BiSH Live@大宮ソニックシティ 2023.3.16 感想

PUNK SWiNDLE TOUR

2023年3月16日(木)@大宮ソニックシティ

東京ドームでの解散ライヴ発表に続いて、その前にラスト・ホール・ツアーで全国を周るとの発表。
我が地元・埼玉も日程に入っていて、大宮ソニックシティ!
大宮でBiSHが観れるとは。
これは、絶対行きたい!

チケット争奪戦

発表から、チケットの発売がすぐで。
ちょうどクリスマスでした。
しかも、ファンクラブでもお馴染みの15000円のチケットは、抽選ではなく先着順だという。
10万円くらいのチケットならいざ知らず、このくらいの値段のチケットなら手が出せる人は大勢いるはず。
ものすごい争奪戦になるんじゃないか?と打ち震えました。
本当は渋谷公演も行きたいところですが、そちらはもっと競争率高いでしょうから捨てて、大宮一本勝負です。

クリスマスの夜に、パソコンの前で待機。
すぐに申し込み手続きが出来るところまで表示させて、その時を待ちました。
受け付け開始5分くらい前になって、もしもパソコンからアクセスできなかったら、スマホからもやれるようにしておこうかと思いつき、スマホを操作してみると、ファンクラブのサイトにアクセスできなくなってました。
なんでだろ。
ここでちょっと嫌な予感はしたのですが、そもそもパソコン勝負なので、まあいいやと。

そして受け付け開始時刻。
アクセス!
できた!
カーソル合わせて。
必要事項打ち込んで。
行けっ!
.....。
獲れた!
よーし、大宮獲れたっ!
素晴らしいクリスマスプレゼントだっ。
とても満たされた気持ちでいっぱいでした。

チケット確保できたと思ったのも束の間

ちょっと簡単に行き過ぎちゃって、拍子抜けしつつ、時間もあったので、試しに他の会場の売れ行きも覗いてみました。
すると、関東圏、まだまだ獲れそうなんですよね。
最初に確認した時は、渋谷ですらチケット残ってた。
これなら他の公演も...との思いはあったのですが、今回のチケット発売の注意事項に、「1人1枚です」と書いてあったのが気になってね。
「複数枚買っても、使用できるのは1枚のみです」って書いてあったの。
これがよくわからなくて、各公演の場所ごとに1人1枚なのか、全公演のうち1人1枚なのか。
調子こいて何枚も買って、使えるのは1枚とかだったら、とてつもなくイヤだしなと思い、大宮が獲れただけで満足してればいいんだ、と言い聞かせ、他の公演には手を出しませんでした。

でも、30分以上たっても、渋谷以外の関東圏はソールド・アウトにならず、ずいぶん予想してたのと違うなあとは思いました。
で、相変わらずスマホではアクセスできないし、パソコンでも、新しいタブを開いてファンクラブに繋げようとしてもダメでした。
これはどうなってるんだろ...と思い、Twitterで情報を探ってみると、どうやらアクセス集中で、ファンクラブのサーバーがダウンしたようで、アクセスできない人が続出。
そこへ、親切心からだと思うんだけど、ここからアクセスしてみてくださいと、TwitterにURLを載せている人がいて、その結果、ファンクラブ会員じゃない人が流入し、チケットを買ってるらしい、みたいな話が伝わってきたのでした。
たしかに、僕も買う時に会員番号の打ち込みなどはやった覚えがないので、あれなら会員じゃなくても買えてしまうかも。
多数のファンクラブ会員がアクセスも出来ずに困っていて、会員じゃない人がチケット買えてる状態だとしたら、これは問題だよなあ、と。
でも、僕は何故アクセスできたんだろう。
たしかに、早目の準備はしていたが...ラッキーだったということか。

