松任谷由実 Live@東京国際フォーラム 2022.3.29 感想

深海の街ツアー

2022年3月29日(火)@東京国際フォーラム

ユーミンのツアー始まってるってさ

昨年秋、ユーミンのツアーが始まっている事を知りました。
どんなセットリストでやってるんだろ...と検索してみたら、ユーミンの曲の中でも1番好きと言ってもいい「雨の街を」をやっている!
他にも「LATE SUMMER LAKE」辺りに惹かれましたが、とにかく「雨の街を」です。この曲を生で聴けるのならと、興味が沸きました。
ただ、基本的にはNEWアルバムのお披露目ツアーなので、NEWアルバム『深海の街』を聴いてないと話にならない。
それで、Spotifyで『深海の街』を聴いてみました。
1回聴いた限りでは...普通かな。
良い感じもするけれど、とりたてて生で聴いてみたいと思わせる曲はありませんでした。
これでちょっと冷静になってしまって。
「雨の街を」1曲のためにわざわざライヴに行くのはどうなのかなあ、と。
そんな微妙な気持ちになってしまったため、今年春の東京公演の先行抽選にはエントリーしませんでした。

このセットリストなら観に行きたい!ユーミンを舐めてた

しかし、少し日が経ってから、またふと気になって、もう1度セットリストを確認。
曲名を見ただけでは、どんな曲なのか思い出せないものも多かったので、それらをSpotifyでチェック。
すると、「グレイス・スリックの肖像」「青い船で」のイントロを聴いただけで鳥肌。
コレ、大好きなやつじゃん!!
「雨の街を」以外にも大好きな曲があったのです。
これらが生で聴けるのか...俄然興味が沸いた中、再び『深海の街』を聴き直してみると、1度目に聴いた時よりも、ずっと良いアルバムに感じました。
という事は、これってすごくいいセットリストで、いいライヴなのでは?
観に行きたい!!

慌てて、チケットの発売情報をチェックすると、この時点で、既に先行抽選は終了してました。
後は一般発売のみ、です。
まあでも、東京公演もたくさんあるし、普通に獲れるでしょ。
3月と4月の公演があるのですが、3月は他に行くライヴがないし、仕事の休みが決定している29日が希望日でした。

そして一般発売日。
直前まで、発売情報はイープラスだけだったのですが、発売開始30分くらい前になって、チケットぴあでも取り扱い情報が出ました。
チケットぴあにするかイープラスにするか迷いながらも繋いでみると、29日公演、数分で売り切れ。
ウソでしょ?
30日の分はまだ残席がある。
29日に行く気マンマンだったので、30日の事は考えてませんでした。
30日のチケットを獲るなら、仕事の休みを申請しないと...どうする?
理想は29日だったので、どうしても踏ん切りがつきませんでした。
そして数分後、30日分も売り切れ。

こんなにあっという間に売り切れてしまうとは。
一般発売で余裕で獲れると思ってたのに。
ユーミンを舐めてました。

買えそうで買えないチケット

その日以降も、諦めきれずに、チケットサイトをこまめに確認してたのですが、一般発売から2日後の深夜、チケットぴあに繋いでみると、「残席あり」の表示に変わってました。
慌てて詳細を見ると、残ってるのは30日と、4月22日の分でした。
残念ながら第1希望の29日分は無し。
でも、もう少し早く確認してたら、もしかしたら29日の分も売ってたのかなあ、と悔やまれました。
それにしても、どうする?
結局、30日にするしかないか。今からなら、仕事の休みの申請しても、なんとか変更してもらえるかもな。
3月のチケットが獲れるんだったら、それで御の字だろう。30日にする事にしました。
ただ、ちょっと問題があって。
今回は電子チケットになるのですが、僕はスマホに買い換えたばかりで、まだチケットぴあの電話番号登録を自宅番号から携帯番号に変えてなかったのでした。
登録番号が違うと、電子チケット購入はマズイ事になるのでは?
そう思って、そこから電話番号変更の手続きを。
確認のショートメッセージが届いたりなんだり、ちょこちょこと時間がかかったのですが、深夜なので、まあ慌てる必要もないだろうとのんびりやってました。
そうして手続きが完了し、いざ30日のチケットを買おうとしたのですが、途中でエラー画面になってしまうのです。
なんで?なんで?
色々とやり直して、ようやく繋がったと思ったら、30日分、売り切れ。
ウソでしょー!!
深夜だから(2時頃だった)、他に買う人もいないだろうと思い込んで、のんびりやってたら売り切れてしまった!あああ!!
この時、4月22日分はまだ売っていたのですが、4月は既に他にライヴに行く予定があり、それ以上の休みの申請をするのは忍びなく、しかも日程がたてこんでいるので、都合が良くないのです。
だから、4月分は獲りたくなかった。3月が良かったんだ。
とにかく、目の前のチャンスに手を伸ばすのが遅かった。のんびりしていた自分の大失態、でした。

