布袋寅泰 Live@大宮ソニックシティ 2026.10.16 感想

HOTEI 45th CELEBRATION GIGS “STAY WILD TOUR”

2026年10月16日(金)@大宮ソニックシティ

45周年記念全国ツアー!

布袋さん、BOØWYでのデビューから数えて、今年は45周年なんですね。
1月に京王アリーナ公演2DAYSから45周年イヤーが始まりましたが、いよいよ全国ツアー。
記念公演ともなれば、是非行かなくちゃという感じなのですが、今回は、地元・埼玉の大宮公演が組まれました。
ここがいちばん行きやすいということで、先行抽選に応募、無事にチケットをGETしました。

周年記念というと、今までの集大成的な要素が強いように思いますが、個人的には、2年前に武道館で観た「The HITS」「The HISTORY」と題した2DAYSの方が集大成感があったので、今回はそこまでのものは求めてなかったりします。
どんなセットリストでも、いつものように熱いライヴならばいいな、と。

僕が観に行く日の1ヶ月前にツアーが始まり、セットリストが明らかになったので、Spotifyでプレイリストを作り、予習。
馴染みの薄い曲はほとんどなかったので、簡単に気持ちが布袋モードになりました。

ライヴ当日。会場へ

ライヴ当日は晴れ。
近いので、家をゆっくり出られるのもいいですね。
それでも、大宮で買い物を楽しむ時間もあり、余裕を持って会場へ。

開場時間は17時30分ということで、10分後くらいに到着したのですが、会場前には長い入場待機列が出来ていました。
最初は列に並んでたのですが、会場の中のロビーが空いてそうだったので、まだ並ばなくてもいいや!と離脱。
ロビーの椅子が空いてたので、そこに座って時間を潰しました。

18時くらいには、入場待機列もなくなっていて、いつでも入場できる状態に。
これなら安心とばかりに、ゆっくりとトイレに入って用を足して。
開演10分くらい前になってから入場しました。

僕の席は1階27列16番。
フロアの真ん中よりは後ろではあるけれど、傾斜も付いてて観やすそうです。
なにしろ、ファンクラブ枠ではないのに1階というのは嬉しいですね。

ライヴのスタート

開演前から始まったHOTEIコールが凄いです。
そして開演時間18時30分ちょうど、場内が暗転。
重低音のビートが響き渡ります。
「STAY WILD」の文字が映し出されてた緞帳が上がり、姿を現した布袋さんは黒の上下のスーツにサングラスといういでたちでした。

01. RUSSIAN ROULETTE
02. GOOD SAVAGE
03. DOBERMAN
04. SERIOUS?
05. SURRENDER
06. Battle Without Honor or Humanity
07. Cutting Edge
08. Love is
09. WILD LOVE
10. ESCAPE
11. WELCOME TO THE TWILIGHT
12. BAD FEELING
13. Finally
14. バンビーナ
15. UPSIDE-DOWN
16. POISON
17. Dreamin’
18. LONELY★WILD
(Encore)
19. BE MY BABY
20. B・BLUE
21. スリル

「RUSSIAN ROULETTE」。
ラメ入りのレスポールをかき鳴らす布袋さん。
イントロから「オイ!オイ!」と気合いの入りまくった声を出す観客。
「♪ ロシアンッ!」
「オッオー!」
「♪ ルゥレーッ!」
「オッオー!」
バタバタと畳み掛けるビートで、早くも興奮。
間奏に行く前に「ロックンロール!」と大声で叫ぶのが気持ちいいんですよね。

「GOOD SAVAGE」。
COMPLEXの曲の中でも、布袋さんは特に好きなんだろうなという気がします。
照明がクルクルと舞っていて。
「♪ グッサベー!グッサベー!」と、気合いが入ります。
間奏は、恒例の、立てかけてあるエレアコでソロを弾く布袋さん。
その後はまた、自然と「オイ!オイ!」と声が出ます。
ラストは布袋さんがクルクルクルクル回って。

「DOBERMAN」。
黒のHOTEIモデル・ギターを弾く布袋さん。
アルバム『DOBERMAN』は大好きで、そのタイトル曲を採り上げてくれたのが嬉しい。
布袋さんの鋭いギター・リフを中心に、攻撃的で、今にも噛みつきそうな勢いのあるサウンドがたまりません。