そしたら、受け付け開始から40分くらいたって、公式サイトから声明がありました。今までサーバーがダウンしてましたが、復旧したのでよろしく!みたいな。
でも、その会員じゃない人の問題とかが公式にも伝わっていったのか、なんだか雲行きが怪しくなってきて。
チケットを確保して、高みの見物のつもりだった僕も、だんだん不安になってきました。
何か嫌な予感がするぞ、と。

そしたら、受け付け開始から1時間半くらいたって、公式からの声明。
受け付けにトラブルがあり、公平にチケットを買えない状態だったので、それまでの受け付けは全てキャンセルとし、後日改めてチケットを発売する、と。

受け付けキャンセル!
そりゃないだろ!
せっかく早目の準備をして、正式な段取りを経てチケットを獲ったというのに、なんでそれがキャンセルとなるのか。
こちらの落ち度は何もないじゃないか。
ふざけるな!

さっきまで、クリスマスプレゼントをもらったと思ってた良い気分が吹っ飛びました。
せっかく。
せっかく大宮でBiSHが観れると思ったのに。

やはり、こんな争奪戦が予想されるものを、先着順でやろうとしたのが間違いだったのです。
後日発表された再受け付けの方法は、先着順ではなく抽選でした。
気を取り直して、1から抽選に申し込まなければならない。
横並びか...。
だけどさ、1度はチケット獲れたんだよ?
このぬか喜びをどうしてくれるっ!

今度こそチケット確保

とまあ、モヤモヤした思いだったのですが、チケットの再受け付けの詳細が発表になって。
なんと、先日の先着順でチケットを確保できた人を優先して抽選する、という事になったのです。
それなら!
それならば、希望はあるんじゃないのか。
決して楽観できるわけではありませんでしたが、少し気が楽になりました。一度は先着で確保できた事実は無駄ではなかったと。

再受け付けの抽選は、結局、大宮しか申し込みませんでした。
関東圏の公演、行けるところは申し込みたいところでしたが、とにかく、「大宮だけはなんとか!」という思いで1本に絞ったのです。

そうして、年末に再受け付けに申し込んでから、お正月明けに結果が出るまでは長かったですね。
いったいどうなるんだ、と。
そして1月7日。
大宮公演、無事当選。
良かったあ。
やはり、先着で確保していたのが効いたようです。
これで、BiSHを地元・埼玉で観るという念願が叶います。

ライヴへの期待が高まる

それから大宮公演までの間、
WACK TOURで、
AGESTOCKで、
ツアー初日・神奈川公演で、
と、3回BiSHを観る機会に恵まれました。
なので、待ちに待った大宮公演というわけではなかったのですけど。
ただ、埼玉でライヴを観れるというのは、やはり気分的に違うものがあります。
行き帰りも楽ですしね。

そして、なんと言っても特筆すべきは、3月13日からマスク着用が緩和された事に伴い、ライヴでの声出しが可能になった事です。
正直、政府からのマスクを外してもいいよというお達しに対して、なんでマスクをしたままの声出しが解禁ということになるのか、因果関係意味不明というか、謎なんですが。
とにかく、規制を緩める、ってことなんでしょう。
先日のAGESTOCKで、一足先に声出しライヴを体験していて、その破壊力に感動してたものですから、今回のツアーで声出しOKになるのを待ちわびていました。
初日の神奈川公演は間に合いませんでしたが、大宮公演からは、声出しOKのライヴを体験できる事になりました。
そういう意味でも、期待は倍増したライヴです。

会場到着!