諦めきれず...「公式トレード」を発見

そんな後悔の念で一杯になりながらも、諦めきれなくて。
今回、チケットサイトを色々見てた時に、どこかで、「公式トレード」の情報があったのを憶えていたのです。
チケット購入後、都合が悪くなって手放したい人と、買いたい人とをマッチングするという話がどこかに書いてあった。
ローチケだったかなと思って調べてみるも、そんな情報はなく。
チケットぴあもイープラスも調べてみましたが、ありません。
どこかに、どこかにあったはず...と隈なく探していったら、今回のユーミンのライヴの電子チケットは、チケットぴあだろうとイープラスだろうと、チケプラという所で一括管理しているという事が分かり、そのチケプラへのリンクを辿っていったら、チケプラTradeという所に辿り着いたのです。
これだ!!

チケプラTradeでは、希望日にエントリーしておけば、出品枚数分が毎日12時に抽選が行われ、それに外れたとしても、自動的にエントリーは続き、毎日の抽選に参加でき、チケットが獲れるまで、もしくは公演日直前の期限切れになるまでチャンスは続くというシステムになっていました。
これだ。
これならチャンスがあるのでは?

数日たって、希望の3月29日公演のトレード受け付け日になったので、早速申し込んでみました。
初めてなのではっきりとはわからなかったのですが、出品は10枚以上あるらしい。
ホントかな...と思いつつも、これはチャンスである事は間違いない。
願いました。
獲れますように!

毎日抽選なので、次の日には、早速結果がわかります。
無事、当選!
やったあ、エントリー初日で、第1希望だった29日のチケットを獲る事が出来ました。
このチケプラTradeってシステム、まだあまり知られてないのかな...あまりにも簡単に事が進んだので、そんな思いもありますが、とにもかくにも獲れました。
第1希望です。
今思えば、30日のチケットをもたもたして獲り損なったのも、逆に良かったわけです。
これは公式サイトのトレードですし、今後またチケプラが関わる電子チケットの時には、チケプラTradeというのがあるのは憶えておきましょう。おススメです。

ライヴ当日、自分の席を確認して驚き

ライヴ当日。
こんなご時世なので、ライヴが中止になりやしないかという不安に怯えながらも、なんとか当日まで来ました。
無事にライヴは行われそうです。
今回の電子チケットでは、座席番号は当日の12時にならないとわからないシステムになっているので、気持ちはフラット。
慌ててもどうにもならないので、確認するのは会場に着いてからでいいやと割り切りました。
会場に着いたのは17時40分頃。
会場外のベンチにて、おにぎりを食べてから、座席の確認。
せめて、1階席でありますように。
R2扉1階6列36番。
2という数字が目に飛び込んできたので、2階かよ!と一瞬思ったのですが、よく見るとR2扉。
で、1階席!
良かったあ...と思って、よく見ると、なんと6列目。
6列目??
かなり前の席じゃないか。
こんな、ファンクラブ優先でもない、先行抽選でもない、一般発売でもない、トレードで買ったようなチケットなのに、6列目??
36番とあったので、さすがにこれは端っこの方なんだろうと思ってたら、そこは5000人入る国際フォーラム。横の座席は70番くらいまであって、その36番ですから、ほとんど真ん中なのでした。

