山本彩 Live@仙台サンプラザホール 2017.11.17 感想

2017年11月17日(金)@仙台サンプラザホール

さや姉、東京は1公演のみ??

昨年、さや姉の1stライヴ・ツアーのチケットが獲れなかった事はものすごく残念でした。
シンガーソングライターとしての記念すべき第一歩のライヴに立ち会えなかった事は、ファンとしてとても悔しかったのです。
だから、次こそは生でライヴを観たいぞ、と。

そして今年、順調に2ndアルバムがリリースされ、ツアーも決まりました。
昨年のようなライヴハウスから、今年はホール公演へとグレード・アップ。
だけど、相変わらず東京では1公演のみ。
さや姉の人気をあなどってるんじゃないの?
関東近郊のファンが、東京1公演のみで賄いきれるはずがないじゃない。

とにかく、今年こそチケットを獲るぞ、と気合を入れました。
11月19日、NHKホール。
だけど、日曜公演だ。
ますますチケット争奪戦が激しくなるじゃないか。
獲れる気がしない...。
どんどん弱気になっていきました。

しかも、チケットの発売情報が一向に挙がってこない。
ファンクラブでは先行受付してるのか知らんけど、一般人はどこでどうすればチケット買えるの、と。
やきもきしていたら、2ndアルバム発売直前の10月に入ってすぐ、チケットぴあにて、セブンイレブン先行抽選というのものが始まりました。
いつものようにクレジットカード決済はできなくて、当選したらすぐにセブンイレブンに支払いに行かねばならないという方式。
しかも、予告もなく突如始まったその抽選を受け付けていたのは2日間くらい。
で、その2日後には抽選結果も出るという、ゲリラ的なものでした。
僕は毎日チケット情報確認してたから気付けたのですが。
で、もちろん申し込んでみたものの、あえなく落選。

じゃあ一般発売はいつになるのよ!と思っていたら、10月10日、情報が出ました。
なんと、翌日の10月11日に発売されるというではないですか。
あまりに急な話なうえに、その日は水曜日ですよ?
チケットの一般発売は土・日になる事が当然だと思っていたら、これですもん。
このゲリラ的な発売方式はいったいどういうわけでしょうか。
こんな急な話では、情報を得られずにチケット買い逃す人もいるんじゃないかと思いました。
でも、そういう人が多い方が、僕にとっては有利になるかも、と思ったのも事実でして。
ちょっとは可能性あるかなあ、と思ったのですが。
気合いを入れて一般発売に挑むも、5秒で売り切れ、でした。
先日の桑田さんの東京ドームに続き、またもや5秒での撃沈。
いったいどうすりゃチケット獲れるんだよ...。
そもそも、こんなゲリラ的なチケット発売になってしまったのは何故なのか。疑問でなりません。
それにしても。
また今回もさや姉のライヴには行けないのか。
うなだれるしかありませんでした。

東京がダメなら、地方はどうだ?

しかし、この話とほぼ前後するように、桑田さんのライヴのための新潟行きが決まったのです。
この体験は、僕の考え方を根底から覆す、目からうろこ的な印象を残したのです。
「東京公演に行けないのなら、地方へ出向けばいいんじゃね?」です。
ライヴは近くの会場で観るものと思い込んでいましたが、よく考えてみたら、海外のアーティストが来日公演をする場合、東京公演のみ、という話はよくある事です。そんな時、地方在住のファンの方は、東京まで新幹線や飛行機などの交通費、そしてホテル代と、チケット代とは別に多額のお金を払ってまで観に行ってる事でしょう。
幸せな事に、東京公演ならそれほど苦労せずに行ける場所に住んでいる僕にとっては、逆に盲点というか、どうしても観たいのなら、交通費やホテル代を出してでも観に行く、遠出する、という発想がなかったのです。
それが、今回、fmさんのお蔭で、桑田さんの新潟ライヴに出かけた事で、僕の視野が広がったのです。

東京がダメなら、地方はどうだ?

