ビートルズ おすすめアルバム・ランキング

大好きなアーティストのアルバムをランク付けするシリーズ企画。
今回は、ビートルズ。

好きなアーティストのアルバムをランク付けするのって、非常に難しい。楽しいけど。
その日の気分によっても違ってくると思うし、はっきり優劣があるものもあるけれど、そもそも好きなアーティストの作品なんだから、どれも好きで、順位なんて紙一重のものが多いでしょう。
それでもやっぱり、ランク付けしてみたくなります。楽しいから。

好きなアルバムの定義ってなんだろう?と思います。
大好きな曲が入ってる、全体の流れや空気感が好き、ジャケットが好き、リアルの生活における思い出とリンクしている...など、いろいろあると思うんですが、僕が重要視するのは「ワクワク度」ですね。
そのアルバムを聴いている時はもちろんなのですが、「それを聴いてない時でも、そのアルバムの事を考えると、ワクワクしてしまう」ものが自分にとって上位なんだと思うんです。
個人的に思い入れの深い順ではありますが、それこそがみなさんへのおすすめ順。
好きなものをおすすめしたいです!

コメントの次には、各アルバムの中で1番好きな曲を、No.1 Songとして表記しました。
ジャケット写真をクリックするとTOWER RECORDSへのリンクになってます。

第1位 『The Beatles』

とにかく、いろんなタイプの曲がたくさん入ってる、ってのがいいよね。出来た曲を片っ端から詰め込みましたー、ってな2枚組のお手本。大好きな曲がゴロゴロしてる。
カラフルなジャケットだった前作から真っ白になるという落差が素敵。
4人全員で演奏したものは少なくなってるのに、『The Beatles』ってタイトルを付けちゃってるから、やっぱりビートルズの音だよねー、ってなっちゃうマジック。

No.1 Song 「Happiness Is A Warm Gun」

第2位 『Magical Mystery Tour』

ポップでサイケで。1番好きな頃のビートルズです。
いささかマニアックな面もあるA面と、キャッチーなシングル連発のB面のバランスが絶妙です。
今ではオリジナル・アルバム扱いされているのは納得だし、僕がビートルズ初心者におススメするならこのアルバム、みたいな気がします。

No.1 Song 「Your Mother Should Know」

第3位 『Abbey Road』

有終の美という言葉がこれほど当てはまる作品はありません。超有名なジャケットも素晴らしすぎです。
とにかく圧巻のB面メドレーは初めて聴いた時から現在まで変わらぬ感動なのですが、よく考えると、A面もいい曲ばっかりなんだよなあ。
最後の最後で、ホントよくここまでのものを作れたなあ、と驚く。『Let It Be』の雰囲気とは格段の違いだもん。

No.1 Song 「You Never Give Me Your Money」

第4位 『A Hard Day’s Night』

カヴァー曲があまり好きではない僕にとっては、ここから全曲オリジナル勝負というのがポイント高い。
とにかくジョンの才能の弾けっぷりには脱帽。ポールもいい曲書いてるけど、やっぱりジョンが眩しすぎて霞んじゃう。

No.1 Song 「I’ll Be Back」

第5位 『Past Masters Vol.2』

僕は前期よりも後期の方が好きなので、必然的に、この後期のシングル曲が並べられているコレには非常に魅力を感じます。
ベスト盤の『1』よりも好きな選曲だし、コレもベスト盤と言ってもいいくらいですが、最後の「You Know My Name」がベスト盤感をぶち壊してます(笑)。

No.1 Song 「Revolution」

第6位 『With The Beatles』

印象的なジャケットばかりが話題になって、内容的にはあんまり人気ないかもだけど、実は僕は大好きなんです。初期の瑞々しさと、セールスに伴った自信とが合わさった感じがいいのです。
カヴァー曲が好きではない僕でも、ここでのカヴァー曲はビートルズのオリジナルかとも思える程で、今でもカヴァーだかオリジナルだかあやふやな認識のものがあります(笑)。

No.1 Song 「Not A Second Time」

第7位 『Rubber Soul』

とにかく、ここからビートルズは芸術になったと言われてますよね。たしかにそれは感じますし、深みが一層濃くなった気がします。
『Help!』の危機を脱して、ここからまた全曲オリジナルで、よくこういう方向にたどり着いたなあ、と感心します。ここからビートルズが変わり始めました。