こんな、前方の真ん中の席...。
実際に席に座ってみて、その近さにビビりました。
こんなに良い席は、今まで経験した事がなかったと思います。僕のライヴ経験の中で、1番と言っていい席です。
信じられませんでした。
こんな優遇されちゃっていいの?
思えば、前回ユーミンを観た時も、スタンド席ではなく、アリーナで良い席でした。
ユーミンとは相性がいいのかもしれません。
こういう、座席の配分はどうやって決まるのか謎ですが、とにかく今回はラッキーでした。

ライヴ始まる

開演時間の18時30分を6分ほど過ぎ、ライヴは始まりました。

01. 翳りゆく部屋
02. グレイス・スリックの肖像
03. 1920
04. ノートルダム
05. 深海の街
06. カンナ8号線
07. ずっとそばに
08. What to do? waa woo
09. 知らないどうし
10. あなたと私と
11. REBORN ~太陽よ止まって
12. 散りてなお
13. 雨の街を
14. ひこうき雲
15. NIKE ~The goddess of victory
16. LATE SUMMER LAKE
17. Hello, my friend
18. ANNIVERSARY
19. 水の影
(Encore 1)
20. 青い船で
21. 空と海の輝きに向けて
(Encore 2)
22. 二人のパイレーツ


「翳りゆく部屋」
パイプオルガンの音が教会に響き渡るように始まるこの曲。
ユーミンが歌い始めた時の感想は「声、低っ」。
えらくドスが効いた感じでビックリでした。清廉なコーラス隊とのギャップもあって特に。
とにかく、荘厳な幕開けです。

前曲が終わった瞬間、間髪入れずに重厚なピアノのイントロで始まってシビレた「グレイス・スリックの肖像」
僕にとって最初のお楽しみです。
じっとりと、重たい世界観がたまらない。
ただ、サビをファルセットで歌ってて。
サビで一気に解放されるように歌い上げるのが好きなのに、ファルセットで誤魔化されてしまいました。今は、張り上げるような歌い方は出来ないのかな。
ちょっと残念でした。

ここで、ユーミンによるモノローグ。
『深海の街』というコンセプトを強く打ち出す演出で、雰囲気を作り出します。
このようなモノローグは、この後もちょいちょい披露されます。

「1920」
「ノートルダム」
「深海の街」
NEWアルバム『深海の街』からのこの3曲は、コンセプトが繋がっていて、このアルバムに込められたメッセージが特に凝縮されている3曲。
これらをまとめて披露する事は自然な事でした。
スクリーンに映し出された映像をバックに歌うユーミンの世界観は圧倒的で、ドラマ性に溢れたもので、見応えがありました。カッコ良かったです。

「カンナ8号線」は、前回観た45周年ツアーの時と同じく、行進曲のようなリズムのアレンジになってて。
行進曲にして盛り上げようという意図なんだろうけど、原曲のアレンジが好きな僕にとっては、いささか萎えてしまいます。大好きな曲だけに尚更。
でも、中盤からのギター・ソロ、サックス・ソロ、そしてギターとサックスの交わりには興奮しましたね。

「ずっとそばに」
ほのぼのとしていて、ユーミンの母性溢れる曲。

ここから『深海の街』収録曲が続くので、眠くなるならこの辺りが心配だよなあと思ってたら、本当に眠くなってしまった!
ここからは眠気と格闘しながらの感想になります。

「What to do? waa woo」
コーラス・パートが重要で印象的。

「知らないどうし」
イントロのリフがShocking Blueの「Venus」に似ている曲。
ゆったりとしたリズムではあるけれど、ラテンな感じもして、体が疼きます。

「あなたと私と」
陽だまりの中で聴いているような、優しいユーミンです。

「REBORN ~太陽よ止まって」
前半の怪しい雰囲気から一転するのがこの曲。
サビのメロディ展開が好きです。
そして、最後の「♪ ボンボンボンボボンボンボ、リボボン」が印象的。

「散りてなお」
手嶌葵でこの曲を知りましたが、ユーミンが歌うとまた別の味わい。
オリエンタルな感じで、好きな曲です。
儚げに舞う、今の桜の季節にピッタリだと思いましたし、今のユーミンが歌うからこそ説得力が増す曲なのではないかと。