早速、さや姉のライヴ情報をチェックしてみると、仙台公演が、まだチケット余ってるというではないですか。
仙台、か。
仙台なら、日帰りで行けないか?
21時ちょい過ぎまでライヴを観て、最終の新幹線で帰って来れないだろうか。ならば、ホテル代はかからない。
ただ、会場が、新幹線の停まる仙台駅の近くでなければダメだし、駅から何分も歩くような所でもダメだけど。
期待と不安で、会場をチェックしました。
仙台サンプラザホール。
なんと、仙台駅から仙石線で1駅(約2分)の榴ヶ岡駅で降りた目の前にあるというではないですか!
ならばと、詳しく調べてみたら、仙台駅で21時47分の新幹線に乗れれば、日帰り出来る事も判明しました。
これなら、こちらの期待に沿う、絶好の条件。
これは偶然というより、運命ではないか。
仙台に行くべき、という事なのではないか。
そう思えてなりませんでした。

新潟へ行った事で経験値が上がり、新幹線に乗る事とか、旅行する事に対するハードルが下がったんでしょうね。
なんとかなるんじゃないか、と前向きに考えられたのです。

「お金を払うなら、モノではなく、経験に払いなさい」
最近、何かの本で読んだ言葉です。
そうか。経験か。

そう思いついたら、すぐに仙台ライヴのチケットを購入し、旅行会社へ行って新幹線のチケットを予約し...と、僕にしては素早い行動でした。

仙台行き決定

しかし、どうして、そんな高いお金を出してまで、さや姉のライヴを観ようとしたのか、今、冷静に考えてみると、ちょっと謎です。
たとえば、NEWアルバムが素晴らしかったから、それらの曲をどうしても生で聴きたいから行くんだ、とかいうはっきりした動機があるのならわかるのですが、仙台行きを決めてチケットを買った時点では、実はまだNEWアルバム1回しか聴いてない状態だったのです。
1回しか聴いてないのでは、まだ素晴らしいアルバムかどうか判断できるはずもなく。
それなのに、どうして、高い交通費かけてまでライヴ観に行こうとしたのか。
勢い、巡り合わせ、意地。
そんなところかもしれません。
でも、強いて言うならば、これからAKBグループを卒業して、シンガーソングライターとして自立したさや姉のライヴを観る機会は訪れるだろうけど、アイドルとして絶頂期のさや姉の姿を観ておきたい、という気持ちがあったから、かな。

とにかく、あっという間に仙台行きが決まりました。
ついこの前、新潟に行ったばかりだというのに。
旅行にとんと行かない出不精の僕からしたら大冒険です。

ライヴ参戦が決まれば、あとは予習。
NEWアルバムを何回も聴きこんでいくと、これは前作を遥かに凌ぐ、素晴らしいアルバムだとわかるまでには、それほど時間はかかりませんでした。
これなら。
こんな素晴らしい楽曲群が生で聴けるのかと思うと、期待はどんどん膨らんでいきました。
ああ、チケット獲って良かったなあ、と。

ライヴ当日。20年振りの仙台へ

ライヴ当日は天気も良く。
慣れてない駅なのに、新幹線の乗り継ぎの時間がそれほどなかったので、迷わずスムーズにいくだろうかと不安もあったのですが、無事に済んで、予定通りに仙台に到着しました。

14時半に到着したので、ライヴまで4時間以上あります。
最近のライヴ前のお楽しみ、会場近くのBOOK OFF訪問とか、駅でお土産を買ったりとかして、楽しく過ごせました。
それでも、予定より早く、17時前に会場に着いてしまいました。
まだ開場はしていなく、会場前の階段は長蛇の列になっていました。
列に並ぶと、ああ、ライヴに来たんだなあ、ここは仙台なんだなあ、という事を実感しました。

僕の席は、3階CゾーンF列79番。
一般発売で買ったので、気に入った席が出るまでチャレンジし、良い場所を確保できていました。
発売日を過ぎてから遅い購入だったので、3階の後ろの方の席になるのは覚悟していたのですが、それでも、Cゾーンという、ほぼ中央の、通路側の席を確保できたので、とても満足していました。
帰りの電車の時間があるため(新幹線に乗り遅れるわけにはいかない)、早目に席を立たねばならない事を想定し、理想的な席を獲ったのです。
3階の後ろから2列目の席でしたが、思ってたよりもステージは近く感じました。
決して狭いホールではないのに、不思議とステージが近く感じる、とても良いホールに思えました。

ライヴのスタート

ステージには緞帳が張られていました。
開演時間の19時を3分ほど過ぎ、場内が暗転しました。

01. JOKER
02. レインボーローズ
03. どうしてどうして
04. Wings
05. 彼女になりたい
06. 蛍
07. 雪恋
08. 陸の魚
09. 喝采
10. 疑問符
11. ひといきつきながら
12. ゆびきり
13. ヒトコト
14. スマイル
15. Let’s go crazy
16. 何度でも
17. サードマン
(Encore)
18. 夢の声
19. 春はもうすぐ
20. メロディ