No.1 Song 「Wait」

第8位 『Revolver』

最近、このアルバムの人気はかなり上がっていて、『Sgt.Pepper’s』よりも評価が上みたいな扱いになってきてます。このアルバムを推すと「通」だと思われる空気になってるよね(笑)。
「実験」というキーワードもありますし、いい意味でとっ散らかっている印象もあります。1枚モノの『ホワイト・アルバム』みたいな。

No.1 Song 「I’m Only Sleeping」

第9位 『Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band』

うーん、このロックの金字塔が8位になってしまうのかあ...もちろん好きな作品なので自分でも驚きの順位。優先順位でこうなってしまったけれど。
とにかくこれはアルバムとして完成されているので、単体の曲をつまんで聴くのではなく、全体を通して聴かなければ、という思いが強いです。40分で1つの曲、みたいな。
この世界は誰にも侵す事はできません。

No.1 Song 「A Day In The Life」

第10位 『Past Masters Vol.1』

今では『Past Masters』は2枚組になっちゃってるから、さらにベスト盤感覚が増しているけれど。
前期の曲もそれなりに好きですよ。ビートルズが快進撃を始めた頃のシングルがバンバン登場して。
でも、個人的に「いらない」曲もあるから、繰り返し聴きたい、って気にはなり辛いんだよなあ。「Yes It Is」聴きたさで聴いてる所がある。

No.1 Song 「Yes It Is」

第11位 『Yellow Submarine』

B面すべてがジョージ・マーティンによるインストゥルメンタルなので、必然的にこれはビートルズのアルバムとしては低く見られてしまうのですが、A面のビートルズの曲がどれも大好きなんです。
ジョンもポールもジョージもリンゴも、それぞれが持ち味を活かして大活躍している。ビートルズ自身は捨て曲の寄せ集め、みたいに思ってたらしいけど。
それに、B面のインストも意外といいんですよ。

No.1 Song 「Hey Bulldog」

第12位 『Let It Be』

悪かぁないけど、やっぱビートルズはバラバラになってきてるなあ、って実感せざるを得ません。
曲も、いい曲もあるんだけど、とにかく粗削りだし、なんとか絞り出して作りました、みたいな感じで。
その粗削りさにフィル・スペクターのゴージャスなプロデュースが相まった魅力があるのも認めますけど。

No.1 Song 「The Long And Winding Road」

第13位 『Beatles For Sale』

とにかく地味。好き嫌いはともかく、1番地味なアルバム、っていう印象はずっと変わらない。
ジョンもポールも、シャウトするロックンロールのカヴァー曲をやってるのに、何故に地味と感じてしまうのか。疲れ切った表情のジャケットの印象が強すぎるからでしょうか。
でもこのアルバム、僕が最初に買ったビートルズのレコードの1つでもあるのです。どうしてコレを選んだのか、今でも謎(笑)。

No.1 Song 「Eight Days A Week」

第14位 『Please Please Me』

記念すべき1stアルバム、という事で、その若さと勢いのある前期ビートルズが好きな人には評価が高いのでしょうけど、何故か、あまり僕は心惹かれないんですよね。
好きな曲もあるけれど、アルバム全体に対する魅力は薄いと思っちゃう。
唯一、僕がCDで持ってないアルバムでもあります。レコードでは持ってるし、レンタルはしたけれど、CD買わなかったんです。

No.1 Song 「There’s A Place」

第15位 『Help!』

これがねえ...僕が1番好きじゃないアルバムなんです。
特に大好きな曲、っていうのがないんですよね。そこそこ好き、どまり。「Help!」と「Yesterday」という、ジョンとポールの代表曲があるにもかかわらず。
なので、あんまり何度も聴こうと思えなくて、思い入れがないんです。まあ、1位もあればビリもあるというわけで、このアルバムはこの位置でごめん!

No.1 Song 「I’ve Just Seen A Face」

以上、2017年春の時点でのランキングですが、上位と下位はいつになっても変わらない様な気がします。中位は僅差ばかりなので、その時々により変動すると思いますが。

ビートルズのアルバムは初めて聴いた時から30年がたち、今はあまり何度もじっくり聴き返すという事はなくなっていますが、やはり、たまには聴いてみたいと思ってます。

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