1番のお目当てだった「雨の街を」が始まりました。
でも、眠気は収まらず、ちょっと気を緩ませると意識を失う。
はっ!大好きな「雨の街を」をやってるのに!
ただ、心配してた通り、ユーミンの声が、ね。
何十回も聴いてた荒井由実時代のこの曲は、ユーミンが10代の頃で、若く、なんとも儚げで切なくなるヴォーカルに惹かれていたのでした。
なので、今やすっかりおばちゃんとなったユーミンの声は、原曲とはかなり印象が違って、ああ、大好きで良い曲なんだけれど、大好きなだけに、僕が求めていたものとは違うんだよなあ、との気持ちが拭えず、眠気を吹っ飛ばすほどのものではありませんでした。
これじゃあ、半分眠っててもいいか、なんて諦めモードに。

「ひこうき雲」
この曲もユーミン10代の頃の作品ですが、「雨の街を」と違って、こちらはずっと歌い続けてきた印象なので、最近のユーミンの声によるものも耳にしていたので、「雨の街を」ほどの違和感や残念感はなく、普通に楽しめました。
むしろ、今のユーミンだからこその説得力がありましたね。

「NIKE ~The goddess of victory」
グルーヴ感あって、ダンサブルな曲。
これも間奏でギター・ソロとサックス・ソロがあるのでカッコ良かったですね。

「LATE SUMMER LAKE」が始まるや否や、爆発音。
そして、観客も総立ちに。僕も目が覚めました。
今回のセットリストの中では1番のロック曲で、盛り上がりました。
サビの「♪ 君にとても会いたいよ」の所は拳を振り上げたかったです。

「Hello, my friend」
ユーミンの代表曲の1つ。これも好きな曲ですね。切ないメロディなんだけど、どこか温かく希望を感じるという。

「ANNIVERSARY」
「♪ あなたを信じてる」と、強い信念を持った女性の歌のように思えるバラード。

「水の影」
どこか寂しい感じがする曲。
原曲では、間奏はバイオリン・ソロだったと思いますが、今回はフルート・ソロでした。
終盤はゴージャスな演奏になっていって幕。

ライヴ本編の最後の方はノリのいい曲で盛り上げて終わり、というアーティストの方が多いと思うのですが、ユーミンはバラード3連発で宥めて終わり。独特でした。

アンコール、まずは「青い船で」
僕にとっての最後のお楽しみがコレでした。
アレンジが80年代のドラマとか、角川映画を思い出させるような音色で、「Woman ~Wの悲劇より」を彷彿とさせる、スケールの大きな曲で大好きなのです。
まあ、80年代色の強い原曲に比べると、今風にアップデートされた感はあって、そこはライヴならではのアレンジでしたが、圧倒されました。

ここでメンバー紹介。
僕が知っている限りでは、キーボードの武部聡志さん。
そしてドラムは元レベッカで、佐野元春のバンドのメンバーでもあった小田原豊さん。
その他はギター、ベースに、コーラスが3人。
コーラス隊は曲によってはサックス&フルート担当、パーカッション担当、ギター担当と、ただコーラスをやってるだけではないので忙しそうでした。

「空と海の輝きに向けて」
タイトルの印象に引っ張られているとは思うのですが、水面に太陽の光がキラキラと反射しているイメージが浮かびます。
終盤はコーラス隊との絡みがスリリング。

このライヴでは、MCはほとんど無くて、曲の間にモノローグを挟んだりする場面が多々あって、かなりコンセプチュアルな演出になってました。
余計なお喋りで世界観を壊さない、みたいな。
なので、フリートーク的なMCがあったのは、最後の最後、ここだけでしたね。

「二人のパイレーツ」
武部さんのピアノ伴奏により、切々と歌うユーミン。
このコンセプチュアルなライヴにおいて、この曲を最後に持ってきたのにはとても大きな意味があるように思いました。
とてもシンプルでしたが、良かったです。

たとえば、数日前に行われた神奈川公演における「海を見ていた午後」のように、ご当地ソングがあれば、会場によってはトリプル・アンコールが披露されてるらしいのですが、東京では特に無く、ここで終わってしまいました。