バンド・メンバーは、ステージ左から、ドラム(女性)、ベース、ヴァイオリン(女性)、コーラス(女性)、ギター、キーボード(時々ギター)の6人編成。
昨年のライヴをテレビで観たのですが、その時と同じメンバーが結構いたみたいです。もしかして全員同じ?いや、詳しくは知りませんけど。
ドラムが、ステージの真ん中ではなく、一番左に配置してあったのが珍しく、印象的でしたね。

さや姉は、白のワンピース・ドレスに身を包み、エレキ・ギターを抱えて登場。

1曲目は「JOKER」のはずなのですが、演奏が始まると、なにやらキーが低く感じ、ええー、キーを変えて歌うの?と不安になったのですが、これは導入部分の付け足されたイントロでした。
すぐに、ちゃんとした「JOKER」が始まりひと安心。
この曲だけでなく、他の曲も、結構「付け足しイントロ」になっているものが多かった感じですね。演奏を色々と工夫している(それでいて、原曲の雰囲気を壊す事のない)のを感じました。
「JOKER」は、NEWアルバムでも冒頭を飾るリード曲で、おそらく一番の自信作。
イントロからストリングスとドラムが気分を盛り上げていく、ライヴを一気に熱くさせるにはうってつけの曲です。
3階席まですぐに総立ちでした。
さや姉が、抱えたエレキギターをかき鳴らす音もしっかり聴こえました。
「♪ 浄化されてく」には背筋ゾクゾク、まさしく浄化されました。

「レインボーローズ」も1stではオープニングを飾った曲で、このオープニング2連チャンには、ライヴを冒頭から一気に盛り上げようという強い狙いを感じました。
ちょっぴりダークな前曲よりも、こちらはよりポップで弾けた感じ。

「どうしてどうして」は、強気な割に傷付きやすい女の子の心情を歌ったロック・ナンバー。
これ聴くと、さや姉の心の奥を覗いてるような気がするんですよね。

次は、ダンサブルなR&B「Wings」
これは、ギターを置いて、踊りながら歌ってほしい、と思っていた曲なので、ギターを外した時は「おっ!」と思いましたが、踊りはしませんでした。
ただ、ステージの端から端まで動いて客席にアピール、表情豊かに歌ってました。

肉食系女子の歌「彼女になりたい」
終盤で「♪ Oh Oh Oh Oh~」のコーラスを、観客に歌わせます。男子、女子、1階、2階、3階などと振り分けながら、会場を温め、一体感を持たせました。

MCを挟んで、ここから僕が一番楽しみにしていたパートに突入です。
まずは、NEWアルバムのラスト・ナンバーで、さや姉の曲の中で1番好きな「蛍」
切実で一途な思いを託したこの曲、一気に緊張感が漂います。
間奏のギター・ソロは、サポート・ギタリストからバトンを受ける形で、2フレーズ目をさや姉がソロを弾きました。
でも、2か所トチりました(笑)。
ただ、結果的に、さや姉のギター・ソロが聴けたのはこの場面だけだったので貴重です。
せっかくのソロ・ライヴなんだから、さや姉のギターをもっとフィーチャーしてもいいんじゃないかと思いましたけど。
それから、この曲は2番での「裏メロ」とか、終盤の「♪ ゆらゆら」とか、コーラスが必要となるわけですが、女性コーラスの人との呼吸がいまいちで、さや姉がちょっと歌いにくそうでした。
といった具合で、大好きな曲だからこそ、その完成度にちょっと不満を持ってしまったりもしました。
まあ、充分カッコ良かったけどね。

「雪恋」から、さや姉はアコギに持ち替えました。この曲以降、エレキは持ちませんでした。
しんしんと降り続ける雪をイメージさせるようなピアノのイントロから、切なくも熱く情感たっぷりに歌ってましたね。

「陸の魚」
陸とは言っていますが、サウンドは深海をイメージさせ、静かな水族館にでもいるような浮遊感があるのが心地良いです。
さや姉の抑えたヴォーカルはとても落ち着き、癒されます。
エンディングの演奏は、CDにはないベース・ソロやヴァイオリン・ソロなどが入り、聴き応えのあるもので迫力がありました。この間にさや姉はステージから去り、お着替えです。