「SERIOUS?」。
ラメ入りのジャケットに着替えた布袋さん。
ややゆったりしたリズムで、投げつけるように歌う布袋さん。
その中で、意外とピアノの音色が美しく響きます。
間奏では、布袋さんはステージの右手に行ってギター・ソロ。
「♪ 自意識過剰のケツ振り女」のところで、布袋さんがお尻を左右に振ったのを見逃しませんでしたよ。
この曲は、結構歌詞が耳に入ってきて、ラストの「♪ そんなお前たちに明日はない」というのが刺さりました。

「SURRENDER」。
布袋さんはラメ入りのレスポール。
悲しさや悔しさを訴える歌詞なのに、割と爽やかに聴こえるのは何故でしょう。
サビで「♪ サーレンーダー!」と大合唱すると、スカッとします。
のけぞってギター・ソロを弾く布袋さんに大歓声。
終盤、ピアノをバックに歌う布袋さんに合わせての手拍子が、「♪ かき消せはしないだろう」に至るまで徐々に盛り上がっていく場面が素晴らしい。
ライヴが早くもクライマックス、といった風情でした。
余韻を楽しむような、ラストのピアノ・ソロも良かったですね。

「Battle Without Honor or Humanity」。
曲もギターも布袋さんの代名詞。
黒のHOTEIモデルで弾き倒すインスト。
ラスボス登場、といった感じ。
途中、おっ、いつもよりオクターブ高いところを弾いてる?と感じた場面も。
大迫力のバンド演奏に泣きメロのギター。
布袋さんの余裕と自信を感じます。
ザッカリーのドラム・ソロが入って、興奮が一段と高まった感がありました。

MC。
「ハロー、大宮!」
「会いたかったぜ!」
「ようこそ、STAY WILD TOURへ、宇宙一のロックンロール・ショーへ!」
「元気だった?」
「HOTEI、45周年です」
「古くからの仲間たち、初めての仲間たち、会場を埋め尽くしてくれたすべての人たちに感謝です」
「決して煌びやかなだけではない歴史、ただ辿るだけではなく、HOTEIの美学を堪能してもらいたいと思います」

「Cutting Edge」。
イントロのキレ、凄まじい。
まさにエッジが効いてます。
あらためて、布袋さんのギター・テクニックに痺れました。
よく観たら、なんだか変わった形のギターでしたね。
赤と青の照明演出も、独特の雰囲気を作り出していました。

「Love is」。
今度のギターはテレキャスター。
昨年の『GUITARHYTHM VIII』は佳曲揃いの良いアルバムでしたが、その中から採り上げたのがコレ。
スクラッチ気味に弾くギター・サウンド。
泣きのメロディで、愛の何たるかを考えさせます。

「WILD LOVE」。
これまた面白い形のギターでした。
雄大なサウンド、慎重に、優しく包み込むようなヴォーカル。
余韻を残すようなラストも良かったです。

「ESCAPE」。
いつの間にか布袋さんはジャケットは脱いでいて、腕をまくった白のYシャツにベストという姿でした。
男気溢れるバラード。
逃げ出すことは悪いことじゃない。
希望の未来への第一歩なんだということがわかります。

「WELCOME TO THE TWILIGHT」。
布袋さんのギターは白のHOTEIモデル。
最初に、セットリストにこの曲があると知った時は驚きました。
BOØWYの曲の中でもコレを採り上げるの?ソロの「DANCING WITH THE MOONLIGHT」の間違いじゃなくて?と。
会場で耳にするまで半信半疑でしたが、正真正銘、BOØWYのこの曲でした。
ヒムロックの声じゃなくても、充分に曲の良さが伝わります。
「♪ 仕方ないね」
ちょっと懐かしく、ちょっとウットリして。
BOØWYの音源よりもギター・ソロがいいなあと思いました。

MC。
「サンキュー!」
「楽しんでますか?」
「2階席!」
「1階席の後ろ!」
「楽しんでるよね?」
「早い時間からのHOTEIコール、楽屋まで届きましたよ」
「45年前はBOØWYコールはありませんでした」
「64歳になってまでギターをかき鳴らして、踊りながらロックンロールしてるなんて、想像もしてなかった」
「ライヴハウスに客が入るようになったなと感じ始めて...」
「それから10周年だよと言われても、へえ~、っていう感じで」
「何周年なんて関係ない、ロックンロールっぽくないと思ってました」
「それがいつの頃からか、胸に熱く響くようになりました」
「45年、まだまだ通過点です」
「今年は京王アリーナから始まって、HOTEI FES、そしてツアー。STAY WILDと銘打って、原点回帰」
「こんなギタリスト、周りにいないんじゃないかな」
「初めての方は、野太いHOTEIコールにビックリしたんじゃないかと思いますけど、みんな心優しい奴らですから」
「俺もエネルギーもらいました」