終了は20時35分。
丁度2時間のライヴでした。

豪華なセット。ユーミンの底力を感じるも、なんか違う感も

まず、『深海の街』のコンセプトを表した舞台セットが作り込んでて豪華。
古びた潜水艦の操縦室の中のような世界観。
セーラー服を着たバンド・メンバー。
最近のライヴにしては、セットにお金をかけているなあと思いました。
さすがユーミン。こだわりを感じます。

とにかく、今回は『深海の街』というコンセプトがはっきりとしていた事。
NEWアルバムの曲が多く採り上げられていたのはもちろんの事ですが、昔の曲でも、「雨」「LAKE」「水」「船」「海」「パイレーツ」など、タイトルからしてモロに水に関連する曲が選ばれていたり。
曲調とか、曲の繋がりを重んじた構成になっていて、統一した世界観を出すために、考えられているなあという印象でした。

ライヴに参加するにあたって、Spotifyでセットリスト通りのプレイリストを作って聴いてたのですが、NEWアルバムの曲の次に、荒井由実時代の曲が来ると、その声にギャップがあるのは気付いてました。ほとんど別人じゃないか、と。
それが、ライヴだとどう感じるのか、不安ではあったのですが。
で、実際にライヴを体験してみると、45周年ツアーの時はほとんど気にならなかったのですが、今回はユーミンの声が予想以上におばちゃんで、昔の曲の高音は出ないからファルセットで歌うなどしてて、ヴォーカル力の劣化が目立ち、残念でした。
最近の曲は大丈夫なんだけれど、昔の曲を歌うと...特に好きな曲の場合は「なんか違う」感があって、不安が的中した形になってしまいました。
80年代までのユーミンの生歌を聴いてみたかったなあと強く思ってしまったのでした。

ユーミンはピアノを弾く事もなく、ヴォーカルに専念。
とは言っても、曲によっては激しく踊るし、ステージの右へ左へ、セットの階段を昇り降り、と激しく動き回ってて大変。
そして、決める所はバシッと決めのポーズ。
ローブをまとっていたり、豪華な衣装も相まって物凄い風格のある姿でした。
そこは、70歳近い女性という事を考えると、すごい事だなあと思いました。
さすが、時代を牽引してきたユーミンの底力を感じました。

ただ、ユーミンのピアノの弾き語りも聴きたかったのが正直なところです。


最後にひとつ。
呆れたのが、感染症対策として、ライヴ中に、観客にフェイスシールドを装着させた事です。
フェイスシールドなんか、意味ありますか?
みんな、マスクしてるんですよ。僕なんかメガネかけてますよ。そのうえ、さらにフェイスシールドをしろと。
フェイスシールドって、正面から飛んできた飛沫をブロックする意味合いのものですよね?
でも、観客はみんな、ステージの方を向いていて、正面に向かい合わせになってる人なんていないわけですよ。
歌っているユーミンの飛沫が飛んでくる?
そんなの1列目の人にだってほとんど届かないでしょう。
観客の正面から飛沫が飛んでくるという場面なんてあるわけないんです。
自分の飛沫が飛ぶのを防ぐ?
いやいや、みんなマスクしてるし、ライヴ中、声を出してる人なんてほとんどいません。みんな黙って観てました。
エアロゾルが漂ってる?
そんなもん、フェイスシールドなんか、横と下がガラ空きです。防げません。
そんなフェイスシールド、誰の何から誰の何を守るというのですか?
まったく意味が分かりません。
誰が決めたかわかりませんが、感染症対策をやってる感を出してるだけの無意味なものです。そんなものに経費かけて、観客に負担を強いて。
そのわかって無さに腹が立ちましたね。
僕は、こんなもん意味ないと思って、ライヴ中、膝の上に装着してました。

このツアーの映像がDVDになりました

僕が観に行った日のものではないですが、このツアーの映像がBlu-ray&DVDで出ています。
豪華なセット、衣装など、コンセプトに沿って作り込まれたライヴの様子がわかります。
眠気と戦っていて、存分に楽しめなかった僕にとっても最適な作品です。
現在のユーミンのパフォーマンスを確認してみませんか?

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