黒と赤を基調とした衣装にチェンジしたさや姉が再登場、イントロのアコギをかき鳴らして始まったのが「喝采」です。
ドスを効かせて、いくらか背伸びをして、女王の貫禄を出さなければならない、やさぐれたロック・ナンバーで、さや姉も気合が入りまくってます。

1stの中で1番好きだった「疑問符」
さや姉のメロディ・メイカーとしての能力の高さを圧倒的に感じる曲です。
これが生で聴けたので、言う事ないですね。
ま、できればイントロとか、一発で心が熱くなる印象的なエレキ・ギターのフレーズは、さや姉自身に弾いてもらいたかったですけど。

ここでMC。
そして、観客を座らせて、リラックスして聴いてほしいと始まったのが「ひといきつきながら」
以前は、なんか字余りで歯切れの悪いフォーク・ソングだなあ、と思って、あまり好きではなかったのですが、だんだんと、その味わいがわかってきました。
たしかに、ひといきつくと言うか、箸休め的に癒される感じで、ほのぼのと温かい気持ちになってきます。
そして、この曲の時に、このホールの音の良さ、音響スタッフの良い仕事っぷりを実感させられました。
さや姉の声が、とても心地良く響いたのです。
なんとも言えぬ、奥行きと広がりのあるエコーがかかって、すごく気持ちが良かった。
最後のハーモニカはさや姉が吹いて。
生で聴いて、とても好きになった曲です。

そして、次はポップでカラフル、ビートリーな「ゆびきり」
バンドのみんなも、演奏してて楽しそうなのが伝わってくるし、こちらもウキウキワクワクと、楽しい気持ちになってきます。

「ヒトコト」
またここから総立ちです。
ほんの少しだけ話をしようよ、というさや姉の切実な思いを明るい曲調で歌います。
結局は「さよなら」なのですが。
演奏にもキレがありましたね。

1stアルバムを盛り上げようと、亀田先生が作ってくれた「スマイル」
これ、そんなに好きではなかったのですが、ライヴだと想像以上に盛り上がりますね。
サビを「♪ Let’s go Let’s go 僕たちは Keep on Keep on スマイルで」と、思わず一緒になって歌ってしまいましたよ。
興奮しました。

そして次は、2ndアルバムを盛り上げようと、今度はさや姉が自分で作った「Let’s go crazy」
ライヴ映えする、アッパーな盛り上げ曲2連発です。
サビの「♪ 誰も邪魔させない(オイ!)この時間(オイ!)」の、オイ!の所は、手を突き上げてジャンプ。
これも楽しかったなあ。

ドリカムのカヴァー「何度でも」
これもすっかり自分のものにした感がありましたね。
初めは、さや姉がドリカム?と違和感があったのですが、ややハスキーで抑えた感が吉田美和にも通じる所がありましたし、いい選曲をしましたね。
「♪ 叫べ~」の所では、お客さん全員で叫んでください、と事前にお願いがあって、みんなして声を張り上げました。

本編ラストは「サードマン」
ずっとそのままで変わらなくていいから、というメッセージを語りかける、温かいバラード。
さや姉がMCでも言ってましたが、「1stは自分の言いたい事を言った感じだけど、2ndは伝えたい事を言った」と、言いたい事と伝えたい事の微妙な違いが、この曲が顕著の様に思われました。
穏やかな気分になって、本編終了。

この時点で、20時50分くらいでした。
帰りの電車に乗るためには、最後までは観られないかなあ、と覚悟をしました。

アンコール1曲目は「夢の声」
心を揺らめかせるピアノ・ソロから始まります。
静かながらも芯の強い意志を感じる曲調です。
抑えて歌う前半から、シャッフル・ビートのサビで一気に解放し、サビ終わりでまた抑えて終わるというのは、歌うの難しそうな感じがします。
サビでは、拳を振り上げて盛り上がりましたね。
サビ終わりの「♪ 夢の声」のシビれる歌い方を生で聴けて感動です。さや姉の声はやっぱいいですね。

次は、いきものがかりの水野さんに作ってもらった「春はもうすぐ」
あまりにもJ-POPの王道バラードとなっていて、遥か昔から歌い継がれている名曲かの様な存在感があります。
そんな曲を堂々と歌っていると、ここはNHKホールの紅白の舞台かのような錯覚を憶えました。

ラストは「メロディ」
たしか、昨年のツアーでもコレが最後だったような気がします。それだけ大事に思っている曲なのかな。
優しく、前向きに明るくライヴを締めたい、そんなところでしょうか。
しかし、1番を歌い終えたところで、僕が帰りの電車に無事に乗るためには会場を出なければならないリミットとした21時15分になってしまいました。
2番を歌い始めると同時に、さや姉はステージから降りて、客席を練り歩いていたので、そんなサプライズもしっかり見届けたかったのですが(より近くで顔が見れるところだったのに!)、残念ながら、会場を後にしました。
まあ、最後の曲を少しでも聴けたから、いいかな。
ほぼ全編観たと言ってもいいでしょう!