いつもより遅く家を出て、途中で買い物をしても、余裕で会場に到着できるのはいいですね。
とは言っても、今まで大宮ソニックシティでライヴを観たのは意外と少なく、片手で数えられるほどしかないのですが、今までで一番楽しみな大宮ソニックシティ公演なのは確かでした。

大宮駅からソニックシティまで、周辺は清掃員で一杯。

開場時間の17時30分に会場到着。
すぐに会場入りしました。

僕の席は、1階14列23番。
15000円のチケットなので、前の方の席が当たるかなと期待していたのですが、14列目でした。
でも、同じ15000円のチケットでも、2階席という人がたくさんいることを知ったし、真ん中よりも前の列なので、充分に恵まれた席。
しかも、通路側ということを考えると、なんの文句もない席です。
運が良かったとしか言いようがありません。
BiSHを、こんな近い席で観られる事はもうないでしょう。
ステージの近くで観られるという事でも、楽しみなライヴではありました。

BiSHのツアーは初めてだったので、ツアー中のセットリストは固定なのか、コロコロ変わるものなのかわからない事もあって、リセールで複数日チケットを獲ったのですが、実際にツアーが始まって何公演かが終わってわかったのは、基本的にはセットリストは固定だということ。
で、今ツアーの場合は、コントの後の2曲が日替わりメニューだということです。
なので、大宮での日替わり楽曲は何になるのかなというのが楽しみではありました。
大好きな曲をやってくれたらいいな、と。

いよいよライヴのスタート!

そんなこんなで、開演時間の18時30分を5分ほど過ぎ、ライヴは始まりました。
ライヴの感想は、神奈川公演とダブる面がありますが、特に気付いた事を。

01. サヨナラサラバ
02. GiANT KiLLERS
03. ZENSHiN ZENREi
04. HiDE the BLUE
05. 愛してると言ってくれ
06. I have no idea.
07. ぴょ
08. My landscape
09. DiSTANCE
10. ZUTTO
11. ハッピーエンドじゃなくても
12. stereo future
13. スパーク
14. プロミスザスター
15. サラバかな
16. beautifulさ
17. Bye-Bye Show
(Encore)
18. オーケストラ
19. ALL YOU NEED IS LOVE
20. BiSH -星が瞬く夜に-

「サヨナラサラバ」
サビでの腕振りが力強い、BiSHのカッコ良さを全面に押し出した曲です。
中盤のリンリンの「♪ 辛い今ならば 痛い今ならば 嫌いなままだ」の後の、オイ!オイ!オイ!オイ!が今日初の声出しで熱くなります。

「GiANT KiLLERS」で、早くも声出しの威力が発揮されます。
冒頭の煽り、「大宮!」「いっしょい!」「大宮!」「いっしょい!」...正直、みなさんがなんと言って応えてるのかわからなかったので、雰囲気で「いっしょい」と叫んでましたが、冷静に考えて、「いっしょい」って何?
「♪ EVERY MORNING」にオイ!オイ!と叫んで力を溜めて。
そしてサビでは指を突き上げて「♪ Oh Oh Oh Oh Oh Oh Oh」と大合唱。
今までこの曲は、声を出さなくても盛り上がるなあと思ってましたが、とんでもない。声を出すとものすごく盛り上がります。
アイナのソロ・パート「♪ 回れ回れ メリーゴーランド」は、今日もしゃくらずにサラリと歌うパターンでした。

「ZENSHiN ZENREi」
前半のコミカルな動きと歌い方が面白くて仕方ありません。
そしてサビでは飛び跳ねて弾けます。

声出しOKとなって、一番楽しみにしてたと言っていいくらいなのが、自己紹介です。

「あなたもー、あなたもー、気付かぬうちに神隠し、せーのっ」
「どろんちょーっ!」
「今年のアカデミー賞はーっ」
「せんとちひろーっ!」

「就職するならーっ」
「ももこぐみーっ!」
「就職しててもーっ」
「ももこぐみーっ!」
「大宮の、クソニートでもーっ」
「ももこぐみーっ!」

「アイナの雄叫びで、この世も終わり、せーのっ!」
「おおおーーーーっ、ぽんぽん!」

「ちょっとしたおかずじゃなくて、メインディッシュに、なりたーいっ!」
「むりむりっ!」

「勇気の鈴がー」
「りりんりーんっ!」

「アユニ・DのDはー」
「うお~っ?」

これです、このお約束のレスポンスがやりたかったのです。
今まで、観客のレスポンスがなかったから、どこか寂しいというか、一人勝手に自己紹介を進めてスベッてる感じさえありましたからね。
ようやく本来の姿に戻って盛り上がりました。
解散前にこれを体験出来て良かったです。