「BAD FEELING」。
やっぱり、BOØWYのこの曲を弾く時は黒のHOTEIモデル!
何度聴いても、このイントロには燃えるものがあります。
すごいカッコいいリフを思い付いたものだよなあ。
この世で一番好きなギター・リフかもしれません。
観客による「オッ、オッ、オッ、オー!」という合いの手は、ソロになってから生まれたもの。
そんな、BOØWY時代との違いを感じられるのも嬉しいものです。
「♪ オーイエー、アッパッパーな...」と大合唱すれば、胸が熱くなるのを抑えきれません。

「Finally」。
コレも『GUITARHYTHM VIII』から、階段を一気に駆け上がるようなアッパーな楽曲。
60代になっても、こんなスピード感を持った曲を作り出せる布袋さんは若いです。
「♪ ファーイナリー!」と、サビはずっと大合唱。
間奏で布袋さん、黒田さん、井上さんの3人がステージ前方へ出て来て演奏する姿に、会場はヒートアップ。

「準備はいいか~?」

「バンビーナ」。
前曲の勢いのまま、さらにアッパーに攻めます。
「カモン!大宮!」
「♪ レッツゴー!」
狂ったようなギター、いかれた歌詞、これぞロックンロール。
ホラホラ、騒げ。
「♪ ドンレッミーダーンマイッ、スイートベーイビッ、バンビーナ!」と大合唱する快感。
ところどころで、「オイ!オイ!」という合いの手も入り。
間奏のギター・ソロも見せ場のひとつですが、今回は珍しく、布袋さんのダックステップは無しでしたね。

「UPSIDE-DOWN」。
さらに畳み掛けるビート。
布袋さんのギターはレスポール。
布袋さんのヴォーカルに被せるような「♪ ウーッ、ワッシュワラ」というコーラスが爽やかで好きなんです。
一直線に突き進むかと思いきや、途中で操り人形のようにカクカクするリズムに変化する場面もあって、たしかに、アップ・ダウンの展開を見せる曲。
大好きな曲だったので、ようやく生で聴けて良かったです。

「POISON」。
イントロで井上さんのベースがベンベンベン...と響き渡って、観客は大歓声。
布袋さんは黒のHOTEIモデル。
「♪ Love!Love!Love! Love is a Poison!」と、拳をガンガン突き上げながら大合唱。
さらに、サビも「♪ くーちーづーけーでー、そーそーぐー、せーつーなーさーはー」と大合唱。
仮面を被るような仕草で顔を隠す布袋さんのアクションがカッコいい。
間奏は、ステージ左で黒田さんのソロから布袋さんのソロへリレー。
この曲は、大合唱するところが多いですが、終盤で「♪ ウー、ウー!」と、「♪ ポーイズーン!」と、さらにギアが上がるところがあって大興奮です。

「Dreamin’」。
もはや、BOØWYの曲ではなく、布袋さんの曲になった感さえあります。
夢見ることの大切さを説く曲の意志を歌い継いでいくのは、布袋さんしかいない。
冒頭から「♪ ドリーミン!」と大声で。
そしてサビも「♪ オー、イエーッ、アイワナドリーミーン」と大合唱すれば胸が一杯。
間奏では、布袋さんはステージ左端の花道でギター・ソロ。
「♪ ハートは今ここにある」で、ドンドン!と胸を叩く布袋さん。
再びのサビの合唱時、「聴こえねーぞ!」と煽る布袋さん。
今度はステージ右端の花道でソロ。
手拍子は激しくなり、「オイ!オイ!」の掛け声も一層気合いが入ります。
「サンキュー、大宮!」
ギターを掲げて声援に応える布袋さん。

MC。
「熱いね、大宮」
「みんな燃えてるんじゃないかな」
「最高のオーディエンスのライヴでした」
「特に女の子、元気良かったね」
「親子三世代、お孫さんまで歌ってる」
「どこにもいないギタリストになりたくて頑張ってきました」
「布袋!という声を聞くと、嬉しいったらありゃしない」
「45周年のご褒美をもらったようです」
「デビューした時、俺たちは必ず輝くんだと、ダイヤモンドだと信じてました」
「45年経った俺は、輝いてますか?」
「きっといつの日か、自分を超えられると信じてやってきました」
「そんな曲を最後に贈ります」

