋ソロの曲に比べたら、COMPLEXは聴きこみが足りないから、こういうこともあるんですよね。
だけど、大好きな曲なのでオールOKです。
サビがとにかく気持ちいい。
そして最後に「ラララララララ」とカウンター・コーラスを歌って、感動的に幕でした。
MC。
「今日は360度、あちこちから観られてるね」
「前回は誰もいなかったからね」
「だから今回はもう、盛大なパーティーにしよう、と」
「1日目はThe HITSと題して、ヒッツかどうかはわからないけど、記録より記憶ということで、ハートにヒットする曲を届けようと思います」
「それまでスーパースターを観てきた武道館。その武道館にBOØWYで初めて立った時は緊張してね」
「次にやる曲は、元々はキル・ビルのために作った曲じゃなくてね。今年、横浜ベイスターズのために弾いたし、ボクシングの井上尚弥のためにも弾いたし、メジャーリーグの大谷くんが打席に入る前に流れたことがあると聞いてます。いつか大谷くんの目の前で弾いてみたいと思っています」
「これが、俺のスーパー・ヒッツ」
「Battle Without Honor or Humanity」。
とびきり印象的で、あまりにも有名なリフ、そしてギターのフレーズ。
静から動へ、この先どっちへ転がるかわからない人生の勝負。
ハードボイルドなだけではない、特別な何かを持った曲です。
ウットリとしているようで、でも気が抜けない緊張感。
そして最後は華々しく散る。
「Give It To The Universe」。
これも、最初はすぐに何の曲だかわかりませんでした。
でも、布袋さんじゃない人が歌ってるし。
あ、MAN WITH A MISSIONとのコラボ曲か!と気付きました。
あまり馴染みはなくても、「オーオーオー!」と一緒に歌えるもんですね。
「STILL ALIVE」。
これは『北斗の拳』の世界ですね。
男の生き様を熱く問いかける布袋さんのヴォーカルに、ギター・リフが力強く絡みます。
爆撃機のようなビートでした。
MC。
「音楽には魔法の力があります」
「一瞬でタイムスリップしてしまう」
「そしてそれは、まるで幼馴染みのような、兄弟のような、恋人のような感覚があって」
「さらば青春の光」。
これ、初めの四小節、ギターと歌のキーがおかしかった気がします。
次の小節になったら、戻った!と思いましたけど。
このモッズ賛歌、青春小説。
ギターも素晴らしいけど、やっぱり歌のメロディ。
とてもロマンティックで、胸がキュンとなるのに、心の奥に熱い炎が宿る曲。
「♪ すべては明日の夢に...」と一緒になって歌えば、胸がいっぱいになるのです。
「SURRENDER」。
「ラララ、ラララ」と、これまたモッズ精神に溢れた曲。
切実な歌詞なのに、どこか爽やかで煌びやかなんですよね。
サビを「サレンダー!」と合唱すれば爽快感。
ギター・ソロの時に、段々と体を後ろに反らしていく布袋さんに大歓声。
そして「♪ かき消せはしないだろう」の、心からの叫びに熱くなります。
「バンビーナ」。
かき鳴らすギターのイントロ。
「レッツゴー!」と大爆発。
これぞ、ロックンロール・ブギ。
韻踏んでラップにも似た歌詞が好きです。
サビは「ドンレッミーダンマイ、スイベイベ、バンビーナ!」と力強く大合唱。
それから、黒田さんとの熾烈なギター・バトルを経て、終盤はスローなブルース・ナンバーに変わります。
イメージ的に、布袋さんのここまでのブルース・ソロは珍しい気がしました。
「B・BLUE」。
おっと、忘れかけた頃に、またBOØWYのとびきり爽快なナンバー!
BOØWYの最初の大ヒット曲。
当時、この曲で注目され始めたBOØWYが大嫌いだったから、この曲は今でもあまり好きではないんだけど、
サビで「オンザ、ウィングィズ、ブロークンハー!」と、拳を上げながら歌ってたら、ああ、なんかいい曲だなあ、と気持ち良くなってきました。
この曲でこんなに感動するとは、夢にも思いませんでした。
布袋さんはソロを弾きながら、ステージを右へ左へと駆け回ります。
「恋をとめないで」。
狂おしいギターのフレーズで、大好きなCOMPLEX曲。
すこぶるポップでキャッチーな曲。
COMPLEXって、こういうハジけた曲もやるんだあ、と感じた思い入れのあるものです。
これもサビは「ドーン、ストーッ、マーイラ~~ッ」と大合唱です。
盛り上がりますね。燃えますね。
「♪ 金曜の夜さ」と歌われて大歓声。
布袋さんはまたギター弾きながら、ステージ裏の花道を練り歩きました。
興奮はそのままに、間髪入れず、
「Dreamin’」。
布袋さんのステップにテンションもさらに上がります。
そして、「ドリーミン!」の大合唱。
虐げられた環境に置かれながらも、いつか見てろよと熱いハートを持つ男。
これもサビでは大合唱。
そうだ、夢を見てるんだ。
いつも夢を持ち続けてるんだ。
それが悪いか?