「HiDE the BLUE」
大好きなこの曲、神奈川公演では、不意打ちのようにコレが披露されて、驚きと感激で夢見心地、フワフワした感覚で聴いてたのですが、今回は心の準備も出来ていたので、かみしめるようにじっくり堪能しました。
前半の「チッチー」や「アイナー」などの掛け声や、「♪ ありのままでいいのかな」に対する「いいよー」などの合いの手も叫べた。
サビの振り付けはしっかり一緒に踊れたし、お尻ペンペンは何度見ても可愛いし、サビ後の変顔も3回肉眼で観れた。
間奏のダンスはキレッキレで、涙チョチョ切れるほどカッコいい。
ラスト、みんなが歩き出して振り返るまでのストーリー。
やっぱり大好きだわ、この曲。

「愛してると言ってくれ」
サビのポーズは、やっぱりハート・マークじゃなくて、猿だよなあ、と思う。
でも、歌詞の内容を考えると、猿じゃなくてハート・マークなんだと思う。
なんにしても、キュートで愛しい曲。

「I have no idea.」
「♪ チンチンチチンチーンチンチンチン」と歌う彼女たちがなんとも楽しそうで。
下ネタもここまで潔いと爽快感。これがBiSHの魅力。

「ぴょ」
四股を踏むポーズからして気合が入ります。
全体的に謎の歌詞なんですが、モモコの「♪ たりらりらーん」が印象的。
そして「♪ ズッQん ドッQん」と一緒に激しく踊って柏手。
「♪ ソイヤソイヤソイヤソイヤ」で締めるのがとにかく楽しいです。

「My landscape」
前半はじっくり歌を聴いて、サビで腕を大きく左右に振り回し、「♪ 終わりです はい」の所で両手を掲げるとカタルシス。
最初と最後で、メンバーが仰向けに寝転がって両脚を上げるのが印象的です。アイナのことだから深い意味がありそうなポーズ。

「DiSTANCE」
前曲に続いてエモーショナルな曲。
各メンバーのヴォーカルに聴き入ります。
そして、スローな曲だけど、ダンスは結構激しいんですよね。これも見入ってしまいます。

「ZUTTO」
明るくさよならする曲。
こういう希望を持った別れがBiSHらしいよね。
これは東京ドームでもやってほしいなあ。

さて、コントの時間です。
ここから日替わりメニューの2曲です。何が飛び出すやら。
まず、「ア・ラ・モード」が始まり、「♪ 私はハシヤスメ派」と歌いかけたところで、チッチが「ちょっとちょっと待ってよ!」と演奏を止めます。
大事なラスト・ツアーなんだから、ハシヤスメのソロ曲じゃなくて、やんなきゃいけないBiSHの曲が他にあるでしょ、というコントです。
で、ハシヤスメさんが不貞腐れた末に、私が審判をするから、みんながおススメするBiSHの曲になりきってバトルせよ、との流れ。

そして、
アユニ=「DEADMAN」
リンリン=「OTNK」
アイナ=「ハッピーエンドじゃなくても」
チッチ=「NON TiE-UP」
モモコ=「KiND PEOPLE」
の担当で、バトルが始まるわけです。
神奈川のライヴとは、担当する曲の入れ替えがあって、それはつまりセリフの入れ替えもあるわけで、大変だろうなあという驚きもあったのですが、このラインナップを見て、次にやる曲はどれか僕にはわかっちゃったよね。
担当する曲は違っても、基本的なセリフや流れは同じで。
で、何故かアイナはギャルの設定で、みんなを振り回します。
それに対して、アユニが「ハッピーエンドじゃなくてもって、なんかのシングルのカップリングでしょ?そんな(ぐいぐい)来る?」と言ったのは大爆笑でした。
最後は、仲良くなったアイナとモモコがにらめっこ対決をする事になって、変顔を連発した末にアイナの勝利。
予想通りの曲に決定したわけです。