小走りで会場を出て、最寄りの駅の入口に着いた時も、耳をすますと、かすかに「メロディ」を歌っているのが聴こえてきて、少し立ち止まってしまいました。

実際は、あと5分くらい観ていても間に合ったかな、という感じはあります。
でも、ギリギリまで粘りすぎて、終演後の人混みに巻き込まれて大渋滞、電車に乗り遅れたなんて事になったら悲惨なので、早目の行動を選択しました。
お蔭で、予定通りに電車に乗れて、新幹線への乗り継ぎもスムーズ。これで良かったのだと思います。
帰りの新幹線の中では、最後まで聴けなかった「メロディ」のメロディが頭の中でずっと鳴っていました。

アイドル絶頂期のさや姉を観れた。仙台まで行って良かった

とにかく、大満足のライヴでした。
不安な事もいくつかあったけれど、ほぼすべて予定通りに事が運んで、とても良い時間を過ごせ、いい経験が出来ました。
興奮もして、盛り上がって、温かい気持ちにもなれた、素晴らしいライヴでした。
わざわざ仙台まで観に行って、本当に良かったです。

さや姉の歌声は、CDで聴くよりも「可愛く」聴こえましたね。
やはりさや姉は、今はまだ現役のアイドルなんだな、と。アイドル感がつい出ちゃってる感じの声でした。

3階席からだと、さや姉の表情を読み取るのは、目の悪い僕にとってはギリギリ。
なんとなく、目や口が見えて、こんな表情なのかなあと、なんとか雰囲気が伝わる感じでした。
本当は、トップ・アイドルの可愛い顔を間近でしっかり拝みたかったのですが、まあ、それは贅沢というところでしょうか。

僕はいつもセットリストは事前に知りたい方ですし、今回は帰りの電車の時間の関係もあるので、どの曲がどの辺りでやるのか、最後の方はなんの曲なのか、全体でどれくらいの時間がかかりそうか、などを把握しておく必要があったので、セットリストはだいたい頭に入れて臨みました。
なので、帰りの時間が迫ってきても、それほど焦らず、「予定通りだ」と思いながらだったので、安心してライヴを楽しむ事が出来ました。
そういう意味では、事前にセットリスト情報が入手できる今の時代はとても便利ですね。

そのセットリストに関してはとても満足で、ほとんど不満はありませんでした。
昨年のツアーでは、アルバム1枚しか出してないので、足りない分はNMBやAKBの曲をやったりしていて、それもまた良かったのですが、やっぱり今回の様に、ライヴをすべて自分のレパートリーで、しかも半分以上自分で作った曲が占めるというセットリストになった事は、これで本当にシンガーソングライターとしてのソロ・ライヴができたという感があって、アイドルとしての実績には決して頼ってない所が良かったです。

なにより、ここはとても良いホールでした。
音も良くて、見やすくて、ゆったりと雰囲気のいい所でした。
今後も、観たいライヴの東京公演がチケット獲れなくて、仙台サンプラザなら観れるというなら、是非また来てもいいなあ、と思いました。
このホールでやるライヴなら、これからも仙台遠征、充分アリですよ。

実は、20年ほど前にも仙台を訪れた事があるのですが、その時の経験は苦い思い出として残ってしまっていたため、なんとかそれを払拭したい、仙台で良い思い出を作りたい、との思いがありました。
今回、そのリベンジを果たす事が出来ました。
前回の事はすっかり忘れるくらい、充分に良い仙台の思い出が出来ました。

このツアーの映像がDVDになりました

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僕が観に行った日のライヴではないですが、このツアーの映像がBlu-ray&DVDになりました。
東京公演の模様です。

生ではライヴの最後まで観れなかったので、このDVDでしっかりと確認できました。

アイドルとしては絶頂期、シンガーソングライターとして走り出したさや姉の姿は貴重なものです。

良い曲ばかりなので、おすすめです!

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