みんなの声がギューッと中心に集まっていく感じ。
会場の一体感が凄かったです。
ここで本編終了。
布袋さんたちは一旦ステージを降ります。
ほどなく、アンコールの声に応えて再登場。
今度は布袋さん、黒のシャツ姿です。
「Stereocaster」。
Charさんとのコラボ曲。
ここではもちろん、相棒の黒田さんとの息の合ったツイン・ギター・バトルの応酬が、ピンと緊張感張りつめていて、聴き洩らすことができません。
キレのある、カッコいいインストです。
そして、そのままメンバー紹介。
紹介されたメンバーがソロを弾きます。
ベースは井上富雄さん。佐野元春のホーボーキング・バンドのメンバーでもあるので、個人的にとても嬉しいところです。
プログラミングは岸利至さん。何でも屋といったところで、ここではキーボード・ソロを弾きます。
ドラムのザッカリー・アルフォードさんは、久し振りの布袋バンド参加だったようです。
キーボードのH ZETT Mさん。えーと、どこの国の方でしょうか。お名前からは色んな想像が出来ます。布袋さんのライヴには初参加だそうです。
パーカッションのスティーヴ・エトウさん。最後に大きな銅鑼をジャーン!と鳴らして大迫力でした。
そしてギターの黒田晃年さん。もう長いこと布袋さんをサポートしてるみたいですね。布袋さんを引き立て、時に布袋さんに負けない、力強いギターを弾きます。
最後に布袋さんがソロを弾いて、エンディング。
MC。
「この武道館の準備をしてきて、リハーサルをやってても、なんか寂しくてね。もうリハーサルも終わりか、と」
「今、実はアルバムを作っています。ギタリズム8。出来たら来年すぐにでもリリースして、またツアーを周りたい」
「そして来年2月には、敬愛するジェフ・ベックのトリビュート・ライヴを。Charさんと一緒に。そしてB’zの松本さんとも」
「COMPLEXでの初めての武道館の時、B’zの2人が観に来てくれたことを憶えています」
「悲しいことに、世界では戦争をやっていて、辛い思いをしている人もたくさんいるけれど、来年は戦争と平和...じゃないよ!」
「健康と平和、だな」
「C’MON EVERYBODY」。
布袋サウンドを象徴するGUITARHYTHM、その最初の軸となった曲です。
デジタル・ロックで狂ったように甲高いビートを刻む。
カヴァー曲ではあるけれど、すっかり布袋さんのものになってますよね。
終盤、観客の「1・2、1・2・3・4!」のカウントを合図に布袋さんがソロを弾きまくります。
「GLORIOUS DAYS」。
これまたGUITARHYTHM 1stから。
BOØWYの「ONLY YOU」のような明快なハジけ方をするギター・リフが鮮やかです。
英語詞なので、何を言ってるのかはわからないのですが、何か人生における正解を導いてもらってるような気がしてきます。
Tokyoの部分をBudokanに変えて歌って大歓声。
1本のマイクに向かって、ベースの井上さんと布袋さんの2人が歌っているのが印象的なシーンでした。
「POISON」。
超高速で拳を上下させながら「ラ、ラ、ラ、ラブイザポイズン!」と歌いまくります。
もうここまで来たら、最後の力を振り絞って。
極上のメロディを最高のビートに乗せたロックンロールの王道。
サビは「くーちーづーけーで、そーそーぐ...」と大合唱。
他にも、ここぞというところで「ポーイズーン!」とか「ウーウー!」と叫んで超気持ちいい。
盛り上がった。
燃え尽きた。
ライヴ終了は21時5分。
「やっぱり武道館はこうでなくちゃね」
という布袋さんの最後のヒトコトが印象的でした。
宇宙一のロックンロール・ショーの看板に偽りなし
僕にとっては初めての布袋さん。
待ちに待った武道館公演。
1日目は The Hits と題して、BOØWY、COMPLEX含め、ほとんどが大ヒットしたシングル曲でした。
だいたい予想通りで、これなら布袋ソロ初心者の僕でも全曲知ってた!
ついていけないなんてことはなく、盛り上がれました。
バラードは1曲だけで、ほぼ全編通してスピード感たっぷりの曲で固めて、一緒に歌って踊って熱くなった、宇宙一のロックンロール・ショーでした。
なんといっても、高く足を上げてステップを踏みながらギターを弾く布袋さんの姿。
これぞ布袋さんだよという姿をしっかり観ることが出来て、大満足。
心配してた体調ですが、リラックスして観れたお蔭もあって、具合悪くならずに済みました。
一緒に歌って踊って、喉はカラカラで、ヘトヘトになりましたけど。
しかし、これで終わりではありません。
明日もライヴがあるのです。
The HISTORYと題した2日目。
実は僕、チケットを持っているんです。
もしかしたら、今日やった曲と被りナシ、全て違う曲で攻めてくるかもしれません。
どんなセットリストになるのやら。
今日を超える感動が待っているのか。
楽しみで仕方ありません。
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