「ハッピーエンドじゃなくても」
アイナが作詞した、ほんわかと温かい曲です。
しかし、この曲はBiSH FESの時に聴いていたので、せっかくの日替わりメニューだったら、聴いた事ない曲を聴きたかったな、というのが正直なところ。

暗闇の中で、手を頭上に掲げるメンバーたちが見えました。
あ、このポーズでの始まり方は!
やっぱり「stereo future」だ!
先日、DVDを観ていて、この曲はまだ生で聴いた事ないなあ、そろそろ出て来てもいい頃だよなあ、なんてぼんやり考えていたんです。
そういう意味では、待ちわびてた曲と言えるかもしれません。
日替わりメニュー2曲目が、初聴きの曲で良かった。
畳み掛ける曲調には思わず力が入るし、カッコいいです。
歌い終わった後、アイナが喉をかきむしるように手を震わせながら天を仰ぐポーズに痺れます。

「スパーク」
これまた前半はほんわかした曲ですが、サビでは両腕を大きく振って踊るので疲れます。
そして、よくある事なんですが、リンリンのソロ・パートの時、音程が不安定になるのでハラハラします。

「プロミスザスター」
スピーディーでドラマチックな曲。何度聴いても力をもらえるし、痺れる曲。
「♪ だから僕は待って」のところで、何度も一緒に手を突き出していると涙が滲んできます。
サビ終わりのアイナのロング・トーンの絶唱は鳥肌モンで、ご飯何杯でもいけます。
そしてラスト、6人が掲げた手を合わせて、何かを掴んで終わるシーンはカッコいい。感動です。
これ誰が考えたんだ?アイナ?
天才です!

「サラバかな」
サビで、ジャンプしてからパンチを1・2、1・2・3という振り付け、今までもものすごく疲れるものだったのですが、今回からは、オイ!オイ!オイオイオイ!と声を出しながらになったので、さらに疲れました。
そして終盤、アイナの「♪ その手を離さないよう」を、やっと一緒に大声で歌えました。ここ、感動ポイント。
で、そのあとに「BiSH行くぞーっ!」と来るんですからテンションがグンと上がります。
そして最後、メンバーが一斉にステージ右手へ走っていって手拍子ポン、すかさず左手へ走っいって手拍子ポンとするところがあるのですが、この時も、メンバーの走りに合わせて、オオオオオーッと声を出す事が出来たので、ものすごく気持ち良かったです。

神奈川公演では、この次に「オーケストラ」が来たのですが、大宮公演前日の八王子公演からセットリスト変更がありました。
「オーケストラ」はアンコールへ移動。

「beautifulさ」
前半は、なんとなくぼんやり聴いてる感じなんですが、サビになると、みんな一斉にトゲトゲダンスが始まって、一気に一体感が生まれます。
リンリンが作詞した曲ではあるけれど、最後の「♪ 行こうぜ~」のアユニのポーズが印象的すぎて、アユニの曲みたいに思えてしまいます。
間奏終わりの、大好きなチッチのパンク顔、肉眼で観れました。あの顔見ると元気出る。

ここで、モモコによる長目のMC。
BiSHになってどうだったのかなどの話。
清掃員に伝えたいこと。
たどたどしくも真剣なモモコに、ちょっとしんみりしました。

「Bye-Bye Show」
この新曲もだんだん聴き慣れてきました。
初めはキャッチーじゃないなと思ったけど、数回聴いたら憶えられる、意外と耳に残りやすいものでした。
どんな風に踊ったらいいのか、どこがサビなのか、どんな風に盛り上がったらいいのか。
手探りながらも、みんながこの曲を楽しもうとしているのが伝わってきます。
たぶんこの曲も東京ドームでやるでしょう。その時どんな風になっているのか楽しみです。
演奏が終わる前に、ステージ中央奥のゲートへと姿を消すBiSH。
その後、BiSHのいなくなったステージで、バンド・メンバーだけで演奏をフィニッシュさせるのがカッコ良かったです。
これにて本編終了。