「LONELY★WILD」。
ちょっぴり肩の力が抜けた感じで、でもまた、ジワジワと熱くなっていくような曲です。
サビで「カモン!」と煽られたけど、ちゃんと歌詞を憶えてないため歌えない僕。
レスポールでの長いギター・ソロが良かったですね。
こういう時間は、永遠に続けばいいのにと思っちゃう。

バンド・メンバー全員がステージ前方で整列。
でも、特に挨拶はなく、これで本編終了。

怒涛のHOTEIコールで、間もなくアンコール。
布袋さんは白のTシャツにマフラータオル姿で再登場。

「埼玉の人はどれくらいいる?」
「群馬の人は?」
「茨城と栃木は?」
「北関東ですね~」
「同じ匂いがする」
「このツアーも、今日で13本目」
「もう13本目?」
「寂しいね」
「微妙という意図じゃないですよ」
「なんだか夢の中のような」
「ロックンロール・マジックとでも言うのか」
「1本1本が充実しています」
「年末の武道館のチケット獲った人は?」
「武道館、東京も近くなりましたよね」
「高校生の頃、大好きなロキシー・ミュージックのブライアン・フェリーを新宿厚生年金会館に観に行きました」
「アンコールは観ずに帰りました」
「終電が間に合わなかったからね」
「今は、交通事情も良くなったから、割と遠くからでも来やすくなりました」
「HOTEI FESの映像が、明日配信されますので、観てください」
「そして、明日、ちょっとした発表があります」

「BE MY BABY」。
分厚くて煌びやかな、グラム・ロックなギター・サウンドが響き渡ります。
サビでは、待ってましたとばかりに「♪ ビーマイベイビー、ビーマイベイビー」と大合唱する観客。

「B・BLUE」。
BOØWYの中でも爽やかなナンバー。
今回、なんとなくやってくれそうな気がしてました。
ヒムロックが歌ってこそ爽やかだと思ってましたが、いかつい布袋さんが歌っても爽やかですね(笑)。
拳を突き上げながら、「♪ On The Wing With Broken Heart」と大合唱。
間奏は、ステージ左側でギター・ソロ。
足を高く上げてステップ踏みながらギターを弾く布袋さん。
最後はステージ右側でギター・ソロ。

「スリル」。
冒頭から「♪ ベビベビベイビ、ベイビベイビベイビ、ベイベー!」と大合唱。
この派手なスピード感がたまりません。
布袋さんの「♪ そう、さ!」に応えて「迷わずー!」と合唱する観客。
間奏では布袋さんのギター・ソロに惹きこまれます。
終盤では、ギアを上げて、
「♪ お前たちのものさー!」
「♪ 俺たちのものさー!」
と、絶叫する布袋さんに大歓声。
ラスト、のけぞりながらギターを弾く布袋さんに再び痺れました。
なんてカッコいいシルエットなんだ!

「ありがとう!」
「布袋でした!」
「最高のミュージシャンたちを紹介します」
「プログラミング、岸利至!」
「ベース、井上富雄!」
「ドラム、ザッカリー・アルフォード!」
「ギター、黒田晃年!」
「キーボード、奥野真哉!」
「今日、ひとつになれた仲間たちを称えましょう」
「またいつかどこかで会える日を願っています」
「俺も頑張るから、お前も頑張れよ」
「布袋でした!」

ライヴ終了は20時53分でした。

いつまでも若く、いつまでも熱く

この45周年記念ツアーは、布袋ソロにハマり始めてまだ間もない僕でも、だいたいは馴染みのある曲が多く、新しめの曲も含めて、通になりすぎないセットリストが良かったです。

相変わらず、キレの良い布袋さんのギターを筆頭に、爆音ビートの演奏が大迫力。
それも、武道館などのアリーナ・クラスの会場ではなく、距離感、音響など、ちょうどいい感じの大きさのホール・ライヴならではの良さを味わいました。

それにしても、最初から最後まで、アッパーな感じで、一気に走り抜けるようなライヴでしたね。
1月に観た京王アリーナ公演よりも興奮しました。
拳を上げて、一緒に歌って。
布袋さんのライヴは熱いよ。
声も枯れるよ。

でも、布袋さんは全然枯れる気配がないなあ。
脂が乗り切って、まだまだ滲み出るような。
宇宙一のロックンロール・ショーは永遠に終わらないです!

※ MCの内容は、ライヴ中にメモしたことと記憶を基に、このような主旨のことを言っていたなという感じで構成したものなので、語尾はもちろん表現の仕方など、必ずしも発言した通りのものではないということをご了承ください。

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