ここからアンコール。
神奈川公演では、ここで「SEE YOU」だったのですが、削除。
1曲少なくなりました。
アンコール1曲目は、移動してきた「オーケストラ」
サビで両手をガッと突き上げる瞬間がたまらない。
切実な思いをこめて歌うメンバーたちに胸が詰まる。
最後、片手を天高く上げて「♪ Oh Oh Oh Oh Oh」と大合唱すると、感動がさらに増す。
BiSHポーズでのフィニッシュは愛おしく胸が一杯。

ここで、メンバー一人一人のコメント。
特に、アイナが、「オーケストラ」が変な振り付けだと松隈さんに言われたと裏話を打ち明けてくれたのが印象的でした。
変だと言われたけど、こうしてライヴでお客さんが踊ってくれる景色を観れたのだから(正解だった)と。
それから、いつも奇抜な髪型が多かったリンリンが、今回は正統派な髪型で、なんだか女優の小雪さんに似ているなあと思いました。

「ALL YOU NEED IS LOVE」
前半のバラード部分は、今回はやけに沁みたな。
「♪ All you need is love 今も過去も振り向かせよう」のところは、体を左右に大きく揺らせての一体感。
「♪ All you need is love」の掛け合いを歌う事が出来たし、終盤はピョンピョン飛び跳ねて興奮しました。

そして「BiSH -星が瞬く夜に-」
発射された銀テープが宙を舞い、僕のところにも落ちてきました。前の方の席だからこその役得で、2本つかむことができました。
疾走感溢れるビートに乗って、「チッチー!」とか「おーれーのアイナ!」とかのコールが出来たのも興奮材料です。
サビの振り付けは、もう何も考えなくても体が憶えているので、自然に動けます。
「♪ keep my face」の時のチッチのピース・サインの出し方が好き。
ここで、演奏しながらのバンド・メンバー紹介がカッコいい。
そして、畳み掛けるように「い・く・ぞっ!」とヘドバン炸裂。
ラストの「♪ Oh Oh Oh Oh」は、これで最後と力をこめての大合唱。それに対してのアイナの「オッケー!」に大満足。

ライヴ終了は20時55分。
やはり、1度体験しているセットリストだけに、わかっている部分が多かったためか、前回よりもあっという間に感じた2時間半でした。
帰りの電車の時間の心配がまったくないので、終演後のメンバーのダラダラとしたおしゃべりも最後までじっくりと楽しみ、メンバーがステージから去るまで見届けることが出来ました。
慌てて席を立つ必要がなく、規制退場に従う余裕があるのもいいですね。

ライヴを観終えて...大満足

こうして終わった、念願の、声出しでのフル・ワンマン・ライヴ。
やっぱりいいですね。
声を出して応えれば、メンバーのノリも違ってくるし、会場全体が一丸となるのが手に取るようにわかります。
みんなでライヴを作り上げてるという感覚がたまりません。
今までも僕はライヴではこっそり声を出してきましたが、目一杯声を出せるというのはひと味違いました。
気分爽快です。

でも、今までで一番近くでBiSHを観る事が出来たという事が何よりかな。
肉眼でメンバーの表情がはっきり見てとれた。
スクリーンもありましたが、それに頼ることがまったくありませんでした。そういえばスクリーンもあったか、という感じで、そちらはほとんど見なかった。
いつもこんな感じでライヴを楽しめたら最高なんだけどな。

大満足の夜。
今夜のBiSHのことは忘れない。
大宮の楽しい思い出が増えました。

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